■スポンサードリンク
嘘つきパズル
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
嘘つきパズルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
近年は『青鬼』シリーズのノベライズや二階堂 黎人との共著『Killer X キラー・エックス』シリーズなどでお馴染み、黒田研二が02年に出した変本格ミステリー小説。 間男(はざまおとこ――主人公の名前です)は妻との船舶旅行中に嵐に襲われ船から投げ出されてしまう。 漂着した島には同じく船から投げ出された6人もたどり着いていた。島ではたどり着いて早々、人面猿が現れたり、人骨を発見したり、極めつけは異次元の猿人が現れ呪いをかけられてしまう。 そんな尋常ではない状況の中、殺人事件が起きて…。 そう、これはバカミスです。 ぶっ飛んだ設定の中でぶっ飛んだキャラがギャグを飛ばしながら跋扈する作品です。 しかし、あとがきで作者も書かれているようにミステリー部分はすごく考え捻られています。大真面目です。 物語の最後、あの解明方法はこの作品でないと読めません。 設定をうまく使った反則スレスレの謎解きです。 バカミスファンも本格ファンもぜひご一読あれ。 作中に登場する筋骨隆々のおかま銭山サチオこと「ぜにーちゃん」はお気に入りキャラのようで、作者のホームページで彼の出てくる短編群が本書発表当時は読めたそうなのですが、今現在は公開されていないようです。残念。 表紙、作中のイラストは全て『パタリロ!』の魔夜峰央先生が描かれています。 作者は子供の頃からの大ファンで、今作をプロットの段階から「魔夜先生みたいな雰囲気の作品に仕上げよう」と考えていたそうな。 自分は読んでる最中に『ハイスクール!奇面組』が思い起こされましたが。 もしかして、あとがきの冒頭は『横須賀ロビン』の雪月卓也の登場シーンを意識されているのでしょうか?考えすぎ? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
表紙のイラストが濃いので手に取るのをためらう人もいるだろうが、メフィスト賞作家のクロケンによるユーモアミステリー長編である。 冒頭の頭の体操から引用された複数人のうち誰かが嘘を言ってその他は真実で誰が言っていることが正しいかみたいな嘘付きパズルを孤島の連続殺人ネタでやってみたという意欲的なミステリーである。 副題の究極の名探偵誕生というのも最後まで読まば何が究極なのか分かる仕掛けだ。確かにこれは究極の名探偵である・・・。 大半はダジャレとお下劣ギャグが占めているが、ちゃんと伏線も張ったある条件下での特殊論理による推理作品になっているのは見事である。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
豪華客船の難破により、ある孤島に流れ着いた間男(はざまくろお)と乗客たち。しかしその島には、異様な能力を持つ、ある怪物が生息していた。怪物の怒りを買った間男たちを襲う、「呪い」の正体とは……と書くと、まるでシリアスなホラー小説のようですが、だまされてはいけません。脱力ギャグとくだらない駄洒落連発のお笑い小説、しかしてその実態は、独自の論理を盛り込んだ、精緻な本格ミステリなのです。あまりの馬鹿馬鹿しさにあきれながら読んでいると、いくつもの伏線に裏付けられた、意外な結末に足をすくわれます。そう、あなたが「くだらねー」と鼻で笑ったそのギャグさえ、実は謎を解く鍵なのかもしれません……本格ミステリ好きもそうでない方も、是非、御一読を。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
豪華客船の難破により、ある孤島に流れ着いた間男(はざまくろお)と乗客たち。しかしその島には、異様な能力を持つ、ある怪物が生息していた。怪物の怒りを買った間男たちを襲う、「呪い」の正体とは…… と書くと、まるでシリアスなホラー小説のようですが、だまされてはいけません。脱力ギャグとくだらない駄洒落連発のお笑い小説、しかしてその実態は、独自の論理を盛り込んだ、精緻な本格ミステリなのです。 あまりの馬鹿馬鹿しさにあきれながら読んでいると、いくつもの伏線に裏付けられた、意外な結末に足をすくわれます。そう、あなたが「くだらねー」と鼻で笑ったそのギャグさえ、実は謎を解く鍵なのかもしれません…… 本格ミステリ好きもそうでない方も、是非、御一読を。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!