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クリムゾンの迷宮
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クリムゾンの迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.09pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 41~48 3/3ページ
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著者はある書評のインタビューで、プログレッシブ・ロックを青春時代によく聴いており、著作中にもそのジャンルの曲をかけながら臨んでいる、と言っている。 キング・クリムゾンの1stアルバム「クリムゾン・キングの宮殿」からこのタイトルをとったものと思われる。そしてそのアルバムの「絵」を見れば、色といい表情といい、まさにと思わせるものだ。 最終章は、「小説」の1シーンで始まり、ラストもその1シーンで終わる。その間の主人公の行動や思索は果たして現実のものだろうか? 著者は「幽体離脱」をテーマとした作品も発表している。そこに思いを巡らせた時、「不思議なことに誰一人としてあなたに関心を払わない」という描写が意味をもってくるような気がする。 10年以上前の作品だが、ゲーム理論にとってかわるドラマ理論というものが開発されていたことを、今さら知った。 ドラマ理論への招待―多主体複雑系モデルの新展開 | ||||
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クローズドサークルのミステリ、ホラー小説やホラー映画をよく見られる方だと多少退屈してしまうかと思います。 最初の方で状況とオチは予想でき、それを裏切ることはないのではないかと思います。 深読みしすぎて外れることはあるでしょうが、定番です。 しかしこの小説は恐らくそういう定番の展開であることはさほど問題ではないのでしょう。 起こりうる展開を予想できながらも、緊張感を持たせられるのは見事だと思います。 ですが、最後の方は少々飽きてきます。 恐怖が薄れ、あとは結末を追うのみという状況になった際、驚く展開もないとやはり退屈してしまいます。 もっと短ければ、より濃密な恐怖と緊張感があり得たのではないかと思うためそこが残念でした。 | ||||
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迫りくる恐怖はさすが「黒い家」の作者、ものすごい臨場感で 目の前に情景がひろがります。 文字だけでここまでの臨場感を出せるのはほんとすばらしい筆力です。 ただ、話のオチ的には、中盤で主人公が推測した通りの結末のまま終わり いささか物足りなさを感じませんでした。 | ||||
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物語の設定が、とくにS・ジャクソン、I・リビングストン著の「アドベンチャーゲームブック」を楽しんだ世代(30代中盤?)にはたまらない感じです。 そして見た目も内面も食屍鬼に変貌した人間達によるカニバリズムの恐怖を淡々としたタッチで描き、そんなにグロ感も無いのでエンターテイメント的な感じでスラスラと読めます。 ただ、エンディングがある程度予想出来てしまい、意外性も殆ど無かったのが残念でしたね。黒幕も明かされないし。。 | ||||
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サバイバルアクションホラーというべきか、設定も展開も割と使い古されたプロットですが、著者らしいディテールの面白さで飽きることなく楽しめます。ただ、こういう終わり方をするのであれば短編〜中編程度のページ数でよかったのではないでしょうか。物語の運び方からすれば、いくつかの山場を越えてクライマックスを迎えるべきところが、山場ひとつで駆け足的に終わってしまった感が否めません。伏線を曖昧なままにした狙いは分かりますが、読者を長く引っ張ってつけるオチとしてはかなり消化不良を残します。アイデア先行で構成がややおざなりといったところでしょうか。日本のホラー系作家では抜群のストーリーテリングを誇る著者だけに尚更惜しい気がしました。 | ||||
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かなり前評判の高い作品であった事から期待大で読みました。 確かに表面的な面白さはあるのですが・・それ以上でも以下でも 無いというのが正直なところ。 キャラの掘り下げが甘いのか感情移入もあまりできず、物語全体が 希薄な感じがしてしまう。 それにあれだけ読者にゲームの主催者への敵対心を煽っておいて このラストもないだろうと・・。 まだTVゲームに熱中していた時代に読めば楽しかったのかもしれ ないが。 | ||||
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『黒い家』は人物描写が空恐ろしいほどリアルで結構怖かったんですが、こちらは登場人物の書きこみが多少甘め。主人公のためだけにいるような脇役たちをもう少し掘り下げてくれた方が良かったな(読者が主人公に感情移入するには、これくらいのほうが良いのかもしれませんが)設定も現実味を持たせないつくりで、自分がゲームに興味がないせいか特に怖いとは思いませんでした。ストーリー展開としては、正直よくあるかなぁと…。ただ文章は読みやすく、ゲームの中で出てくる薀蓄が展開に花を添えてそれなりに面白かったので悪くはない本です。 | ||||
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こんなこと、あるわけないじゃん!と思いつつ、引き込まれていきました。(これって貴志さんの作品の特長ですね) ほんとうに自分に危機がせまっているように手に汗握ってどきどきで読みました。でもでも最後ってこれでいいんだろうか、、、。終わり方にはちょっと納得できないものがあるなぁ。 | ||||
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