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孤虫症



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【この小説が収録されている参考書籍】
孤虫症
孤虫症 (講談社文庫)

孤虫症の評価: 3.78/5点 レビュー 46件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.78pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全46件 41~46 3/3ページ
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No.6:
(5pt)

カリカリカリカリカリカリかりかり・・・ぎゃーーーーー!!!!!

自分の体にもし虫が住みついているとしたらあなたはどう感じるでしょう?たぶん想像を絶する程の嗚咽感、疲労感にさいなまれるでしょう。考えただけで気味が悪いのに、この本を読むにつれてそれは確実にその糧を超えた物になっていきます。あるマンションで体中に紫色の瘤(こぶ)ができる奇病が大発生。発症の原因は?感染経路は?行方不明の主婦の行方は?周辺地域に残るある噂とは?25年前に起った事件とは?そして・・・、この事件の真相とは?様々な人々の思惑が行き交い、人間関係の表側と裏側を著者の真梨幸子さんは見事に著(あらわ)しています。今後の活躍が期待されます。僕的にこの本の魅力は、まず1つに完膚(かんぷ)なきまでの気持ち悪さに対する執着だと思います。実際読んでみれば分かりますが、活字でここまで気持ち悪さが伝わってきたのは正直初めてでした(まだ読んだ本が少ないからかも知れませんが・・・)。その為、気持ち悪すぎて想像が勝手に膨らんでしまうのです。でも、この感じは1度味わったら止められません。癖になってしまったようです。そして、魅力の2つ目はストーリーと登場人物にあると思います。1つ目で述べた通り“気持ち悪さ”が全面に押し出されている作品なので意外に他の事柄を見落としがちですが、この作品はストーリーがしっかりしていて、かつそれに登場人物1人1人の思想が本当に良く調和されていると思うんです。だから最後まで楽しみながら読めたんだと思います。最近、ミステリーを中心に読んでいる僕ですが、今回この本に出会えて本当に良かったと思います(自分的にはミステリー部門でTOP10に入ります、今現在)。もし、ミステリーものに興味おありの方お薦めしますよ。
孤虫症Amazon書評・レビュー:孤虫症より
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No.5:
(5pt)

注意〓虫にやられるぞ!

嫌悪すら感じるグロい記述、混乱を誘導する視点変化の罠。親子、姉妹、夫婦、不倫、近所付き合い。人間関係に入り込む虫に、性がオーバーラップする。読後、君は、きっと首筋に手を這わせるはずだ。
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No.4:
(4pt)

途中で何度もやめようと思った

感情移入できないろくでもない登場人物たち、気持ち悪い描写の数々、いらいらして、むずむずして、何度も読むのをやめようと思った。こんな話を書く作者を嫌悪したりもした。でも、最後まで読んでしまった。読んだあとは、不思議と嫌悪感は残らなかった。不思議な作品だなーということ、最後まで読ませたということで、ちょっと高評価。それと、カバーの手触りをぜひ、体験してほしいです。凝ってます。
孤虫症Amazon書評・レビュー:孤虫症より
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No.3:
(4pt)

『孤虫症』

第32回メフィスト賞受賞作。多くの男とセックスを重ねる「私」、しかし「私」と肉体関係をもった男たちは奇病で死んでいき、「私」自身、虫におびやかされる。腹痛をもたらし、かりかりかり…という音で眠りを妨げ、かゆみを起こす虫、虫、虫…。ホラーですが、メフィスト賞らしく、単なるホラーではありません。ミステリ的な要素も入っています。読んでいて、何度も気持ち悪くなりました…。
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No.2:
(4pt)

読み終わったあとに分かるタイトル

ケータイ小説ではまり、待ちに待った出版でした。登場する女性達の憎悪や嫉妬、母娘で繰り返される愛憎劇、一見幸福に見える家庭と背後に潜む冷ややかな家族愛、SFホラーとは思えないほど人間くささが滲み出た作品です。ストーリー自体がほんの数十日間の出来事を追っているので、ある意味ジェットコースター的な要素があります。願わくは、中心となる姉妹の心に巣くった孤独感を際だたせて欲しかったかも。でも十分かな。
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No.1:
(5pt)

待望の単行本化!

携帯サイト上でも更新・発表された作品で、先日最終回を迎えました。人間の、こと「女」の情念を鋭く描いています。そして闇に取り込まれて行く主人公たち。視点が目まぐるしく変わるため、感情移入のしどころも瞬く間に移っていきますが、ページごとに引きこまれます!まとめて読むチャンス!待望の単行本化。また一味違ったスリルが味わえると思います。ジャンルは「バイオ・ホラー」(?)になるらしく、メフィスト賞にも輝いたそうです。
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