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真赤な子犬
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【この小説が収録されている参考書籍】
真赤な子犬の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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事件の流れは序盤に被害者ととある人物の目線でおよそ掴めます。 なのに後半で予想外の展開があり、真犯人とその真相が解る過程は読者にとって予想外となります。まさかあなたが…、という結末で、1950年代の作品とは思えない新鮮さを感じました。文章も軽妙でサクサク読めます。後半は寝不足になりながら読んでしまいました。 | ||||
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実に意外な復刊で、うれしい。 先に創元推理文庫から出た『内部の真実』の評判が良かったのだろうか。 帯のイラストは若干ネタバレ気味だが、この作品の雰囲気にはよく合っている。 細かいところまで見るのは、できれば読後のほうがいいかもしれない。 日影さんの長編では『女の家』が最高傑作だと思っている。 『応家の人々』も洒落た作品で、いずれも徳間文庫だった。 この2作品も、ぜひ復刊してほしい。 | ||||
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冒頭の謎の導出が衝撃的で、それに引っ張られる形でとりあえずはイッキ読みでした。(てっきり染尾博士が、突然巨大化して人を襲う「真赤な子犬」を発明したのかと思いましたが、それはさすがにハズレました。) ただ、個人的には、動機が弱いというか、こういう人が一体こんなことするかねぇ、というのが読後の第一感想で、最後はやや肩すかしでしたね。なお、本書には幾つかバージョンがあるようですので(解説参照)、読み比べてみるのも一興かもしれません。 | ||||
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著者のミステリは、今では豪華全集以外は、入手が難しい。 しかし、本作はそこをクリアしてでも、読む価値のある作品である。 初刊は桃源社の書き下ろしシリーズ。 同シリーズでは、乱歩「ぺてん師と空気男」や仁木「殺人配線図」などが著名だが、城「死者の殺人」や渡辺「海底結婚式」など、珍しい作品が目白押しである。 その中の一冊として刊行された本作は、長編としては短めの作品だが、著者独特の雰囲気を持つ、本格ミステリだ。 独特の雰囲気とは、何ともいえないユーモア感というやつだ。 殺人が起きるのだが、それが現実感の非常に乏しい感じで描写される。 舞台はめまぐるしく二転三転し、誰が誰を狙ったのか、というあたりが核となる。 そして、その中心となるのが犬、というのが、なんともユーモラスなのだ。 本格ミステリ作品なので、詳しいストーリーの紹介はしない。 読んでみて、著者独特の感ミステリ感、作品スタイル、そして表現力の魅力を味わってほしい。 手軽に読めるし、読んで損のない作品である。 そして、著者の長編ミステリの中で、最も一般受けする作品でもある。 | ||||
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