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あふれた愛



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【この小説が収録されている参考書籍】
あふれた愛
あふれた愛 (集英社文庫)

あふれた愛の評価: 4.30/5点 レビュー 30件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.30pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全22件 21~22 2/2ページ
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No.2:
(5pt)

哀しくて切ないけれど美しき愛のカタチ

哲学的に構えるのではなくて、素朴に考えてみる。「愛ってなんだろう・・・」本書に収録された4つの物語を読み終えて、ぼくが最初にしたことだ。自分の中では「愛」だと信じていたことが、独善的であり世俗的であり体面的なものに絡み取られて、本来の姿を失っている場合もある。相手を傷つけ、そして自分も傷つかないと、「愛」の空白に気がつかないかも知れない。また「愛」がそこある故に哀しくなったり、つらくなったりすることもあるだろう。一見理想的に見える夫婦と赤ん坊。中年男性と喫茶店でアルバイトをしている娘。繊細すぎる心根を持った男と女。未亡人と青年と彼の彼女。彼らが直面する、理不尽でもあり、至福でもある「愛」のカタチを、天童荒太は大きなやさしさを持って見事に描き出している。
あふれた愛Amazon書評・レビュー:あふれた愛より
408774373X
No.1:
(5pt)

心に染み入る言葉の数々

4つの話は、あまりにも私の感覚に近いという点で衝撃的だった。まるで自分が主人公になったかのような錯覚に陥った。と同時に、私のような生き方でもいいんだ、と少しだけ自信が持てたのが嬉しかった。『やすらぎの香り』のように、「何も言えなくても、無理に何かができなくても・・・いいんだ。なんとか、やっていける。(後略)」そう、自分に言い聞かせながら、一文字一文字かみしめるように読んでいった。天童荒太さん、心の安定剤をどうもありがとう。
あふれた愛Amazon書評・レビュー:あふれた愛より
408774373X

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