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もう君を探さない
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もう君を探さないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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女子高教師の高梨は、夏休みに失踪した生徒の行方を追っていた。そんな中、高梨と交流のある暴力団幹部の本間が殺害される…。色々と見方はあるが、この作品に登場する男達は、何かに囚われた者達である。過去の生徒に囚われた高梨、父に囚われた本間、ヤクザという世界に囚われた者、教師に囚われた者…。囚われているからこそ格好良いのだし、そのように囚われているからこそ、人々は生活できるのだろう…などと思う。ただ正直、作り込み過ぎである。巧くできてる、とも言えなくはないのだが、私にはむしろ人工的過ぎて鼻についてしまった。一つ一つならば「偶然」で通るのだろうが、全てを通してしまえばあまりにも人工的過ぎるように感じられてならなかった。その辺りが残念。 | ||||
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名門私立女子高校の教師が、家出した担任の生徒を捜索していくうちに、他の事件に巻き込まれていく。事件は思わぬ方向に進んでいき、やくざや、女子高生ブルセラグループなどが絡んでいく。ストーリーもおもしろく、ブルセラの商売の構造など面白い話もあった。ただ、難点は登場人物が多すぎで、その分彼らを深く描ききれて居ないし、内容を詰め込みすぎのような気もする、そしてストーリーの語り口がいまいちすっきりしない。しかし、伏線もしっかりしているし、話の運び方はよく出来てる。今後はよりよい作品を発表してくれる作家だと思う。 | ||||
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「8月のマルクス」の作者が高校教師の夏休み中にかかわった事件をハードボイルドに書き上げたある種「かっこいい」作品。大沢在昌の「走らなあかん、夜明けまで」のような一瞬・一時のハードボイルド感が一般人を主人公とすることで味わえる楽しさがある。こんな教師がいれば女子高生にゃもてるだろうし、こんな教師なら(教師による)ばかげた事件などおこらないだろう。友人でしかもやくざが殺されたこと、うけもちの生徒が家出していることなどがせまい範囲で同時多発し巻き込まれ点がつながっていく。主人公の趣味でもある自転車や慰霊登山の用意のことなどがクッションとして差し込まれているのが全体をどろどろさせないところとしていい。ただ、個人的にではあるがもっとテンポがよければ、もっと食いつきもいいし、展開にものめりこめるような気がする。続編を希望する人はきっといるだろう、主人公には魅力がある。でも辞めるって......詳しくはいうまいいうまい。 | ||||
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