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インシテミル
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インシテミルの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.55pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全120件 61~80 4/6ページ
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このカタカナの図書名は、どこにアクセントをつけて読んだらよいのだ ろうか。語尾は上げるべきか、下げるべきか。 まぁ、そんな疑問は放っておけばいい。密室に入れば、何もかもがどう でも良くなるのだから。生き残ること以外は.. 報酬金額、制限時間、物理的条件などの設定は良し。欲を言えば、登場 人物の背景や個性を、もう少し深く描いてほしかった。 | ||||
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映画化で話題になっている作品ですが、ようやく読むことができました。 時給112千円の高額バイト、7日間監禁、地下室、ルール、連続殺人、とミステリー好きにはたまらないシチュエーションを盛り込んだ作品となっています。というよりも、本格ミステリーに対するアンチテーゼ的な意味合いで全て盛り込まれたように思えます。あえて、クローズドサークルに挑戦した的な作品だと感じます。後半登場するミステリーオタク会話の端々に著者のニヒリズムを感じました。 さて、肝心の本編ですが、読みやすく、引き込まれる内容ではあります。ただし、ミステリーとしての完成度は低いと思います。ご都合主義的な展開やラストの混乱などがマイナスでした。とはいえ、それを補って余りある舞台設定ではあります。この設定こそが本作の一番の醍醐味です。 私的には文庫になってこの値段なら満足できるかなという感じです。ハードカバーだと残念感が漂ったと思います。 ちなみに、映画化のキャストについては、知ってから読んだので、綾瀬さんは割と素直にキャラクターとかぶりました。藤原さんはちょっと格好良すぎです。 | ||||
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映画の評判が芳しくないのとは、 対照的に原作の評判はとてもよかったので手にとりました。 読み進めていくとわかるのですが、 今著、モチーフになっている作品が別にあるようです (登場人物に語らせるシーンがあります)。 地下室にて、 実験の下に進められていく、 死者も発生してしまうのですが、 絶望的な恐怖感よりも、むしろ、 コミカルさと言うか滑稽さが目についてしまうのです。 ただ、それは決して悪い意味ではなく、 重くなりそうな作品を軽くしたことへの賛辞です。 映画は原作を変えて失敗しているようですね。 原作がまとまっているのですから、このままやればよかったのにとつくづく思わされました。 | ||||
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友達の勧めで読んだ初めてのミステリー小説となります。 どんなもんだろうと探り探り読んでいたのですが、読ませる展開に夢中になり 思わず一日で読みきってしまいました。 とは言うものの余りにも単純すぎる登場人物には疑問を覚えました、一人一人から人間味を感じません。 他のミステリーを読んだことが無いのでなんともいえないのですが少し興ざめでしたね。 難点も上げましたが、全体的に読みやすく面白い本に出会えたと思います。 | ||||
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2007年に出た単行本の文庫化。 これまでの作風とはかなり異なる。ハードな殺人ゲームを題材としており、緊張感と先がどうなるのだろうという興味とで、ぐいぐい読み進めてしまう。 謎解きの面白さにも溢れており、これはなかなかのものと思った。 これからも、こうした方向性を取った方がいいんじゃないだろうか。 2010年に映画化されたらしい。しかし、小説を読むかぎりでは、ミステリ・マニア向けの内容となっていて、細かいパロディとかも多い。はたして、一般の映画ファンが楽しめるものになったのだろうか。 | ||||
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破格の時給の仕事に集まった12人の男女。その仕事は、閉鎖空間において参加者同士で殺人と犯人探しを行うゲームへの参加だった。。。 ミステリ名作のトリックの引用を始めとして、 ミステリファンのマニアック性をくすぐるようなネタを盛り込みつつ、 敢えて微妙に外して、その辺を本編内で突っ込んでくるところが 新感覚といわれる所以の一つか。 非常にテンポも良く、一気に読み進められる。 ただ、全体的な流れとしては、ちょっと想定の範囲内というか、 予想を大きく裏切った展開にはならなかったところが物足りなかった。 主人公の素性には、個人的には何それ?とは思ったけれど。。。苦笑 | ||||
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2010年9月16日に公開された映画を見てから読んだ。 原作を先に読んでしまうと、楽しめないことが多々あるというのがその理由だ。 今回もその予想が外れることはなく、案の定「原作を先に読まないでよかった」という結果になってしまった。 内容に関してあまり深く書くことはできないのだけれど、映画版よりも推理の要素が強く面白い作品になっていた。 特にラストを比べると、圧倒的に原作のほうがよかった。 映画は時間も限られるし、再現できないところもあることはしょうがないとは思うけれど、それでも原作に近く、せめてラストは原作と同じにしてほしかったと思う。 映画に期待外れだった人は読んでみてほしい。 きっと本書を読んで映画と同じ気持ちになることはないだろう。 | ||||
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ミステリーとしての定番「クローズド・サークル」の緊張感、 参加者それぞれにひとつずつ凶器が渡され互いに殺し合いを強いられる「バトル・ロワイアル」や「Fate」の極限性、 昨今の流行である「カイジ」や「SAW」に見られる超越者から課せられる理不尽なゲームに知恵で立ち向かう知略性、 それらをごった煮でひとつにしたのが本作「インシテミル」である。 どこかで見たような設定、どこかで見たような展開、どこかで見たような謎解きと、突っ込みどころはあれ、これだけの娯楽要素をかき集めて面白くならないはずがない。 軽妙な筆致やユーモラスな表現も含め、十二分に楽しめる良作ではある。 主人公の視点をひとりに課したため、殺人ゲームに参加する各キャラクターの個性を表現し切れていないという難はあるが、それでも払った金額分の損はない出来栄え。 ただ、続編を示唆する終わり方であるのだが、こういうネタは一発モノだと思うのだが…。 探偵役の主人公の魅力を勘案しても、引っ張るのはやや無理があるのでは。 | ||||
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米澤さんの作品は読むのは二作目。 最初はボトルネックで、あの後味の悪さに惹かれた・・・というか直感的に何か「持ってる」と感じた。 この作品はそれとは全然タイプが違うものとなっているが、このようなストーリーは大好きである。久しぶりに一気に読めた。 とにかく引き込み方がうまい。 12人の登場人物を覚えるのは正直めんどくさかったが、個性があって良かったと思う。 ただ、ただ、問題はラストだ。 秀逸だった序盤〜中盤だったので、ラストには絶大なる期待を抱いていた。 あっと驚くようなラスト。 これが欲しかった。 ちょっとすっきりしない。 謎が多すぎるのである。 須和名さんのネタバレももっとひねってもいいと思うし、関水美夜もラストが意味不明だった←これは僕の見落とした点があったからかもしれない。 でも名作には間違いない。 映画化ということで、少しわかりやすくなるかもしれない。 | ||||
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最初、読み始める前は、バトルロワイヤルのような残酷な殺人ゲームが続いていくものだと思っていたのですが、読んでみるとちゃんとミステリー小説になっていました。 謎解きのときには、「あぁ、なるほど。だからあぁなってたのかぁ。」とちょっと納得感も持てました。深く考えると、都合の良いようにルールが出来ているなぁと思う面もありますが、深く考えずに読み進めていくと、単純に楽しめました。 ただ、このアルバイトを募集した主人が、なんの目的のために、こんなことをしているのかが、最後まで分からず、そこだけすっきりしませんでした。続編もちょっと意識したのかなぁという終わり方でした。 | ||||
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高額なアルバイト料に惹かれて集まった12名が、遮断された環境でどのような行動に出るか。 一人一人の性格により、行動パターンも分かれてきますが、7日間の間に、誰がどのような行動に出て、 真実よりも推理・心理ゲームの駆け引きが優先される様は、読み応えがありました。 意外な展開や、推理の裏を読む部分でも、読みやすい文体で最後まで淀みなく読むことが出来ました。 なるほどなと思わせる読後感です。 | ||||
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男女12人が密室に閉じ込められて、互いに牽制しながら7日間を過ごす。こういう設定の話はいくらでもあるけど、やっぱり面白い。作者の文章にも読ませる力はある。 12人の背景についてもう少し掘り下げていたらもっと深い作品になったかも。それでも秋の夜長にハラハラしながら数時間過ごすにはもってこいの1冊だと思う。 | ||||
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映画の予告を見て、「あぁ最近よくあるパターンのアレか」くらいの感覚で読んでみたのだが、 うん!面白い!あっという間に読み終わってしまった。 ミステリー物は国内外合わせてもメジャーな物を何作か知っている程度だが、 今作は今までには読んだことのない作風だった。 シチュエーションは「あえて」「よくあるパターン」なのだが、「新しい」と思った。 いい意味で期待を裏切られたなぁという感じ。 文章は比較的軽快なタッチで、所々ユーモアがありくすりとさせられることも。 センテンスも短めで読みやすい。 小説に慣れてない方にも読みやすいのではないだろうか。 登場人物一人一人については、それほど多く語られることがなく、 大分に読者の想像に任せる部分があるが、押し付けがましくなく、私は好きな手法。 生い立ちや悲しみ、怒り、悩みなどの思いは、細かく語られるのではなく、 私たちのそれぞれがそれぞれに感じとれればいいのではないかと思うからだ。 読んで、自分で自由に想像する、この余地がいいのだと思う。 特筆すべきは中盤。 最初の殺人が起きてしまったその夜の緊張感。 あれは怖かった。 久しぶりに小説を読んで「気味が悪い」思いをした。 序盤の軽いノリがこの恐怖を、なおいっそう引き立てたのだと思う。 読んでいるこちらが息を詰めてしまうような、直接的な暴力によるものでない「想像による恐怖」を是非味わっていただきたい。 | ||||
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最初はかなりビクビクしながら読みました。 まず、舞台が気持ち悪い!! 密室、12人のインディアン、mortuaryの意味… 誰も死なないでくれ!という私の願いがかなわず、死者が。。 ですが、中盤からはサクサク読めます。 主人公が「楽観的」だからか、 そして自分自身、読んでて様々な展開に適応できるようになってきたからか?? 最後の謎解きで全てスッキリしたので、なお良し!! 最後の最後で、こわー!!…でも、なるほど!と思う真実もスッキリです。 | ||||
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映画化されるということで、初めてこの作者の本に手を出しました。 設定的にもっと深刻な心理描写がメインなのかな?と勝手に思ってましたが、 意外と文章はライトタッチ。 12人の登場人物たちも、物語が進むにつれて、いい感じにクローズアップされていきます。 いくつかのエピソードが回収しきれていない感じもしますが、 よくまとまっていて引き込む力が強いですね。 クライマックスあたりはもっと大きな驚きがあると思っていた分、 肩すかし感は多少あるかも? | ||||
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ミステリー小説はあまり読まない方ですがこれはすごい!!読みだしたら次が気になってどんどん読めちゃいます◎映画化になるそうで藤原竜也さんが演じる結城理久彦がすごい楽しみです! | ||||
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映画化を機に手に取った。初めて読む作者さん。 ストレートに入り込めて、あっという間に読み終わり、読後感がよいので今もまだふと手に取ることさえある。 「クローズドサークルもの」「ライアーゲームっぽい賞金がかかったゲーム」「本格というよりはエンターテイメント」くらいの先入観はあった。 期待といってもいい。裏切られなかった。 12人の登場人物はそれぞれよく書き分けられていて、かつ「書き分けられすぎていない」ところがよかった。 最初の自己紹介だけでは把握できず、物語が進むにつれ、あるいは死体になってから認識する・・・登場人物たちと同じように。 等身大と見えた主人公が実はそれなりにこのシチュエーションでは稀有な資質を無自覚に持っているところも好感度高し。 よくよく考えるとかなり込み入ったプロットだと思うが、主人公の絶妙な突っ込み(序盤はくだらなくてへきへきするが、慣れると快感)で退屈しない。 腰をすえて読むような重厚な本格推理ではないが、たとえば移動中に機内で読むうちの一冊に入れるには最適かと。 古今東西のミステリーがちらちらと顔を出すので、好きならくすっと楽しめるし、興味がなければふーんと流せる。 高貴な絶世の美女・須和名様、中世的な美貌の頭脳派・箱島氏、寡黙なイケメン真木氏・・・キャスティングを楽しみに劇場に足を運ぶ予定です。 それまでに、冒頭のモニターたち、誰が誰なのかを全部当てたい今日この頃(あと数人、なかなか確定できないのだった・・ | ||||
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いわゆる「クローズドサークル」もの。 バカ高い時給に惹かれて集められた人たちが「暗鬼館」なる遮断された 建物の中に閉じ込められる。 そして殺人が起こり……というお話。 ヒキが強い展開で、ぐいぐい読ませられました。面白かったです。 ただ、贅沢を言うなら、せっかくのシチュエーションにもかかわらず、 それに付け加えられた「ルール」や「マシン」がちょっと不釣り合いで、 便利すぎる気がしました。 もっとシンプルな物語でも良かったような気がします。 なので、これを読んだあとに アガサクリスティやシドニィ・シェルダンなど 古典ものが読みたくなります。そう言う意味では刺激に満ちた作品です。 | ||||
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いやあ、こんなにはまるとは思ってなかったですが、 映画の予告編が流れる書店の平積みから、 「最近、おもしろい小説にのめり込んじゃう (=トイレでもどこでも読み続けちゃう)ことって なくなったなぁ」と寂しく思っていた私は あまり期待しないで買いました。 そしたら、この本、おもしろい!! ストーリー設定としてはまぁわりとありがちっていうか そういう古典的テーマを扱うっていうのが著者のこだわりでしょうけど 文章もちょうどよく軽くて、でもきちんと描けていて、 久しくなかった「どこでも読みたい」になりました。 それでこの人の本をまとめ買いして、2010年の暑い 夏は、ストーリーに敏感になれるいい夏になりました。 | ||||
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高額なバイト代金て、あまり深く考えずに応募した12人。最後には、全てではありませんが、謎が解けます。最近、こういうジャンルから御無沙汰と言うこともあるのかもしれませんが、楽しみながら読めました。 | ||||
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