■スポンサードリンク
新世界より
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
新世界よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全364件 21~40 2/19ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「『新世界より』は、貴志祐介氏によるSF小説であり、独創的な世界観と深い哲学的テーマが特徴的な作品です。 物語は、少年・佐藤健一を中心に展開します。彼が生まれ育った村で起こる不可解な事件をきっかけに、彼の周りの世界には秘密と謎が隠されていることが明らかになります。徐々に明らかになる新たな世界の秩序と佐藤健一の運命が交錯し、物語は緊迫感と驚きに満ちた展開を迎えます。 貴志祐介氏の筆致は独特であり、豊かな想像力と細部にわたる描写力が魅力です。彼の描く世界は緻密で奇抜でありながらも、人間の本質や社会の問題を探求しています。読者は主人公とともに謎解きや探求に挑みながら、新たな世界の秘密に迫ることができます。 『新世界より』は、人間の存在や自己の意味、倫理的なジレンマなどについて深く考えさせられる作品です。貴志祐介氏の鋭い洞察力と哲学的なテーマの探求は、読者に思考の余地を与え、多くの議論や考察を呼び起こすことでしょう。 この小説はSFと哲学の要素を組み合わせた作品であり、独自の世界観や驚きに満ちたプロットがSFファンや深い思考を求める読者に魅力的な体験を与えることでしょう。読者は新たな視点を得ながら、『新世界より』の世界に没入し、物語の意味やメッセージに考えを巡らせることができます。 全体を通して、『新世界より』は貴志祐介氏の代表作として高い評価を受ける作品であり、深い哲学的な洞察と想像力に満ちた物語を求める読者に強くおすすめしたい一冊です。」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
偽りの神に抗え。 自らの事を呪力を使える神と称する人類と呪力を使えないだけで醜いバケネズミへと変えられた旧人類との戦い、人間という生き物の醜さをよく表した物語であった。 仮にバケネズミ側に呪力があり人間側が呪力を持たない世界になったとしても同じことが繰り返されるだけであろう。 いっその事、呪力を持った人類が全てバケネズミに滅ぼされていれば呪力を持たないバケネズミはミノシロモドキから得た知識を元に科学技術を発展させ現在の我々に近い社会が出来上がり多少は平和な世界になったのかもしれない。 最後に早希は人類とお腹に宿る我が子の未来に希望を持っていたが、結局のところは振り出しに戻っただけで、これからも幼き頃の早希達の様に大人の管理体制に疑問を抱く異端の子供達が現れては処分されてゆく事だろう。 不安定な土台の上にある神を称する人類達の社会は、地獄の東京に放置された高耐久性のコンクリートの建物が崩れ去るより早く瓦解してしまうのでは無いだろうか。 本作は、凡ゆる科学技術が発展し自然を破壊し他の生物の権利を奪い地球を我が物顔で跋扈している我々人類がいつの日にか手痛いしっぺ返しを喰らう事になるという警告でもあると考えられる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
中からの勢いが止まらなく下もすぐに読み終えてしまった。 中身には触れないことにします。 これは名作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この作者の本を初めて読んだが、上中下あっという間に読めてしまった。好みはあると思うが、非常に面白い。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
異種や輪から外れた人間を嫌い徹底的に排除し、臭い物には蓋をする。上が無能だと民の不満が募るばかり...なんか出てくる単語はファンタジーが多いけど今の現代に当てはまるものがあり終始気味の悪さと嫌悪感がありました。輪を乱すのは許さない制度とそれが染み付いているけど自我があっても無慈悲な主人公が恐ろしいと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
娘に勧められて読む事にしました。 いっきに読んでしまいました。 書店に行かずに好きな本が読めるってホント便利な世の中になりましたよね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
アニメで存在を知って、原作をいつか読みたいと思っていました。 アニメでは描写しきれなかった内容がとても面白かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元保険会社の人間がどうやったらこんな世界を思い描き、書けるのだろうか。日本古来の文化、生物学、薬学、疫学、戦争論、歴史その他、参考文献は凄い量になったのでは。ちなみに、最後の方で朝鮮半島との交易が記されているが、そこに出てくるカヤという地名は実在した大和朝廷統治下の任那のあった地域である。 二人の超呪力者の描写はともかく、バケネズミ、ミノシロモドキとか風船犬をどういう過程で考え出したのか、凡人の私には想像も出来ない。とにかく圧倒される世界観であり超壮大な物語である。貴志さんがまさかSF出身だったとは解説で知ってさらに驚いた。 以下ネタバレ含みます。 ------------------------------------------------------------------------------------------ MVP(MVR?)は奇狼丸だろう。身を挺して人間を守った。彼が敵か味方かしばらくわからないところが物語のキモである。本作の裏の主人公はスクィーラ。彼目線の物語でも一本書けそうだ。「私は人間だ!」は意外にしんみり来る名台詞。早季はけっこう黒い。せっかくのサイコバスターをダメにし、奇狼丸に捨て身の戦術をやらせるし身勝手な印象。勝手にスクィーラまで死なせるし。 上巻の搬球の試合は何かの伏線かと思っていたのだが結局何だったのか。バケネズミとの闘いに、あの経験が応用される場面があると思ったのだが。 下巻で閉口したのは幾つものクリーチャーの描写だ。数は多いし、説明が長く、具体的過ぎて気持ち悪いし、しかもその熟語の読めなさもあって読み進むのが苦痛だった。 現実的な恐怖では黒い家、気持ち悪さで天使の囀り、不気味さではクリムゾンの迷宮、サイコパスの狂気では悪の経典かと思うが、総合的なスケールの巨大さと登場人物(ネズミ)の志の高さという点では本書だろうか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は凡人が百年かかっても思いつくことの出来ない空想恐怖物語である。最初は物語の設定された時代が読めない。場所が日本であることはわかるが、いつの時代なのか分かるのは中盤あたり。とにかく難読な熟語、漢字がやたら出て来て、付いていくには根気が求められる。 途中、目が疲れたり疲労を覚えたとしても、とにかく読み進めて、その先にどんな世界が描かれているのか知りたくて仕方が無くなること必定だ。この異常な世界で登場人物たちはこれからどんな敵と遭遇し、どんな災厄に見舞われるのか、読者の好奇心を引き込む魔力がある。 文壇の鬼才が仕掛けた大掛かりで異常で気持ち悪く、超現実的な世界。心して読むべし。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
予想外の展開、そして不条理な悲劇が登場人物に降りかかります。この後物語がどのようにまとまるのか、気になります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
この数日この本に全てを費やしました。最後までドキドキの展開でした。色々と示唆のあるお話でした。 バケネズミが少しでも報われることを願います。 映画化、アニメ化は難しいですね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
TikTokの書評をみて読んでみました。 最初は世界観がなかなか分からずにいました。しかし途中からジェットコースターの展開です。中巻に突入したいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
没頭してあっという間に上中下を読んでしまう。そんな魅力がこの本にはあります | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
つまらない、という方もいるのに驚きでした。何回も読んでいますが、面白い。落ちを知らない最初に戻りたい。キシさんの本は色々読んでますがこれが一番面白い!またSFかいてね。応援してます | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
合わない人には合わないだろうな。 それはよくわかる。 しかし、合う人ならこれは最高ですよ。 いろんなジャンルを越えて、今までで一番ハマった本! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
一見子供向けSFファンタジーのような趣ですが、そこはさすが貴志祐介。 なかなかハードでえげつない展開。 アニメを先に見てから読んでいますが、アニメでは分かりづらかった細かい心情など分かりやすく、新鮮に楽しめました。 世界観にあっという間に引き込まれ、すぐに読み終わってしまいました。 とても面白いので、一見の価値ありです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ハラハラドキドキ、素晴らしい作品でした | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全てのSF小説は「仮想の世界をつかった思考上の社会実験」とも言えます。とすると、「新世界より」は「極限の社会実験」を見せてくれる小説です。超能力を手に入れた人類が暮らす、はるか遠い未来の世界を舞台としながら、極限の危機に追い込まれた人類の戦いを描くことで、人間の本性を問いただします。そしてそこから見出されるのは、古代から現代、そしてはるか未来に至るまで変わることのない人間性です。ホモサピエンスとして未来に種を残そうとする生存本能。その本能は「同胞」への強い愛情になる一方で「同胞以外」の者に対しては恐るべき残忍さとなって牙をむくのです。この小説を読めば、少なからずの人達が、私たちの心の奥底に眠っているであろう本性の可能性に気づき戦慄することでしょう。 話の前半は牧歌的でゆっくりとしていますが、進むにつれて不穏で不気味な空気を纏ってきます。そして後半は息もつかせぬ驚きの展開が連続し、結末までページをめくる手がとまりません。物語を通じて漂っていた不気味さの正体も徐々に明らかになります。 これだけの物語をつくりあげた作者の構想力と技量に脱帽です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1000年後呪力を持った人間と化けネズミはどうなっているのか。。圧倒的なパワーに知恵で対抗する化けネズミ側に立って、もう一度ゆっくり読んでみたいと思わせてくれた作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
上巻でゆっくり加速していった物語が、 最高速に届く前に、 空ぶかしをしている印象の中巻でした。 決してつまらなくはないのですが、 場所もストーリーも、 なんとなく行ったり来たりで。 そのかわり謎は、少しずつというか、 どんどん明らかになります。 中巻で、なんとなく世界観に慣れる感じ。 子供が主役である理由も、 中巻で明かされます。 なるほどねーと、そこは素直に納得。 下巻では、能力者同士の戦闘が、 いよいよ描かれるのでしょうか? 貴志祐介さんの物語は、 いつも面白いですし、 迫力も、説得力も、個性もあるのですが、 唯一の弱点といいますか、 たとえば将棋であれば、 歩と歩がぶつかった時、 ターン制なので、 先に当てたほうが勝ちます。 でもそれが人間対人間になったとき、 それも、不意打ちや騙し討ちではない、 正面衝突の決闘が起きたとき。 貴志祐介さんはいつも、 その先をほとんど描いてくれないのです。 『黒い家』で、少しだけ、 主人公と悪役が、 取っ組み合った場面もありましたが、 執拗に目潰しをした、 くらいの描写だったように思います。 攻防を描くのが、 全体は得意なのに個が苦手なのかな?と。 さて、下巻では、 その印象を払拭してくれるのでしょうか? ただ、描かれる能力が万能に近いので、 攻防の展開は難しいと予想してはいます。 弱点は、疲労くらいでしょうか? あとは、多少の得手不得手? パニック映画のクライマックスに近い、 逃げて逃げて、 何か弱点を発見して、 一発で逆転。みたいな。 昔からある展開だったらいやだなぁと。 そんな予感を吹き飛ばしてほしいです。 期待だけを胸に、 今から下巻を開きます! | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!