幽女の如き怨むもの

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評判

幽女の如き怨むものの評価:

3.96/5点 レビュー 27件。 S ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 21〜38 2/2ページ
No.18
(5pt)

豊穣な物語と謎の融合。シリーズ屈指の傑作

これまでの推理のための推理、どんでん返しのためのどんでん返しといった、味気ない推理クイズのような要素を潔く整理して、三世代に及ぶ遊女の物語と謎解きを自然な形で融合させた傑作です。 その分、本格ミステリー・マニアからのうけは悪いでしょうが、作者の持ち味でもあり悪い癖でもあった、無意味などんでん返しと、だらだらとして緊張感をそぐクライマックスでの説明調会話による謎解きシーンが整理されて、小説としてとてもうまくなったと感じました。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.17
(5pt)

豊穣な物語と謎の融合。シリーズ屈指の傑作

これまでの推理のための推理、どんでん返しのためのどんでん返しといった、味気ない推理クイズのような要素を潔く整理して、三世代に及ぶ遊女の物語と謎解きを自然な形で融合させた傑作です。 その分、本格ミステリー・マニアからのうけは悪いでしょうが、作者の持ち味でもあり悪い癖でもあった、無意味などんでん返しと、だらだらとして緊張感をそぐクライマックスでの説明調会話による謎解きシーンが整理されて、小説としてとてもうまくなったと感じました。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.16
(5pt)

書かれるべくして書かれた作品

本作の「はじめに」には、「ここには密室や人間消失も、連続殺人や見立て殺人も、試行錯誤によって齎される多重解決やどんでん返しも、おそらく何もないと思う」と明記され、本格探偵小説を読むかのような楽しみ方は無理だろう、とまで書かれている。
作者が始めから、そう断っている作品なのだ。
そのように読むべきであって、いつもと違うからつまらないなどと言うのは、ガキの感想に過ぎない。
遂に、探偵役としての刀城言耶は、探偵としての限界と向き合う。
小説の探偵役が、事件の謎を解き犯人を指摘し、その結果犯人が逮捕され極刑に処されたとしても、事件の被害者側の怨みや憎しみが消えないのであれば、事件は"解決”したことにはならない。
人の心の中の、怨みや憎しみまでは、解決できないのだ。
そして、その怨みや憎しみこそが”怪異"を生み出すのだとしたら・・・、刀城言耶は、これまでも何も解決できていないことになってしまう。
本作は、名探偵でも解決できない怨み、文字通りの「幽女の如き怨むもの」を描いており、解決に不満が残るとしても当然である。
そして読者もまた、遊郭に売られた少女の長い日記や、遊郭の女将の昔語りに付き合わされるからこそ、解決できない怨みの存在、「幽女の如き怨むもの」の存在を実感できるのである。
そうした意味から言えば、この作品は刀城言耶シリーズの一作として、いつかは書かれねばならなかった作品であり、書かれるべくして書かれた。
小説における探偵役の存在意義に迫っているからこそ、この小説は各種のミステリランキングにも入ったのだ。
わからない人には、わからないだろうなぁ。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.15
(5pt)

書かれるべくして書かれた作品

本作の「はじめに」には、「ここには密室や人間消失も、連続殺人や見立て殺人も、試行錯誤によって齎される多重解決やどんでん返しも、おそらく何もないと思う」と明記され、本格探偵小説を読むかのような楽しみ方は無理だろう、とまで書かれている。
作者が始めから、そう断っている作品なのだ。
そのように読むべきであって、いつもと違うからつまらないなどと言うのは、ガキの感想に過ぎない。
遂に、探偵役としての刀城言耶は、探偵としての限界と向き合う。
小説の探偵役が、事件の謎を解き犯人を指摘し、その結果犯人が逮捕され極刑に処されたとしても、事件の被害者側の怨みや憎しみが消えないのであれば、事件は"解決”したことにはならない。
人の心の中の、怨みや憎しみまでは、解決できないのだ。
そして、その怨みや憎しみこそが”怪異"を生み出すのだとしたら・・・、刀城言耶は、これまでも何も解決できていないことになってしまう。
本作は、名探偵でも解決できない怨み、文字通りの「幽女の如き怨むもの」を描いており、解決に不満が残るとしても当然である。
そして読者もまた、遊郭に売られた少女の長い日記や、遊郭の女将の昔語りに付き合わされるからこそ、解決できない怨みの存在、「幽女の如き怨むもの」の存在を実感できるのである。
そうした意味から言えば、この作品は刀城言耶シリーズの一作として、いつかは書かれねばならなかった作品であり、書かれるべくして書かれた。
小説における探偵役の存在意義に迫っているからこそ、この小説は各種のミステリランキングにも入ったのだ。
わからない人には、わからないだろうなぁ。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.14
(5pt)

読み応え抜群

シリーズの中では、異色作。
起承転結結結結結・・・!といった、終盤の矢継ぎ早などんでん返しというシリーズ最大の特色であり特長を
ぽんっと放り投げてしまっているからです。

しかもぐんとテンポを落としている。それぞれの語り部による各章の語りも、緻密にゆったりと
丁寧に記されています。
テンポが落ちても読み手の集中力を損なわせない書き手の力量を感じる本作。

なるほど、回を重ねてきた今だからこそ出来る熟練の技といった佇まい。
ラストはあまりにあっけないけれども、第一章の初代緋桜の語りを読めるだけでも満点を付けました。

ここまで臨場感のある語りというのも珍しい。刀城言耶シリーズでは首無し〜が一番好きですが、
肝心要の探偵の影を極限まで薄くしても、成立している今作も気に入りました。こういう変化球もすんなり決まるのならば
今後も期待大です。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.13
(5pt)

読み応え抜群

シリーズの中では、異色作。
起承転結結結結結・・・!といった、終盤の矢継ぎ早などんでん返しというシリーズ最大の特色であり特長を
ぽんっと放り投げてしまっているからです。

しかもぐんとテンポを落としている。それぞれの語り部による各章の語りも、緻密にゆったりと
丁寧に記されています。
テンポが落ちても読み手の集中力を損なわせない書き手の力量を感じる本作。

なるほど、回を重ねてきた今だからこそ出来る熟練の技といった佇まい。
ラストはあまりにあっけないけれども、第一章の初代緋桜の語りを読めるだけでも満点を付けました。

ここまで臨場感のある語りというのも珍しい。刀城言耶シリーズでは首無し〜が一番好きですが、
肝心要の探偵の影を極限まで薄くしても、成立している今作も気に入りました。こういう変化球もすんなり決まるのならば
今後も期待大です。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.12
(4pt)

刀城言耶。遊廓で起こる連続身投げ事件に挑む

刀城言耶シリーズ第六長編である。今回言耶が挑むのは金瓶梅楼という遊廓で起こる連続身投げ事件と遊廓に見え隠れする謎の存在、幽女。
他の方はなかなか手厳しい評価をしているが個人的にはかなり好きな作品だ。
そりゃ同シリーズの厭魅や首無に比べれば本格ミステリとしては一枚も二枚も落ちるが前作の水魑が若干マニア向けに懲りすぎて食傷気味だったので単に小説として出来がよい今作はかなり楽しめた。
前五作品がマニア向けで今作は一般向けといったところか。
第四部の切なさを感じるラストの後ににゾッとさせる追記を持ってくるのも流石だ。

さて、次に言耶が相対する怪異は人間の仕業かはたまた常識を越えた存在の成せる業か…今から楽しみでならない。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.11
(4pt)

刀城言耶。遊廓で起こる連続身投げ事件に挑む

刀城言耶シリーズ第六長編である。今回言耶が挑むのは金瓶梅楼という遊廓で起こる連続身投げ事件と遊廓に見え隠れする謎の存在、幽女。
他の方はなかなか手厳しい評価をしているが個人的にはかなり好きな作品だ。
そりゃ同シリーズの厭魅や首無に比べれば本格ミステリとしては一枚も二枚も落ちるが前作の水魑が若干マニア向けに懲りすぎて食傷気味だったので単に小説として出来がよい今作はかなり楽しめた。
前五作品がマニア向けで今作は一般向けといったところか。
第四部の切なさを感じるラストの後ににゾッとさせる追記を持ってくるのも流石だ。

さて、次に言耶が相対する怪異は人間の仕業かはたまた常識を越えた存在の成せる業か…今から楽しみでならない。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.10
(4pt)

前作と方向転換、好みが分かれるかも

ミステリとホラーの絶妙なコラボが毎回楽しみな刀城言耶シリーズも、2012年発表の本作品で、長編第6作目となります。

前作「水魑の如き沈むもの」(2009年)は、第10回本格ミステリ大賞受賞ということから察せられるとおり、ホラーよりもミステリに重きを置き、トリックに趣向を凝らしたものでした。
そのせいか、本作品は、ホラー寄りの作風になっています。
そもそも、冒頭で、本格ミステリで扱われる、密室、人間消失、見立て殺人などのアイテムが関わってこないという意味の断り書きがあります。

確かに起こるのは「連続身投げ事件」。
戦前・戦中・戦後の3つの時代に、遊郭を舞台に複数回発生します。
これらを結ぶものがあるとすれば、「遊女」ならぬ「幽女」という怪現象のみ。
これでは、探偵が推理する余地は一見なさそうに思えます。

──しかし、そこは、ミステリとホラーの融合がウリの本シリーズ、きちんと、ミステリの要素である「意外な真相」は用意されています。
説明のつかぬ怪異で煙幕を張り、真相を見破られないようにするという手法は、ますます磨きがかかっているのではないでしょうか。

物語の前半は、遊郭に身売りされた少女の日記で、人情話の装いもみられますが、もちろん「伏線」が張られています。
解決編を読むと、題名の「幽女」が単なる「遊女」の言葉遊びでないことに気付かされます。
また、「怨むもの」の奥深さも印象的な作品となっていました。

次作はどんな趣向で、読者を圧倒するのか、今後も楽しみなシリーズと言えましょう。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.9
(4pt)

前作と方向転換、好みが分かれるかも

ミステリとホラーの絶妙なコラボが毎回楽しみな刀城言耶シリーズも、2012年発表の本作品で、長編第6作目となります。

前作「水魑の如き沈むもの」(2009年)は、第10回本格ミステリ大賞受賞ということから察せられるとおり、ホラーよりもミステリに重きを置き、トリックに趣向を凝らしたものでした。
そのせいか、本作品は、ホラー寄りの作風になっています。
そもそも、冒頭で、本格ミステリで扱われる、密室、人間消失、見立て殺人などのアイテムが関わってこないという意味の断り書きがあります。

確かに起こるのは「連続身投げ事件」。
戦前・戦中・戦後の3つの時代に、遊郭を舞台に複数回発生します。
これらを結ぶものがあるとすれば、「遊女」ならぬ「幽女」という怪現象のみ。
これでは、探偵が推理する余地は一見なさそうに思えます。

──しかし、そこは、ミステリとホラーの融合がウリの本シリーズ、きちんと、ミステリの要素である「意外な真相」は用意されています。
説明のつかぬ怪異で煙幕を張り、真相を見破られないようにするという手法は、ますます磨きがかかっているのではないでしょうか。

物語の前半は、遊郭に身売りされた少女の日記で、人情話の装いもみられますが、もちろん「伏線」が張られています。
解決編を読むと、題名の「幽女」が単なる「遊女」の言葉遊びでないことに気付かされます。
また、「怨むもの」の奥深さも印象的な作品となっていました。

次作はどんな趣向で、読者を圧倒するのか、今後も楽しみなシリーズと言えましょう。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.8
(4pt)

ミステリーというより、風俗歴史小説。

遊郭のお話が中心ではないのでしょうか・・。正直、途中誰が犯人とかどうでもよくなってしまいます。それは、大きく3部に分かれていて、最終的には無理やりつなげるしかなくなってしまうので、ミステリーとしてはなかなか難しいのではないでしょうか。しかしながら、内容はとっても良く出来ており、最後まで気になる感じで終わりを告げます。自分は好きです。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.7
(4pt)

ミステリーというより、風俗歴史小説。

遊郭のお話が中心ではないのでしょうか・・。正直、途中誰が犯人とかどうでもよくなってしまいます。それは、大きく3部に分かれていて、最終的には無理やりつなげるしかなくなってしまうので、ミステリーとしてはなかなか難しいのではないでしょうか。しかしながら、内容はとっても良く出来ており、最後まで気になる感じで終わりを告げます。自分は好きです。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.6
(4pt)

良質な歴史風俗小説だが・・・

ミステリーとしての斬新さは皆無だけど、郭の生活を平明に描写した内容は興味深い。

ただ文中、「心が折れる」「ほっこり」といった最近の軽薄な語句表現が使われていることが、実に興醒めである。

第1章の”緋桜”は時代設定からして大正生まれが明らかなのだから。

次回作にさらに期待する意味も込めて★★★★とした。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.5
(4pt)

良質な歴史風俗小説だが・・・

ミステリーとしての斬新さは皆無だけど、郭の生活を平明に描写した内容は興味深い。

ただ文中、「心が折れる」「ほっこり」といった最近の軽薄な語句表現が使われていることが、実に興醒めである。

第1章の”緋桜”は時代設定からして大正生まれが明らかなのだから。

次回作にさらに期待する意味も込めて★★★★とした。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.4
(4pt)

結構面白かった

この作者の作品を読むのは2作目ですが、1作目に読んだ「水魍の如き沈むもの」よりずっと読みやすかったし、面白かったと思います。
読み始めてしばらくは、どこからミステリーになるのかを考えていましたが、読み進めるうち物語に入り込んで、そんなことはどうでもよくなりました。
最終的にはミステリー要素を含んだ落ちがつくのですが、その内容には少し無理があるため納得ができませんでした。
しかしながら、物語の最後で記される追記の内容が正しいと考えればすっきりするのではないでしょうか?
ミステリーの読み方として、物語を楽しむのか、トリックの独創性や、正当性を検証して楽しむのかはそれぞれと思いますが、私は前者なので、最後にとってつけたように登場して無理やりなこじつけを披露する刀城言耶の滑稽さが逆に楽しく思えました。
ところで、最近のミステリーの登場人物の名前に関して、もっと簡単な名前にできないものでしょうか?
作者の自主規制なのか知りませんが、感情移入ができない上、レビューを書くときに漢字変換が面倒です。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.3
(4pt)

結構面白かった

この作者の作品を読むのは2作目ですが、1作目に読んだ「水魍の如き沈むもの」よりずっと読みやすかったし、面白かったと思います。
読み始めてしばらくは、どこからミステリーになるのかを考えていましたが、読み進めるうち物語に入り込んで、そんなことはどうでもよくなりました。
最終的にはミステリー要素を含んだ落ちがつくのですが、その内容には少し無理があるため納得ができませんでした。
しかしながら、物語の最後で記される追記の内容が正しいと考えればすっきりするのではないでしょうか?
ミステリーの読み方として、物語を楽しむのか、トリックの独創性や、正当性を検証して楽しむのかはそれぞれと思いますが、私は前者なので、最後にとってつけたように登場して無理やりなこじつけを披露する刀城言耶の滑稽さが逆に楽しく思えました。
ところで、最近のミステリーの登場人物の名前に関して、もっと簡単な名前にできないものでしょうか?
作者の自主規制なのか知りませんが、感情移入ができない上、レビューを書くときに漢字変換が面倒です。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968
No.2
(4pt)

不思議な…ミステリーか怪奇か

三つの時代にそれぞれ三つの事件が起きて、それを別々の人間の視点から語られていきます。 主人公は最初と最後に現れるのみですが、このシリーズの主人公は問題解決のためではなく、語り手の役割でしかないのでしょう。 今回も妖しげな雰囲気を十分味わえました。 全ての謎が明確に解かれるわけではないのですが、そのことがかえって、読後に不思議な余韻を残したように思います。
幽女の如き怨むもの (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (講談社文庫)より
4062930943
No.1
(4pt)

不思議な…ミステリーか怪奇か

三つの時代にそれぞれ三つの事件が起きて、それを別々の人間の視点から語られていきます。 主人公は最初と最後に現れるのみですが、このシリーズの主人公は問題解決のためではなく、語り手の役割でしかないのでしょう。 今回も妖しげな雰囲気を十分味わえました。 全ての謎が明確に解かれるわけではないのですが、そのことがかえって、読後に不思議な余韻を残したように思います。
幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) Amazon書評・レビュー: 幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ)より
4562047968