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マジシャン
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マジシャンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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推理小説であると同時に社会派小説でもあり時事小説でもあります。お金が倍に増える詐欺のからくりは、マジシャンのタネと仕掛け。古畑かコロンボを彷佛とさせるベテラン刑事と科捜研の新米女性刑事、15歳の天才少女マジシャンがその謎に挑みます。 資本主義にして搾取社会。勝ち組と負け組がいる。誰でも勝ち組に加わりたい、トリックこそが勝ち組に加わるための武器であり知恵。そんなふうに主張する詐欺師の言葉が胸にズシンときます。なんとつい先日の、石原都知事の娘を騙って9億円を集めて自殺した、例の女社長の話までも出てきます(いつ書かれたのか!?) 不況で詐欺が横行するなか、全国民必読の書!と言えるんじゃないでしょうか。 | ||||
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サスペンスや推理ものでありながら、まるでワンダーランドで遊んだかのような一日が過ごせました。主人公の舛城徹刑事の乱暴だけど優しい人格、実直で努力家の里見沙希ちゃんとともに勝負を繰り広げるたび胸が高まります。トリックについてもすごく深く学べて面白かったです。 | ||||
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詐欺師の金儲けにマジックのタネが利用されるという、意表を突いた発想にまず脱帽。私もマジックを少しはやるのだが、この本に書かれているマジック業界や、過去に起きた事件、テクニックや人間関係など、実に正確。推理小説に出てくる手品師は、たいてい有り得ないマジックをいきなり演じたり、密室など完全犯罪のトリックで探偵に挑戦したりするものだが、そんなわけはない。この本にあるように、マジシャンはトリックをショップで買って演じるにすぎないのだ。純粋に映像でも見てみたいと思わせるスピーディーな展開の傑作だった。 | ||||
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「カネが倍に増える」と証言しながら懐を肥やす自営業者たちが続出、複雑なトリックの絡んだ詐欺事件と見た捜査二課の刑事・舛城徹が、見習いマジシャンの少女・里見沙希と出会ったとき、事件は二転三転、意外な展開を迎える……。まさに息詰まる面白さ。マジックと詐欺という、共通点がありそうななさそうな二つの素材を巧みに結びつけ、従来にない傑作ミステリと成り得たと思う。トリックは一つや二つではない、まさに全編にわたって巧妙かつ絶妙なトリックのオンパレード。そこに描かれる刑事と少女の友情、そして天才詐欺師との葛藤など、すべてが素晴らしい。買ってすぐ一気読み、だれるところはまったくなかった。本格ミステリと、社会派サスペンスのミックスがこんなにうまくいった例もめずらしいと思う。 | ||||
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この著者の「催眠」「千里眼」とはがらりと変わって、とても身近で現実的ながら、意外性に富んだプロット。刑事とマジシャン少女と詐欺師というアンサブルが織り成す深いストーリー。どれをとっても秀逸です。読み始めたら、本当に止まらなかった! | ||||
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