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人形館の殺人
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人形館の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 21~40 2/3ページ
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最後のどんでん返しはあるが、薄々犯人に気づきそうで。 でも、そこそこ楽しめました。 | ||||
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最近、館シリーズを順番に読み進んでます。この作品に限ったことではないでしょうが、館シリーズを順番に読んできた人でないと十分に楽しめないでしょう。 読む前から、この作品が館シリーズの中ではかなりの変化球であるということは知っていました。それもあってか、途中で犯人の予想はつきました。しかし、オチではある意味どんでん返しでしてやられたという感じです。オチの展開までわかるヒントはそれまでに提示されているのですが、そこまではわかりませんでした。仮に犯人の予想がついたとしても楽しめる内容になっていると思います。 | ||||
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読者のモリです。 館シリーズは全て読みました。 綾辻先生は凄い。大ファンです。 友人のキンちゃんににも紹介します。 | ||||
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十角館で感動し、水車館で正統派な内容だなぁ と思ってシリーズを読みましたが 本作で久々にやられたと思いました 肝心の犯人当てより ある登場人物の思惑に衝撃を受けたからです あと、エピローグがとくに素晴らしいですね 館シリーズならではのオチ(ここが特に重要)、 先入観を覆される快感がたまらない | ||||
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商品の品質、取引の対応などすべてにおいて満足のいくものでした。 | ||||
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新本格の巨匠なのだが、個人的には苦手な作家の一人である綾辻氏の館シリーズ中の異色作。 いつもの館を舞台にしたクローズドサークル内のトリック主体の殺人事件ではなく、叙述系の作品で、出版当時はいざ知らず、今読むとオチも真犯人もほぼ半分も読めばバレバレである。じゃあつまらないのかというと、小説としてはいつもの館シリーズよりも個人的には読ませる部分が多く楽しめた。霧越邸殺人事件とかの評価の高い作品よりもシリーズ中評価最低の本作の方が何故か面白く読めてしまった・・・。 | ||||
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父親の遺産を相続し、父が遺した京都の人形館へと引っ越してきた私こと飛龍想一。その想一に姿なき脅迫者が迫るという、館シリーズの中でもかなり異彩を放つ作品です。 中盤までは割と退屈です。「これ本当に館シリーズなの?」と何度も首を傾げてしまいました。 しかし、驚くべきはやはり事件のオチです。いやはやこんな展開が待っているとは……。この作品が館シリーズの中でも“異質”と呼ばれている理由に納得です。 故に本書を読む前に必ず十角館、水車館、迷路館を読んでおいてください。 この作品は「少しくらい強引でも最後にあっと驚かせてくれれば満足」という考えを持つ綾辻氏だからこそ書けた物語だと思います。 物語に星3、この物語を思いつき書き上げた度胸のある作者に星5ということで総合評価は見ての通りです。 賛否両論がある作品だとは思いますが、私はこの人形館の殺人が大好きです。 ちなみに事件とは関係のないことですが、島田荘司氏の『占星術殺人事件』を読んだことがある方を、「おっ」と楽しませてくれる要素が作中にあります。 | ||||
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面白かった! 犯人は、古典ミステリーにも出てくる(絶対島田潔も愛読)パターンなので、 衝撃、は受けなかったけれども、 その上で、館シリーズを読んでいる人しか受けない驚きがあるというか…。 むにゃむにゃ。 犯人は予想してはいるけれど、 じわじわラストまで首が締まっていくような 話の運びが、面白かった。 ミステリーだ、フーダニットだ、と構えず、 私は『娯楽のための本』として読むのが好きなのですが、 この館シリーズの、 手を変え品を変えのサービス精神、 とりあえず最後まで他の本にに浮気させない腕力は、 ずっと続いて欲しい。 | ||||
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Anotherの設定に魅かれて綾辻先生の小説を読み始めました。他に十五冊ほど読んだ感想では、Anotherも含めて、どんでん返しに拘るあまり、トリックの意味が無かったり、描写の薄い脇役が犯人だったり、殺人の動機があまりに希薄、と結末に失望させられる作品もありました。でも、本作は評点が他に比べて低いのですが、Anotherから入られた読者には、最もお薦めできる作品です。 なお、「すぐに犯人がわかった」という感想を書かれる方がいますが、当てずっぽうで怪しいと思った人が、結果的に犯人でも、それは推理ではありません。推理小説の場合、「Aが犯行可能」というだけでなく、B,Cが犯行不能という論理が必要ですから。 | ||||
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やっぱり評価割れるよね。 俺は大好きだよ。どきどきしながら肌身離さず持ち歩いて読破した。 なんというか、一人称による不安感、焦燥感、そして漠然とした罪悪感、 この辺の描写がなんともいえないんだよなあ。 | ||||
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初めて読みましたが、今読むと叙述の仕方から、たぶんこういうオチだろうという予想が簡単に出来てしまうという欠点があります。 とはいえ、そこは人気作家の腕を見せてくれて、読者をミスリーディングする技を随所に折り込み、読者を先へ先へと駆り立ててくれます。 特にたとえオチが見通せたとしても、エピローグ前(本編最終章)の1ページで展開されるやり取りは、誰が本当に事件を演出したか、誰がもっとも罪作りなことをしたかという問いを投げかけてきます。これを最後にもってくる作者のセンスは、さすが頭一つ抜けているなと思いました。 あと、この作品を楽しむためには、館シリーズの過去作品を数作読んでおいたほうが良いと思います。過去の作品を読んだ人に無意識に刷り込まれたことがらが、明かされるトリックの衝撃度をかなり高めています。 | ||||
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この手で来るとは思いませんでした。 読んでいる間に全く気付かなかった。 確かに謎は残る… あの掘り返した遺体の場面がいまいちしっくりこない ですが、最後の最後まで脳みそをぐにゃぐにゃにされた 感があって、しばらく動けなかった。 | ||||
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作品の主人公となる飛龍想一の断片的に思い出される過去に、遺恨を持つ人物によって 彼近辺の人間が連続して殺されていくという内容の事件がメインです。 また世間では連続した幼児の扼殺事件も起きていました。 舞台は飛龍想一の父が残した「人形館」。奇形のマネキンが館の各所に置いてあり 遺言により動かしてはいけないという事になっているのでした。 読了後の感想としては、想像通りのトリックだったかな?って感じです。 何通りか考えたうちの一つが当たったので、驚きはなかったです。 でもこのトリックの発想は非常に面白いと思います。 未読の方の為に詳しくは一切書けないのですが 盛り上げてくれるべき所は、キチンと盛り上げてくれています。 | ||||
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今年に入ってから「館シリーズ」を一作目から順番に読み進めて、第四作の本書まで 来た。これまでの三作は私にとって非常に面白いもので、すべてに☆5をつけてきた。 そして本書。迷ったうえ、やっぱり☆5をつけることにした。ただし探偵小説としてでは なく、サイコ・スリラーとして。気鬱症的な個性の持ち主である人形館の所有者・飛龍 想一が一人称で語っていく不気味な物語は、終始陰鬱な色調で塗り固められており、 その雰囲気に最後まで惹きつけられてしまったからだ。とはいえ、館シリーズに親しん できた層は、その差異に困惑するかもしれない。私も半分ほどまで読み進んで、よう やくこれまでとは違うぞと気づいた。著者も随分と思い切った冒険に挑戦したものだ。 逆にいえば著者からの変化球のようなものとも云える。シリーズを読んできた読者に 用意した落とし穴。それでも気づく人は気づくだろう。私も「ひょっとしてハリウッド映画 なんかにも良く登場するアレですか?」と可能性のひとつには入れながら読んでいた。 ふたを開けてみればあっけないが、それでも最後まで知りたくなる魅力のある本だ。 | ||||
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今年に入ってから「館シリーズ」を一作目から順番に読み進めて、第四作の本書まで 来た。これまでの三作は私にとって非常に面白いもので、すべてに☆5をつけてきた。 そして本書。迷ったうえ、やっぱり☆5をつけることにした。ただし探偵小説としてでは なく、サイコ・スリラーとして。気鬱症的な個性の持ち主である人形館の所有者・飛龍 想一が一人称で語っていく不気味な物語は、終始陰鬱な色調で塗り固められており、 その雰囲気に最後まで惹きつけられてしまったからだ。とはいえ、館シリーズに親しん できた層は、その差異に困惑するかもしれない。私も半分ほどまで読み進んで、よう やくこれまでとは違うぞと気づいた。著者も随分と思い切った冒険に挑戦したものだ。 逆にいえば著者からの変化球のようなものとも云える。シリーズを読んできた読者に 用意した落とし穴。それでも気づく人は気づくだろう。私も「ひょっとしてハリウッド映画 なんかにも良く登場するアレですか?」と可能性のひとつには入れながら読んでいた。 ふたを開けてみればあっけないが、それでも最後まで知りたくなる魅力のある本だ。 | ||||
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このシリーズで上位に入るほど好きなひとつ。 綾辻さんの中でも異色です。 私は最後まで犯人が分からず、すごく驚いた記憶があります。 読んだことない人は読んでみて下さい。好き嫌いは分かれると思いますが、私は勧め。 | ||||
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入院生活を経て、養母と共に亡父が残した京都 の屋敷〈人形館〉に移り住んだ画家の飛龍想一。 彫刻家だった亡父が遺した奇怪な女性のマネキン人形――のっぺらぼうで、 体の一部が欠損している――が所々に飾られているその屋敷には、管理人 の老夫婦と、三人の下宿人が住んでいた。 やがて、屋敷の近所で子どもを標的にした連続通り魔殺人が発生し、想一 の身の回りでは、何者かの明白な悪意にもとづく暴挙が立て続けに起きる。 それと並行して、封印されていた忌まわしい記憶を少しずつ思い出してきた 想一は、自分の過去の罪と、自分の命を狙う者の存在を自覚するようになり、 友人の島田潔に助けを求めようとするが……。 本格ミステリというよりは、サイコサスペンスと称すべき本作。 おそらく本作を読んだ大多数の読者は、メインのネタ が××××であることには、すぐ気づいたと思います。 しかし、“○○=●●”まで見抜けた人は、ぐっと数が減るのではないでしょうか。 真相の八割を敢えて分かりやすくすることで、残り の二割を隠蔽する――というのが作者の狙いです。 本作には〈館〉シリーズの設定――探偵役は島田潔、〈館〉には 中村青司の“からくり趣味”が反映されているなど――を逆手に 取った仕掛けが施されており、シリーズ読者ほど、そのトリック にひっかかってしまいます(逆にいえば、非シリーズ読者には、 何の効力もないw)。そういった意味で本作は、シリーズの中に 位置づけられてはじめて意義のある作品なので、くれぐれも本作 から〈館〉シリーズを読まないでください。驚きが半減してしまいます。 | ||||
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賛否両論分かれる作品ですが、私はこの『人形館の殺人』が一番好きです。 これほどまでに哀しい“犯人”がいたでしょうか? 話は、飛龍想一の身に降りかかる事件と連続児童殺害事件とが並行して進行していきます。 この二つの事件のそれぞれの“犯人”は作中で明らかにされ、いちおう話は終結するのですが……。 終末に前者の事件の“裏の犯人”(罪を犯してもいないのに犯人はおかしいですが)的なものを暗に仄めかす描写があるのです。 作中の文章は想一の一人称で語られていきます。これは想一の心情を仔細に描くため、そして、他の登場人物、殊に“裏の犯人”の心情を読者に汲み取って欲しいがためと思われます。 しかし、そこまでは語られていないため飽くまで私の感想まで。 最後に… ドミノの一つを倒すと全部が倒れてしまうように、自殺の途への僅かな煽動をし、それを最期までただ眺めているだけの者はどんな気持ちなのだろうか? 唯、一つだけ言えることはその者の心中には確かな《悪意》が在り、裁かれることは無いということだ。 | ||||
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賛否両論分かれる作品ですが、私はこの『人形館の殺人』が一番好きです。 これほどまでに哀しい“犯人”がいたでしょうか? 話は、飛龍想一の身に降りかかる事件と連続児童殺害事件とが並行して進行していきます。 この二つの事件のそれぞれの“犯人”は作中で明らかにされ、いちおう話は終結するのですが……。 終末に前者の事件の“裏の犯人”(罪を犯してもいないのに犯人はおかしいですが)的なものを暗に仄めかす描写があるのです。 作中の文章は想一の一人称で語られていきます。これは想一の心情を仔細に描くため、そして、他の登場人物、殊に“裏の犯人”の心情を読者に汲み取って欲しいがためと思われます。 しかし、そこまでは語られていないため飽くまで私の感想まで。 最後に… ドミノの一つを倒すと全部が倒れてしまうように、自殺の途への僅かな煽動をし、それを最期までただ眺めているだけの者はどんな気持ちなのだろうか? 唯、一つだけ言えることはその者の心中には確かな《悪意》が在り、裁かれることは無いということだ。 | ||||
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犯人を当てて楽しむ本ではない気がする、この手に慣れ始めた人ならすぐオチが読めるだろうし。 推理小説という大前提に構えて、シリーズを通して読んできた読者の、 心の中にある「ちょっとした油断」を上手く翻弄した、これぞ正統な「館」シリーズに思う。 ぜひ、発行順に読んで頂きたい。 | ||||
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