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まりえの客
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まりえの客の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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バーまりえ、の話は表題作1編でした。互いに関係のないバラエティー短編集ですが、やはりフラメンコ物が自家薬籠中の得意分野で、他の作家には書けないな、と感じました。 | ||||
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この作品に収録されている6篇の中でも異色を放つ2作、「死せるソレア」と「最後のマドゥルガーダ」がお勧めだ。男女の交情を情熱的かつ旅情感たっぷりに表現している。それは、スペインを舞台にしているのが功をそうしているともいえるし、文章力の勝利ともいえる。すべての作品に落語で言うところの「落ち」があり、そこに到達するまでの物語の構成がうまいので落ちが綺麗に決まる。それだから、読後はすっきりとした感慨を残す良作となっている。 | ||||
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『まりえの客』は連城三紀彦の某短編を思わせる不倫もの。元不倫相手である聡子の人格や不倫相手が謎にはなっていますが、連城三紀彦ほどの衝撃力はありませんでした。『盗まれた風景』は5、6人の登場人物たちが目まぐるしく一人称的に登場する複雑な叙述もの。こう複雑だとせっかくのトリックが逆に死んでしまうと思いました。『36号車の車』はタクシージャックのサスペンス。『アテネ断章』ラストのキレは本書中では随一。衝撃力はやはりあと一歩ほしい気がしますが、予想もしないという点では問題ありません。何も考えずに読むのがいいかも。『死せるソレア』では『燃える地の果てに』と主な登場人物の名前が同じなのが気になりましたが…。これは完全に幻想小説か恋愛小説。『最後のマデゥルガーダ』これがミステリとしては一番よくできていたと思います。強引なラストのツイストは、ツイストのためのツイストというところまで行ってしまった気もしますが、こういうのは好きなので。 | ||||
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