QED 百人一首の呪 

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

QED 百人一首の呪 の評価:

3.21/5点 レビュー 42件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全84件 61〜80 4/5ページ
No.24
(3pt)

結局、百人一首曼荼羅だけの作品

読み終わって何が面白かったか振り返ってみると
正直言って、殺人事件の謎解き部分ではなかった。
したがって純粋なミステリ好きの方にはお勧めできない。
百人一首から曼荼羅ができあがっていくプロセスは
たしかにワクワクさせられた。
だが曼荼羅が完成してからは…
井沢元彦と京極夏彦を足して2で割ったような感じで
もうちょっとオリジナリティが欲しいところ。
これがデビュー作らしいので、これからどう変わっていくか
楽しみではある。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.23
(3pt)

結局、百人一首曼荼羅だけの作品

読み終わって何が面白かったか振り返ってみると
正直言って、殺人事件の謎解き部分ではなかった。
したがって純粋なミステリ好きの方にはお勧めできない。
百人一首から曼荼羅ができあがっていくプロセスは
たしかにワクワクさせられた。
だが曼荼羅が完成してからは…
井沢元彦と京極夏彦を足して2で割ったような感じで
もうちょっとオリジナリティが欲しいところ。
これがデビュー作らしいので、これからどう変わっていくか
楽しみではある。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.22
(2pt)

京極夏彦に似てるよね。

とにかく、文体と言うかなんと言うか京極臭がする。
「呪」の説明がとにかく京極堂とかぶるんですよ。そして、百人一首の分類分けなど曼荼羅を使ったあたりは感心するんですが、強引と言う感が否めない。
文学部だった私には「それは強引な解釈ですね」と思わずにはいられない後半の説明でした。
そして、やっぱり殺人はあんまり意味がないのではないかなぁと思うんです。メインが百人一首の謎解きなので、殺人事件の解明がおまけのように感じてしまいました。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.21
(2pt)

京極夏彦に似てるよね。

とにかく、文体と言うかなんと言うか京極臭がする。
「呪」の説明がとにかく京極堂とかぶるんですよ。そして、百人一首の分類分けなど曼荼羅を使ったあたりは感心するんですが、強引と言う感が否めない。
文学部だった私には「それは強引な解釈ですね」と思わずにはいられない後半の説明でした。
そして、やっぱり殺人はあんまり意味がないのではないかなぁと思うんです。メインが百人一首の謎解きなので、殺人事件の解明がおまけのように感じてしまいました。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.20
(4pt)

謎学好きにお薦めします。

QEDシリーズは殺人事というスパイスを使って「百人一首の謎」のような「謎学ミステリー」を作者の視点で解明してゆきます。
殺人の凄惨さを競う作品が多い昨今、謎学好きにとっては上質な知的ミステリーと言えるでしょう。
百人一首の背景などを説明する手法として「作者が読者に説明する形」と「主人公が会話の中で説明する形」がありますが、
本書は後者をとっているため、主人公は怒濤の攻撃でウンチクを披露し続けます。
雑学や謎学好きはあまり気にならないと思いますが、殺人事件をメインに楽しみたい方には、あまりお薦めしません。
(殺人事件はカレーに付いている福神漬け的な存在です)
メインはあくまで「謎学ミステリーに対しての作者の謎解きの披露」なのです。
謎解きがが面白いと思えれば十分満足できるでしょう。
それについては、このシリーズが11作まで連作されている事を見ればQEDと言えると思います。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.19
(4pt)

謎学好きにお薦めします。

QEDシリーズは殺人事というスパイスを使って「百人一首の謎」のような「謎学ミステリー」を作者の視点で解明してゆきます。
殺人の凄惨さを競う作品が多い昨今、謎学好きにとっては上質な知的ミステリーと言えるでしょう。
百人一首の背景などを説明する手法として「作者が読者に説明する形」と「主人公が会話の中で説明する形」がありますが、
本書は後者をとっているため、主人公は怒濤の攻撃でウンチクを披露し続けます。
雑学や謎学好きはあまり気にならないと思いますが、殺人事件をメインに楽しみたい方には、あまりお薦めしません。
(殺人事件はカレーに付いている福神漬け的な存在です)
メインはあくまで「謎学ミステリーに対しての作者の謎解きの披露」なのです。
謎解きがが面白いと思えれば十分満足できるでしょう。
それについては、このシリーズが11作まで連作されている事を見ればQEDと言えると思います。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.18
(2pt)

殺人事件はいらないと思う

百人一首ミステリーというジャンルがあるのを初めて知りました。
百人一首は、授業で習ったりと少しばかりは知ってるものの、造詣が深くないのであまりのめり込めなかったのが本音。
冒頭が殺人事件から始るのでテッキリそちらがメインだと思っていたが、どうやら勘違い。早く本筋に戻って欲しいとずっと思いながら、本の半分以上が延々と百人一首の謎に迫る説明を読まされることになる。その間、殺人事件は凍結状態。最後に、ドロンと一挙に纏められ「百人一首だけでいいのでは?殺人事件いらないでしょ?」と思った。
二つの謎を絡ませるという点では同系だと思われる美術ミステリー「写楽殺人事件」はすごく面白く読めたので、実は期待しながら読み進めたのですが、こっちは最後まで百人一首にも興味が沸かず、興味がなければ読むのが辛い。
また作者の薀蓄が多く、必要ないところにまで山ほど出てくる。京極夏彦のようなものを目指しているのだろうが、披露の仕方がいまいち。楽しむより「そんなに自分の知識を盛り込み披露したいのか」と、鬱陶しく感じられた。
桑原崇(タタルという渾名)が安楽イス探偵のように謎を解いて行くのだが(まったく動かない。部屋から出ない)、それにくっついて、所謂話の進行役をする女の子(ふとした事でこの事件に絡むという役割)が可愛くない。全般的にキャラクターを修飾するための描写が不一致で破綻気味。もっと統一性よく描写されてたら、それだけでも随分読み易かったと思う。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.17
(2pt)

殺人事件はいらないと思う

百人一首ミステリーというジャンルがあるのを初めて知りました。
百人一首は、授業で習ったりと少しばかりは知ってるものの、造詣が深くないのであまりのめり込めなかったのが本音。
冒頭が殺人事件から始るのでテッキリそちらがメインだと思っていたが、どうやら勘違い。早く本筋に戻って欲しいとずっと思いながら、本の半分以上が延々と百人一首の謎に迫る説明を読まされることになる。その間、殺人事件は凍結状態。最後に、ドロンと一挙に纏められ「百人一首だけでいいのでは?殺人事件いらないでしょ?」と思った。
二つの謎を絡ませるという点では同系だと思われる美術ミステリー「写楽殺人事件」はすごく面白く読めたので、実は期待しながら読み進めたのですが、こっちは最後まで百人一首にも興味が沸かず、興味がなければ読むのが辛い。
また作者の薀蓄が多く、必要ないところにまで山ほど出てくる。京極夏彦のようなものを目指しているのだろうが、披露の仕方がいまいち。楽しむより「そんなに自分の知識を盛り込み披露したいのか」と、鬱陶しく感じられた。
桑原崇(タタルという渾名)が安楽イス探偵のように謎を解いて行くのだが(まったく動かない。部屋から出ない)、それにくっついて、所謂話の進行役をする女の子(ふとした事でこの事件に絡むという役割)が可愛くない。全般的にキャラクターを修飾するための描写が不一致で破綻気味。もっと統一性よく描写されてたら、それだけでも随分読み易かったと思う。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.16
(3pt)

面白くない

 ことはないんだけど。 ただ、肝心のトリック(って言っていいのかどうかわかんないけど)、あんなのアリなんでしょうか。 さらに、最後のパズル。 本当に申し訳ない。退屈で読み飛ばした。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.15
(3pt)

面白くない

 ことはないんだけど。 ただ、肝心のトリック(って言っていいのかどうかわかんないけど)、あんなのアリなんでしょうか。 さらに、最後のパズル。 本当に申し訳ない。退屈で読み飛ばした。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.14
(5pt)

パ・ズ・ル

 圧巻! まさに圧巻! この小説は「ミステリ」…いわゆる謎解き・探偵ものの部類に入るのですが。 これだけ雑学が満載の上に、百人一首の並べ替えに、殺人事件の謎解きまで入ってこのページ数でおさまるのも…神業としかいえない。 そしてなによりもかによりも……「百人一首」と「百人秀歌」の配列の見事さ!!! これだけでも読む価値は大有りです。 もう十数年前に「絢爛たる暗号」(織田正吉/著)を読んだときもすごいとは思いましたよ。「百人一首が一枚の絵になるか」と。 でもでもでも…これを読んでしまったら、あの説なんか、ただの色塗り間違えた失敗作の絵のように見えてしまう(織田先生には悪いのですが)! この並べ方ならすっきりする。この配列にするだけの理屈も通ってるし、何より美しい。 まずはご一読を。 歴史嫌いの方でも大丈夫! そういう方の為にきっちり「タタル」さんが一から説明してくれます。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.13
(5pt)

パ・ズ・ル

 圧巻! まさに圧巻! この小説は「ミステリ」…いわゆる謎解き・探偵ものの部類に入るのですが。 これだけ雑学が満載の上に、百人一首の並べ替えに、殺人事件の謎解きまで入ってこのページ数でおさまるのも…神業としかいえない。 そしてなによりもかによりも……「百人一首」と「百人秀歌」の配列の見事さ!!! これだけでも読む価値は大有りです。 もう十数年前に「絢爛たる暗号」(織田正吉/著)を読んだときもすごいとは思いましたよ。「百人一首が一枚の絵になるか」と。 でもでもでも…これを読んでしまったら、あの説なんか、ただの色塗り間違えた失敗作の絵のように見えてしまう(織田先生には悪いのですが)! この並べ方ならすっきりする。この配列にするだけの理屈も通ってるし、何より美しい。 まずはご一読を。 歴史嫌いの方でも大丈夫! そういう方の為にきっちり「タタル」さんが一から説明してくれます。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.12
(4pt)

この本だけ読んだ読者は評価を誤る

百人一首に何らかの隠された編者の意図があることは間違いないだろう。それを初めて指摘した織田正吉氏の功績は大きい。しかし残念ながら彼は札配置を完成させていない。その後の林直道氏の後鳥羽上皇鎮魂説も札配置のマトリックスを曲りなりにも埋めたということでは興味深い。しかし2種類の選歌集の謎が解けていない。高田氏の真価は2種類の選歌集の謎と札配置の両方を満たそうと試みたことにある。この本は織田氏の本、林氏の本、そしてそれに対する織田氏の反論本を読んでいて初めて価値がわかる。星4つとした理由はこの本の真価がくだらない推理小説仕立てにより半減していることにある。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.11
(4pt)

この本だけ読んだ読者は評価を誤る

百人一首に何らかの隠された編者の意図があることは間違いないだろう。それを初めて指摘した織田正吉氏の功績は大きい。しかし残念ながら彼は札配置を完成させていない。その後の林直道氏の後鳥羽上皇鎮魂説も札配置のマトリックスを曲りなりにも埋めたということでは興味深い。しかし2種類の選歌集の謎が解けていない。高田氏の真価は2種類の選歌集の謎と札配置の両方を満たそうと試みたことにある。この本は織田氏の本、林氏の本、そしてそれに対する織田氏の反論本を読んでいて初めて価値がわかる。星4つとした理由はこの本の真価がくだらない推理小説仕立てにより半減していることにある。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.10
(1pt)

むしろ織田正吉の『絢爛たる暗号』のほうがオススメ

織田正吉の『絢爛たる暗号―百人一首の謎を解く』を先に読んでいたので新説の展開を期待して読んだのだが、正直「他人のフンドシで相撲をとってるだけ」という感が否めない。ウンチク娯楽小説だからこんなもんか、という寂しめな仕上がり。物語の大半を占めるウンチクも、9割以上が織田正吉の説を元ネタに紹介してるだけ。強いて言えば高田独自の説は「配置が違う」くらいだが、それも無理矢理当てはめたような推理でちょっとがっかり。ウンチク解明と同時進行で殺人事件も起こるが、一生懸命こじつけたような感じに見えるのは仕方ないのだろうか。さらに言えば、全体を貫く「モノを知らない女が聞き役になって、どんなウンチクにも大げさに驚いてみせる」形式にはかなりうんざりした。「癖のある男」の描写はやけに力が入るのに、女の描写はどれも古典的なワンパターンで魅力がない。作者にとって理想の女性とは「自分のウンチクに耳を傾けて、いちいち驚嘆してくれる素直な女の子」なんだろうか(余計なお世話)これなら、元ネタになっている織田正吉の本のほうがずっと面白かった。この本を読んで百人一首に興味をもった人は、ぜひそちらをどうぞ。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.9
(1pt)

むしろ織田正吉の『絢爛たる暗号』のほうがオススメ

織田正吉の『絢爛たる暗号―百人一首の謎を解く』を先に読んでいたので新説の展開を期待して読んだのだが、正直「他人のフンドシで相撲をとってるだけ」という感が否めない。ウンチク娯楽小説だからこんなもんか、という寂しめな仕上がり。物語の大半を占めるウンチクも、9割以上が織田正吉の説を元ネタに紹介してるだけ。強いて言えば高田独自の説は「配置が違う」くらいだが、それも無理矢理当てはめたような推理でちょっとがっかり。ウンチク解明と同時進行で殺人事件も起こるが、一生懸命こじつけたような感じに見えるのは仕方ないのだろうか。さらに言えば、全体を貫く「モノを知らない女が聞き役になって、どんなウンチクにも大げさに驚いてみせる」形式にはかなりうんざりした。「癖のある男」の描写はやけに力が入るのに、女の描写はどれも古典的なワンパターンで魅力がない。作者にとって理想の女性とは「自分のウンチクに耳を傾けて、いちいち驚嘆してくれる素直な女の子」なんだろうか(余計なお世話)これなら、元ネタになっている織田正吉の本のほうがずっと面白かった。この本を読んで百人一首に興味をもった人は、ぜひそちらをどうぞ。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.8
(4pt)

とにかく「凄い!」です…。

この作品を読んで、大好きな百人一首への興味が更に深まったし、推理小説としてもなかなかでした。確かに百人一首の謎に殺人事件が上乗せされているような感じが少しありますが、無理やりではないし、「中和」している感じです。また、個人的には、崇と奈々の微妙な(?)恋愛関係(???)にも期待できますね!
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.7
(4pt)

とにかく「凄い!」です…。

この作品を読んで、大好きな百人一首への興味が更に深まったし、推理小説としてもなかなかでした。確かに百人一首の謎に殺人事件が上乗せされているような感じが少しありますが、無理やりではないし、「中和」している感じです。また、個人的には、崇と奈々の微妙な(?)恋愛関係(???)にも期待できますね!
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071
No.6
(4pt)

なかなか

高田崇史の本はこの本しか読んだことがないが情報小説というか教養小説というか、京極夏彦の流れといっていいのではないのだろうか。京極作品に比べると、解体具合は大雑把だし、比喩やコトバ選びが弱い気がするが、これは主人公の性格付けの問題なのだろうか?慣れれば気にならない。百人一首の謎を初めて知ったのだが、それを主人公が解いてゆくのはとても面白い。はっきり言ってそれがあってるのか合ってないのか全くもって検証する知識も意欲もないのだがなんとなく「すげー」という感じで百人一首に対する作者の勢い・熱意で読まされてしまう。殺人事件そのものも、京極作品を非常に乱暴にした感じ。解説されても、理解は出来るが納得行かない、というレベル。だが、解説にもあるように、作者が書きたかったのは百人一首の謎であって、探偵推理小説ではないのだ。そういわれると、非常に面白い作品だと思う。
QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社ノベルス)より
4061820443
No.5
(4pt)

なかなか

高田崇史の本はこの本しか読んだことがないが情報小説というか教養小説というか、京極夏彦の流れといっていいのではないのだろうか。京極作品に比べると、解体具合は大雑把だし、比喩やコトバ選びが弱い気がするが、これは主人公の性格付けの問題なのだろうか?慣れれば気にならない。百人一首の謎を初めて知ったのだが、それを主人公が解いてゆくのはとても面白い。はっきり言ってそれがあってるのか合ってないのか全くもって検証する知識も意欲もないのだがなんとなく「すげー」という感じで百人一首に対する作者の勢い・熱意で読まされてしまう。殺人事件そのものも、京極作品を非常に乱暴にした感じ。解説されても、理解は出来るが納得行かない、というレベル。だが、解説にもあるように、作者が書きたかったのは百人一首の謎であって、探偵推理小説ではないのだ。そういわれると、非常に面白い作品だと思う。
QED 百人一首の呪 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: QED 百人一首の呪 (講談社文庫)より
4062736071