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サウスバウンド
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サウスバウンドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全74件 1~20 1/4ページ
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夢中で読みました。おすすめ! | ||||
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割と好きな作家さんだし、上巻は読んでいて止まらなくなるほどの面白さだった。 下巻の舞台は私が住んでいる西表。とても楽しみにして読んだ。 なのに! なんだこの嘘情報の多さは? 架空の地名や学校名は構わない。だけど… 移住先、白浜の近くなんだよね?どこにサトウキビ畑があるわけ? 大原まで原付で行く?距離感わかってる? 「平良」の読み方「ひらら」ってなんだよ。 トンビが飛んでいた?ミャアと鳴く海鳥がいた?トビもカモメもウミネコも、西表にはいませんよ。 考えてみれば上巻でもツッコミどころはあった。 「西表島は米軍の統治を受けていないので~」何言ってんだ?? せっかくの面白い話がすべてパァ。 一応最後まで読んだけれど、嘘情報ばっかりで怒りが湧いてくるほど。 作者は西表に足を踏み入れもしなかったんだろうね。耳学問だけで書いたんだろうね。と思わずにはいられませんでした。 作者本人のイメージも悪くなる悲惨さ。実に残念です。 | ||||
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おもしろかった~!!主人公の小6時代を取り巻く甘酸っぱい感じから始まって、読み進むほどいろいろな感情をかきたてられていく。展開が小気味よく飽きさせない。 ひっかかる部分は確かにある。特に、特定のイデオロギーが都合の良い条件下で機能しているだけにもかかわらず普遍的であるかのように描かれているとか。(ネタバレを避けるためにどうしても抽象的になってしまってスミマセン) どんなイデオロギーにも得手不得手があると思う。しかし、昨今の為政者や時代に適合したオピニオンリーダーの傲慢さを目の当たりにするにつけ、これが小説であることを考えるとこのくらい振りきっても痛快でよいのかもしれない。 イデオロギーを、群れたり何かの言い訳にしたりするのではなく、個人の心や実行に落としこんで信念を持って生きていく大切さに普遍性を感じた。 加速度に変化する時代に一石を投じるストーリーであった。 なお、巻末に余計な解説が無いのもよかった。余韻を楽しめた。 | ||||
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西表島で様々な経験をして成長する兄妹をよそ眼にリゾート開発地に居座り不法占拠する父親を冷やかなめで見つめる。 やがてリゾート開発会社と騒動になり波照間島近郊に存在するはずの島に移住する。 残された兄妹は姉と三人で西表島でたくましく生きていく。 ある種ほのぼのとした作品になった。 一般文学通算2536作品目の感想。2021/06/23 14:40 | ||||
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元活動家夫婦一家の出来事をおもしろおかしく描いた作品。 父親は自称作家だが本が売れたことはない。 母親は喫茶店を経営しているが、呉服屋の娘。 夫婦とも過去や親戚を隠している。 三人姉兄の長男で小6の二郎を中心に学校の出来事、先輩中学生からの恐喝に悩みながらも苦難を乗り越えていく姿がたくましい。 一般文学通算2536作品目の感想。2021/06/21 17:50 | ||||
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はちゃめちゃな父と家族の絆、自由を愛する気持ち、沖縄西表島の良さ、歴史が伝わる本でした!オススメです!! | ||||
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サウスバンド下巻を注文したところ、カバーがサウスバンド下巻で 本体は重松清著「くちぶえ番長」という小説が到着した。 | ||||
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ちょっと最後は泣けました。何故なんでしょうか? | ||||
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先が気になって気になって読まずにいられず、一気読みしました。読んで良かったです。友達になにかいい本ない?って聞かれたらサウスバウンドをオススメしようと思います。 | ||||
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仲村アキラの逮捕がトリガーとなり、大人たちが上原家と距離を置くようになったのを きっかけに、父・一郎の郷里である西表島に移り、一郎を良く知る石垣島の謎の老人・ サンラーたちの紹介により閉山された鉱山近くの空き家にたどり着く。 二郎はテレビはおろか電力会社は権力の手先という一郎の持論からあえて電気も引かず、 くみ取り式のトイレに辟易する一方、何かと面倒を見てくれる漁師のヨダや平良ストアの おばさん、駐在所の新垣巡査、キャンプ場に住み着いているカナダ人・ベニー、 英国からの帰国子女で東京・麻布からの転校生の同学年の白井七重といった人々との 邂逅を通じ、ここでの生活もあながち悪くはないと思い始めていた刹那、 一家が住む土地と建物がリゾート施設の開発を目論む東京のディベロッパーが 所有していることが分かり、一家、特に父と母は同じく反対する市民団体や右翼・左翼と 距離を置きつつ『資本家の象徴』であるディベロッパーや故郷を『売った』町議の 建設会社を相手に『闘争』を始めるのだが――が下巻冒頭のあらすじ。 ここに来て実家、特に父を嫌悪していた姉・洋子が仕事を辞めて転がり込み(妻子持ちの男との 関係が終わったことを示唆している)、一気に家族が結束するさまに少し違和感を覚えるが、 物語が大きく動くせいか、それほど強く感じることなく一気に読み進めることができた。 白井七重のおばさんのような、東京からやって来て反対運動を繰り広げる市民団体そして マスコミの注目をすべて一郎に持って行かれるさまは、もしかしたら沖縄に存在する様々な 問題に首を突っ込んで余計に問題を複雑化させる内地人の『プロ市民』を作者が暗に 批判しているのかも知れない。 また、半ば追い出されるように東京を去った一家が思わぬきっかけで汚名がそそがれる 描写を入れることで、それが二郎にとって一種の救いになっているのが分かる。 | ||||
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上原二郎は元過激派の活動家でアナーキストの父・一郎、喫茶店を経営する母・さくら、 既に働いている姉・洋子、妹・桃子と中野に暮らす小学六年生。 二郎がクラスメイトの楠田や向井たちと中野ブロードウェイでダラダラ過ごしたり、 大久保の銭湯のすりガラス越しに見た女性の裸に興奮を覚えたり、不良中学生・カツと 彼に連むクラスメイトの黒木への対応に難儀したり、父親に翻弄されたりする一方、 父親は政府や人々から搾取する資本家を嫌悪し、国民年金の納付を迫る社会保険庁の 職員をあしらい、二郎の若い担任教師の思想を聞き出そうとしたり、いきなり学校に 乗り込んで修学旅行代にけちをつけ始めたりと少々困った人物。 そんな中、不良中学生・カツの一言がきっかけで母親の秘密を知ることとなった二郎は 四谷三丁目で呉服屋を営む母方の祖父母や従兄弟たちと邂逅する。 ある日、父の後輩だという仲村アキラなる人物が居候するようになり、意味が分からない 頼みを受けるようになり――というのが上巻の簡単なあらすじ。 クラスの三分の一が受験するべく塾へ通い出す一方、中野ブロードウェイでダラダラ 過ごしたり、肉屋でコロッケを買い食いしたりする主人公である上原二郎やクリーニング屋を 継ぐ事よう洗脳させられている楠田淳、中学生たちと連むようになった黒木といった 子どもたちの描写を通じ、露骨には表に出ず、意識する事もなかったクラスの家庭間の 格差が徐々に顕在化し、分断が始まりつつあるさまが描かれている。 さらには母親の実家のたたずまいや学習院に通う従兄弟たちの一挙手一投足と対比するかの ような二郎のスペアリブの食べ方で無意識に露呈される育ちぶりが、環境による思考と 意識の分断を物語っているのが理解できる。 思想と信条は自由ではあるし、資本家に搾取されない平等な社会を理想に掲げるのは 大いに結構なのだが、崩壊した多くの共産国家がそうであったように、本来であれば 平等であるはずが『特権階級』という新たな階級が生み出され、結局は一般市民から 搾取していたこと、人は力を持つと己の器を弁えずその力を使ってみたくなるものだ という人間の性そして民主主義と資本主義を標榜とする現在の日本から父親が目を 逸らし続けているさまは、まるで皆がサッカーをする中、独りラグビーを始めるような 滑稽さを覚える。器用な人間は思想・信条がどうであれ、たとえ世間のルールに納得 していなかったとしても、それを逆手に利用し生き残っていくものなのだ。 一方で、子どもの世界にコンプライアンスや法による秩序というものは存在しない、 ある意味において大人以上に残酷な世界であるという、多くの大人たちが忘れて しまったことを最適化された筆致で描いているのが素晴らしい。 | ||||
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軽いタッチなのに、なかなか重いテーマが描かれております。一気に楽しく読めました | ||||
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この人の作品は神作品しかないのか。 サウスバウンド上巻も圧倒的な文章力に引き込まれて ノンストップで読めてしまいます。 小学生のやんちゃが中学生とからんで友達に被害が拡大する。 誰しもが経験するあの恐怖と憂鬱を見事に描いています。 私は、「打ち上げ花火下から見るか、横から見るか」が小学生もので最高傑作だと思っていましたが、 こちらも違う意味で最高傑作です。 なおサウスバウンドは上巻、下巻で全く毛並みの違う作品になります。 下巻は下巻で面白いのですが、 私は断然上巻をお勧めします。 | ||||
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ただの小学生目線の話かと思っていたら、とても面白い。 破天荒な両親も読むうちに段々好きになる。 | ||||
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読み始めて一気に上下巻読んでしまいました。 ネタばれしないために、詳しい内容には触れません。 少年の成長物語でもあり、家族の物語でもあります。 また、人間は何を大事にして生きるのか? それを問いかけてくる作品です。 読んで損はないというか、読んだ方がいいです。 エンターテイメントとしても楽しめる作品でもあります。 | ||||
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出だしチョコッと小学生ネタかな?っと思って読み始めたところ、以外に展開が広がり下巻にかけてクライマックス。最高でした。読んで損ナシ! | ||||
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全ての登場人物が魅力的だし読みやすい作品ですが、以下の二ヶ所が私には違和感がありました。 いずれも小学校六年生の主人公の男の子の独白です。 P117[…小高い丘の上の森の中にあるこの土地は普通に考えれば一等地だ(中略)リゾート業者が放っておくわけがない…]小六の男の子が考えるでしょうか? P226[父が腰を落とし、角材を振り回した。黒澤映画に出てくる正義の侍に見えた]今の時代の小六の男の子が‘黒澤明’の映画を観、感動したのでしょうか? 私にとっての奥田さんの作品の大きな魅力のひとつは同世代の人間が持つ“リアリティー”です 上記の二ヶ所はリアリティーにかけるように私には思え、故に冒頭に述べた‘全ての登場人物が魅力的’という根底が不安定になり、作品の魅力が半減です。 「counoおやじ」さんがおっしゃっていたように、 奥田さんにはもっと面白い作品がたくさんあります。 そちらをお薦めします。 | ||||
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政治色が強いんであれば、全然興味のない私が楽しめるのかしらと思いながら購入しました。結果、すごく楽しめました。 | ||||
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痛快、抱腹絶倒、大笑い、上巻より面白いかも。西表島の風景を思い、八重山に行きたくなりました。 | ||||
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「イン・ザ・プール」から伊良部シリーズ3冊読んで、他も何冊か読みましたが、これは久々の大ヒット!スカッ!っとすること請け合い!!上巻ではオヤジのことはなんだかなぁ・・と思ってました。まぁ、全部読んでもなんだかなぁ・・なオヤジなんだけど、良いとか悪いの善悪とか道徳とかを超越したさわやかさがある。と思います。 | ||||
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