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孤虫症
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孤虫症の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.78pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全46件 1~20 1/3ページ
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エロ小説なのかホラーかどっちかにしてほしい | ||||
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不快感満載の現実崩壊系サスペンス(ホラー?)。 二部構成で、一部は若い男たちとの浮気に溺れる主婦の、二部はその主婦の腹違いの妹の視点で物語が進む。 主婦の浮気相手の相次ぐ不審死(ブルーベリー状の瘤が全身に!)、娘の事故死、主婦の右手だけを残した失踪、妹の夫の酷い自死と続く。 グロテスクな性行為シーンや神経を逆撫でする不潔さ、ドロドロの人間関係など、げんなりしてしまう。どんでん返しであるものの、リアルさが希薄なのと不快の方が優って集中できず…。 とことん嫌な気持ちになりたいなら、手に取っても良いだろう。 【メフィスト賞】 | ||||
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女性同士のどろどろとした嫉妬と見栄、姉妹の、母子の歪んだ愛憎、暴力に性欲、寄生虫という生理的嫌悪感、ありとあらゆる手法で不快感を煽ってくる、イヤミスの女王のデビュー作らしい作品です。イヤミスということを念頭において読んでも辟易するエログロ度合いに(受賞を通り越して)「よく出版出来たな」とも思いましたが、それだけ出版社の期待もあったのでしょうか。ミステリーというより、歪んだ女性の不快さを描写する技巧に脱帽です。生身の友人、知人には決して勧めることはできません(笑)。 *以下、ネタバレ、エログロ表現含みます。 この作品自体、読み手の感性のどこを刺激するかによって、気味悪さの度合い(ある意味面白さ)が激変すると思います。個人的には、倫理観のかけらもなく頭がおかしいと思わせていた女子高生アコが、意外と冷静で、小説に細工したり、実母を糾弾して準主人公を助けて清涼剤になるかと思いきや、孤虫症に感染して肛門からはみ出す条虫(原文ママ)を自身の子のようにかわいがる、というどうにもこうにもやりきれない、かつ不快さMAXの嫌悪感が最骨頂(クライマックス)でした。ただ、ここに引っかからない人にとっては、後半の隠れた軸になっている娘たち(美沙子、アコ、ルミ)の中でのアコの立ち位置や、最後に淡々と書かれた緊急報告書がとってつけたような薄っぺらなものになるかもしれません。とはいえ、これは個人的な解釈なので作者の意図は不明ですが。 | ||||
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気味の悪い感染症を軸に展開される嫉妬や欲望が渦巻くイヤミスで、どんでん返しもあり面白く読みました。 その辺りの感想はたくさん書かれていると思いますが、私は違う点でこの小説を忘れることはないと思いましたので、その点を書いておきたいと思います。 仕事柄、基本的な寄生虫感染症の知識があり、孤虫症についても「そういえばそんなの習ったな」と懐かしく思い出しながらふと調べてみたところ、なんと去年(2021年)日本の研究者たちがついに芽殖孤虫の正体を突き止めたとの記事が。 小説が書かれた2005年はまだ正体不明の寄生虫であり、すでに知られて居る寄生虫の変異種か全くの新種であるのか議論が分かれている状況でした。 何せ世界で確実に孤虫症と断定できるのはたったの7例。疑いを含めても18例。 けれども、コロナ禍の中、大発見がなされていたのですね。 世界初の孤虫症は東京で発見され、また感染者の半数以上は日本人という、レアながら日本人に関係が深い(つまり人知れず日本のどこかに生息地がある可能性が高い)寄生虫症のベールを剥がしたのもまた日本人研究者であったことは、喜ぶべき事ではあるのでしょう。 本作では、実際に存在する芽殖孤虫とよく似た地域限定の孤虫として多岐森孤虫という架空の寄生虫を登場させています。 作中の多岐森孤虫症の致死率もほぼ100%ですが、現実の孤虫症の致死率も100%であり、正体不明の不気味さと相まってじわじわくる恐怖を伝えてきます。 論文によれば、芽殖孤虫の正体は新種で、幼虫のまま大人にならずに増殖を繰り返す特異的な寄生虫らしいというのが現時点での結論ですが、どこからヒトに感染するか不明(ヒト以外の感染は見つかっていない)。 さらに、正体不明のタンパク質を大量に出しているということで、不気味さは一層深まった感じです。 小説のような、集団感染ということが容易に起きるとは思いませんが、近代化され衛生的に生活しているすぐ裏側には手に負えない闇がまだまだ広がっていると思いました。 | ||||
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知人からのおすすめ本。一気読みでした。 いやー面白かったー!…とは言えない後味ですが、なぜかページを繰る手が止まらず、ラストも鳥肌モノでした。 もうどこからどこまでも僕好みの本でしたが、いやもうすごいね。気持ち悪い・・・! | ||||
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こんなにエグロい(エグいエロいキモい)くて 真梨さんだし誰も幸せにならないって"わかってるのに"止まらない 誰だって何かにすがって依存して寄生したい時がある それがうまくいかなくて自分を制御できなくなった時…嫉妬…執念…怨念? おぉ怖い 【人のことなんてそっちのけで、なんてかわいそうな私って、自分自身を抱きしめてちょろちょろ傷を舐めている、】 | ||||
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どんどん読みたくなる展開。 ストーリーに引き込まれ 次はどうなる?どうなる?と読み進められる 面白い小説でした。 流石、イヤミスの女王。 | ||||
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女性作家の作品とは思えないエロさと何ともいえない不気味なグロテスクさで、 正直、引き気味で読み進めるも、その先が気になり、やっぱり読んでしまいます。 ラスト、事件性のある展開にするより、謎のグロテスクな感染症として幕を閉め した方が、恐怖度が増すと思いますね。 作品順でゆくと、性獣梶原が、ある意味フジコの原型のように感じました。 この作家は、変な中毒性のある作風で、時々、不定期で読みたくなり、読むと やっぱ面白いですね。正直、不発弾的作品もありますが、、、、、、。 | ||||
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疲れるな。これは オチがなあ…今イチ納得いかない 「薬盛って錯乱させる」ってのが今イチピンと来ないんだよなあ…麻薬ならどうでも、処方薬で短期間で、そんなにおかしくなるもんってそうそう、ねーぞ? ついでに、「密かに盛って気付かれない」薬は滅多にない、みたいな。 配水管の亀裂で貯水槽に便が混じる、ってあり得ない気がする。配水管の亀裂で汚染があったとしても、便は排水管の方担当な訳で… ↑の為、あんまりすっきりせず そこそこに読みました | ||||
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彼女の作品は読後、とてつもなく悪い。 だけれども、なぜか読んでしまう。 それは、やはりいやミスを味わいたいから、だまされないと思って読んでいて、必ず、だまされる。 この作品も、ネタバレしてしまうといけないのであえて言わないが、きっとだまされます。 そして、この作品のもっとも気持ち悪いのはやはり、題名どうり虫が出てきます。 彼女の作品には虫がでてくることも多いですが、これはやはり虫が主体。 でも、それよりも、やはり人間の悪意が根本的にあり、妬みや嫉みの気持ちが人間そのものをむしばんでいるのです。 騙されないで読もうと思っても、やっぱり騙されてしまうんでしょうね。 でも、この作品は、ちょっと個人的に虫がでてくるため、☆4つ。 | ||||
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うまくまとめてあるけれど、ラストの説得力は「真梨さんにしては弱い」かもしれない。まあ、デビュー作なので?いや、嫌な感じにしたいとすでにこの時点で思っていたのかも。 | ||||
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途中でこの人が犯人かな?と思いつつ、次から次へと疑わしい人物が変わっていって・・・ 犯人が最後までわかりませんでした!なので終盤にさしかかった時には「あ~~!!」と 絶叫してしまいました!鳥肌ものでした。ちょっとエッチな描写も残酷な描写もありますが、 大丈夫です。面白さの方が上を行きます。友達にお薦めしたいと思います。 あ、今、気が付いた!そうか!次から次へと移るのはまさしくタイトルと同じ・・・ また鳥肌!! | ||||
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読み進めいくとまさかの…最後。期待通り、最初から最後までずっと胸糞悪い気分で読み続けることができました。女って厭な生き物…でも厭な女ほど魅力的なのかもしれませんね。 | ||||
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さすがイヤミス女王。ゾクっとする真梨ワールドは健在。読む価値あり | ||||
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外装はまあまあでしたが、中のページ部分に手のシミ?血?のようなものがあり少し気持ちが悪かったです。 値段が値段なので仕方ないですね。 こちらの作品も好き嫌いがわかれる内容かと思います。 | ||||
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凄すぎます。素晴らしい才能のある方です。あまりの衝撃に最後は手で口を押さえました。 | ||||
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一人称で語られ、時折日記調や回想に変わるので、「ははーん、叙述トリックだな?」と身構えたら、 やはり終盤にひっくり返してきました。 しかし、こーいうトリック、正直不要かと。 本作のグチグチグログロな人間関係が、寄生虫によるものなのか、誰もが持つ心の闇が作りだしたのかなど、 考えさせられるものはありますが、無駄に叙述トリックに力を入れすぎて、ストーリーを楽しむ集中力を ゴリゴリ削ってしまっている。 寄生虫バイオホラーというほど寄生虫は絡んでこないし、愛憎劇も終盤に息切れ感が出てるし、 いまいち何を書きたいのか分かりませんでした。もしくは、書きたい、試したいことが多すぎて、 詰め込みすぎたが故に中途半端かと。。。 | ||||
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途中までは面白かったです 後半はやや雑で締めを焦っている感が ありました テーマとしては興味深い | ||||
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フジコ関連を読み終えて、作者のイヤミスっぷりに どっぷりハマってしまいこちらも購入。 フジコ同様に姉妹を軸に展開していくストーリー。 作者自身の経験の投影か? ラノベチックとも取れる軽妙な文体に グロくてエロくて悍ましい描写に グイグイ引き込まれる。 特に虫に関しては参りました、 あまりに気持ち悪いので 部屋を隅から隅まで掃除してしまった。 正直こんまりより即効性アリ。 持続性は知らんけど。 フジコでも感じたけど狭いコミュニティーの人物で 話を進めるから良い意味で閉塞感が出てる。 なんか酸素が薄い感じ。 でも小説ならではか?映像化されたら シラけてしまうスケールなのかもしれん。 | ||||
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前半はおもしろかったけど、オチに無理がありすぎてこじつけ感があり、読後のすっきり感があまりなかったのが残念でした。 | ||||
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