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新世界より
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【この小説が収録されている参考書籍】
新世界よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全364件 61~80 4/19ページ
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アニメを見ている途中で、作品世界の細かい設定や出来事の背景を知りたくなり、原作を購入することにしました。 結果的に小説の方がはるかに面白く、全3巻を2日間で読み切りました。 作品の舞台は、未来の日本で、文明を捨てた代わりに超能力を使いこなす人々が、貨幣経済に頼らず争いもなく協力し合って暮らす、一見ユートピアのような社会です。 その平和なはずの社会の負の側面が徐々に明かされていくに連れて、主人公たちの置かれている危険な環境に、ひりつくような緊張感と焦燥感を覚えます。 (過去作品のクリムゾンの迷宮で感じる感覚に近いような) 設定だけだとラノベのようですが、貴志祐介の圧倒的な文章力と構成から、生き生きとしたリアリティーのある未来の社会や人間の営みが描かれています。 今の日本社会との連続性と、今とは異なる文化の中で生きる未来人の感覚への違和感(特にバケネズミや子供への無慈悲な扱い)の、両方を感じることができました。 (作品に張り巡らされた違和感を感じる要素も伏線になっています。) あと、主人公の性格があまり良くないんですよね。 けっこう自己中心的で、自分にとって重要でない人に対する扱いもわりとひどい。 切れ者ではありますが、溢れんばかりの正義感や野心、一途な心を持っているというタイプではありません。 そこがリアリティーであり、また強敵を退治する際の強みにもなっていて、本当によく練られた作品だなと思う次第です。 | ||||
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何度読んでも、面白い。近未来で科学技術が衰退した理想郷である事が、ストーリーに重みを持たせている気がしました。 | ||||
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何度読んでも、面白い。近未来で科学技術が衰退した理想郷である事が、ストーリーに重みを持たせている気がしました。 | ||||
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何度読んでも、面白い。近未来で科学技術が衰退した理想郷である事が、ストーリーに重みを持たせている気がしました。 | ||||
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下等動物とされているバケネズミがどちらかというと人間に近い思考をしていると思います。根本的に制御しきれない力を持ってしまったこの世界の人間は結局は衰退して消えてしまうのかなぁといった感じもありますが、何より人間を出し抜くほどの知能を持ったバケネズミとの和解の徴候が一切なかったあたり、最後にあの世界の覇権を握る生物はバケネズミだと思います。 | ||||
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上中下、ともに以前読んだことがありましたが、今回もまた新鮮な気持ちで読むことができました。やっぱりおもしろい。未知の生物や現象を扱っているため。想像力がかきたてられました。ぜひ多くの方に読んでいただきたいです。 | ||||
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貴志祐介さんの作り込まれた世界観にのめり込むようにして読んでしまいました。 sf初心者でも読みやすい作品だと思います。 まず迷ったら読んでみてください。 全体にハマりますから(笑) | ||||
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数年前に図書館で読んで感動した。その後もときおりふとこの本のことを思い出すことが度々あったので購入した。 私はSFが好きなのでかなりの作品を読んできたが、この本はこれまでで1,2を争うレベルで優れていると断言する。 「新世界より」ほど細部まで練られている作品はそうそうない。 話の大筋はもちろんのこと、狂気、異様さを引き立てるための小道具たちの存在感。 作者の広範囲に及ぶ知識の広さによって成せる技だろう。 「性描写があったので途中で読むのをやめた。残念だ。」 というレビューを見つけたが、それはこの作品を構成する設定のごくごく一部であって、それを理由に読まないのはあまりにも勿体ない。 この作品は物語が進むにつれ加速度的に面白くなる。 どうか毛嫌いせず最後まで読んで見てほしい。 | ||||
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超未来冒険小説。面白く読めた。 アニメ版もあるけど、原作では相当気持ち悪い生き物として描かれているクリーチャー類がアニメでは割りとマイルドなデザインになっているし、原作推しで。 性描写もノーカットだしな!! | ||||
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Very good read recommend it 1000 | ||||
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全巻読後のレビューです。 元々貴志祐介さんの本がすきで色々読んでいたのですが、貴志祐介の作品でアニメ化できるものってどんなんよ…って読む気になれず買っていませんでした。 昔アニメがリアルタイムでしていた頃も、見よう見ようと思いつつ気付いたら終わってました。 ですが最近何か長編を読みたい気分になり、それ程ヘヴィーな内容じゃないやつでもいいや、と思い読み始めることになりました。 ところが読み始めると、めちゃくちゃハマってしまいました… (ちゃんと内容ヘヴィーでした) 上巻読んでる途中でアニメも気になり、調べるとキャラデザがとても良い… 早速dアニメストア登録してしまい、本を読み、読んだところまでアニメをみるという進め方(?)で全巻読みました。 初見読後から1ヶ月は経ちましたが、今だに本とアニメを何度も見返してます。 アニメは、原作の色々な詳細とかキャラの細かい心理描写はすっ飛ばされてますが、キャラの顔が良いのでもうそれだけで満足でした。 読んで良かった…! | ||||
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どこかの新聞で、平成を振り返って読むべき一冊に入っていたので、今更ながら読んで見る。おとぎ話っぽい設定かとおもいきや、未来の世界のはなしであり、そのギャップと、なぜそういった昔のおとぎ話っぽい生活をしないといけないのか、徐々に制約条件が明らかになっていく。 世界観が素晴らしいという言葉がこれほどぴったり来るストリーはないのではないか。 素直に感動し、神様とバケネズミの背景設定には震撼した。 ひさしぶりに上中下3巻を一気読みして、そのあとアニメも全部見てしまった。 おもろい。 | ||||
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率直に面白い。読みやすく、世界観に引き込まれて気が付くと3冊読破。 アニメの原作に向いていると思ったら、既にテレ朝系で放映済みなのね~おすすめです。 | ||||
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前に買ったものですが、この度3週目読破しました。 上巻の学園生活部分は、人によっては退屈に思うかも知れませんが、後半にいくにつれて読む手が止まらなくなります。 何回も読んでるのに、です。 アニメや漫画にもなっていますが、そちらはこの作品を充分に表現できているとは思えません。小説が1番です。 余談ですが、この作品には、現実には存在しない生き物が多数でてきます。そのため、姿形は読者それぞれのイメージに委ねられます。どうしてもイメージつかないときや、自分のイメージが合っているかの答え合わせとして、アニメ公式サイトのキャラクター一覧表は良かったかな、と思いました。 | ||||
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上中下と読んできましたが、1週間で読み終えました。 続きが気になり、本を読むのが止められなかったです。 表現の方法など語彙が多彩で、それが物語の雰囲気を作りだしているのだなと思います。 面白いです。同じ作者の別の作品も読みたくなりました。次は青の炎あたりを読んでみます。 | ||||
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上巻の途中から面白くなってきます。 世界ルールがわかるまでがゆっくり過ぎかも知れません。読んで良かったです。 | ||||
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貴志祐介といえば、メディア化されている[悪の教典]が有名ですが、書店員としてのおすすめは断然こちらになります。実際著者が作品制作に掛けた年月を考えても、こちらの方が力が入っているといえるのではないかと思います。上中下の3冊というのはとっつきにくさを感じるかもしれませんが、この物語はSF設定の上でのエンターテインメント小説で、あれよあれよとページが進んでいきます。一度読み始めてしまえば、「この前上巻を読み終わった」と思ったらすぐに全部読み終わってしまっていることだと思います。下巻のあとがきにもありますが、貴志祐介さんはこの作品をSF初心者でも楽しめるようにという考えを持って制作していますので、ここからSFを始めてみようという方にもおすすめです。 | ||||
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貴志祐介の傑作SF小説。 最初はよく分からなかったけど、途中からすさまじく引き込まれました。 あまりの面白さに徹夜し、次の日の仕事も休んでしまった記憶があります。日本史に残るレベルの素晴らしい小説だと思います。 | ||||
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この作品が他の異世界ファンタジーと一線を画している要因の一つとして、世界観が挙げられます。ページを繰っていると、入念に作り込まれた作品世界が、臭いや空気まで伴って、まるで本当に存在しているかのように迫ってくるのです。これは幼少期の視点から描かれているということが大きいと思います。水路でごみ漁りをするバケネズミに出くわすシーン一つとっても、昔このような経験をしたことがある、という奇妙な郷愁を駆り立てられるのです。 また、禁忌に触れてしまった子供たちがバケネズミの戦争に巻き込まれていく「夏闇」の章では、幼い頃に友達と探検に出かけて、迷子になってしまった時のような心細さをひしひしと感じます。この作品は、日本人が共通して持っている幼少期のおぼろげな感覚に訴えかけるような何か、を孕んでいるのだと思います。 似た「感じ」を持っている作品として、筒井康隆のいくつかの短編作品があります。「家」や「遠い座敷」などの作品です。これらの作品にも日本人の心象風景を呼び覚ますような懐かしさが漂っていますが、「新世界より」との最大の違いは、登場人物たちが実際に外の世界に飛び出していく、というところにあるのだと思います。子供たちが機転を利かせて虎口を脱していく一連のシーンには、初めて親の手を離れて、ひとり世界に放り出されたかのような寄る辺なさと、それでも何とか生き抜いていこうという強い意志を感じます。 ここまで褒めてばかりいるのですが、勿論駄目な点も数多くあります。上巻で積み上げてきたものを打っ棄って、単純なエンターテイメントに徹してしまった下巻の展開は残念だと言わざるを得ません。明かされた真相も、魅力的な世界観をちっぽけな枠の中に閉じ込めるようなものです。登場人物たちにも全く感情移入できませんでした。 ただ、それでも私がこの作品を好きなのは、ひとえに著者の熱量を感じるからです。貴志祐介という人は、相当な読書好き、それも冒険小説好きなのではないでしょうか。「新世界より」には、隅から隅まで、読者を楽しませてやろうという貴志祐介の思いが沁み込んでいます。こんなにも読んでいて楽しい本は他にありません。是非、読んで頂きたいです。 | ||||
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早紀が人間の中でもどれだけ異常かという問題についてはもうすでに上巻、下巻で語られているが下巻になると更に色が濃くなる。 私たちは自分が何者であるのかを知らない、そこにある秩序だった社会がそこにあって存在が許されて仲間がいる。自身の存在が肯定されている空間があれば疑問にはならないはずだ。 しかし、知らぬうちに我々は社会という大きな盾の中で傲慢に醜く太ってしまったのかもしれない。 それでももうこの日常を過ごすことしかできない、それでもやはりここが我々の世界なのだ。 そんな小さな世界の中で、外に対する恐怖だけが文字通り襲ってくる様子は十二分に描かれていて我々の世界にも実在する動物や植物を使用することによってリアリティのフィルターが常にかかっている、これは本当に素晴らしい点であり昨今のライトノベルやお粗末なSF小説には真似できない。デストピアという単語で世界に蓋をすることのできない視野を持っている。 想像力は未来を変える | ||||
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