生首に聞いてみろ

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評判

生首に聞いてみろの評価:

3.20/5点 レビュー 82件。 D ランク

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平均点3.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全117件 61〜80 4/6ページ
No.57
(3pt)

生首に聞いてみろ - 初めて途中で断念しました

途中で読むのをやめてしまったので、評価は中間の3つにしました。
本当は☆ゼロの気分です。
表現が幼すぎてまったく読み進むきになれませんでした。今まで読み始めた小説はどんなにおもしろくないと思っても、最後まで読むのが礼儀だと思っていましたが、初めて途中で断念しました。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.56
(5pt)

“THE GORGON’S LOOK”≒メデューサのまなざし

前衛彫刻家の川島伊作は、娘の江知佳をモデルに、彼女の母をモデル
とした連作「母子像」の完結編を製作したが、その直後に急逝する。
その葬儀の後、何者かが「母子像」の首が切断し、持ち去るという
事件が発生し、さらに、間をおかず、江知佳が失踪してしまう。
そして、数日後。伊作の追悼展が開かれる美術館に、
若い女性の生首が入った宅配便が届けられる……。
石膏像製作が、作品のテーマに直結している本作。
伊作は、生身のモデルから型を取り、その雌型から雄型を
作る「インサイド・キャスティング」を得意とした彫刻家でした。
しかし、この手法では、モデルが失明する危険があるため、目を開いた状態で
型が取れず、結果的に目を閉じた状態の作品しか作れないという限界があります。
その限界を克服すべく、伊作が取り入れた
アイデアが本作のトリックの源といえます。
この他にも、何者かに持ち去られた伊作の携帯電話や綸太郎が歯科医院を訪れた
際に読む、審美歯科医療の手引き書のなかの「磁性アタッチメント」についての記述、
そして、兄と弟を絶縁させた、血縁関係を表す言葉のダブル・ミーニングなど、
周到な伏線が緻密な計算のもとに張り巡らされ、もれなく回収されています。
過去の事件に淵源する二組の夫婦のクロス不倫関係という「事実」が背景にあり、
それが現在の首切り殺人に影を落としているのですが、関係者の誰もが誤解や
錯覚を抱いてしまうことで、それぞれの思惑と行動が複雑に交錯して謎を生みだし、
対応すべくなされた解釈が、また新たな謎を生むという悪循環が誘発されています。
そうした錯綜した状況を、結末で「石膏像/死体の首が切られた理由」の回答という
一点に収斂させていく犀利なロジックの切れ味と構築美は、やはり無類といえます。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.55
(5pt)

「なぜ石膏像/死体の首は切断されたのか?」

前衛彫刻家の川島伊作は、娘の江知佳をモデルに、彼女の母をモデル
とした連作「母子像」の完結編を製作したが、その直後に急逝する。
その葬儀の後、何者かが「母子像」の首が切断し、持ち去るという
事件が発生し、さらに、間をおかず、江知佳が失踪してしまう。
そして、数日後。伊作の追悼展が開かれる美術館に、
若い女性の生首が入った宅配便が届けられる……。
石膏像製作が、作品のテーマに直結している本作。
伊作は、生身のモデルから型を取り、その雌型から雄型を
作る「インサイド・キャスティング」を得意とした彫刻家でした。
しかし、この手法では、モデルが失明する危険があるため、目を開いた状態で
型が取れず、結果的に目を閉じた状態の作品しか作れないという限界があります。
その限界を克服すべく、伊作が取り入れた
アイデアが本作のトリックの源といえます。
この他にも、何者かに持ち去られた伊作の携帯電話や綸太郎が歯科医院を訪れた
際に読む、審美歯科医療の手引き書のなかの「磁性アタッチメント」についての記述、
そして、兄と弟を絶縁させた、血縁関係を表す言葉のダブル・ミーニングなど、
周到な伏線が緻密な計算のもとに張り巡らされ、もれなく回収されています。
過去の事件に淵源する二組の夫婦のクロス不倫関係という「事実」が背景にあり、
それが現在の首切り殺人に影を落としているのですが、関係者の誰もが誤解や
錯覚を抱いてしまうことで、それぞれの思惑と行動が複雑に交錯して謎を生みだし、
対応すべくなされた解釈が、また新たな謎を生むという悪循環が誘発されています。
そうした錯綜した状況を、結末で「石膏像/死体の首が切られた理由」の回答という
一点に収斂させていく犀利なロジックの切れ味と構築美は、やはり無類といえます。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.54
(1pt)

評価している人が不思議

このミス1位と聞いて読んでしまいましたが・・。
何が論理的なのだろう?伏線を張っておき、それを
拾えばいいというわけでは絶対にないと思います。
これでは、単に最後でのつじつまあわせのような
気がします。それに、なんでこんなに読み辛いんだろう??
読んでてイライラしますね。これが1位ということで、
このミス自体の評価もあてにできない感じです。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.53
(5pt)

本格ミステリ好きにはたまらない作品!

色々な伏線が見事に張り巡らされていて
(読み返してみても思わずうーーんとうなって感心してしまいます、本当に)
謎解きとしてももちろん良くできているのですが、
加えて登場人物たちの愛憎や思惑、痛ましい誤解などが絡み合い、
人間ドラマとしても退屈することがなく一気に読了してしまいました。
ゾクゾクッと背筋が寒くなるシーンも用意されておりますし、
本格ミステリ好きにはたまらない作品だと思います!
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.52
(5pt)

本格ミステリ好きにはたまらない作品!

色々な伏線が見事に張り巡らされていて
(読み返してみても思わずうーーんとうなって感心してしまいます、本当に)
謎解きとしてももちろん良くできているのですが、
加えて登場人物たちの愛憎や思惑、痛ましい誤解などが絡み合い、
人間ドラマとしても退屈することがなく一気に読了してしまいました。
ゾクゾクッと背筋が寒くなるシーンも用意されておりますし、
本格ミステリ好きにはたまらない作品だと思います!
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.51
(3pt)

冗漫な感じ

うーん。。。長い
長くて嬉しい本もあるけど、これは長くて飽きた(笑
あんまり起承転結がなくて、生々しい話のはずなのに、
冗漫な感じ。。。
私としてははずれですが、こういう感じの本が好きな方にはたまらないかと(笑
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.50
(3pt)

長くて飽きた(笑

うーん。。。長い
長くて嬉しい本もあるけど、これは長くて飽きた(笑
あんまり起承転結がなくて、生々しい話のはずなのに、
冗漫な感じ。。。
私としてははずれですが、こういう感じの本が好きな方にはたまらないかと(笑
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.49
(5pt)

こんな探偵小説を待っていた

読み終わって鳥肌が立った。物語は地味だ。事件は淡々とすすみ唐突に終息を迎える。息づまるサスペンスも残酷な描写もない。けれど、探偵がパズルを組み立てたとき、僕たちは想像もしなかった絵を見せられる。それまで思い描いていた世界が名探偵の導きで一変するのだ。導き出されるのは事件の構造だけではない。おぞましい犯人の悪意と、それにおどらされた被害者たちの悲劇。僕たちはトリックだけではなく、物語のホントウの意味を知るのだ。余分なものを削ぎ落とした探偵小説がこんなにも美しく輝くなんて。何十年も昔に出された問題と真っ正面からぶつかり合ってくれた探偵法月綸太郎と作家法月綸太郎に心からお礼を言いたい。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.48
(2pt)

救いがなさ過ぎる

緻密な構成、巧妙な伏線、主人公法月が間違い、回り道をしながら次第に
真相に迫り、最後にパズルのピースが音を立てて嵌って行く。
そういった意味ではミステリとして傑作なのかもしれない。
でもある主要登場人物とその母親に救いがなさ過ぎる。
私は暗い、嫌な気分になるためにお金を出して本を買いたくない。
(法月ファンなので買ってしまったが)
その点では到底他人にお勧めできない。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.47
(4pt)

好みによって評価が二分する

読み手の好みによって評価が分かれるだろう。
新本格のファンなら、大傑作ということになるだろうし、
社会派推理のファンなら、ストーリーに起伏が乏しく、
500ページもあるわりには退屈ということになろう。
ただ、両者とも否定できないのは、
伏線の張り方が見事で、回収もそつなく行われているという点だろう。
新本格のファンではない私は、その点を取って星4つとした。
減点の原因は「やられた」感がなかったこと。
丁寧に作りこまれているが、
もう少し「おおーっ」というのがあってもいいと思うんだが。
村上龍の「半島を出よ」でもそうだったが、この歳になると、
1ページにおける字数が多いと本当に疲れる。
最近は、できるだけ1ページに字数が少ない本を無意識のうちに選んでいる。
年取ったのかなぁ。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.46
(2pt)

仕掛けは見事ですが

タスキの「『このミス1位』 !! 絶賛を浴びた本格ミステリ」という文言に魅かれて読みました。
謎かけは凝っていて、説明責任も果たしています。
筆者本人やミステリー作家志望の方々は楽しかったかもしれません。
しかし著者に個人的な恨みはありませんが、本当につまらなかったです。
とにかく盛り上がりや緊迫感一切なし。グイグイ引き込んでくれるような人物も登場しませんでした。
「いつになったら面白くなるのかな…」と思っていたら、最後に淡々と謎解きをされて終わってしまいました。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.45
(2pt)

面白さがわからない

面白いミステリーだと寝る時間も削ってつい先を知りたくなるんだけれど、この作品は読了するのにやたらと時間がかかりました。このミス一位につられて買いましたが、好みが分かれる小説かもしれません。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.44
(4pt)

面白い。ただ、「このミス一位」かな・・

張り巡らされた伏線が鮮やかに回収されていく様は、流石だなーと思わせます。
最後まで読ませます。
ただ、人物の心理、特に事件そのものに関わる部分で納得いかない点がいくつかあったのは事実です。
例えば、
・「生首に聞いてみろ」の「生首」の動機が、あれではちと薄すぎないか?
・回顧展の目玉になる石膏像の首が切り取られてるのに、関係者が一人を除いて「回顧展どうしよう」と心配してないのは何故?
等、一つ一つは小さいんですが、物語がきっちり作られてるだけに目立ってしまう・・。
逆に言うと、それでも最後まで面白く読ませるプロットは、凄いんですが。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.43
(5pt)

作品の構成や、伏線の張り方が見事

2005年版このミス 1位
2004年文春ミステリーベスト10 2位。
文庫化を機に再読してみた。
私自身は、「新本格」といわれると、むしろ敬遠したくなるジャンルになるのだが、この作品については、作品の構成や、伏線の張り方が見事で、パズルの1片1片がはまり込んでいくような展開に、グイグイと引き込まれた。
作品のタイトルだけをみると「ホラー」の要素がありそうで、敬遠される方もいるかもしれないが、おぞましい内容は全くないので安心して読んで頂きたい。
なお、文庫版の巻末には貴志祐介との対談が掲載されており、なかなか興味深い内容になっている。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.42
(3pt)

ロス・マクに聞いてみろ

「生首に聞いてみろ」と言う扇情的な題名とは異なり、骨太な骨格を持つ地道な作品。しかし、題名から「生首」を用いた驚愕の大トリックを期待していた私には肩透かしの形となった。
亡くなった彫刻家が遺作として残した娘の彫像の首が切り取られた事を発端とする事件なのだが、物語の進行は殆ど普通小説のノリで、手堅いと言えば手堅いが、読者を惹き付ける魅惑的な謎もなければ、サスペンス性も感じられない。そして、事件の真相は彫刻家の常軌を逸した思惑(怨念)と周囲の嘘と誤解だけから成り立っており、犯人(=作者)のミステリ的アイデアが奈辺にあるのか理解できない。しかも、その真相が物語の進行と共に自然に割れるとあっては、読む方は何処に楽しみを見い出して良いのか分からない。R.マクドナルドを引用して、家族の悲劇性や「***」というトリックを暗示しているが、本作にそれ程の深みがあるとは思えない。
「ロス・マクに聞いてみろ」と言いたい、不完全燃焼の作品。
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4043803028
No.41
(4pt)

質実剛健、期待はずれはないミステリー

 綾辻行人さんの「暗黒館〜」という、「今までで最低のミステリー」(個人的に)の後に読んだせいか、安心して読めました。
皆さんの書いていらっしゃるように、前半が長く、『生首』の出番が唐突で、謎解き部分がたたみかけるようになっている、と言えばそうですが、
綾辻氏の作品のように、『外連味たっぷりで、自分が一緒に沼に沈んでいってしまった』的作品の後では、『派手さは全くと言っていいほどないけれど、丁寧に誠実に書かれている』と印象を受けました。
「えぇーーー?」とか「うっそぉ〜ん」見たいな『大どんでん返し』はないけれど、大きな不満も残らず、次の作品を素直に期待できる作品です。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.40
(5pt)

「このミス」第一位!

 新本格と聞くと,「舞台設定に凝りすぎたパズル」と言う印象が強くて敬遠していたが,この作品に関しては全くの杞憂に終わった。
 石膏ガーゼで人体をそのまま型取った作品で一世を風靡して「亜シーガル」と呼ばれる彫刻家の死にはじまるミステリー。
 「目を瞑った表情=祈り」と捉えられてしまう葛藤,なぜ首が切り取られてしまったのか,魅力的なヒロイン江知佳との会話と行動ひとつひとつがすべて意味を持ち,終盤,謎が解き明かされていくにつれ,「そういうことだったのか」と納得すると共に,その伏線の張り方の見事さに感動すら覚える。
 05年版「このミス」第一位はダテじゃない。新本格の看板で二の足を踏んでいた方も,文庫化されたこの機会に是非どうぞ。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.39
(3pt)

一気に読んでしまえるのですが…

■謎部分は充分練ってあって、引き込まれてぐんぐん謎解きまで行くのですが、その後がどうにも物足りなかったです。事件の事だと、あそこまで細かく経過とか状況とか心理を書けるのに、あぁいうざっくり切り取られたようなラストにするかが分からない(謎は解いたぞ、じゃ!って突き離された感じ?)。■登場人物に対するフォロー、というよりここまで一緒に事件を追ってきた読者に対する、謎の解明後のフォローは、必要だと思うのですが。■自分がミステリを読む時、謎解きでなくキャラクターで読むタイプなので余計にそれを求めてしまうのかも知れません。名探偵・法月綸太郎のファンではあるのだけど、何故かこの人の本を手元に置いておけない理由が分かった気がする1冊でした。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.38
(4pt)

法月綸太郎の青春の終わり

愛読者なら御存知は思うが、作家(の方の)法月綸太郎に色濃く宿るもの、それは探偵が事件に関わる過程を通して、向き合わざるを得なくなる現代社会の無惨さや、探偵の方の(そしてそれはたぶん作者の方も)法月綸太郎の苦悩であった。そしてそのことこそが、これまでのいくつかの作品を特異なものとしていた。たとえば、『二の悲劇』、『ふたたび赤い悪夢』など。
しかし今回の探偵・法月はずいぶんとタフである。“恋に落ちていたかもしれない”女性の死という事態にあたって、彼にはそれを阻止できていたかもしれないというかたち通りの苦悩はあるものの、それは過去の名探偵たちが抱えた、いわば“お約束”の苦悩であり、その点では物足りない。デビュー作『密閉教室』において、名探偵が抱える矛盾について早くも述べていた彼にしてはと、この点については、少々肩すかしを食らった気がした。
『パズル崩壊』をお読みの読者なら、収録作である「カットアウト」(傑作!)との共通点に気づかされるだろう。「カットアウト」が和製ジャクソン・ポロックと称される画家と妻の関係を描いたように、本作もジョージ・シーガルと共通した作風である“亜シーガル”と呼ばれたこともある彫刻家と妻の関係が作品の核をなしている。だが、正直なところ、「カットアウト」ほどの哀切さが、読者に届かない点は残念だ。
と、まぁ、ここまで批判的な記述に終始はしたが、パズラーとしての作家・法月は健在である。たとえば読者にミスリードを誘うためのいくつかの仕掛けなどが、読むものを翻弄させるなど、読み込むにつれ、手練れの感を強くした。
悩める自営業者(by 綾辻行人)であった作家・法月も、探偵・法月同様、ある種の青春を多少過ぎてきたと言うことなのだろう。本作は、これからの作品の方向を占う意味で、後々象徴的な作品になることと思う。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741