■スポンサードリンク
(短編集)
狐火の家
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
狐火の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.42pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 1~20 1/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ネタバレあり。 貴志祐介の「狐火の家」は、防犯探偵シリーズの第二弾として、弁護士の青砥純子と防犯ショップの店長である榎本が再びタッグを組み、複数の密室事件に挑む短編集。 本作は、前作「硝子のハンマー」とは異なり、4つの短編から構成されており、それぞれが独立した物語を展開する。 まず、表題作「狐火の家」は、田舎の古い日本家屋を舞台にした密室事件。 家族間の複雑な人間関係と、古い家屋ならではの閉塞感が見事に描かれており、物語に引き込まれる。 特に、逆転の発想を用いたトリックは秀逸で、最後まで目が離せない。 「黒い牙」は、タランチュラ愛好家の世界を舞台にした異色の作品。 蜘蛛という一般的には嫌われがちな生物を題材にしつつも、その生態や魅力を巧みに描写している。 トリックも非常にユニークで、驚くこと間違いなし。 「盤端の迷宮」は、将棋界を舞台にした密室事件で、将棋の専門知識が要求される部分もあるが、ミステリーとしての完成度は高い。 将棋の盤面を利用したトリックは斬新で、将棋ファンには特に楽しめる内容となっている。 「犬のみぞ知る」は、劇団を舞台にしたコメディタッチの作品。 劇団員たちの人間模様や、番犬の存在が重要な役割を果たすこの作品は、他の3作とは異なる軽快なリズムで進行する。 特に、劇中劇のような展開がユーモラスで、読者を笑わせる要素が満載。 まとめると「狐火の家」は、各短編がそれぞれ異なる魅力を持ち、飽きさせない工夫が凝らされている。 青砥純子と榎本のコンビネーションも健在で、彼らの掛け合いが物語にさらなる深みを与えている。 密室トリックのバリエーションも豊富で、ミステリーファンにはたまらない一冊。 ただし、短編集であるがゆえに各話の解決があっさりしている。 が、貴志祐介の巧みな筆致と、緻密に練られたトリックは健在で、シリーズファンやミステリー好きには十分に楽しめる内容となっている。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「黒い牙」好きですね!尖ったキャラクターと 、トリックのギリギリさも含めて! 「犬のみぞ知る」は完全にコメディ、おもしろいです | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
密室にこだわった短編集です。密室といっても、手換え品換え楽しませてくれるので、密室ものが好きな人なら、十分に楽しめると思います。 一方、物語としては、この作者の特徴なのかもしれませんが、読者に感情移入をさせるような描写を登場人物にする一方で、思い切って、読者の思い入れを突き放すような割り切ったストーリーで描くことが多いと思います。 特に短編では、物語の切れ味を良くするためか、その面が強く出ているように思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「防犯探偵・榎本」シリーズ「硝子のハンマー」に続く第二弾。またまたAudibleを半分使いながらの読了。今度は全4話の短編集。どの話も最後は余韻残しながら話が終わる・・・なんかしっくりこなかったなぁ。しかしユーモアありキモイもありで楽しめましたけどね。 今、第三弾「鍵のかかった部屋」読んでます(半分聞いてます)。(^^ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
詳しくは書かないほうがよいと思うので書きませんが、はじめの3分で入り込み一気読みしました。とにかく面白かった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
雀蜂に続き、貴志祐介先生のミステリー短編集を、オーディブルで楽しみました。 貴志祐介先生の信奉者からは、ホラーでもなく、オーディブルで聴くなどというのは、二重の意味で、掟破りなのでしょう。 しかし、シャーロック・ホームズシリーズをはじめ、推理小説は、オーディブルに適していると思います。 作家が文章に込めた思いを、ナレーションを担当される声優の方が、見事に演じて頂けるのですから、私ごときが下手な解釈をいれて読むよりも、楽しめることは間違いありません。 貴志祐介先生といえばホラーが有名なようですが、雀蜂、そしてこの短篇集などは、真逆に、軽い気持ちで、楽しめる、終わった後も、あまり人間の業のようなものを心のなかに留めない、極めて軽いサスペンスに仕上がっていると思います。 ナレーションを担当される丸山 雪野さんも、雀蜂と同様、あまり極端に解釈を入れず、作者の意志に忠実にお読み頂き、素直に作品を楽しむことができました。 素晴らしい作品、ありがとうございます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
色も形もうわさの通り良い商品です。また購入したいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
防犯探偵シリーズ二作目。前作「硝子のハンマー」も面白かったけど本作もなかなか。前作は長編一本勝負だったのに対し、本作は密室をテーマにした4つの短編集になっています。 短編ということで前作ほどの密度はありませんが、個人的にはこちらの方が好み。サクサク読めてテンポよく謎解きを楽しめます。 作者が貴志祐介と考えると物足りない感じは確かにありますが、それを考えなければどの短編も一定の水準を越えていると思います。特に面白かったのは「黒い牙」。虫系の話です。貴志先生がイキイキしながら書いているのが目に浮かぶようでした(笑) この作者にしては珍しく全体的にお笑い要素が多いので、著作の中では比較的軽く楽しめる内容になっています。☆4。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
POCKEY SIZE easy to carry on. The story is used for the TV drama and it is interesting | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
嵐の大野智さん主演のテレビドラマを観て原作があると知り購入しました。テレビとは内容が少し違ったので面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマを見てから読んだので、ドラマとの違いを楽しみながら読んでいます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「新世界」や「天使の囀り」を読んだが、今回は純粋なミステリー。それも密室トリックに限定されているいまどき珍しいコンセプト。本格物が好きな方ならお勧め。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
後味の悪い話ばかり(書き下ろしは除く)な短編集。前作の「硝子のハンマー」を読み終わったら、すぐに買ってしまいました。 そして、だいたい一日がかりで読破しました。なぜそこまではまれるか ヒロインの青砥純子が酷い目に会うから とくに「黒い牙」は青砥は地獄を見ます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前作の硝子のハンマーは長編だったが、これは4作の短編から構成されている。前作同様に、基本的には密室トリックをベースとしたミステリーであり4つの密室バリエーションを楽しむことができる。ホラー色はまったくないため読後感も悪くなく(逆にまがまがしい人間の悪意、不気味さ、怖さが高いリーダビリティーの源泉ではあるが)次作(鍵のかかった部屋)を読むのが待ち遠しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
長編だったガラスのハンマーのキャラクターによる短編集(4編) 前作が大好きというほどではなかったので、本作は文庫を待ちました。 前作同様に貴志さんのおどろおどろしい「ホラーテイスト」はなく、「探偵」「トリック」といったキーワードがぴったりのミステリ作品です。 もっと長い作品にもできるくらいのプロットを気前良く切り取って、なかなか味のある作品集だと思います。 2本目は「クモ嫌い」の方は絶対に読んではいけません。 クモの描写がえげつないというだけでは済みません。 クモが怖くない人には全く怖くないのですが。 4本目は少し「軽すぎ」。 劇団とか、俳優業の方たちに対して偏見があるのか?と思ってしまうくらい。 作風の変化をつけたかったにしても、殺人に関してこの軽薄さは悪趣味だと思います。 故に、国産ミステリ短編としては上質ですが、星は4つ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
主役コンビのやりとりを楽しみながら気軽に読めるシリーズだと思います。その意味では短編でもいいのですが、「硝子のハンマー」のように次々と推理を外す純子の面白さが、短編だと出しにくいというのが難しいところ。そんなわけで、このコンビで今後も短編も長編も出してもらいたいと希望! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
敏腕女性弁護士と、セキュリティショップ店長(実は裏の職業あり?)のコンビ探偵(?)の活躍を描く短編集である。「ガラスのハンマー」の続編にあたる。 4編収録されていて、いずれも密室もの。短編ということもあってか、トリック的にはまあこんなものか感がちょっとある。が、そこへ到達するまでの状況描写であるとか、ちょっとした叙述トリックぽい記載方法とか、読んでいて非常に読み応えがある。特にダークな雰囲気の描写がすばらしく、おどろおどろしいイメージがダイレクトに伝わってくる感じだ。 お気に入りは表題作でもある「狐火の家」。冒頭の違和感と、途中で明らかになる家庭内事情から、ははぁん、というところまでは読者も達することができるかもしれない。しかし終盤に至って、第2の事件はあまりにも予想外であるし、独白調で語られる事件全体像は、驚愕、というより、驚天動地!というところか。小説としてはフェアで素晴らしいのですが、これはちょっといくらなんでもひど過ぎませんかねぇ。 まあでもこの2人のコンビネーションはよく書けているし、なにより読んでいて楽しい。第3弾もあるようなので、楽しみに待ちましょう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「硝子のハンマー」の泥棒探偵が出てくる短編作品です。 おもしろかったですが……「黒い家」や「青い炎」の貴志さんを期待していると、肩すかしかなと思います。 軽く、お手軽に読める、ホラーミステリといった感じです。 実際にはどうなんだろう……と思いつつも、蜘蛛の話は予想外で目が点になりました。 ミステリを求めると、リアリティが……といわれそうですが、泥棒探偵のキャラクタと絶妙のホラー要素が混じっていて、楽しく読みました。 泥棒探偵の三作目、期待しています! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
4つの密室事件に「硝子のハンマー」の主人公が挑戦する。 貴志祐介の文章力、情報量、蘊蓄はさすがのもの。 殺人のトリックも奇想天外で楽しめる。 一つ難点を言えば、主人公の二人の関係が一向に進捗しなかった点。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
4つの密室事件に「硝子のハンマー」の主人公が挑戦する。 貴志祐介の文章力、情報量、蘊蓄はさすがのもの。 殺人のトリックも奇想天外で楽しめる。 一つ難点を言えば、主人公の二人の関係が一向に進捗しなかった点。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!