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マジシャン



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マジシャンの評価: 4.09/5点 レビュー 45件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.09pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 21~40 2/3ページ
No.25:
(5pt)

素晴らしい。愛があるマジック小説

この小説が、マジックに対する愛情に欠けているなどと思うのは、アマチュア奇術愛好家だけでしょう。私はプロを目指して何年かやりましたが、この小説ほどあの「芸能界のなかでも特異かつ、ある意味でとても惨めな職業」をうまく正しく表現している小説はほかにありません。一般の人には、文章を通じて違うタネ(のあり方)を想像してしまうよう工夫されてもいます。少女の成長物語として、ヒューマンな物語として、そしてコンゲーム小説として、一流です。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.24:
(3pt)

変幻自在の松岡マジック

マジックと娯楽小説は非常に相性が良いことを改めて実感。泡坂妻夫氏など本職マジシャンで、なおかつマジックをモチーフに書かれる作家もおられますが、エンターテイメントに限れば、やはり松岡氏の右に出る者はいないようです。マジックを悪用した詐欺の現実性を考えながら、非常に興味深く読むことができました。黒幕の真意にいまひとつ共感できないのと、主人公に岬美由紀ほどのカリスマ性が無かったのが残念ですが、十分楽しめます。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
4093861080
No.23:
(5pt)

時間を忘れて入り込む!

この小説を読んでマジックが趣味になりました。自分の人生を変えてくれた名著といっても過言ではありません。マジックを詐欺に利用する悪者をこれまたマジックで退治する、っていう話ですが、ドラマの「トリック」同様、時間を忘れて入り込んでしまいました。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.22:
(5pt)

マジシャンと詐欺師の頭脳戦

コンゲーム仕立てで刑事・少女マジシャンのコンビが詐欺師の企みを打ち破っていく警察小説風な話。マジックの業界話も金融の内情も非常に正確。
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No.21:
(5pt)

マジックを題材にした傑作ミステリー

 推理小説の世界では、マジシャンはいつも完全犯罪を目指す頭のいい人間として描かれてますが、実際にはトリックはマジックショップで買ってくるだけだし、トリックのパターンもいくつかに分類されるし、プロマジシャンの業界も儲からないし・・・という現実に即した描写のなかで展開される「奇術師VS詐欺師」の物語。刑事と少女の関係もレオンっぽくって上品だし、次々と出てくるマジックの応用業の詐欺トリックのアイディアも興奮させてくれる。殺人が一件も起きないし読後感も爽快。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.20:
(3pt)

無理があるような

 マジックのネタがわかっただけで,どこにでもある少女の成長物語に過ぎなかった。お金が増えるトリックやクリーニング屋のトリックにしても,マジックをこじつけただけで無理があると思った。最後の犯人にしても,そのままで全く裏切ってくれなかった。
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No.19:
(4pt)

この作者ならでは……仕掛け玩具みたいな一作!

 詐欺師対奇術師対決。小説のジャンルの一つにコンゲーム小説というのがあって、それは詐欺をネタにした小説であり、海の向こうではロス・トーマスあたりが得意としていた。映画ではまさにジョージ・ロイ・ヒルの作品『スティング』がコンゲームの本家みたいなものだった。 ただしコンゲームというのは詐欺そのものをネタにするのではなくて、騙し合いだとか裏のかき合いによって相手を陥れてゆくタッチの小説であり、必ずどんでん返しがなければならない。フリーマントルなどもこれに近い作りをしている作品が多い。 日本ではコンゲーム小説というのはあんまりないのだけれど、真保裕一『奪取』などは偽札作りを材料にしながらも、コンゲームの楽しさを満載した作品としての傑作であったと思う。私も他にあまり記憶にない。特に日本では。要するにコンゲーム小説を作るというのは結構大変なことなのだ。だから実際にはあまり出回っていない。 さて、だからこの本『マジシャン』がコンゲーム小説なのかと言うと、そうではない。何せ詐欺そのものと真っ向から対決してゆく捜査官たちの物語だからだ。捜査官の方は騙すのではなく、詐欺やマジックを学びながら真相に迫ってゆくからだ。犯人側は記述を悪用した詐欺犯グループ。だから言ってみれば逆コンゲーム小説。どんな手口で犯人たちは詐欺を実行しているのか? その謎を解いてゆく物語なのである。 こういう小説外ネタモノ、薀蓄モノ、舞台裏モノを書かせると右に出る人がいないのがこの作家。怪しげな題材を一般読者に展開して見せる大道芸人マイメとでも言おうか、その芸風、いや作風は娯楽小説界にあってなかなか変り種でもあると思う。本書は久々に千里眼シリーズ(さすがに催眠シリーズとともにマンネリ化しつつある)から離れた独立作とあって、それだけこちらも構えることなく(と言っていつも構えたくなる仕掛けいっぱいの作家であることは間違いないのだが)楽しく読むことができた作品なのである。また、それ以上に、マジックのネタに興味がいくつも展開されることだけでもけっこう興味を引きつけられる。 現代の生んだあまりジャンル所属のはっきりしない、鬼子的な作家であり、自身もかなりのオープンな娯楽人であるのだと思う。どの作品もある意味玩具のように他愛もなく、理屈抜きに何故か楽しい。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.18:
(4pt)

Magician・・・

楽しく読むことができるという点では十分及第点。娯楽という意味でのコストパフォーマンスは納得。本のデザインと素晴らしいコントラストをなす帯が一番のMagic。「二転三転四転五転」の文字が購買意欲を掻き立てますが、過度な期待は禁物。人の心理の描写は流石に見事。しかし奇術のトリックに頼りすぎ、小説の構成自体のトリックは今ひとつ力不足。詐欺は芸術でなければなりません。技術的なトリックより心理的なトリックでの演出が不足。光文社から出版されている「詐欺師入門」レベルのトリックでの小説が読みたかった。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.17:
(4pt)

おもしろいけど

たしかによく考えられた小説であると思うけど、2転3転4転5転ってほどのではなくラストも読んでるうちにわかってたことって感じだった。 ただ文章が読みやすく読んでいてだるくなることは一度もなかった。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.16:
(2pt)

どうして?

何故か、評判が良く、エンターテーメントのお手本のような書評をみかけますが、マジックを応用した手口の面白さを除けば、今いちだと思います。ネタ的にも、コンピュータ系の部分は、おいおい、それは無いだろ、ってレベルですし、何はさておき、意外性を出すためだけにひっくり返してみせたようなラストは、いただけません。題材的には、面白く、断片的には、ほ~、って思わせる部分もあるだけに、残念なのですが、催眠の作者さんというネームバリューを落としてしまったら、星2つくらいが、妥当なレベルって気がします。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.15:
(1pt)

大絶賛だけど・・・

カバーに二転三転四転五転などと書いてあるので、面白そうだと買ったがはっきりいってがっかりした。どこにストーリーのどんでん返しがあるのかわからなかった。ストーリーとしても特に魅力あるものではなかったし、やはり松岡さんの著書は、昔の方が面白かった。社会派サスペンスなどといっているが、千里眼の瞳以来、そういう傾向へと無理やり押し流され(そういう意味で、千里眼の瞳が延期されたような気もする。)、本来の松岡ワールドが失われてしまった感じがする。とても残念だ。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.14:
(5pt)

ザッツ・エンターテイメント

 だますことで人を苦しめカネを奪う詐欺師と、だますことで人を喜ばせる奇術師の技の応酬を軸に、不況下の日本を襲う未曾有の経済破綻の危機をからませながら、謎を次々と解き明かしていく社会派ミステリー。それがけれんみだけで終わらず、現職の刑事に詐欺として成立することを保証されたリアリティは、読む者を唸らせる。個性的なキャラクターたちの描写が読者にワクワクドキドキ感と感動をもたらす。小説の世界のザッツエンターテイメントと言える。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.13:
(5pt)

これはびっくり。ミステリーを読む楽しさ満載の書

ひさびさに面白い読書の時間を過ごせました。面白さで言えば、今まで読んだミステリーの中で最高かもしれません。詐欺師とマジシャンの手口をぶつかり合わせることで、小気味よくトリックと推理の波状効果を生むことに成功しています。終盤の逆転劇が結構、思わず膝を打たせてくれます。
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No.12:
(5pt)

面白い。

 何と言っても、新本格や社会派の枠組みに収まらないオリジナリティ溢れるアイディア、プロットが唸らせる。詐欺に利用されるマジック(奇術)の講釈が見事で、事実に即している。そして、詐欺と知能犯罪の世界、マジシャンの業界ともに、よく取材してあり現実的に描かれている。 舛城刑事が言う「窓の明かりも街灯もない道をヘッドライトもつけずに疾走して…」などのいくつかの引っかけ問題は、実際に知能犯犯罪課の刑事が尋問で使う手。そういう所もよく書いてある。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.11:
(5pt)

充実した内容

 とにかく息もつかせないほどの謎と謎解きの絶妙なタイミングとテンポ、まるでこれは小説で読むマジックショーです。詐欺師がマジシャンの知恵を手にしたら何をしでかすか、たっぷり教えられました。闇金融のブラックリストのトリックなんかは、背筋が寒くなるような思いです(自分だったら確実にだまされてます)。不況で続発する詐欺事件、ハイテク金融犯罪と、マジックの内輪話の織り成す極上の協奏曲、純粋に読書でエンターティメントを楽しみたい人は絶対にお薦めです。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.10:
(5pt)

この小説こそミステリーの年間ベストでは?

昨今のハードカバー推理小説は社会派・人間小説に傾倒しすぎの感があって、プロットやトリックの妙を楽しむ娯楽性が薄れてきている。半面、ノベルス中心の本格派小説も、トリックのアイディアが枯渇ぎみでマンネリズムに侵され意外性が欠如している。ところが、この小説はすごかった。目を奪う意外性に満ちたトリックが次から次へと惜しみなく登場するとともに、ヒューマンドラマも充実している。楽しい読書の時間をありがとう!と言いたい。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.9:
(5pt)

最後まで圧倒される

 1ページ目の1行目から、ハマる仕掛けが目白押しで、ぐいぐい引きつけられました。日本の小説をあまり読まない私でも飽きることがないばかりか、片時も目を離せないといった感じで最後まで一気に読まされてしまいました。こんな事は初めてです。私の中では、ハリーポッターかマジシャンかというぐらいまで圧倒されました。最後も痛快です。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.8:
(5pt)

魔法の杖の前で…

ある日ふと現れた人に「あなたのお金を倍にしてあげますよ」なんて言われたら、そりゃ断わるでしょう。やばいことに関わりあいたくないですもんね。でも、その人がお金に手も触れないまま、魔法の杖をひと振りしただけで、お金が倍に膨れ上がったとしたら……その人を拒絶できるでしょうか。なんか、ファンタジー小説みたいに思えますが、これがすべて現実に根ざした社会派ミステリーだというところが面白いです。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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No.7:
(5pt)

本格好きの人にも!

最近、本格以外の小説はストーリーも平凡で意外性に欠けていると思ってましたが、これは別格ですね。トリックの種類もプロットへの生かし方も、意外性に富んでいて間違いなく楽しめる本です。映画かドラマになったら、それもきっと楽しめるものになると思います。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
4093861080
No.6:
(5pt)

娯楽小説のお手本

お金が倍増するという奇妙な事件から国際規模の金融破綻を狙うハイテク犯罪まで、息もつかせぬノンストップミステリーの連続。新宿大手町池袋と都内を駆け回り、いかにも身近で起きている一大事という感じ。舛城刑事と科捜研の女捜査員恵子、初級マジシャンの里見沙希という少女の三人が詐欺師の仕掛けた罠を次々看破していく爽快さ。娯楽小説のお手本のような作品です。
マジシャンAmazon書評・レビュー:マジシャンより
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