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(短編集)
狐火の家
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狐火の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全59件 1~20 1/3ページ
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ネタバレあり。 貴志祐介の「狐火の家」は、防犯探偵シリーズの第二弾として、弁護士の青砥純子と防犯ショップの店長である榎本が再びタッグを組み、複数の密室事件に挑む短編集。 本作は、前作「硝子のハンマー」とは異なり、4つの短編から構成されており、それぞれが独立した物語を展開する。 まず、表題作「狐火の家」は、田舎の古い日本家屋を舞台にした密室事件。 家族間の複雑な人間関係と、古い家屋ならではの閉塞感が見事に描かれており、物語に引き込まれる。 特に、逆転の発想を用いたトリックは秀逸で、最後まで目が離せない。 「黒い牙」は、タランチュラ愛好家の世界を舞台にした異色の作品。 蜘蛛という一般的には嫌われがちな生物を題材にしつつも、その生態や魅力を巧みに描写している。 トリックも非常にユニークで、驚くこと間違いなし。 「盤端の迷宮」は、将棋界を舞台にした密室事件で、将棋の専門知識が要求される部分もあるが、ミステリーとしての完成度は高い。 将棋の盤面を利用したトリックは斬新で、将棋ファンには特に楽しめる内容となっている。 「犬のみぞ知る」は、劇団を舞台にしたコメディタッチの作品。 劇団員たちの人間模様や、番犬の存在が重要な役割を果たすこの作品は、他の3作とは異なる軽快なリズムで進行する。 特に、劇中劇のような展開がユーモラスで、読者を笑わせる要素が満載。 まとめると「狐火の家」は、各短編がそれぞれ異なる魅力を持ち、飽きさせない工夫が凝らされている。 青砥純子と榎本のコンビネーションも健在で、彼らの掛け合いが物語にさらなる深みを与えている。 密室トリックのバリエーションも豊富で、ミステリーファンにはたまらない一冊。 ただし、短編集であるがゆえに各話の解決があっさりしている。 が、貴志祐介の巧みな筆致と、緻密に練られたトリックは健在で、シリーズファンやミステリー好きには十分に楽しめる内容となっている。 | ||||
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この人の本を何冊か読んでいましたが、初めてつまらなくて手が止まりました。他の方のレビューにもありますが、女性弁護士のキャラクターが、硝子のハンマーの時とすっかり変わって劣化しています。 探偵役とのやり取りもつまらない。 道具立てのみの短編は、読後何も残らない感じでした。 | ||||
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青砥さんのイメージが崩れた短編集。 ソースは分かりませんが、硝子のハンマーで使用されなかったトリックのストックを活かすため、短編作製された経緯あるようですね。そのためか、トリックだけよく練られた浅いストーリーが多いです。 硝子のハンマーを見て、その続きを期待して読むのはやめた方が良いと思います。自分は期待値高く、今作を読んだので見事に撃沈しました。 何よりも嫌気がさすくらい、青砥弁護士のキャラに下方修正がかかっています。 一作目の青砥さんは、ドンピシャな推理こそできないものの、賢明に依頼人の嫌疑を晴らそうと奔走する良い弁護士さんであり、榎本さんに気付きを与えるポジションだったと思うのですが、短編における彼女はアホな推理を披露して話を間延びさせるだけの人になってしまいました。 あとは美貌の弁護士と自負するくだりがあまりにも多くてくどいと思います。もういいよ…ってなる。 前作の理知的な青砥さんを返して欲しいです。 一番気になるのは、青砥さんにしろハゲコウさんにしろ、自分から榎本さんにヘルプを求めた癖に、終始イライラして怒って、彼のやることなす事全部にケチをつけて何なんだろうこの人たち…って思います。 榎本の語り一辺倒になるのを防ぐための合いの手役なのだと思いますが、あまりにも一々突っかかってくるので、もーうるさい黙って推理聞いてろよと言いたくなりました(笑) 貴志祐介さんの長編は文章が読みやすく、話そのものが面白いのでどんどん読み進められるのですが、防犯探偵シリーズの短編は先に続くであろう冗長なやり取りを思って、ページを繰るのが億劫になります。 書ききれなかったトリックを防犯探偵の続編としてなあなあに消費するのではなく、別のストーリーでもっと大事に書き上げて欲しかったです。 | ||||
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防犯探偵・榎本の第二弾。 硝子のハンマーの続編ということで、期待して読んだが期待外れ。 密室殺人の謎を防犯コンサルタント(手練れの泥棒)が解くというプロットは変わらず。ただ短編なので人物描写が浅く、特にもう一人の主人公である女性弁護士の人物に魅力が感じられない。 好きな作家だけに自作に期待。 | ||||
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「黒い牙」好きですね!尖ったキャラクターと 、トリックのギリギリさも含めて! 「犬のみぞ知る」は完全にコメディ、おもしろいです | ||||
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密室にこだわった短編集です。密室といっても、手換え品換え楽しませてくれるので、密室ものが好きな人なら、十分に楽しめると思います。 一方、物語としては、この作者の特徴なのかもしれませんが、読者に感情移入をさせるような描写を登場人物にする一方で、思い切って、読者の思い入れを突き放すような割り切ったストーリーで描くことが多いと思います。 特に短編では、物語の切れ味を良くするためか、その面が強く出ているように思いました。 | ||||
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「防犯探偵・榎本」シリーズ「硝子のハンマー」に続く第二弾。またまたAudibleを半分使いながらの読了。今度は全4話の短編集。どの話も最後は余韻残しながら話が終わる・・・なんかしっくりこなかったなぁ。しかしユーモアありキモイもありで楽しめましたけどね。 今、第三弾「鍵のかかった部屋」読んでます(半分聞いてます)。(^^ | ||||
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詳しくは書かないほうがよいと思うので書きませんが、はじめの3分で入り込み一気読みしました。とにかく面白かった。 | ||||
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長野県の旧家で、中学3年の長女が殺害されるという事件が発生。突き飛ばされて柱に頭をぶつけ、脳内出血を起こしたのが死因と思われた。現場は、築100年は経つ古い日本家屋。玄関は内側から鍵がかけられ、完全な密室状態。第一発見者の父が容疑者となるが……(「狐火の家」)。表題作ほか計4編を収録。防犯コンサルタント(本職は泥棒?)榎本と、美人弁護士・純子のコンビが究極の密室トリックに挑む、防犯探偵シリーズ、第2弾! | ||||
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雀蜂に続き、貴志祐介先生のミステリー短編集を、オーディブルで楽しみました。 貴志祐介先生の信奉者からは、ホラーでもなく、オーディブルで聴くなどというのは、二重の意味で、掟破りなのでしょう。 しかし、シャーロック・ホームズシリーズをはじめ、推理小説は、オーディブルに適していると思います。 作家が文章に込めた思いを、ナレーションを担当される声優の方が、見事に演じて頂けるのですから、私ごときが下手な解釈をいれて読むよりも、楽しめることは間違いありません。 貴志祐介先生といえばホラーが有名なようですが、雀蜂、そしてこの短篇集などは、真逆に、軽い気持ちで、楽しめる、終わった後も、あまり人間の業のようなものを心のなかに留めない、極めて軽いサスペンスに仕上がっていると思います。 ナレーションを担当される丸山 雪野さんも、雀蜂と同様、あまり極端に解釈を入れず、作者の意志に忠実にお読み頂き、素直に作品を楽しむことができました。 素晴らしい作品、ありがとうございます。 | ||||
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色も形もうわさの通り良い商品です。また購入したいと思います。 | ||||
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防犯探偵シリーズ二作目。前作「硝子のハンマー」も面白かったけど本作もなかなか。前作は長編一本勝負だったのに対し、本作は密室をテーマにした4つの短編集になっています。 短編ということで前作ほどの密度はありませんが、個人的にはこちらの方が好み。サクサク読めてテンポよく謎解きを楽しめます。 作者が貴志祐介と考えると物足りない感じは確かにありますが、それを考えなければどの短編も一定の水準を越えていると思います。特に面白かったのは「黒い牙」。虫系の話です。貴志先生がイキイキしながら書いているのが目に浮かぶようでした(笑) この作者にしては珍しく全体的にお笑い要素が多いので、著作の中では比較的軽く楽しめる内容になっています。☆4。 | ||||
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貴志さんの本を読むのは、これで7作目だが、過去に読んだ6作品はどれもがすばらしく、私にとっては10割打者であったが、初めて、読んでも読まなくてもどちらでも良かったと感じた作品。 「狐火の家」と「黒い牙」は、どちらも真相が拍子抜け。 「盤端の迷宮」は将棋の棋士の発想が随所に盛り込まれており、コンピューターやITの出現に関する問題提起もあり、この作品集の中では一番面白いと感じた。ドアチェーンがかけられていた理由は、ちょっと苦しくもあるが、この作品らしい真相。 「犬のみぞ知る」は筒井康隆作品に出てくるような登場人物たちによるドタバタ劇だが、たった一つの事項の気付きによって、真相が指摘されているのが面白い。 | ||||
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話の内容やキャラ、トリックなどは微妙です。 けど、文体だけはやはり貴志祐介。 他の作家には出せない読みやすさがあります。 が、貴志祐介の本と思って読むとがっかりするのでしょうね。 残念ながらキャラが立ってないのが一番の原因かも。 貴志祐介の本はキャラやストーリーに引き込まれ とびっきりの恐怖やドキドキ感を味わうのがファンの期待するところだと思います。 が、残念ながらそのストーリーやキャラがいまいちなため読みやすいだけに尽きます。 正直、2000年以降の現代に密室殺人は流行らない気が…。 それでも面白けりゃいいんですが、主人公二人の魅力がなくて…。 そんなわけで暇つぶしにさらっと読んでいます。 そういう気持ちで読めばあんまりガッカリはしません。 ファンなら一応買っても…という本ですね。 | ||||
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「青の炎」と「『硝子のハンマー」は好きでしたが、これはダメでした。 タイトル作品以外も全部ダメ。私には合わなかったようです。 | ||||
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貴志祐介の作品にしてはちょっと軽かった。悪の経典のイメージが強すぎたのかも | ||||
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POCKEY SIZE easy to carry on. The story is used for the TV drama and it is interesting | ||||
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嵐の大野智さん主演のテレビドラマを観て原作があると知り購入しました。テレビとは内容が少し違ったので面白かったです。 | ||||
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ドラマを見てから読んだので、ドラマとの違いを楽しみながら読んでいます。 | ||||
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どうもしっくりこない。 事物の捉え方がありきたりです。 最初は良くても面白さが長続きしない。 途中から、物語の進展よりも結末だけが知りたい感じになっちゃいます。 そして、結末も良くない。 良くない尽くしです。 読み終えても、感慨に残るものがない。 もっと捻らないと面白くない。 嗚呼、残念。 | ||||
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