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黒い家
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黒い家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全337件 61~80 4/17ページ
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ある日、生命保険会社に勤める若槻は、顧客から呼び出され家を訪れる。その家は古く黒い家。しかし、インターホンのスイッチを押しても応答がない。引き返そうと思った時、顧客の菰田(こもだ)重徳が外から帰ってきた。家へ通された若槻が目にしたのは、菰田の息子が首を吊って死んでいる姿だった。若槻が死体に目が釘付けになっている時、菰田が若槻の反応を観察していることに気づく。菰田の息子には500万円の保険金が掛けられていた。若槻は菰田重徳が保険金目当てに偽装自殺を仕組んだと確信し、独自に調査をするが意外で恐ろしい展開に至る。 著者は生命保険会社に勤務していた経験があるので、生命保険会社の内情と保険金詐欺について詳しくリアリティーがあります。本書は保険金詐欺及び異常殺人者を扱っており、お金のためならどんな殺人も厭わない非常に危険な殺人者が登場します。最後まで緊迫感があり、驚きぞっとする場面もあります。日本ホーラー小説の代表作だと思います。 | ||||
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じっくり読んでほしい小説です 後半から人物の変化に気づいた時 真相にたどり着きますが 分かりにくいのも本当です | ||||
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到着も早く、シンプルでいて、とてもきれいでしっかりとした梱包でした。本自体も綺麗でした。 | ||||
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読書で怖いって感じるのはなかなかないことです。感動すらしました。 | ||||
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怖いけどどうなるか気になって一気に読みました。 保険屋さんって色んなお客さんが来て大変だなぁと思います。主人公あんな目にあったのにまだ仕事続けてすごい。 | ||||
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状態は良好でした。 | ||||
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悪の教典とならぶ筆者の最高傑作ではないだろうか。人に薦めたいけど勧めると変なやつだと思われるのではという悩ましい作品! | ||||
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中盤ぐらいの、心理学がダラダラと説明する部分はただただ疲れていましたが。 終盤の鬼気迫る場面表現は読むのが止まりませんでした。 面白かったです、あまり期待してないですが実写映画も見たいと思いました。 | ||||
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ハラハラドキドキ素晴らしい | ||||
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眼球が止まらなくなるほどの傑作。 | ||||
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ホラーとミステリとサスペンスが好きならおすすめです。 怖さが本当に伝わりました。 | ||||
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ホラー小説は幾冊か読んできたが、この作品は本当に怖かった。「ミザリー」を上回る怖さと選考委員のかたが書かれているが、、確かに「ミザリー」とは又、別の怖さがある。著者は元保険会社の社員。、その生命保険殺人をテーマにしたホラー小説だが、おかげで保険の裏に隠れた怖さも少し分かったし、サイコパスにも興味が持てた。出版されてから長い時がたったが、今読んでも十分怖さを楽しめる。今夜、悪夢に魘されるかも・・・ | ||||
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現代は自分から生命保険に加入するルートも開けた時代になり、生命保険を比較・検討してくれる会社もあります。この作品は、まだ保険外交員が保険を勧めて加入してもらっていた時代の話です。 作者自身が保険会社に勤務していた経歴を持つだけあって、この作品を読むだけでも、生命保険の裏側の勉強になります。自殺しても死亡保険金が支払われるのかどうかとか、モラルリスク病院というものがあり、一定の周期で病名が変わり、患者と病院がグルになって保険金詐欺を行うものとか、保険の勧誘強化月間があり、その月は審査が甘くなりがちとか。 この作品は保険金詐欺による殺人をテーマにしています。保険金殺人では身内が犠牲になるという記述の通り、家族の表の顔と裏の顔が現れ、おぞましいです。それにしても、死人は一体何人なんだろう。死屍累々の場面や、主人公があわや惨殺されるかという場面には背筋が凍ります。 その後の作者の活躍の原点となった、第一級のホラー小説です。 | ||||
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昨今、ホラーといえば幽霊ばかりでなく、人間や、物件であることも多いですが、それを代表した作品ではないかと思います。 若い頃に1度読みましたが、その時のインパクトを求めてもう一度読みました。 昔は人物描写の恐ろしさのみに気持ちがいきがちでしたが、今読んでみると、様々な事を考えさせられるような物語でした。 「サイコパス」という言葉がかなり浸透してきたこの時代に、一考の価値ありという一冊です。 | ||||
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てっきり幽霊系ホラーと思って読み始めました。父親が子供の名を呼ぶシーンでは「子供はすでに死んでいて幽霊が出てくるのでは」と思っていたので、主人公が第一発見者になったところではかなりの衝撃を受けました。「妻の方が危険なのでは?」と予想していたので旦那にこだわる主人公に「ばか~何やってんだ~」とちょっとイラッ。病室で腕のない旦那の描写はぞっとしました。実際にもありえそうな内容ですが、一番怖かったのは「何かあってからじゃないと動かない」警察の頼りなさ。現実的に何度もストーカー被害を訴えても警察は動かず被害者が殺される、なんて事件が起きてますから…猫が惨殺されても何もしないって…ここが一番リアルで背筋が凍りました…; | ||||
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貴志祐介氏の本で初めて購入した本です。 ホラー小説でありながら、なんら超常現象などを織り込むことなく、ここまで震える小説を書ける事に感動。やはり1番怖い存在は生きている人間なんですね。 | ||||
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恐ろしかった……!! | ||||
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非常に面白いが、しいて言うならヒロインが人にサイコパスとかレッテルを貼るなとか言うくせに、「体育会系」、「自分の両親と金石が同じ種類」とか、自分自身が他人にレッテル貼りをしているところに矛盾を感じた。 | ||||
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一気に読んでしまいました。 小説なのに映画を観ているような臨場感。 これが幽霊やお化けならいいんですが、自分の身に、自分の近くで起こってしまいそうという恐怖。 ほんと怖かった・・・。 | ||||
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保険金と子供の自殺、という明らかにきな臭い舞台設定から始まるホラー小説。 作品概要からも分かるように「人間が一番怖い」タイプの作品で、類似する形式の小説は枚挙にいとまがないのだが、この『黒い家』はそこに「現代社会のモラル」や「人間の成長」といった要素を包含させている点で、B級スプラッタホラーとは一線を画した重厚な内容となっている。 まず肝心なホラー描写についてだが、これは素晴らしいの一言。緩急に満ちた物語や、分かり合えないタイプの人間の描き方など、388ページの内容を飽きることなく読めるように工夫が施されている。 個人的には、絶望的状況の書き方がトップクラスで好みだ。明らかな「強キャラ感」を匂わせていた三善や金石があっさりと手にかけられるシーン、犯人の夫が何もかも奪われて主人公に助けを求めるシーン、警備員をあっさり殺されてビルの最上階に追い詰められるシーン――。ホラー・サスペンス小説において暗黙の了解である「主人公は死なないだろう」という読者の前提を、「いつ主人公が殺されてもおかしくない」という意識に変える手腕は、素人目に見てもただものではない。あまりにも臨場感にあふれていたせいで、数日は夜中にトイレに立つこともできないかもしれない。 社会風刺的描写も一級品だ。僕も前々から生命保険制度の在り方には疑問を抱いていて、「感情より金」というシステムには首をかしげざるを得ない。 『黒い家』は生命保険のシステム、およびそれを取り巻くサイコパス的人間の搾取の横行について、あえて肯定も否定もしていない。恵の主張する性善説的立場も、金石の唱える先天的サイコパス排除論も、メリットとデメリットを等しく抱えている以上、どちらに舵をきればいいという単純な問題ではない。 命を、新たな視点で考える機会を設けてくれる点で、大きな意味を持った作品と感じる。 怖いだけでなく、きちんと人間的成長を描き、希望を見出せる構成にしている点も評価したい。 主人公が少年時代から苦しめられていた兄の呪縛と事件を絡み合わせ、最後には解決に導いている。一時は若槻と恵の関係性さえも危ぶまれたが、無事決着がついたようでこちらも安心し、その点はさわやかに読み終えることが出来た。 いろいろな要素が交錯し、最後には芸術的な作品となる。 蜘蛛の巣のように計算しつくされた傑作だ。 | ||||
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