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新世界より



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新世界よりの評価: 3.97/5点 レビュー 506件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全364件 241~260 13/19ページ
No.124:
(5pt)

長大かつ重厚な作者の渾身の一作

アニメ化を機会に文庫本三冊を一気読み。読後の印象はSFの土地にミステリーの設計図を元に冒険小説とサイコホラーの建材で作った重厚な建築物と言った感じか。一種のファンタジーと言えなくもない。作品の本質は「人類とは何か?」という作者の問いにある。神の力を手に入れた人類が血に血を注ぐようなことまでして生きる様は正視に耐えない迫力がある。身の丈に合わない力は歪みを呼び、歪みは破壊を呼ぶ。それでもなお人類は歪みを直し変わろうとする…というところで本書は幕を閉じるのだが作者の問いかけは終わらない。読んだ者の心に響き刻み込まれるはずだ。人は人を殺す。その事実を我々はどう捉えどう向き合うべきなのか?
作者はこの問題に一つの光明を照らし筆を置いている。
曰く、「想像力こそがすべてを変える」と…。

全くの蛇足だが富子が語った悪鬼Kの話を読んだ時に神戸児童殺傷事件が頭を掠めたのは筆者の下らない勘ぐりだろか?
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.123:
(5pt)

ただ単に「面白かった」と言える作品です

未来+超能力もの、と聞いてずっと手に取るのをためらっていました。なんだかテカテカとして装飾過剰な物語を想像しませんか? しかし実際に読んでみると、そうした印象とはまったく別の、和風かつノスタルジックに彩られた、常に想像力を刺激してくるような魅力的な物語でした。なぜもっと早くに手に取らなかったのかと過去の自分に問いたいくらいです。

 どんなものかと読み始めると、序盤からミノシロや不浄猫など本作独自の生物たちに惹かれました。その後も終盤にいたるまで想像力を刺激するようなオリジナリティー溢れる生物たちは登場してきます。それらを頭の中でイメージしてみるだけで楽しかったです。こういう方面で興味をひくような作品は珍しいと思いますし、これで私は作品世界へとどっぷりと浸かることができました。

 そんな不思議な生物たちの中で作中でもっとも重要な位置にいるのが、人間と対をなす勢力「バケネズミ」です。人間と同様に社会性を持ち、言語を操る……けれども絶対に抗えない存在『人間』が存在する。とても面白い設定ですね。彼らの成り立ちから人間レベルまで知力を高めていく過程こそがこの物語の根幹と言えるでしょう。結局、知能がある生き物同士が隷従的な関係になればいつかはああした事態が起こりうるのだな、と。実に腑に落ちる物語でした。

 一方、人間の登場人物たちはなんだかライトノベルっぽいです(笑)。人にもよるでしょうが文体と合っていて読みやすいですし私は好きですけどね。主要キャラはいずれも好感が持てる造形ですが、子供のくせに異様に大人びていたり冷静沈着すぎるところは気になりました。バケネズミの方がなんだか人間くさいような気もします。

 人間たちの用いる異能の力「呪力」はただの超能力という要素を超え、世界観構築にも影響を与えているのも新鮮でした。世界よりもまず呪力が先、という在り方がです。以前の世界の物語も読んでみたくなりますね。

 いくつか語られなかった事柄が不満と言えば不満です。何点かあるのですが、とくに真理亜と守のこと。改めて説明する必要がなかったのかもですが、やはり微に入り細を穿つような解説がほしかったのが正直なところですね。前時代のことももっと知りたかったかな。

 まだまだ書き足りないことはたくさんあります。しかしここまでにしておきます。読もうか迷っている方により深くこの物語を堪能してほしいので。読了後はただ一言「おもしろかった」そう自信を持って言える一冊です。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.122:
(5pt)

たそがれ時のコミュニティの中で流れる “新世界より”

まったくの先入観なしで読んだのだが、久々にすごい傑作に出会ったという気がする。

舞台は1000年後の日本の関東地方。この時代、人々は昔の農村を思わせるコミュニティという単位で生活しており、全員が「呪力」と呼ばれる強大な念動力を当たり前のように使いこなしているが、そのあまりの威力ゆえに呪力が人を害することに向けられないように高い倫理規定のもと、攻撃抑制と愧死機構を遺伝子に組み込むなどして、厳密に管理されている。主人公はちょうど12歳の少年少女、呪力の萌芽が芽生えたところであり、その「正しい」使い方を学ぶための上級学校に進むところから物語は始まる。物語は早紀という少女の視点から丹念に書き込まれるが、そこで描かれる世界の深さ、広さが尋常ではない。コミュニティは八丁標と呼ばれる結界で外部から「悪いもの」が入ってこられないように守られ、子どもたちが呪力を「正しく」身につけることができるよう、都合の悪い真実を知らせないように厳重に管理されており、その一方でコミュニティの外ではバケネズミと呼ばれる人間並みの知性をもった生物が種族間での抗争を続けていたり・・。すべてが作者のイマジネーションによって作り上げられた壮大な虚構世界なのだが、物語の最初から最後まで破綻することがない。この筆力はさすがだ。上巻では主人公たちが夏休みに、禁止されていた外部世界との接触を図り大人たちが隠していた世界の真実を知る冒険譚、下巻では、主人公たちが大人になった時期の話だが、上巻で描かれた外部世界との接触が原因となって血腥い大殺戮が展開されてしまう。いずれも描かれた世界の中では当然起こるべくして起こったように感じられる。最初に作者が作り上げた世界観の完成度が高いからであろう。

タイトルの「新世界より」は、ドヴォルザークの交響曲「新世界より」からきている。主人公の居住するコミュニティでは、ちょうど夕方の刻限に街中でこの曲の第2楽章“遠き山に日は落ちて・・”が流れるのだ。私が通っていた小学校でも夕方のたそがれ時に、下校を促すアナウンスとともにこの曲が流れていたのを思い出した。沈む夕日の物悲しさと曲調が妙にマッチしており、胸が苦しいような寂しさに襲われたことを思い出す。外部との接触を遮断し進歩することを放棄した、まさにたそがれ時のコミュニティの中で流れるこの曲を主人公たちはどのような思いで聞いたのだろうか。

あまりに壮大なので映像化は無理だと思っていたのだが、2012年秋にアニメ化されるようだ。期待して待ちたい。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.121:
(5pt)

二千年の時をこえる金字塔

今秋からアニメ化されるとの事で、先立って文庫版を読み終えました。

既に数多くのレビューが投稿されており、その多くに高い有用性があると思いますが、
メディア化という、多くの意味で節目になり得る時点を目前に控えた状態で、
特にこれからアニメを見ようかと思っていて、その前段階として「新世界より」を
読もうと考えている方や、先に読もうか迷っている方、あとは漫画版を読んで困惑
している方(がいるのかわかりませんが)……など、割とSFやホラー・ミステリに
親しくない方に向けて、参考になりそうでならないかもしれない意見を、拙いながら
記させていただきます。

まず、どうしても取っ付きにくい感は否めません。
特に序盤では、様々な方位から紡がれる緻密な世界設計が、このジャンルに慣れない
読者を阻むことでしょう。わたし個人の例では、154ページ目を読むまで、特に長く
感じたように思います。
が、更に読み進めれば、後はほとんど一息に読み終えてしまうような、怒涛の展開に
圧倒されました。貴志祐介氏の著作を多く嗜んだファンから「既作のごった煮」と
評された今作ですが、その良い点として、1400ページを超える超大作ながら、いざ
物語が動き出せば読者を飽きさせない、壮大な魅力に満ち溢れていることは間違い
ありません。
これだけの素材を活字の俎上で見事に料理した著者の腕前は、わたしごときでは、
筆舌に尽くしがたい。これはやはり、実際に読んで感じていただきたい部分です。

また、作品全体を通して見たとき、わたしは中巻の終わりと下巻の始まりに、大きな
隔たりを感じました。
他にもいくぶん、難点というか引っかかるものは感じられますが、そのほとんどが
勢いにまかせて読み進められる程度のものであった(私見)のに対して、巻の分かれ
目ということもあり、かなり強い違和感を覚えました。この点、メディア化において
どのように処理するのかは少し気になります。
ハードカバーの上下巻の場合、下巻に纏まる形になるので、この違和感はかなり緩和
されるのではないかと思いますが、一方で上下巻の分かれ目と思しき場所(未確認)
でも、かなり違和感を伴う『トリック』が用いられており、読者の困惑を誘うでしょう。
とはいえこちらは明確な『手法』であり、後にそれを基点として話が進むので、巻の
跨ぎとしては後者の方がより相応しいと思います。

なお、全編が主人公による回想録として語られるので、ところどころ、主人公の主観的な
意見や評価が挿入されますが、わたしは悪いとは思いませんでした。
むしろ、当時幼い主人公たちが見逃していた異常を示す際や、怒涛の展開が連続する後半
などでは、話をわかりやすく整理する為に一役買っているな、と感心したほどです。
かえって読みやすく感じる方も多いと思います。

あとは、漫画版で巷の話題を攫っているらしい性描写ですが、原作にも無いことはないです。
ただし漫画版は原作にかなり改変を加えているうえ、性的な描写単体にも重点を置いて
いるようなので、原作のそれとは異質のきらいがあります。
事そこに至る経緯と文化的背景が示されてから、そういう描写が加えられます。物語
世界の異常性を醸し出すガジェットに近い役割だったのではないかと、わたしは考えて
います。なので、アニメが放送される際、あまりそういった部分に期待するのは、本末を
取り違えた結果になるのではないかと思うのですが、どうなのでしょうね。

最後に、貴志祐介氏の著作群における、「新世界より」の立ち位置について。
この作品は多くの読者から高い評価を受けており、同時に、しばらく不振の続いていた
著者の起死回生の作であるとの評が広められています。
大森望氏の解説において触れられているように、「新世界より」は著者がデビュー前から
温め続けた命題への回帰と昇華の作品であり、構想30年という触れ込みに恥じぬ、途轍もない
傑作だと言って過言ではないでしょう。
思わず呻き声を上げてしまいそうな遠大なテーマを、熟達した作家が、十分な時間を費やして
書き上げれば、このような雄編が生まれてくるのだという証明であり、著者にとって、
まさに半生をかけて打ち立てた金字塔であるということです。
つまり、これと同等の作品を毎度望むのは、酷というものでしょう。

著者自らの言を借りれば、今作は1000年後の未来に宛てた手紙であり、1000年前を生きる我々
へのメッセージでもある……とのことです。
貴志祐介氏が新たな境地を切り拓いて、またいつか、この作品に比類する記念碑を創出される
のを、ゆっくり待とうと思った読後でした。

それでは長文・乱筆にてお目汚し、失礼いたしました。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.120:
(5pt)

秀逸

貴志祐介の今までの作品の中では一番好きです。

まだ、これを読んでない人がいるのならそれはとても羨ましいことです。だってこれから読めるのだから!!
それくらい本当に面白かった!
本が読み終わるに差し掛かるにつれ、まるで楽しい夏休みが終わってしまうような虚無感に苛まれました。
一度記憶を消してもう一度読み始めたい!そう思わせる素晴らしい作品です。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.119:
(5pt)

文句なし

ページを捲る手が止まりません。
次は何が起こるのだろうというハラハラ感と、俗っぽい言い方をすれば'俺得'な舞台設定と、魅力的なキャラクター。
この半年で読んだ本50冊の内のベスト3には入ります。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.118:
(5pt)

右脳を刺激する傑作

これは傑作です。
読み終えて半年たった今レビューを書いているのですが、今だにこの本の衝撃が頭に残っています。
読みながらイメージした登場人物やシーンが頭に刻み込まれてしまいました。
ストーリと世界観に非常にインパクトがあり、それらに奥行きを持たせるような奇抜な設定が、私の右脳を刺激してくれたのでしょう。
貴志さんには、これを超える作品を是非期待したい。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.117:
(4pt)

新しい世界を作ろうとする作家の意欲

少数の超能力者が「平和」に暮らす未来の日本。しかし、その均衡にはいくつもの矛盾をかかえ、押さえ込み、かろうじて社会がなりたっている状態だった...
 筆者の描く未来社会は、人類の進化形である生物たちと失われてしまった科学技術の残滓を巧妙におりまぜ、リアリティを強く感じさせる。この部分は現代社会のどの部分のメタファーや批判か?と考えてしまうこともあるが、そんな難しく考えずに、良質なエンターテイメントとして味わうのが良いと思う。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.116:
(5pt)

これぞ貴志祐介

奥深い世界観。残忍な人間性。
それでいて、正義を貫こうとする主人公たち。
読んでいて飽きなかった。
背筋に冷たいものを感じながら、あっという間に読み終えた。
これぞ貴志祐介の作品!!
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.115:
(5pt)

視覚的かな

この人の作品を読むのは初めて。
睡眠時間を削って本を読むというのは、数年ぶり。

オビにでかでかと「アニメ化決定」と書いてあった所為か、
アニメ的な感じがして仕様がありませんでした。
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.114:
(5pt)

読ませる本

穴はないとはいえないが、ここまできっちりした世界観を提示されれば、
その穴さえも、現世の不条理とシンクロしてくる。

今回、久しぶりに再読したのだが、読み手(自分)のテンションが全く衰えることなく、
すらすら読めてしまいました。
小説を書いて、飯食ってます。と堂々と言える小説家ですね。
技量という点では、現状いるエンターテイメント小説からは、頭一つ抜けてる気がします。

貴志さんには、今後もこれくらいのボリュームの素晴らしい長編小説を書いていってほしいと思います。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.113:
(5pt)

話が加速してから、一気に読みました

文庫本だと小さめで上中下と3冊あるので、その方がお手軽かも。

1500ページ弱、やっと読み終わった・・・・
SFだけど、貴志祐介作品の中でも1,2を争うほどの名作。
1000年後の日本が舞台ということで、架空の生物や設定に最初は少々戸惑うこともあるけど、世界観の設定説明的日常が終わってからは、続きが気になって一気に読み終えてしまった。

和風ハリーポッターとでもいいましょうか。
SFなのに、ちゃんと明確な生物学に基づいた根拠の設定は、見事です。
久々の大当たりな小説に出会えた気分です。
実写映像化は難しいだろうけど、今度アニメ化されるとのことで、楽しみです。
新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)Amazon書評・レビュー:新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)より
4061826603
No.112:
(4pt)

近未来小説として面白い

文明批判の要素と、RPG的な要素が混じったSF.重要な地位にある人がみな女性というところが進んでいるなと思わせる。
新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)Amazon書評・レビュー:新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)より
4061826603
No.111:
(5pt)

なんなんだろう・・・この感覚は・・・。

これまで数々の本を読んで楽しみ、感動してきた私ですが、この本ばかりは、なんとも形容しがたい感覚に包まれてしまうものでした・・・・。
かと言って、「くだらない」わけじゃないんです。この本は、表現するならば、「思春期のころにわくわくしながら体験した自分」に戻れる小説だと思います。
「初恋をしたときのどきどきした思い」
「ちょっとした冒険をして、大人になったような思い」
「何にでもなれる、何でもできると思っていたあの頃」
「宇宙の神秘さを知って、わけがわからなくなった自分」
「何気ない音楽が耳についてはなれなくなった瞬間」
「本を読んでいて、先がわからず必死になっていた自分」
「失恋をしたときの胸のくだけるような思い」
これらのいろんな思いを一気に味わうことができる作品です。

なんなんだろう・・・。
読んでいるうちに、幼い頃にSF小説を必死に読んでいた自分と似た感覚になるんです・・・。
かといって他のレビューを見てわかるように、単なるSF小説でもないんです。
単なるファンタジーでもないんです。
一生生きてきて、ほんの瞬間にしか味わえない刹那的な「何か」を再び感じられることのできるこの1冊。
私は、この作品に出会えてよかったと思う。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.110:
(5pt)

ページ数を感じさせない

いや-貴志さんの
作品には、いつも
引き込まれてしまって
寝不足になりますね。

私は読書が好きなので、
この夢中になれる感じが
大好きで貴志さんの作品は
必ずチェックしています。

※ここから先は
若干ネタバレ感あります。

何か。。私の好きな
キャラクターって必ず死んで
しまうんですけども。

瞬くんといい早水くんと
いい、まるで身近な
人がいなくなったように
ショックが収まりません。

新世界よりは今回は
早季ちゃんが主人公でしたが
別の人バージョンも見て
みたいです。

特に真理亜と守の
最後が気になります。

どんな最期だったの
でしょう!

バケネズミの女王みたいに
脳の手術とかされていないと
いいな!!人間は、
この二人しか
いなかったんだから
子供を作らせるためにも
手術なんかしていないとは
思いますが心配。

きっと野弧丸は早季ちゃんと
覚くんのときみたいに
神様神様って崇めて
油断させて信用も得ていた
でしょうから、
いくら力がある人間だといえ
真理亜ちゃんや守くんを
殺すのは赤子の手をひねる
よりも簡単だったこと
でしょう。。腹立つ。

でも考えさせられますね。

果たして野弧丸だけが
一方的に悪者なのか。

私たちの社会に置き換えて
考えても当てはまる
部分たくさんありますね。

SFですが非常に現実的な
作品ですね。

偉大な作品だと思います。


新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.109:
(4pt)

最後は切なく

最後の最後までとても面白く読みきれました。
切なく、そして興味深く、未来への不安もありますが
主人公たちの力強さに救われます。
何度読み返しても、新鮮に面白い本で、一押しです!
新世界より 下Amazon書評・レビュー:新世界より 下より
4062143240
No.108:
(4pt)

中だるみしません

物語の真ん中ですが、ここに鍵が隠されている内容なので、中だるみせず、ちゃんと下巻まで引っ張ってくれます。
新世界より(中) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:新世界より(中) (講談社文庫)より
4062768542
No.107:
(5pt)

ファンタジーSF冒険活劇

『悪の経典』で著者に興味をもち、評判の良いこちらも読んでみました。

最後の最後で少しだけハテナ?と思わせる個所があった他は物語に破綻がなく、あっという間に読み終わってしまった。
ファンタジー色が強いので、物語に入り込めるひとでないと楽しめないかも。
自分にとっては最高の一冊でした。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.106:
(5pt)

これはこれであり。

読む前は、「え〜ファンタジーですかー。どうなんでしょう?」と思ったりもしたけど、
しっかりと貴志祐介の本を読んだという気にさせてくれた。ファンなら買いです。
ファンタジーに食わず嫌いをしている方もチャレンジする価値はあると思います。

すこーし気になったのは、
「このことが後々思いもよらない結果を生むのは少し後の話である」
的なとって付けたような言い回しが何度も何度も使われていて、こっちは何度も何度もそれに身構えることになり少しくどかったことかなぁ。

でもお話はすごく面白いのでオススメです。
新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232
No.105:
(4pt)

面白いファンタジー

上巻読みはじめ1/3は苦痛だったが 物語に入り込むために
必要な説明だった。
日本の1000年後というのに 昭和中ごろの様な背景描写のなかで
繰り広げられるファンタジーに 何の疑問を持つ事もなく
のめりこめました。
子供達が理不尽な環境下で成長し 呪力を身に付け
得体のしれない力を持った敵と戦う様 
人間以外の登場人物やその存在理由(バケネズミの正体にはぞっとした)
この世界がどこへ向かうのか?
気味の悪さまでも興味が薄れることなく読み終えました。
導入部分の苦痛も報われます。

新世界より 上Amazon書評・レビュー:新世界より 上より
4062143232

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