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新世界より
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【この小説が収録されている参考書籍】
新世界よりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全364件 221~240 12/19ページ
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アニメを先に見ていたこともあってか、ベースの知識に肉付けしていく容量でドンドン読み進められた。 | ||||
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形的には超能力バトルのSFもの、なんですが、それは人間の業をあぶり出す舞台装置。 序盤からずっと薄い恐怖感を感じながら読んでいました。 中盤を過ぎてヒントが出そろってくるとカラクリが予想されますが、 それがまた、まさかこうじゃないだろうな・・・という感じで怖い。 主人公はクズで、最後を除いて不甲斐ないので大冒険なわりにワクワクドキドキという感じはしませんが、 この主人公の特徴まで含めて演出かなと思います。 | ||||
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舞台設定がとても良かったです。 情景がありありと目に浮かぶ表現力も魅力です。 普通でないものに対し排除しなければいられない人間の本能的な恐怖も描かれています。 | ||||
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ファンタジーだけどこれは正に人の歴史そのものじゃないですか! 上中下の三部作な訳ですが、下巻は上中とはまるで違います。 ゲームに例えると今までの難易度が実はイージーモードであり、下巻だと突然エクストラハードに変わったかのような…。 残酷なシーンは多いけど、貴志さん好きなら特に嫌悪感よりもその表現力に圧倒されるんじゃないかと思います。 最後のシーンは何気無い描写ですけど私は感動しました。 面白さと言えば、きっと途中から先が気になって仕方なくなる症候群になれますよ(笑) | ||||
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アニメ見てから、続きが早く見たくて本書を読んでみました。 今時の売れてる作家らしい平易な文体で、長編ですが読みやすいです。 反面、読書好きには物足りないというかやや平板な文体ですけど。 これだけの世界を作った長編なのに、一作でまとめようとしたため 説明も中途半端でエピソードも後半にとってつけたように 押し込んだという感じがします。 読後感も大作を読み終えたという満足感より 「えっ、これだけ?」感が強いですし・・ 作者はむしろ、この世界を利用してシリーズ化することで エピソードを積み上げたほうが良かったような気がします。 もし作者がこの世界に愛着があるなら改めて再構築して 連作ものの新シリーズを書かれる事を望みます。 | ||||
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日頃SFは読まないのですが、アニメの方を見ていてあまりに説明不足で困惑し、原作を読んでみる気になり手に取りました。 読んでビックリ!! なるほど、この作品を映像化するのは難しいだろうと納得。 原作小説の方が、はるかに面白いと思いました。 呪力がどうのこうのと言われるとファンタジーっぽいが、ファンタジーとするには子供には到底読ませられない内容です。 子供同士のセックスシーンや殺人・虐殺シーンがてんこもり。 奴隷制度や異種の生物への差別意識。 人の恐怖や悪意、生存本能が増幅したらどうなるか・・・など。 大人が読めば非常に興味深く、示唆に満ちた内容が緊張感のあるストーリーと共に楽しめます。 読み始めると止まらないような面白い小説でした。 しかし、これを15歳以下の子供に読ませるのは反対です。 | ||||
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星の少ないレビューを書いている方の中で、「全然入り込めなくて、途中で放り出した」といったことを書かれている方がいますが、本当に同感です。私も220ページくらいまでは全然ダメで、何度放り出そうと思ったか……。そのたびに「下巻まで買っちゃったし……」という貧乏性がなければ、私もやめていたと思います(ちなみに解説の方も同じようなところまでは退屈と書かれています)。 でも、その先にあるものはすごいです。退屈だと思ったみなさん、我慢して読み進めてください。 ただ……文庫化するときに、この最初の4分の1を書きなおそうとは思わなかったんですかね……。そうしていたら、本当に最高傑作になっていたと思います。そこが残念。 | ||||
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レビューじゃなくて申し訳ないですが amazonで買ったやつにはビジュアル帯ついてますか? | ||||
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最近、貴志さんにハマりだしたこともあり、読んでみました。 貴志さんの本は、『悪の教典』『クリムゾンの迷宮』そして 『黒い家』に続いて4作品目です。 この本は1000ページもあるため、 本を開くのには、かなり勇気がいりましたw 結論から言うと、「とても貴志さんらしい作品」という感じがします。 今まで私が読んだ彼の作品は、現代社会を舞台にしています (『クリムゾンの迷宮』も、舞台は日本ではないが、 時間軸はほぼ現代であり、価値観なども現代社会で通じます)。 しかし、この作品では(おそらく)現在から1000年後の日本を舞台にしており、 様々な点で現代社会とは異なっています。 そういった舞台の違いはあれ、この世界のあり方を細々と説明したり、 ありきたりな日常に不安の影をよぎらせたり、 物語が動き出してから一気に読者を引きつけたり、 まさに貴志佑介の作品だな!・・・という感じです。 ジャンル的にはSF、しかもライトノベルに近い感じですので、 それを理由で避けてしまう人もいるかもしれません。 ただ、貴志さんの作品が好きな方なら、 「初ラノベ」でも楽しめるんじゃないかと、 個人的には思いますね。 食わず嫌いをせず、是非読んでみることをおすすめします。 | ||||
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新世界よりには、様々なものが詰め込まれています。 SF、ファンタジー、戦争、ミステリー、恋愛、性。 そういったものがめまぐるし絡み合い物語を形成しているさまは見事です。 複数の要素が主要テーマとなっている際にはそれぞれの違いから違和感を覚えたりするものですが、この物語ではそれはごく自然な様子で互の魅力を引き出しています。 作中幾つもの山が待ち受けているので、一気に読んでしまいたくなる作品です。 主人公の目線で描かれていることから、彼女の成長や心境の変化なども楽しみの一つでした。 綺麗事だけでなく、人間らしい心情が描写されていたのも個人的にはいいポイントです。 アニメを5話まで見てからの原作でしたが、とても面白く読むことができました。 ただ、私はアニメや上巻の何とも言えないような神聖でミステリアスな雰囲気がとても好きなので、後半に行くに連れ原作内でその色が薄くなっていくのが残念でした。 といっても序盤の空気や雰囲気をそのまま生かしつつ物語を進めていくというのも無理な話であり、読者に飽きをもたらす要因でもあります。 ただ私が一番好きな章が長く続かなかったという理由からの★4なので、中盤終盤の雰囲気がお好きな方にはとても楽しめる作品だと思います。 少なくとも私自身15時間耐久読書をしてしまう程度の魅力はこの本には詰まっていると思います。 | ||||
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私はSFを読まない。貴志祐介についてはミステリーから入り、アニメ化などが気になって読み始めたのだが... 上・中・下読み終わるのに一週間もかからなかった。 中学生の私にはよくわからない内容もあったが、十分読み解くことはできる。 最後の一文に衝撃を受け、この作品は様々な角度から理解できると思う。 今まで読んだ本の中で一番面白かった。「この本、ヤバイです。」 | ||||
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アニメを観て世界観に引き込まれ、本屋さんで上巻100ページほど読みました。 さすがに文体は文学らしく、かなりしっかりとした言葉で紡がれています。最初の導入部分が長く、文字を読み慣れない人にとっては読み進めるのが困難だろうとは思います。 著者が48歳頃に発刊されたもので、若い人や文に馴染みのない人にとってはどうしても堅い印象を抱いてしまうのではないかと思います。文字を読むことに抵抗の無い方はさらっと読めてしまうのではないでしょうか。 悪鬼や業魔の説明などはフォントが変えられています。伝承という印象をもたせるようなフォントで、私は気になりませんでした。 無茶な設定のようにみえて、意外と創りこまれているように感じました。先を読むのが楽しみです。 | ||||
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アニメを観て世界観が好きになり、購入。まだ最後までは読んでいませんが、設定がしっかりと作りこまれているように思います。序盤を読み進めていくのは、文章に馴染みのない方にとっては苦労するだろうと思いますが、私はそれほど苦でもないため、すんなり読んでいけました。 長年作家として活躍されている方の作品なので、しっかりと文字が重く、堅い印象を受けます。超能力物のSF、ファンタジーといライトノベルに向いたふうな物語なので、ここまでしっかりと小説として創られていることが私にとっては好印象でした。 先を読んでいくのが楽しみです。 | ||||
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上巻の中盤くらいまでは、世界観の説明が少し退屈に感じましたが、 子供たちが土蜘蛛に遭遇するあたりから一気に引き込まれました。 下巻はもう、「黒い家」を読んだときのように、敵の恐ろしさをたっぷり見せつけられてから 追い詰められる緊張感でページをめくる手が止まりません。 賛否両論ある子供同士の性描写ですが、主人公の住むいびつな社会を表現するのに一役買っています。 この作家さんの持ち味でもある悪趣味な残酷描写も健在です。 | ||||
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とても緻密で壮大に構築された世界。正面きって大風呂敷を広げるような作品が なかなかなくて、日常系?へこじんまりとまとまりぎみな昨今、 久しぶりにかっちりした建築をみたきがしました。 全くの異世界ではなく現在と連続しつつ断絶している1000年後の世界。 新世界の人々の意識や習俗の設定がたくみ。残滓のように引き継がれている現在 性と作者の空想になる新世界性が絶妙に配分されている。 異世界なのに平気で現在と同じ感受性の登場人物がでてくるその辺りのものとは ことなり、きちんと意識的に現在と地続きの部分とそうでない部分を設計して し、書き分けています。すばらです。 個性的な生物層や進化への視点、性に関する意識、民俗学的な空間分節の設定や 集合的無意識や影としての悪鬼/業魔にみる狂気の分節など、いろんな知見が てんこ盛りだけど、とても実験的で野心的な世界設計で、主役は実はこの世界 設定そのものだといえる。 この設定のなかに住まう登場人物たちは、あたかもこの設定の上をころがるかの ように動きうごかされていく。まさに作者そのものが明確に神であることを意識して 創作された作品。いわば千年後を仮の設定に構築した著者の「宇宙論」といって いいでしょう。言葉の本来の意味で哲学的(形而上学的)な作品といえます。 著者の空想した生物たちはなんだかあのカンブリア紀の生物達を連想させるほど ユニークなものばかり。博物学、そうファーブル昆虫記の趣さえある。 エピソードや意匠はライトノベルだけど、呪力に対してのバケネズミの畏怖は まさに科学と錬金術が混交していた中世をイメージさせさえする。 寓意にみちた物語でカミュの「ペスト」を思い出しました。 | ||||
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一言で言うとダークファンタジー。でも現代の色々な問題について考えさせられる小説でした。倫理や差別、遺伝子操作、性的問題…。描写もけっこう生々しかったし、バケネズミの醜悪さが人間のそれを表現しているようで、少し気持ち悪かったです。主人公達が、酷い現実を突きつけられながらも、悲しくも逞しく成長していく姿に勇気をもらえます。取っ付きにくい方はアニメから入った方がいいと思います。アニメの方も小気味悪く表現してあって小説に負けず良い感じなので、今後どのように映像化されていくのか楽しみです(^-^) | ||||
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アニメで知りました。 けっこうボリュームありました。 百合あり、BLあり、主人公が女の『和風ハリーポッター』でした。 最後のラスボス倒す作戦については、「なんかおかしくね?」と思いましたが、 それでも、全体としてはおもしろく、 30過ぎの、あまり読書しない私でも、かなり夢中なって読めました。 | ||||
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ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。 この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。 文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。 しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。 こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。 「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。 それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。 思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。 | ||||
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ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。 この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。 文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。 しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。 こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。 「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。 それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。 思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。 | ||||
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ジャンルとしては、SFともファンタジーともホラーとも言えるような微妙な位置づけの作品なのだが、プロットになる物語世界の背景の構成力はなかなか感心した。 この作品では結構、グロテスクな人間描写がなされている。バケネズミも含めて人間の暗い面を暗に示している。そういう意味ではやはりホラーなのかもしれない。 文章表現は、基本的な一人称視点を踏襲しており、ある意味、王道な書き方である。 しかし、一人称の語り手が過去を振り返る手記とすることで、一人称視点なのに全体を見通せるという裏技を使っている。 こうすることで伏線も張りやすくなるのだが、難点として、語り手が過去を語っていることから先をある程度見通せるという点でストーリの先が読みやすくなるという問題がある。 「悪鬼」の存在条件の説明と、語り手が生き残れたことが分かっていることから、「悪鬼」の正体はストーリの中で説明される前に読み取ることができた。 それでも、数日で読み通せたので、決して幻滅するほどつまらない作品ではない。 思ったより先が読めてしまったという点で星4つにするが、こういう話が好きな人には結構楽しめる作品だと思う。 | ||||
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