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(短編集)
儚い羊たちの祝宴
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儚い羊たちの祝宴の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.99pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 61~80 4/6ページ
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| 「満願」の後の2作目です。 読む前から最後の1行が大事なんだよねってレビューつらつら読ませて いただき、一応わかってました。 収録されているのは「身内に不幸がありまして」「北の館の罪人」 「山荘秘聞」「玉野五十鈴の誉れ」「儚い羊たちの晩餐」の5篇。 「身内に不幸がありまして」ナルホドね。この1行のために・・・ここまで 引っ張られて来られたのねって。何というか、それぞれの主人公及び周りの人間は 一風変わっていて、それは狂気に近いものを感じさせてくれて、面白いといえば おもしろくて。まぁ一気に読んでしまいました。 現実感がないというか、それでいてどこぞの世界でもあるような、その世界では まっとうで理にかなっているところもあり、殺人者には殺人者の論理?があるようで 奇妙なカンカクに襲われたり。主人公達が実に堂々としてるからかしらん。 「玉野五十鈴の誉れ」が唯一5篇のなかでは救いがあるようで、この後如何なるのかなと 想像してみたり、「山荘秘聞」の主人公もこの性格にして、こうなるよねーって途中から 何となくわかるような気もしてきて・・・あんまりどんでん返しを期待するようなことはなく、 読めました。「北の館の罪人」こちらのみ最後の1行の意味がよくわからず 後でもう一度読み返してみようとおもいます。 3作目にどれを選ぶか迷ってます。 | ||||
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| 著者の作品を集めるきっかけとなった本です。 それまで読んでいた明るい作風の小説とは違い、終始漂う不穏な空気感に新鮮さを感じました。 上品で読みやすい文章、おそらく昭和初期ごろの時代設定が生み出す非日常感、 そして最大の特徴である、各編の最後の一行など、薄気味悪さの中にも様々な 魅力が詰まった傑作です。 3番目の短編「山荘秘聞」のミスリードにはまんまと引っかかってしまいましたが、巧みな情景描写と後半の緊迫した展開のおかげで、5編の中でも一番のお気に入りになりました。 | ||||
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| ダークサイドの米澤作品です。 ミスリードさせる罠が巧妙で、作者の手の平で踊らされる快感が心地良いですね。 何より、それこそが推理小説で必要な肝の部分なのだと、再確認させられました。 時代設定は、恐らく昭和中期ごろのイメージでしょうが、どちらかと言えば、和風ファンタジーのような、御伽噺として読むのが正解かと。 この作者の作品で言えば「満願」や「追想五断章」を面白いと感じた方にオススメです。 しかし、この作者は、作品ごとのカラーがガラッと変わるのに驚かされます。 | ||||
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| ミステリーとホラーテイストを併せ持った短編集。各短編には設定上の繋がりがあるものの、ある一編だけ抜き出して読んでも差し支えない程度である。ただし、最後の一編『儚い羊たちの晩餐』においてはこの限りではない。ここでは、本作の鍵「バベルの会」についての説明が行われる、即ち前四編の伏線を回収するからだ。 いずれの作品にも突飛した転機は無く、緩やかな流れで物語が進行していく。しかしながら、そこはさすがの米澤穂信。洗礼されたその活字には、一切の退屈さを感じさせない。 良く練り上げられた文章は、伏線の秀逸な所からも垣間見る事が出来る。伏線を張るにあたって、あるいはそれを回収するに際して、無理なこじつけの無い滑らかさがある。 筆者の短編集といえば『満願』が名実共に有名ではあるが、それを凌ぐほどの魅力が、ここにはある。 | ||||
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| 心臓捕まれる感じに面白い。 少女特有な昏さもあると思う。 カニバリズムとか、多くて話読み進めるうちに予測ついちゃうのは残念だけど、百合っぽくてかわいかった | ||||
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| 怖いからこそ、面白い。 人の内面を感じる、楽しい作品でした。 なにを言ってもネタばれになりますが、買って損はない作品だとおもいます。 | ||||
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| 短編でしたが面白かったです。最後まで説明しない突き放したラストも好きな感じでした。同じテイストの短編がまた読みたいです。 | ||||
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| 氷菓シリーズを想定していたけど、かなりちがった。ぞわぞわする感じ。作家の本格的な実力がよくわかった。 | ||||
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| ミステリーに詳しくない私は、google検索を片手に読み進めました。 羊という言葉がヒツジでない、オブラートに包まれた謎の表現に感心 世にも奇妙な物語のような展開にドキドキしながら。 ミステリー初心者の私にはハードルが高かったですが 楽しめた一冊でした。 | ||||
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| 「ラストの1行で覆される」という帯に惹かれて読んでみました。 5話からなる短編集ですが帯通りに「嗚呼!やられた!」と思ったのは『山荘秘聞』のみでした。 他の逸話は覆される…というより各話の真髄をグッと濃縮ような1行になっている。という感想です。 宣伝文句には騙された感はありますが、 内容は大変良かったです。 5話ともある共通点を持つ、上流階層のお嬢さん又はその使用人。の語り又は手記形式をとっています。 ので全体的にレトロで丁寧なほど丁寧で、優雅な雰囲気漂っています。書かれてる内容はどれもこれも歪んだ殺人の関わる黒い話なのですが優雅さや舞台の雰囲気と相まって大変芸術的な感じすら受けさせます。刑事ものや探偵ものミステリーは好きでないクチなのですがこの本は引き込まれました。 また5話とも共に別の話でありながらしっかり繋がっている所はやはり良いですね。短編ながら作り込まれた秀作だと思いました。 | ||||
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| そこまでの読書家ではないのですが、寝る前に本を読む生活をしています。こちらは短編のミステリーだということで、一日一話という調子で読んでいきました。その数日間はタイトルの通り、興奮して眠れない日々が続きました。 全編通してお嬢様風な手記であり、言い回しに独特な少し難しい単語や表現がありながらも、すらすらと読めてしまう内容です。どの話にもきちんとオチがあり、どんでん返しのような衝撃があるのですが、それを期待するよりも作品の世界観に浸ることのほうがいつしか楽しくなっていました。 また、全てを読み終えた上で解説サイトなども巡ったのですが、それぞれが色々な解釈をなされており、どれも興味深いものでした。読み手によって解釈の仕方が変わる部分があるのも、この作品の面白いところです。 米澤 穂信さんの作品、他にも読んでみようと思います。 | ||||
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| 「バベルの会」を共通点として綴られる短編集だが,「バベルの会」自体はそんなに重要ではない と思わせておいて,最後の短編でそれを裏切られる衝撃がすさまじい。 作者 米澤さんの知識もすごいなぁと思います。 | ||||
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| 話題を呼んだ「満願」を読んだ後に、こちらを購入しました。「満願」がそれぞれ完全に異なる短編集であるのに比べて、こちらは「バベルの会」という一見今でいう「ソーシャライト」の集まりがすべての話に出てきます。最初の4話においてはそれほどの存在感はないものの、、最後の「儚い羊たちの晩餐」において謎のベールがはがされます。 どの話も最後の1ページを読んだ後の怖さというか、後味というか、何ともいえないぞっとくるものがあり、それでいてオチがわかっていても、ついついリピートして読んでしまうほどの面白さがこの本にはあります。 | ||||
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| 四作目、玉野五十鈴の誉れが非常に素晴らしかった。 巻末の解説にも書いてありますがラストのインパクトが凄まじく、声を出して笑ってしまいました。 なるほど伏線とはこうやって使うのかと。たかが物語の文章でこんなに人の心に衝撃を叩きつけられるのかと。 他の短編も気に入りましたし、買って良かったととても満足しています。 | ||||
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| ショートショートなので一話ずつ長くたのしめます。 最後の返しが飽きさせません。 | ||||
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| 試験で出て来たので買ったけど、まぁまぁ面白い。また米澤さんの本を買いたいです。 | ||||
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| 知人の奥様に勧められて購入。 自分では買わないカテゴリーなので新鮮でした。 内容は結構シュール! でも、意外と楽しめました | ||||
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| まずは、前時代的な世界観が心をくすぐる。昭和中期が舞台設定だろうか。 物語は「バベルの会」という大学の読書サークルに所属する各会員を中心に展開される。 それは、会員たちが上流階級の令嬢であって、そのような階級にしか存在しないような生活様式から、物語の条件が決まっていく。使用人、別荘、厨娘、血胤…。 興味を引き付けるのが、突然降って湧いてくる異常。 上流階級の世界にしか降りてこない異常が、犯罪の匂いをまとって急展開をする。 本当に恐ろしいのは人の異常だということを再確認できる話ばかりだ。 例えば、冷徹に主人の言い付けを遂行する使用人。 その言動が、どれだけ常軌を逸していようと淡々とやってのける。時にはわらべ歌の韻律に乗せて。 また、同じ場面でも異なる胸中によって、がらりと変わる物語の色。これも本作の見事な技法だ。 清廉潔白で忠心に溢れた使用人と、これを従える手の汚れた令嬢。 古典風の類稀な狂気を感じさせる良作だ。 | ||||
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| 米澤氏の小説は『古典部シリーズ』の概算まで読み、次に何を読もうか考えた末、 短編集のこちらをチョイス。(ちなみに問題のオビですが、自分が手に取った際には 『 発表!今、読みたい新潮文庫 2013 』に差し替えられてました) 五つの短編の中に共通するキーワードとして、登場人物の口から「バベルの会」 が必ず挙げられます。読書会の名称ですが・・・・これも曰く付きです。 「身内に不幸がありまして」は名家の令嬢とそれに仕える使用人との物語。 過程から結末に至るまでの結び方が、非常に綺麗だと感じました。 一番気に入ったのは「玉野五十鈴の誉れ」です。結末も恐かったのですが、 純花が五十鈴にした何気ない問いに対する返答。ここで既にゾクッと来ました。 純花視点でしか語られていないので、推測ですが玉野五十鈴。別の理由で行動 していたのでは?とさえ思えました(完全版があれば読んでみたいです) 「北の館の罪人」「山荘秘聞」もおぞましさが丁寧に淡々と語られていきます。 そして「儚い羊たちの晩餐」。この物語だけ他の話とは色んな意味で差がつけてあり (読めば解ります)フィルタをかけたようにぼやけていて、『顛末に何が起きたのか?』 一回読んだだけで解らなかったのが残念(これは作者のせいで無く自分の失念が原因) 読む順番としては『さよなら妖精』を先にすべきなのかもしれませんが、米澤氏の ”別の一面”を知りたいなら本書でも十分だと思います。(コメント欄にお節介ですが 顛末が良く解らなかった方へ、アドバイス的な物を書きましたので宜しければ どうぞ) | ||||
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| 自分が手にした時の帯の煽り文句は「最後の一文ですべてが覆される」とかなんとか、そういう系統のものだった。 そう言われてしまうとミステリー好きとしては、さてどうトリックを仕組んでくるか、これは伏線か、叙述か、などと穿ちながら読んでしまう。 結論的に、これはそういう楽しみ方をするべき本ではなかった。 最後の一文で覆されるか? と問われれば、うぅんと首をひねるところがある。 大どんでん返しが待っているわけではない。(そういう展開のものもあったが) これにジャンルをつけるとすると、なんだろう。ミステリーホラーなのだろうか? 人間の薄暗い感情を、派手ではなく、そっと照らし出すような何とも不気味な一冊だった。 不気味な、というのは無論褒め言葉である。 良い意味で理解出来ない犯行動機があるのだ。 まったくものの考え方や価値観の違う輩がいるのだと、 本書の犯人の意志は、そのぞっとする感じを常に突きつけてくる。 派手に狂っているわけではない、しかし確かに狂っている者が多い。 これは米澤氏の描き出すほの暗い世界観を、短編という形でありながらもしっかりと楽しめる作品。 大どんでん返しを期待するのではなく、この作者にしか出せない静かな気味の悪さに浸るものだと思う。 | ||||
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