生首に聞いてみろ

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評判

生首に聞いてみろの評価:

3.20/5点 レビュー 82件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.20pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 1〜20 1/3ページ
No.47
(5pt)

やりたいことがよくわかるのが美点でも欠点でもあり

タイトルは明らかに都筑道夫の「なめくじに聞いてみろ」のパロディだろうが、あまり作品内容に合っていないというか、もっと詩的で芸術の匂いのするタイトルにした方がよかったのではないか。

内容的には法月綸太郎お得意の「芸術家の狂気」を題材にしたもので、この分野では「カット・アウト」という大傑作短編があるのだが同系譜の長編である。法月ファンならば「石膏像は必ず目を閉じている」という作中の記述が出てきた時に、なんとなく異様な熱気を感じ取り、作品の出発点となるアイデアは多分ここだろうと察せられるはずだ。だから真相は薄々わかるのだが、明かされた時にはがっかりするというより「待ってました!」という感じである。
もちろん核になるアイデア一発の作品ではないのでパズラーとして周到に組み上げられてはいるのだが、作者の書きたかったことがあまりにも明確すぎていて、その外側が張りぼてに見えてしまうところがやや難点。短編でやるべき話だったかもしれない。コンパクトにまとめれば「カット・アウト」に並ぶ傑作になったのでは。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.46
(5pt)

やりたいことがよくわかるのが美点でも欠点でもあり

タイトルは明らかに都筑道夫の「なめくじに聞いてみろ」のパロディだろうが、あまり作品内容に合っていないというか、もっと詩的で芸術の匂いのするタイトルにした方がよかったのではないか。

内容的には法月綸太郎お得意の「芸術家の狂気」を題材にしたもので、この分野では「カット・アウト」という大傑作短編があるのだが同系譜の長編である。法月ファンならば「石膏像は必ず目を閉じている」という作中の記述が出てきた時に、なんとなく異様な熱気を感じ取り、作品の出発点となるアイデアは多分ここだろうと察せられるはずだ。だから真相は薄々わかるのだが、明かされた時にはがっかりするというより「待ってました!」という感じである。
もちろん核になるアイデア一発の作品ではないのでパズラーとして周到に組み上げられてはいるのだが、作者の書きたかったことがあまりにも明確すぎていて、その外側が張りぼてに見えてしまうところがやや難点。短編でやるべき話だったかもしれない。コンパクトにまとめれば「カット・アウト」に並ぶ傑作になったのでは。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.45
(5pt)

エラリー・クイーンリスペクトな理知的本格ミステリの力作

法月綸太郎は「ノックスマシン」が面白かったのでこの作品に手を出したが、本格ミステリは初読。作者と同名の名探偵と警察関係の父と言うのはエラリー・クイーンそっくりの設定で、首無し死体を扱った「エジプト十字架の謎」を彷彿とさせた。キャラの性格付けも含めて、クイーンのリスペクトぶりがミステリファンの心理をくすぐる。
 それはともかく、なかなか殺人(と言うか生首)が出て来ない異色の構成で、伏線を張るためなのだろうけど、多少読むのに難渋する。その替わりに彫刻に関するペダンチックな知識が語られ、嫌味とも取られ兼ねないが、本格ミステリにありがちな稚気として好意的に解釈した。法月探偵は行動派だが、誤算と失敗を重ねてしまうのが、ハードボイルドみたいで面白かった。反対に犯人側も同様にドタバタして、妙にリアルと感じたが、作品として整合性を持たせるのは大変だったろうと推察する。
 生首が出て来る中盤以降は実にスリリングで読み応えがあり、一気に読書スピードが上がった。「生首」と言うインパクトのあるモチーフを終始描き切った力作と評価する。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.44
(5pt)

エラリー・クイーンリスペクトな理知的本格ミステリの力作

法月綸太郎は「ノックスマシン」が面白かったのでこの作品に手を出したが、本格ミステリは初読。作者と同名の名探偵と警察関係の父と言うのはエラリー・クイーンそっくりの設定で、首無し死体を扱った「エジプト十字架の謎」を彷彿とさせた。キャラの性格付けも含めて、クイーンのリスペクトぶりがミステリファンの心理をくすぐる。
 それはともかく、なかなか殺人(と言うか生首)が出て来ない異色の構成で、伏線を張るためなのだろうけど、多少読むのに難渋する。その替わりに彫刻に関するペダンチックな知識が語られ、嫌味とも取られ兼ねないが、本格ミステリにありがちな稚気として好意的に解釈した。法月探偵は行動派だが、誤算と失敗を重ねてしまうのが、ハードボイルドみたいで面白かった。反対に犯人側も同様にドタバタして、妙にリアルと感じたが、作品として整合性を持たせるのは大変だったろうと推察する。
 生首が出て来る中盤以降は実にスリリングで読み応えがあり、一気に読書スピードが上がった。「生首」と言うインパクトのあるモチーフを終始描き切った力作と評価する。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.43
(5pt)

圧倒的な構成力

かなりの長編ながら無駄のないストーリー、後半に行くにつれ驚かされる仕掛けがいくつもあるので読みごたえもすごいです。
頼子のためにが面白かったので強烈なタイトルに惹かれ本作も手に取りましたが買って正解でした。このミス1位を獲得していた作品だということは他の方のレビューを拝見して初めて知りましたが、それも納得の出来です。
メインの殺人事件が起こるのは中盤とかなりゆっくりめの事件発生ですが、その前に小さな事件をいくつも挟んだりして飽きさせない構成になっています。そのため物語の密度がすごい。そして伏線が上手いなぁ…。回収も鮮やか。さりげない伏線ながらその伏線を印象付けるのが上手いのでそんな描写あった?なんてことにはならないはず。
頼子のためにもそうでしたが、事件自体は解決しても物悲しい、やりきれない雰囲気が漂うラストが印象的。犯人にさほどの意外性はありませんが幾重にも仕掛けられたトリックはお見事なので文句なしにおすすめの一冊。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.42
(5pt)

圧倒的な構成力

かなりの長編ながら無駄のないストーリー、後半に行くにつれ驚かされる仕掛けがいくつもあるので読みごたえもすごいです。
頼子のためにが面白かったので強烈なタイトルに惹かれ本作も手に取りましたが買って正解でした。このミス1位を獲得していた作品だということは他の方のレビューを拝見して初めて知りましたが、それも納得の出来です。
メインの殺人事件が起こるのは中盤とかなりゆっくりめの事件発生ですが、その前に小さな事件をいくつも挟んだりして飽きさせない構成になっています。そのため物語の密度がすごい。そして伏線が上手いなぁ…。回収も鮮やか。さりげない伏線ながらその伏線を印象付けるのが上手いのでそんな描写あった?なんてことにはならないはず。
頼子のためにもそうでしたが、事件自体は解決しても物悲しい、やりきれない雰囲気が漂うラストが印象的。犯人にさほどの意外性はありませんが幾重にも仕掛けられたトリックはお見事なので文句なしにおすすめの一冊。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.41
(5pt)

圧倒的な構成力

かなりの長編ながら無駄のないストーリー、後半に行くにつれ驚かされる仕掛けがいくつもあるので読みごたえもすごいです。
頼子のためにが面白かったので強烈なタイトルに惹かれ本作も手に取りましたが買って正解でした。このミス1位を獲得していた作品だということは他の方のレビューを拝見して初めて知りましたが、それも納得の出来です。
メインの殺人事件が起こるのは中盤とかなりゆっくりめの事件発生ですが、その前に小さな事件をいくつも挟んだりして飽きさせない構成になっています。そのため物語の密度がすごい。そして伏線が上手いなぁ。回収も鮮やか。さりげない伏線ながらその伏線を印象付けるのが上手いのでそんな描写あった?なんてことにはならないはず。
頼子のためにもそうでしたが、事件自体は解決しても物悲しい、やりきれない雰囲気が漂うラストが印象的。犯人にさほどの意外性はありませんが幾重にも仕掛けられたトリックはお見事なので文句なしにおすすめの一冊。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.40
(5pt)

圧倒的な構成力

かなりの長編ながら無駄のないストーリー、後半に行くにつれ驚かされる仕掛けがいくつもあるので読みごたえもすごいです。
頼子のためにが面白かったので強烈なタイトルに惹かれ本作も手に取りましたが買って正解でした。このミス1位を獲得していた作品だということは他の方のレビューを拝見して初めて知りましたが、それも納得の出来です。
メインの殺人事件が起こるのは中盤とかなりゆっくりめの事件発生ですが、その前に小さな事件をいくつも挟んだりして飽きさせない構成になっています。そのため物語の密度がすごい。そして伏線が上手いなぁ。回収も鮮やか。さりげない伏線ながらその伏線を印象付けるのが上手いのでそんな描写あった?なんてことにはならないはず。
頼子のためにもそうでしたが、事件自体は解決しても物悲しい、やりきれない雰囲気が漂うラストが印象的。犯人にさほどの意外性はありませんが幾重にも仕掛けられたトリックはお見事なので文句なしにおすすめの一冊。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.39
(4pt)

伏線回収は見事でした

読了したあとにamazonでのレビューを眺めていくうち
自分がこの作品に感じた違和感が浮かんできたように思う
というのもこの作品を読んでいて思ったのが
探偵が動かされている ということである。
探偵が動く先々で何かが起こり、それを探偵はとめることができず
すべてが終わったあとで探偵が推理する。
大体の探偵ものはそうなんですが、どうにもこのシリーズは
探偵が著者のいいように動かされ手いる間がぬぐえない。
他の多くの探偵ものとは異なり、探偵が深くそしてリアルタイムに
作品にかかわっています。(探偵が被害者を救える可能性があったことからも
わかるように)
そこでの探偵の行動 思考がどうにも動かされている感が
多分に感じられそこが私がこの作品に感じた違和感なのかもしれません。

とまあなんかこの作品を批判しているようですが、伏線回収はミステリーのなかでも
随一なのでそういった作品が好きな方にはいいと思います。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.38
(4pt)

伏線回収は見事でした

読了したあとにamazonでのレビューを眺めていくうち
自分がこの作品に感じた違和感が浮かんできたように思う
というのもこの作品を読んでいて思ったのが
探偵が動かされている ということである。
探偵が動く先々で何かが起こり、それを探偵はとめることができず
すべてが終わったあとで探偵が推理する。
大体の探偵ものはそうなんですが、どうにもこのシリーズは
探偵が著者のいいように動かされ手いる間がぬぐえない。
他の多くの探偵ものとは異なり、探偵が深くそしてリアルタイムに
作品にかかわっています。(探偵が被害者を救える可能性があったことからも
わかるように)
そこでの探偵の行動 思考がどうにも動かされている感が
多分に感じられそこが私がこの作品に感じた違和感なのかもしれません。

とまあなんかこの作品を批判しているようですが、伏線回収はミステリーのなかでも
随一なのでそういった作品が好きな方にはいいと思います。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.37
(4pt)

ロジカルミステリ

この作品はとにかく凝った作りの作品で、その中心にあるのは首を切られた石膏像にあるのだが、
その謎は十重二十重に包み隠されており、さらに登場人物たちの勘違いやミスリードも重なり
中々解けないものになっているが、解決してみるとなるほどと納得できる形に収まるのが素晴らしい
作者の代表作といっても過言ではないだろう
ただとにかく作者らしい作品なので、まどろっこしい筋書きや論理展開が苦手な人には
あまりお勧めできない作品でもあるかもしれない
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.36
(4pt)

ロジカルミステリ

この作品はとにかく凝った作りの作品で、その中心にあるのは首を切られた石膏像にあるのだが、
その謎は十重二十重に包み隠されており、さらに登場人物たちの勘違いやミスリードも重なり
中々解けないものになっているが、解決してみるとなるほどと納得できる形に収まるのが素晴らしい
作者の代表作といっても過言ではないだろう
ただとにかく作者らしい作品なので、まどろっこしい筋書きや論理展開が苦手な人には
あまりお勧めできない作品でもあるかもしれない
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.35
(5pt)

前半は地味だが最後まで読むとやはり傑作

生首に聞いてみろというタイトルと本格ミステリー大賞受賞というイメージから読む前は、猟奇的な大がかりなトリックの島田荘司系の推理ものかなと勝手に思い込んでしまったが、センセーショナルなタイトルとは裏腹にじっくりと読ませる人間ドラマ中心の彫刻をモチーフとした悲劇的なミステリーの良作である。半分ほぼ読み進んでも殺人事件が起こらないため、最初の方は正直カッタるいと思う人も多いかと思われるが、そこを我慢して最後まで読むと前半の伏線も全てピタリと符合し、被害者家族の過去の因縁に端を発する悲劇的な人間模様が浮かび上がる。読後の感想は久しぶりに大人の推理小説を読んだという充実感がある。やや地味ではあるが、よく練られた推理作品と評価できる。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.34
(5pt)

前半は地味だが最後まで読むとやはり傑作

生首に聞いてみろというタイトルと本格ミステリー大賞受賞というイメージから読む前は、猟奇的な大がかりなトリックの島田荘司系の推理ものかなと勝手に思い込んでしまったが、センセーショナルなタイトルとは裏腹にじっくりと読ませる人間ドラマ中心の彫刻をモチーフとした悲劇的なミステリーの良作である。半分ほぼ読み進んでも殺人事件が起こらないため、最初の方は正直カッタるいと思う人も多いかと思われるが、そこを我慢して最後まで読むと前半の伏線も全てピタリと符合し、被害者家族の過去の因縁に端を発する悲劇的な人間模様が浮かび上がる。読後の感想は久しぶりに大人の推理小説を読んだという充実感がある。やや地味ではあるが、よく練られた推理作品と評価できる。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.33
(4pt)

現代日本で本格ミステリーを読める幸せ

作者作品は正直あまり好きではない。読後感は後味の悪いものが大半で、本格派という割には謎解きのロジックや驚愕度はそれほどでもないという作品が多く(作者長編作品で本当に本格派作品と言えるのは、法月親子デビューの「雪密室」だけだと思う)、これが良かったという作品がないからである。(唯一、ユーミンの「卒業写真」をモチーフにした「二の悲劇」だけは印象深かったが)

それで、本書は「このミス」1位受賞作品として知られてはいたが、前述のごとき理由と別の「このミス」1位作品で期待はずれの作品に当たったことに懲りてなかなか読む気がしなかった。それがようやくこのたび読むことになったが、正直大して期待はしていなかったのだが、読了しての感想は「うん、良かった、面白い」。

本書では、伏線をこれまでかというぐらいに張り巡らしまくり、これらを余すところなくぴたりと当て嵌めるその構成の緻密さが実にすばらしい。残念ながらラストの驚愕度がイマイチなのと、相も変わらず読後感が悪い(読後感ワースト1の「頼子のために」に次ぐ後味の悪さ)ことから星5つまでは進呈できなかったが。

しかし、先日読んだ有栖川有栖の「女王国の城」といい本書といい、一時絶え果てたかと思われた優れた本格ミステリー作品が、今もこうして日本で読めるというのは実に幸せなことだと思う。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.32
(4pt)

現代日本で本格ミステリーを読める幸せ

作者作品は正直あまり好きではない。読後感は後味の悪いものが大半で、本格派という割には謎解きのロジックや驚愕度はそれほどでもないという作品が多く(作者長編作品で本当に本格派作品と言えるのは、法月親子デビューの「雪密室」だけだと思う)、これが良かったという作品がないからである。(唯一、ユーミンの「卒業写真」をモチーフにした「二の悲劇」だけは印象深かったが)

それで、本書は「このミス」1位受賞作品として知られてはいたが、前述のごとき理由と別の「このミス」1位作品で期待はずれの作品に当たったことに懲りてなかなか読む気がしなかった。それがようやくこのたび読むことになったが、正直大して期待はしていなかったのだが、読了しての感想は「うん、良かった、面白い」。

本書では、伏線をこれまでかというぐらいに張り巡らしまくり、これらを余すところなくぴたりと当て嵌めるその構成の緻密さが実にすばらしい。残念ながらラストの驚愕度がイマイチなのと、相も変わらず読後感が悪い(読後感ワースト1の「頼子のために」に次ぐ後味の悪さ)ことから星5つまでは進呈できなかったが。

しかし、先日読んだ有栖川有栖の「女王国の城」といい本書といい、一時絶え果てたかと思われた優れた本格ミステリー作品が、今もこうして日本で読めるというのは実に幸せなことだと思う。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.31
(4pt)

筋の起伏は乏しいが、本格パズラーを楽しみたい方にはお勧め

生首もの(という分野があるのかどうか知らないが)となると、猟奇的な犯罪に対する
恐怖感とホラー的要素で引っぱる小説という印象があるが、本作はそういう作品では
ない。あくまで推理を主体とした本格ものである。というか、物語の中心をなしていた
人物が生首にされちゃったのに、あっさりと受け止められているような印象すら受ける。
現実に起きればかなり衝撃的な犯罪だと思うのだが、登場人物たちの感情はあまり
前面に出てこない。そんなわけで作者は物語の盛り上げに積極的に手を加えてない。
推理だけを純粋に愉しむ層は別として、小説としては物足りなさを感じるかもしれない。

私の乏しい探偵小説歴から分析すると、「生首」「双子」「仮面」「失踪」といった要素が
くると、大抵はどこかで"すりかえ"のテクニックが使われると予想できる。私もどこで
それがくるのかと思いつつ読み進めていたが、あれも不可能、これも不可能だし・・・と
可能性が狭められているうち、意外なところで「あーそうか」と。「言われてみれば可能
だよなぁ」という感じ。誤誘導が巧みでヤラレた。短時間で読了してしまったのだから、
面白かったことは間違いない。「このミステリーがすごい!」2005年の受賞作である。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028
No.30
(4pt)

筋の起伏は乏しいが、本格パズラーを楽しみたい方にはお勧め

生首もの(という分野があるのかどうか知らないが)となると、猟奇的な犯罪に対する
恐怖感とホラー的要素で引っぱる小説という印象があるが、本作はそういう作品では
ない。あくまで推理を主体とした本格ものである。というか、物語の中心をなしていた
人物が生首にされちゃったのに、あっさりと受け止められているような印象すら受ける。
現実に起きればかなり衝撃的な犯罪だと思うのだが、登場人物たちの感情はあまり
前面に出てこない。そんなわけで作者は物語の盛り上げに積極的に手を加えてない。
推理だけを純粋に愉しむ層は別として、小説としては物足りなさを感じるかもしれない。

私の乏しい探偵小説歴から分析すると、「生首」「双子」「仮面」「失踪」といった要素が
くると、大抵はどこかで"すりかえ"のテクニックが使われると予想できる。私もどこで
それがくるのかと思いつつ読み進めていたが、あれも不可能、これも不可能だし・・・と
可能性が狭められているうち、意外なところで「あーそうか」と。「言われてみれば可能
だよなぁ」という感じ。誤誘導が巧みでヤラレた。短時間で読了してしまったのだから、
面白かったことは間違いない。「このミステリーがすごい!」2005年の受賞作である。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.29
(4pt)

ちゃんとしたミステリを読んだ気分になる

ひさびさにちゃんとしたミステリを読んだ気分になるには十分な作品。きちんと伏線がはってあって、それが活かされている。最後には全ての伏線がつながるので読み返すと、なるほど〜ってなるのだろうなぁ。まぁ探偵役の法月がリアルタイムに追っている事件だけに伏線の数だけ事件が防げたということであり、そこに悲壮感漂う。
生首に聞いてみろ Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろより
4048734741
No.28
(4pt)

ちゃんとしたミステリを読んだ気分になる

ひさびさにちゃんとしたミステリを読んだ気分になるには十分な作品。きちんと伏線がはってあって、それが活かされている。最後には全ての伏線がつながるので読み返すと、なるほど〜ってなるのだろうなぁ。まぁ探偵役の法月がリアルタイムに追っている事件だけに伏線の数だけ事件が防げたということであり、そこに悲壮感漂う。
生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2) Amazon書評・レビュー: 生首に聞いてみろ (角川文庫 の 6-2)より
4043803028