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孤虫症



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【この小説が収録されている参考書籍】
孤虫症
孤虫症 (講談社文庫)

孤虫症の評価: 3.78/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全31件 21~31 2/2ページ
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No.11:
(5pt)

虫無視無私

気持ち悪い内容なのに良い意味で騙されて気持ちいい作品です 過激な描写がかなりありますが是非読んでいただきたい作品です
孤虫症Amazon書評・レビュー:孤虫症より
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No.10:
(4pt)

イライラ・ゾワゾワするから読んでみて

3章からなるお話。1章の主人公は、平凡な主婦である麻美。この麻美の一人称語りが読んでいて、中々イライラさせてくれる。高級マンションに住み、頭の良い娘に気をつかい一流企業に勤める夫との3人家族。自分で自分を「中々の人生の勝ち組」だと言いながらも1週間に、3人の男とセックスをすることを決めている女。だけど、何処かがおかしい。何かがおかしいのが、わからないから読んでいて気持ち悪い。第2章からは、麻美の妹の視点での話。脇にいた妹が軸になり、そこからストーリーは思いがけない方向へと繋がって行く。第3章では、妹と麻美の夫である義兄が軸になる。ここで又、展開が変化して行く。全体的に「虫」というものがネックになっていてそこに色々な人間の感情が混ざり本当に、気分が悪くなるような話である。だけど、何故かイライラしながらも読み進んでしまう。胸に澱のようなものがつっかえているような気分なのに不思議に読むのをやめられない。この気持ちの悪さが何なのか、読み終わった後もわからないけど一つ思うのは、この本の核である寄生虫よりも人間に嫉妬や妬み、そねみ…そういう物の方がずっと奥深くて怖い。デビュー作だということで、文章の拙さや展開の強引さ、エロ・グロで悪趣味…など突っ込み所は色々あれど、読み終えると以外と印象深い作品になった。こういう本は、レビューに困る。自分でも何が言いたいのかわからない(笑”面白かった?”と人に聞かれたら、正直「否」なのだけど”イライラ・ゾワゾワするから読んでみて”とススメてみたい、不思議な本である。
孤虫症Amazon書評・レビュー:孤虫症より
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No.9:
(5pt)

人間関係に潜む『虫』

綺麗なコスモスのカバーですが、中味はかなりキモい!
謎の寄生虫に蝕まれた人々の話ですが、あまりにリアルすぎて、お腹がいたくなる。
しかし、一番キモいのは、その人間関係。
仲良さそうな親子、姉妹、近所の奥さん。
でも、その裏側は嫉妬と猜疑心がとぐろを巻いている…。
その黒い感情こそが、寄生虫そのものなのかもしれない。
冒頭はホラー、中盤からミステリ的な展開で、とにかく一気読みでした。
孤虫症 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:孤虫症 (講談社文庫)より
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No.8:
(5pt)

この「やられた!」感は、かなり気持ちいい。

ひとつ、ひとつの事件の関連性、
女の壊れ具合
ラストへ向けての展開。
久々に「やられた!!」って思った。
登場人物の女、全員がなんかセックスに異様に執着してるので
世の中の妙齢の女性は、実はみんなそうなの?って
若干、疎外感を感じたけど。
そのセックスへの執着も病的で
周りが見えなくなっていく様も病的で
周り自体も病的で
この「やられた!」感は、かなり気持ちいい。
詳しく書けないのですよ。ああ歯がゆい。
話は、暗いです。鬱々してます。
オススメです。
孤虫症Amazon書評・レビュー:孤虫症より
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No.7:
(4pt)

程よい薄味

スピード感ある展開、分かり易い気持ち悪さ(体の中を表面を、ウニョ~っとした虫に侵される)、しつこすぎない性描写。一気にサラサラサラッと読めた。ホラー系と言うよりは、心理サスペンスに近い(と思う)。容易に「濃く」なり過ぎる要素を持つ材料を、程よく薄味にした上で、満足感はちゃんと与えてくれた感じ。
孤虫症Amazon書評・レビュー:孤虫症より
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No.6:
(5pt)

カリカリカリカリカリカリかりかり・・・ぎゃーーーーー!!!!!

自分の体にもし虫が住みついているとしたらあなたはどう感じるでしょう?たぶん想像を絶する程の嗚咽感、疲労感にさいなまれるでしょう。考えただけで気味が悪いのに、この本を読むにつれてそれは確実にその糧を超えた物になっていきます。あるマンションで体中に紫色の瘤(こぶ)ができる奇病が大発生。発症の原因は?感染経路は?行方不明の主婦の行方は?周辺地域に残るある噂とは?25年前に起った事件とは?そして・・・、この事件の真相とは?様々な人々の思惑が行き交い、人間関係の表側と裏側を著者の真梨幸子さんは見事に著(あらわ)しています。今後の活躍が期待されます。僕的にこの本の魅力は、まず1つに完膚(かんぷ)なきまでの気持ち悪さに対する執着だと思います。実際読んでみれば分かりますが、活字でここまで気持ち悪さが伝わってきたのは正直初めてでした(まだ読んだ本が少ないからかも知れませんが・・・)。その為、気持ち悪すぎて想像が勝手に膨らんでしまうのです。でも、この感じは1度味わったら止められません。癖になってしまったようです。そして、魅力の2つ目はストーリーと登場人物にあると思います。1つ目で述べた通り“気持ち悪さ”が全面に押し出されている作品なので意外に他の事柄を見落としがちですが、この作品はストーリーがしっかりしていて、かつそれに登場人物1人1人の思想が本当に良く調和されていると思うんです。だから最後まで楽しみながら読めたんだと思います。最近、ミステリーを中心に読んでいる僕ですが、今回この本に出会えて本当に良かったと思います(自分的にはミステリー部門でTOP10に入ります、今現在)。もし、ミステリーものに興味おありの方お薦めしますよ。
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No.5:
(5pt)

注意〓虫にやられるぞ!

嫌悪すら感じるグロい記述、混乱を誘導する視点変化の罠。親子、姉妹、夫婦、不倫、近所付き合い。人間関係に入り込む虫に、性がオーバーラップする。読後、君は、きっと首筋に手を這わせるはずだ。
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No.4:
(4pt)

途中で何度もやめようと思った

感情移入できないろくでもない登場人物たち、気持ち悪い描写の数々、いらいらして、むずむずして、何度も読むのをやめようと思った。こんな話を書く作者を嫌悪したりもした。でも、最後まで読んでしまった。読んだあとは、不思議と嫌悪感は残らなかった。不思議な作品だなーということ、最後まで読ませたということで、ちょっと高評価。それと、カバーの手触りをぜひ、体験してほしいです。凝ってます。
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No.3:
(4pt)

『孤虫症』

第32回メフィスト賞受賞作。多くの男とセックスを重ねる「私」、しかし「私」と肉体関係をもった男たちは奇病で死んでいき、「私」自身、虫におびやかされる。腹痛をもたらし、かりかりかり…という音で眠りを妨げ、かゆみを起こす虫、虫、虫…。ホラーですが、メフィスト賞らしく、単なるホラーではありません。ミステリ的な要素も入っています。読んでいて、何度も気持ち悪くなりました…。
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No.2:
(4pt)

読み終わったあとに分かるタイトル

ケータイ小説ではまり、待ちに待った出版でした。登場する女性達の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇、一見幸福に見える家庭と背後に潜む冷ややかな家族愛、SFホラーとは思えないほど人間くささが滲み出た作品です。ストーリー自体がほんの数十日間の出来事を追っているので、ある意味ジェットコースター的な要素があります。願わくは、中心となる姉妹の心に巣くった孤独感を際だたせて欲しかったかも。でも十分かな。
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No.1:
(5pt)

待望の単行本化!

携帯サイト上でも更新・発表された作品で、先日最終回を迎えました。人間の、こと「女」の情念を鋭く描いています。そして闇に取り込まれて行く主人公たち。視点が目まぐるしく変わるため、感情移入のしどころも瞬く間に移っていきますが、ページごとに引きこまれます!まとめて読むチャンス!待望の単行本化。また一味違ったスリルが味わえると思います。ジャンルは「バイオ・ホラー」(?)になるらしく、メフィスト賞にも輝いたそうです。
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