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Another(アナザー)
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Another(アナザー)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全133件 81~100 5/7ページ
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上巻に比べて、面白いほど展開が早くなります。 色々なことが明らかにされていく早さは魅力的で、 一気に読んでしまいました。 全て読んでみて感じられるのは、 Anotherはやっぱりホラーだな、というコトでした。 綾辻のホラー作品「殺人鬼」に近い感じがしました。 確かに、顛末として残る問題が多く、 鳴の義眼についての不思議な力も唐突な感じで、 すっきりと収まらない作品ではありますから、 綾辻を本格ミステリとして愛好する人には、 不満ではないかと思います。 でも、私はそれはそれで良いのではないかと思います。 だって、この作品はホラーだから! ホラーのオマケにミステリがちょこっとついていて、 「あ!また綾辻にこんなトコで騙されたッ!」 そんな感じが好きなのですから。 (殺人鬼ぶり…) ただのホラーで終わらないところが、 綾辻のミステリ愛好者として、大好きです。 その期待を裏切らない作品でした。 | ||||
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綾辻行人信者ですが、この作品はアニメ化するまで知りませんでした… 彼の本格ミステリも、ホラーも大好きです。 本作は、「のろわれた3年3組」という、 いかにも中学生の怪談的な展開の話。 なんとなく奥様の小野不由美先生の悪霊シリーズ的なストーリーを 綾辻風に書きました、って感じがしました。 …というか上巻が小野不由美で、下巻が綾辻行人って感じがします。 仲良し夫婦さんですねぇ(w 実は夫婦合作だったら、面白い気もします。 そういう企画もあると面白いですよねー。 アニメの雰囲気も暗くて、怖かったのですけれども、 小説は自分の想像で読むせいか、 それ以上に得体の知れない怖さが感じられて良いですね。 上巻はほぼ、具体的な解決策もなく、主人公は蚊帳の外でオタオタしていて、 得体の知れない3年3組の風習(?)に翻弄されるという感じなのですが、 舞台設定としての暗黒な雰囲気を楽しむという感じです。 話が進まん!とお怒りの方も多いかもしれませんが、 暗黒館の殺人と同様、上巻はホラーとして楽しむのが良いかと思います。 結局どうなるとか、解決しない問題やモヤモヤは、 ホラーの余韻として楽しむのがセオリー。 ココで、お祓いがでてきちゃって呪い(現象)が単純明快に解明されて、解除されましたぁ〜 なんて展開になったら、逆に綾辻にガッカリです。 ところで、「鳴」の設定と言うか、キャラがなんとなく、 綾波レイに被るのは気のせいでしょうか… だから、アニメ化されたのかなぁ。 | ||||
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アニメ化、映画化と何かと話題の多い作品なので 勢いで購入。 意外とページ数があり、読み終わるまでに日数が かかってしまいましたが、特に苦痛を感じることもなく、 モチベーションを保ったままで読み切ることができました。 中々充実した時間を過ごせて満足です。 作品の内容は、 主人公の一人称語り。 本格的なホラー作品ではなく、ミステリーの要素が強い印象。 文体も読みやすく、心理描写も簡潔。 背筋が凍えるような戦慄を感じる間もなく、 すらすら読めます。 たださすがにミステリー作家だけあって、 プロットや叙述的トリックが見事。 最初から最後まで息つく間もなく、作品に引き込まれていきます。 本当は☆5でもいいんですが、 個人的に物語の中核となる重要な設定を 『超自然災害だから仕方ない』と簡単に切り捨てられてしまうことが あまり好きではなく、そういうものだと割り切るにしても 著者の技量が高い印象なので、 もう少しだけ納得できる解釈を、あるいは背景を付け足してもらいたかった。 最も特異な超自然現象を説明しろというのは読者のわがままというか、 野暮なことなのかもしれませんが。 ※この作品の叙述トリックを映像作品で、 どのように表現するのか気になっています。 アニメ版より、特に実写映画版を…… | ||||
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本作を読んでいる間中、数多くの死者を出している学校が閉鎖されていないことに違和感があった。 しかし、読了後、本作の本当の怖さは、死者を出す学校が存続していること自体だと思うようになった。 死者を出さない為に「存在しないクラスメート」を設定しても、そのこと自体がある意味「殺人」である。その意味で、この学校は毎年、死者を出しているのである。 街の住人全員が、人の死を期待しているのではないか。「殺人」を絶やさないために、全員が、殺人者、あるいはその予備軍となって、誰かの死を楽しんでいるのではないのか。 死因が事故であっても、実は、街のだれかが殺人者となって、事故のように見せているのではないのか。 そして、この学校は、「殺人」を楽しむための舞台として、街の住人全員で存続させているのである。 | ||||
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この作品がアニメ化や実写化するということで、気になったので買ってみました。思いのほか読みやすくてすぐに終わりました。 ただ、何故このような「現象」が起こるのかは解決していないので、個人的には綾辻さんが自らおっしゃっているように続きやそれに近いものも読んでみたいです。 個人的には出会えて良かったと思えた作品です。 | ||||
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上巻のほうには、レビューが付いていましたが、下巻の方にはまだどなたも書かれていないようなので、今回書いてみました。 内容に関しては、1月からのアニメ化、夏に実写映画化が決定している作品なので、ネタバレ的なことを書くのは控えたいと思いますが、今回も前回同様導入部から始まります。 (上巻と下巻の前半部と長い導入部ですが、これが後にまるでパズルみたいに組合されていく感覚といったら凄く読み応えが有り、この辺が綾辻先生の凄い所だと思います) 中盤以降で、一気にこの『another』という作品は展開が速くなっていくのですが、それ以降の流れは正に怒涛の展開でした。 解決策等を知ってからの恒一や鳴(特に、鳴ですが)の苦悩という物は見ていて凄く居た堪れない気持ちになりましたが、最後の恒一の独白に有ったように、自分達にはこれからも未来があるというのが救いだったと思います。 う・・・ん。でも、不満というわけではありませんが、鳴が死者を見分ける事ができた要因となった義眼の設定についてだけは、ちょっと「あれ?」って思ってしまいました(設定がホラー色が強いだけに、これもありだとは思いますが^^;) | ||||
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とは言え、私の中では綾辻=本格推理の人であるから、オチを読んだ時、えっと思ったのも事実。 謎はそこなの、と言うか 解明はそこだけなの、と言うか。 いっそ徹頭徹尾オカルト&ホラーで押していっても良かった気がしました… 上下巻ですが、上巻半分は退屈でしたね。雰囲気出してるだけで、話が進まん進まん。主人公が他の人の話聞かず、自分のしたいようにするからなんだけど。(笑) ただ下巻のノンストップ感は面白かったー!どうなるのどうなるのー!、と一気に読み終えられました。 楽しかったです。 | ||||
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途中まで読んでいると、何となく奥さんの小野不由美の著作「魔性の子」みたいだなあ、とも思った。 学園ホラーを二人とも書くとは、やはり夫婦だなあ、とw もちろんそれだけで終わらず、惨劇の描写に「殺人鬼」シリーズのエグさの片鱗があったり、 終盤まで読むといつもながらの「仕掛け」が施されていて、また「騙された〜」となる。 「館」シリーズの叙述トリック、「殺人鬼」シリーズのホラーが好きな方には合うと思う。 また、アニメ化が決定しているが、 よくアニメ化されるラノベのファンの人にも比較的読み易い文体で勧められる。 | ||||
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のいぢ先生のキャラクター原案でアニメ化するということで、メイの可愛さに惹かれて買いました。 読み終わって思ったのは 「最後までハラハラドキドキとした気持ちを味わえた」ということ。 ページ数は多めですが、読む人を飽きさせない展開の連続です。 ちなみに、自分は最初から最後まで一気に読めました。 登場人物の小さな言動ひとつひとつが重要な伏線にもなっているので、それを探しながら読むもよし。 次々に起きる不可解な惨劇に恐怖しながら読むもよし。 ミステリアスなヒロイン、メイの可愛さにニヤけながら読むもよし(笑) 来年はTVアニメや実写映画化といった展開もあるので、非常に楽しみです! | ||||
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綾辻氏の著作は館物のミステリーしか読んでいなかった自分にとって本書はかなり異色な感じを受けました。 相変わらずプロットの構成は見事で、最後の最後で驚きの予想もしなかった驚きの展開が待ち受けていました。 序盤からかなりの伏線が張られていたためある程度の想像はついていたものの、その斜め上をいく「another」の存在には やられたと思いました。終盤の過剰な説明はちょっとやりすぎだと思いましたが。 しかし自分の場合ミステリーだと思い込んでいたので、ついつい3年3組で起こる怪現象のトリックと真犯人を推理しながら読み進めてきたところ、終盤で推理モノでないことがわかりちょっと残念だったのは確かです。まああれだけの人の死を誰か人間の手で全てやろうってのは無理な話なので、ストーリーの終盤には「これはそういう話ではないな」と思いましたが。 ですので単純なミステリーではなく、ミステリー色の強いホラーものだと思って読んでみると面白いと思います。この物語はあくまでも「another」の存在は誰なのかハラハラしながら読むものであって、決して怪現象の犯人を推理したりもちろんトリックを解明するものではありませんので、同氏の館シリーズのように事件の推理を楽しみたい人には注意が必要です。 | ||||
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綾辻さんの本はミステリーを読むきっかけを作ってくれた「十角館の殺人」依頼のファンですが、今回の「another」は今までと違った感じで面白かったと思います。 ミステリーと言っていいのかどうかわかりませんが、純粋な物語として引き込まれるものがありましたし、一気に読めました。 館シリーズも残り1作ですし、色々なジャンルの本が増えてくるのかな?と今後が楽しみと思える一作でした。 | ||||
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ホラーとミステリーが合わさった作品として公式で紹介されていますが、ほとんどホラーかと思います。 まず、頭の冴えた登場人物が名推理を披露し、真犯人を追い詰めていくという展開が皆無なのです。 まぁそれがミステリーのあるべき姿なのだとは全く思っていないのですが、そういう本を読み続けている人には首を傾げる展開が多いかと思います。 しかし小説としての完成度は決して低くはないです。現に僕は一晩で一気に読みました。 物語は終始一人称で進んでいきますので読みやすく、話の区切りが細かいので少しの時間をかけてゆっくり読み進めていくのにもいいと思います。 そして表紙の絵が美しいです、漫画版の絵やアニメの絵も公開されていてどれもいい味を出していますがやっぱり遠田志帆さんの絵が一番作品のイメージと合致していますね。 購入してから3回間を開けて読み返したのですが、3回とも新鮮な気持ちで読み進めることができました。 色々とメディア展開も進んでいるようですが、制作者側がどうこの作品と向き合っていくのか今から楽しみです。 | ||||
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ラノベも読めない程、小説なんか大嫌いな自分が夢中になって読んだ作品、読んで良かった。 館シリーズも読んでみるとします。 アニメ版がのいぢなのは腑に落ちない。 のいぢ絵は好きですが、 Anotherは萌えアニメにしてほしくなかった・・・orz | ||||
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ストーリーに関しては予備知識全く無い状態で読みました。 ただし、綾辻行人がミステリー作家であることは知っていたので、ミステリー なんだろうなと思い読みました。 しかし、どう考えても超常現象的な展開に、これを全部理屈づけてしまったら 無理がありすぎると思い、「無理な収束はやめてくれ〜」などと思ったのです が、結果ミステリーの要素を含んだホラーだったので、ホッとしました。 毎年のように3年3組に災厄が訪れているのに、なんで学校は明確な対策を 打たないのだ?などと突っ込みを入れるのはご法度で、リアリティを求めて 読んだらこんなにつまらない小説は無いと思います。 楽しむためには、しっかりと『Another』ワールドに入り込む必要がありま す。私はじゅうぶん楽しめましたが、学生時代に読めばもっと楽しめたかな とも思いました。中高生向けですね。 苦言があるとすれば、もっと怖く書いてもよかったのではないかと。 内容としてはかなり怖い話なのでが、そこまで切迫した恐怖を感じることは ありませんでした。 読む前は分厚さに、かなりてこずるかなと心配しましたが、とても読みやすく 二晩で読了出来たことも付け加えておきます。 | ||||
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最期まで息を継がせぬスピードで… 徹夜本になりました。で最後まで来て… 「えっ!」って 本書の最初に戻ってしまいましたよ。 まさに予想外だった。やられましたね。 榊原くんのちょっとぼ〜っとした感じと見崎鳴の 不思議な雰囲気。対象的でありながら ともに時間をすごす。 見崎の家の人形の館の不気味さも… 文句なしです。 | ||||
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設定は好きなんですが、期待してたほど怖くはなかった。 | ||||
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館シリーズの大ファンな私ですが、新刊は違う話。 結構悩んで、思い切って買いましたが。 その綾辻ワールドに引き込まれました。 夜、読んでいたのですが、怖くなって、でも、一気に読まずにはいられない面白さがありました。 最後のオチに、なるほど!と思いました。 | ||||
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主人公が未成年であるミステリ小説は(現実離れしていて)あまり好みではないんですが、本作はキャラクター作りなどがとても繊細で、物語として非常に楽しく読めました。叙述ものが大好きなので、最初から叙述と聞いて読み始め、なおかつ割と分かりやすく伏線も張ってくれているので、Whoの部分について「半分」は当たったのですが、肝心の叙述が見破れず(だから「半分当たった」とも言えないのですが)、キレイにだまされました。叙述そのものは目新しいアプローチではないので、私生活側の描写の<あるものの描写欠落>が分かった時点で叙述トリックに気付けたはずなんですが、巧妙にストーリーに組み込まれているため、すっかりやられてしまいました。お見事です!26年に渡って続いている「呪い」に終止符を打つことが出来ていないことが、やや消化不良。幸い、鳴(メイ)には特殊能力がありますので、その力を使ってサカキと共に呪いに終止符を打つ続編が読みたいです! | ||||
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長さのわりにスイスイ読めます。ジャンル的にはホラー・ミステリといった感じですが、事件の原因が超自然現象なのでミステリ的な感覚で大真面目に読まないほうが良いかもしれませんね。読みやすいし、舞台が学園なので、中高生におすすめです。内容は大人が読んでも面白いと思います。 | ||||
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「Another」・・・題名からして、惹かれる作品ですよね。流れにまかせて、物語を楽しむ感じの作品なのかなと最初は思いましたが、ミステリー要素も含んでいるホラー作品でした。ミサキメイという謎の少女。3年3組に降りかかる謎の災い。生徒達に次々と逃れられない恐怖が襲いかかる。本来いないはずの人間がいる・・・そのもう一人とは誰なのか?長く楽しむために、少しずつ読もうと思っていましたが、先が気になって仕方なく・・・作品自体をつつむ不気味な雰囲気にのまれながら、一気に読んでしまいました。何とも言えない独特の世界を作り上げるのが、本当に上手いです。本格ミステリーの館シリーズも好きだけれど、こういうホラー作品も好きですね!綾辻さんの作品は、本当に人物描写が魅力的で、いつも惹きこまれてしまいます。彼の作品を読むと、他の作家の作品がつまらなく思えて仕方ない。 | ||||
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