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黒い家
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黒い家の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全344件 261~280 14/18ページ
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| 保険会社について書かれているのだが、わかりやすく妙にリアルである本の表紙も内容に合っておりどこか冷たい不気味さを感じさせる最後まで恐怖が伝わってくるそしてラストの続く日常はドブエボリューションであるホラー小説としては良い終わり方だと思います イワワ軍曹・これは深夜に読むべきだ宇宙人のぶ・トイレに行けなくなったのは、バイオハザード以来だよ | ||||
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| 怖い本を読みたくて評価のいいこちらを購入してみました。 保険金について全くの無知の私でも、簡潔で丁寧な説明がされているので話についていけなくなることもなく どっぷりと本の中の世界に浸かることができました。 私は登場人物が多いとすぐ、どれがどの人か分からなくなってしまうんですが 筆者の書き方が上手いんでしょうね、人物が混乱してしまうことも無かったです。 怖いのを期待していたのですが、全ページの2/3程迄読んだ時点では 「本当に怖いのか、これ?」という感じでした。 ただ、犯人が分かってからの展開〜最後までは本当に怖かったです。。 最後の方で明かされる黒い家の秘密辺りでは、思わず眉をしかめてしまいました。 怖いところを読んでいるときの時間帯が朝ではあったけど、家族が全員仕事に出掛けていて自分一人だったので 部屋の外の小さな物音などに一々ビクビクしながら読み終わりました。笑 | ||||
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| これを読んだのは数年前ですが、今だにこれを超える怖さの本に出会っていません。 マジで怖い! 最初の数十ページは正直面白くなく、ハズレかな、と思いながら読み進めていましたが、 そんな普通のサラリーマンの日常もただの前振り。後半はもう怒涛のようです。 怖いものっておばけでもなんでもなく、人間だ、というのを現した本です。 本読んでるだけなのに、殺人鬼に追いかけられる恐怖がありありと・・・。 家で一人で読んでいて、「ひ〜〜・・・」とか言いながら頭からふとんをかぶって 殺人鬼に追いかけられる気分が味わいたい方はぜひどうぞ。 | ||||
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| 「この人間には心がない!」 おぞましい保険金殺人を調査する保険会社社員に迫る恐怖の影。 作者の『新世界より』を読み感動したので、過去の作品も読み返してみました。本作、さすが名作といわれるだけのことはあります。発刊当時も「和歌山カレー事件」との関連でずいぶんと話題になったそうですが、今でも起きる不条理な家族殺しや無差別殺人を思い起こしたとき、この犯人に感じたような恐怖は薄まるどころか強まっている感じさえします。 息をもつかせぬ展開は、ディテールが非常によく描かれているから。保険業界の内情もよく取材されています。 欲をいえば、終盤の展開はちょっと大げさすぎて興ざめな部分がありました。あくまで犯人の心の闇に絞って、ホラー映画的な展開は少なめにしてほしかったです。 ただ、全体的には今でも十分恐ろしい、文句ないできの犯罪ホラー。未読の方は是非一読をお勧めします。 | ||||
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| 保険金をめぐる犯罪の話。保険業界の裏側や犯罪心理学について詳細に記述されており、興味深く読めました。また保険金犯罪を通して現代の日本人社会の風潮にも鋭く切り込んでいる点、登場人物の心理描写、心理分析が巧みな点でもなかなか面白い小説です。 ただ、確かに怖い本ではありますが夜寝られなくなるほどのではないので星4つ。 | ||||
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| 自分が主人公の立場だったらと考えると恐くて、夜も眠れなくなりそうな話だった。前半は生命保険に難癖をつける顧客とのやりとりが中心に描かれているが、後半は事態が一変し、急にホラー作品らしくなって読み応えがあった。怪物との戦いの場面も臨場感があってよかったが、もう少し恐くてもいいかなと思う。 | ||||
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| フィクションであることは分かっているのだけれども、読んでいると何だか血なまぐさい臭いを感じて来ました。それだけの迫力があります。 同じ理由で、女房は最後まで読み進めることができず、知人に至っては家に置いておくのも怖いということで、古本屋に持って行ってしまったそうです。 | ||||
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| どこをとっても最上級品。 これを読まずして、日本のホラーを語るなかれ。 外国語訳されて、全世界に発売されれば、各国で受賞間違いなし。 出来れば、ハリウッドで映画化して欲しい。 たぶん、ミザリーを凌ぐに違いない。 ちなみに日本での映画化は原作を貶めるだけのものであった。 ホラーが好き嫌いにかかわらず、とにかく読んで欲しい。 | ||||
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| 第4回の日本ホラー小説大賞受賞作ということで、それなりのイメージを読み始めたのですが、一向に怖い場面が登場しません。やっと、終盤も終盤になって殺人鬼に追っかけまわされます。 でもよくよく考えて見ると、人間の怖さを言っているようです。 物語は、保険業界を舞台に展開します。 そこで働く主人公の若槻は、毎日毎日苦情の対応に明け暮れています。そんな中で、事件は起きるのですが、その描写は子細に渡って丁寧に描かれてゆきます。保険業界の仕組みや舞台裏など、今まで知らなかったことも一杯登場します。その事件は、保険金を騙し取ろうとする犯人と主人公の対決という形で登場します。 そこで見えてくる犯人像は、残酷で手段を選びません。 この小説の素晴らしいところは、そうした事件の描き方もそうなのですが、そのバックにある登場人物たちの育ってくる環境の設定です。その異常な家庭環境が、一方で犯人を作り、もう一方で若槻と恵という恋人たちを作ります。 この本の中にサイコパスと言う言葉が出てきますが、恵にそうしたものは生まれ持ったものではなく、育ってきた環境が作り出したものだと言わせています。 ここに「逃げ道」が用意されており、人間的側面を全く持っていないような犯人を描きながら、読み終わった時に、「救い」を与えてくれます。 長い小説ですが、非常に上手く出来ており、読ませる小説になっています。 | ||||
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| 日本ホラー小説対象を受賞している作品ということで、あまりにも怖い怖いという声が多いので気になって読んでみました。 が、結論から言うと、かなり覚悟して読んだからということもあって、そこまで怖くはなかったな、という感じです。 もちろん全く怖くなかったということではなく、ところどころで「オイオイ、勘弁してくれ・・・」と思うぐらいのところはありましたが(笑) ただし、怖いとか以前に面白い作品であるということは間違いないと思います。 幽霊や化け物等の超常現象的な恐怖ではなく、人為的な恐怖で心理描写が非常にリアル。 漫画で言うと、望月峰太郎の『座敷女』的な怖さです。 更に、生命保険をテーマにしているので、生命保険業界の内情が詳しく描かれているという副次的な面白さもあります。 普段ホラー小説の類を読まない私のような読者でも楽しめました。 「ホラー小説」という枠を外したとしても、よくできた面白い作品だと思います。 | ||||
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| 読んでる途中でふと、自分の体が芯まで冷えてる事に気付き、さらに怖くなった。でも止められないという(笑) なんか、文章の隅々というか底辺に「すごくネバネバして暗くて冷え冷えとした邪悪な何か」が練り込まれてるような、得体の知れない悪意のこもった呪詛をぼそぼそと低い声で延々と頭の中で呟かれてるような、そんなテラ恐ろしい本だった。 描写がね、なんか上手く言えないけど、いちいち怖いんだよね〜。。。 自分も損保業界の片隅で暮らしているので、生保の話はだいぶ共感出来たが、ディテールの描写がハンパないので縁のない人でも十分理解出来ると思う。 さすがに損保業界の顧客にはここまでのサイコパスはあんまいないし、「物」が対象だけにここまで生々しくはならない気がするが。 全部の伏線にちゃんと意味があり、モラルハザードや性善説vs性悪説、いじめや親子の愛情の問題等複数の重いテーマに触れていて、しかもストーリーが破綻しない構成力の凄さ。。。 ただ怖いだけでなく文学作品としても一級品だと思った。正直角川ホラーにしては方向性がちょっと違う気がする。 いやしかしこれは久々にマスターピース読んだわ〜。拍手喝采です。 | ||||
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| 映画化されたものですが、原作のよさがまったく出し切れておらずこ れから映画を見る。または映画しか見ていない方にはぜひ読んで頂きたい。 真綿で首を絞められるように、読み手に焦りと恐怖を与えてくれます。 映画でいえば、洋画のような視覚的恐怖よりも精神的にせめられる。 日本人独特の感性が光るホラーの傑作だと思います。 衝撃的なシーンもありますが、フィクションではなく実際ありえるかも しれないと思ってしまうほど人間の心の闇を描写していて、自然に物語 の中に引き込まれ最後まで飽きることのない展開。ラストも大満足で本 当に素晴らしいですね。 | ||||
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| 序盤では主人公のトラウマや、保険金犯罪について語られます。 特に面白い部分ではないのですが、この小説では非常に重要な部分だと感じます。 全体的に無駄がなくスピード感のある展開も魅力的ですが、登場人物の個性もまた魅力的です。 中でも恵と金石による意見対立も見所かと。 日本では一度映画化されたものの、2007年に韓国でリメイクされ、また日本で公開されるので興味がある方はそちらを見るのもいいかもしれません。 | ||||
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| 僕の感想では度々に怖いシーンがありますが、しかし皆さんは怖いと言っておりますが、どちらかと言うとどきどきして時々怖いだと思います。確かに僕は怖がりで同じ文庫の殺人鬼1、2や異常快楽殺人も最初は怖いですがだんだん面白くなります。そしてこの本もここのレビューと表紙のせいでずっと封印してました。ですが、読むとすごくどきどきして読み続けて2日で読んでしまいました。(笑)僕の中では、1、2を獲る位すばらしい出来だと思います。だから僕みたいな怖がりなひとはまず3ページ読んでみましょう止まらなくなりますから<笑>。 | ||||
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| 映画にもなったそうですね。 今では、新聞の三面記事に出てきそうな話ですが、新聞記事では、登場人物?の詳細な心理までは描いてくれませんから。 | ||||
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| 今まで読んだホラー小説の中では圧倒的に面白いと思う。 パラサイトイヴなんか目じゃない。 奇想天外な設定なんかどこにもないのに、とにかく怖い。 ページをめくる手が止まらないのは久しぶりだった。 唯一欠点を挙げるなら、知識部分の記述がくどい点だろうか。 だが、それは私が仕事上保険について知っていたから感じただけかもしれない。 | ||||
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| 人間の心理やサイコパスというものの存在について考えさせられる。登場人物それぞれに様々な過去やそれによって形作られた性格というものがあり、このような事があったからこの人物はこういった考えをもっているんだなと感じた。自分の身の回りにもサイコパス(と呼んでいいのかも分からないが)が存在しうるのだろうかと思った。 | ||||
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| 保険金がらみのサスペンスです 今まで読んだ中で一番怖いです 数年前に読んで以来再読不可能でしたが、 またチャレンジしました 再読して気づいたことは、怖いと言うより恐ろしい… と言うことです | ||||
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| 第4回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。 ホラー作品と言っても、この作品に登場するのは、超人的能力を もった人物や、異様な外見の人物などではない。 あくまでも普通の人間である。 そこがこの作品の最大の長所であると思う。 登場人物がどこか作り物めいた印象を受けるような超人や 幽霊では無く、どこにでもいるような普通の人間である事に より、明日は自分の身に降りかかってくるのではないかという 恐怖感が増す。 | ||||
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| 生命保険はいわば人の身体をお金に換えるものである。 そしてお金の為に、人としての心を失う人がいるので「保険金殺人」が起こる 主人公は幼い頃兄を自殺に追い込んだのではないかと、心に闇をかかえた保険会社の社員である。 家族が不審な死を遂げた客の身辺を探っているうちにとてつもない恐怖が彼におそいかかる。 ホラー小説ではあるが、超常現象や幽霊などがでてくるものではない。しかし、「げに恐ろしきは人のこころなり」というように人の心の闇が妖怪以上に恐ろしい魔物となる。 そしてやってくる恐怖にこちらの背筋まで凍ってくる。 作者が元保険会社社員だったという事で非常に詳しく内部事情まで描かれ、また生物学的見地からみた保険金殺人の要因まで興味深かった。 まさに作者の真骨頂ともいえる作品である! | ||||
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