■スポンサードリンク


サウスバウンド



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

サウスバウンドの評価: 4.23/5点 レビュー 74件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.23pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 1~20 1/4ページ
No.64:
(5pt)

最高

夢中で読みました。おすすめ!
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021
No.63:
(5pt)

【ネタバレ無し】第3回 キノベス!(2005)第1位、第24回 日本冒険小説協会大賞(2006)第7位、第4回 本屋大賞(2006)第2位。

おもしろかった~!!主人公の小6時代を取り巻く甘酸っぱい感じから始まって、読み進むほどいろいろな感情をかきたてられていく。展開が小気味よく飽きさせない。

ひっかかる部分は確かにある。特に、特定のイデオロギーが都合の良い条件下で機能しているだけにもかかわらず普遍的であるかのように描かれているとか。(ネタバレを避けるためにどうしても抽象的になってしまってスミマセン)

どんなイデオロギーにも得手不得手があると思う。しかし、昨今の為政者や時代に適合したオピニオンリーダーの傲慢さを目の当たりにするにつけ、これが小説であることを考えるとこのくらい振りきっても痛快でよいのかもしれない。
イデオロギーを、群れたり何かの言い訳にしたりするのではなく、個人の心や実行に落としこんで信念を持って生きていく大切さに普遍性を感じた。

加速度に変化する時代に一石を投じるストーリーであった。

なお、巻末に余計な解説が無いのもよかった。余韻を楽しめた。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.62:
(5pt)

面白く、楽しく読める

はちゃめちゃな父と家族の絆、自由を愛する気持ち、沖縄西表島の良さ、歴史が伝わる本でした!オススメです!!
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.61:
(4pt)

最後が・・・

ちょっと最後は泣けました。何故なんでしょうか?
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.60:
(5pt)

オススメです

先が気になって気になって読まずにいられず、一気読みしました。読んで良かったです。友達になにかいい本ない?って聞かれたらサウスバウンドをオススメしようと思います。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.59:
(5pt)

大人たちを俯瞰し、学ぶ少年(沖縄編)

仲村アキラの逮捕がトリガーとなり、大人たちが上原家と距離を置くようになったのを
きっかけに、父・一郎の郷里である西表島に移り、一郎を良く知る石垣島の謎の老人・
サンラーたちの紹介により閉山された鉱山近くの空き家にたどり着く。
二郎はテレビはおろか電力会社は権力の手先という一郎の持論からあえて電気も引かず、
くみ取り式のトイレに辟易する一方、何かと面倒を見てくれる漁師のヨダや平良ストアの
おばさん、駐在所の新垣巡査、キャンプ場に住み着いているカナダ人・ベニー、
英国からの帰国子女で東京・麻布からの転校生の同学年の白井七重といった人々との
邂逅を通じ、ここでの生活もあながち悪くはないと思い始めていた刹那、
一家が住む土地と建物がリゾート施設の開発を目論む東京のディベロッパーが
所有していることが分かり、一家、特に父と母は同じく反対する市民団体や右翼・左翼と
距離を置きつつ『資本家の象徴』であるディベロッパーや故郷を『売った』町議の
建設会社を相手に『闘争』を始めるのだが――が下巻冒頭のあらすじ。

ここに来て実家、特に父を嫌悪していた姉・洋子が仕事を辞めて転がり込み(妻子持ちの男との
関係が終わったことを示唆している)、一気に家族が結束するさまに少し違和感を覚えるが、
物語が大きく動くせいか、それほど強く感じることなく一気に読み進めることができた。

白井七重のおばさんのような、東京からやって来て反対運動を繰り広げる市民団体そして
マスコミの注目をすべて一郎に持って行かれるさまは、もしかしたら沖縄に存在する様々な
問題に首を突っ込んで余計に問題を複雑化させる内地人の『プロ市民』を作者が暗に
批判しているのかも知れない。

また、半ば追い出されるように東京を去った一家が思わぬきっかけで汚名がそそがれる
描写を入れることで、それが二郎にとって一種の救いになっているのが分かる。
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021
No.58:
(5pt)

大人たちを俯瞰し、学ぶ少年(東京編)

上原二郎は元過激派の活動家でアナーキストの父・一郎、喫茶店を経営する母・さくら、
既に働いている姉・洋子、妹・桃子と中野に暮らす小学六年生。
二郎がクラスメイトの楠田や向井たちと中野ブロードウェイでダラダラ過ごしたり、
大久保の銭湯のすりガラス越しに見た女性の裸に興奮を覚えたり、不良中学生・カツと
彼に連むクラスメイトの黒木への対応に難儀したり、父親に翻弄されたりする一方、
父親は政府や人々から搾取する資本家を嫌悪し、国民年金の納付を迫る社会保険庁の
職員をあしらい、二郎の若い担任教師の思想を聞き出そうとしたり、いきなり学校に
乗り込んで修学旅行代にけちをつけ始めたりと少々困った人物。
そんな中、不良中学生・カツの一言がきっかけで母親の秘密を知ることとなった二郎は
四谷三丁目で呉服屋を営む母方の祖父母や従兄弟たちと邂逅する。
ある日、父の後輩だという仲村アキラなる人物が居候するようになり、意味が分からない
頼みを受けるようになり――というのが上巻の簡単なあらすじ。

クラスの三分の一が受験するべく塾へ通い出す一方、中野ブロードウェイでダラダラ
過ごしたり、肉屋でコロッケを買い食いしたりする主人公である上原二郎やクリーニング屋を
継ぐ事よう洗脳させられている楠田淳、中学生たちと連むようになった黒木といった
子どもたちの描写を通じ、露骨には表に出ず、意識する事もなかったクラスの家庭間の
格差が徐々に顕在化し、分断が始まりつつあるさまが描かれている。
さらには母親の実家のたたずまいや学習院に通う従兄弟たちの一挙手一投足と対比するかの
ような二郎のスペアリブの食べ方で無意識に露呈される育ちぶりが、環境による思考と
意識の分断を物語っているのが理解できる。

思想と信条は自由ではあるし、資本家に搾取されない平等な社会を理想に掲げるのは
大いに結構なのだが、崩壊した多くの共産国家がそうであったように、本来であれば
平等であるはずが『特権階級』という新たな階級が生み出され、結局は一般市民から
搾取していたこと、人は力を持つと己の器を弁えずその力を使ってみたくなるものだ
という人間の性そして民主主義と資本主義を標榜とする現在の日本から父親が目を
逸らし続けているさまは、まるで皆がサッカーをする中、独りラグビーを始めるような
滑稽さを覚える。器用な人間は思想・信条がどうであれ、たとえ世間のルールに納得
していなかったとしても、それを逆手に利用し生き残っていくものなのだ。

一方で、子どもの世界にコンプライアンスや法による秩序というものは存在しない、
ある意味において大人以上に残酷な世界であるという、多くの大人たちが忘れて
しまったことを最適化された筆致で描いているのが素晴らしい。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.57:
(5pt)

なかなか面白い本です

軽いタッチなのに、なかなか重いテーマが描かれております。一気に楽しく読めました
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021
No.56:
(5pt)

上下巻あるけど、上巻の方が圧倒的に面白い。

この人の作品は神作品しかないのか。
サウスバウンド上巻も圧倒的な文章力に引き込まれて
ノンストップで読めてしまいます。
小学生のやんちゃが中学生とからんで友達に被害が拡大する。
誰しもが経験するあの恐怖と憂鬱を見事に描いています。

私は、「打ち上げ花火下から見るか、横から見るか」が小学生もので最高傑作だと思っていましたが、
こちらも違う意味で最高傑作です。

なおサウスバウンドは上巻、下巻で全く毛並みの違う作品になります。
下巻は下巻で面白いのですが、
私は断然上巻をお勧めします。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.55:
(5pt)

面白い!

ただの小学生目線の話かと思っていたら、とても面白い。
破天荒な両親も読むうちに段々好きになる。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.54:
(5pt)

文句なしの名作

読み始めて一気に上下巻読んでしまいました。
ネタばれしないために、詳しい内容には触れません。
少年の成長物語でもあり、家族の物語でもあります。
また、人間は何を大事にして生きるのか?
それを問いかけてくる作品です。
読んで損はないというか、読んだ方がいいです。
エンターテイメントとしても楽しめる作品でもあります。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.53:
(5pt)

面白かった

出だしチョコッと小学生ネタかな?っと思って読み始めたところ、以外に展開が広がり下巻にかけてクライマックス。最高でした。読んで損ナシ!
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.52:
(4pt)

楽しめた

政治色が強いんであれば、全然興味のない私が楽しめるのかしらと思いながら購入しました。結果、すごく楽しめました。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.51:
(4pt)

通勤では読まないほうが

痛快、抱腹絶倒、大笑い、上巻より面白いかも。西表島の風景を思い、八重山に行きたくなりました。
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021
No.50:
(5pt)

久々のヒット!

「イン・ザ・プール」から伊良部シリーズ3冊読んで、他も何冊か読みましたが、これは久々の大ヒット!スカッ!っとすること請け合い!!上巻ではオヤジのことはなんだかなぁ・・と思ってました。まぁ、全部読んでもなんだかなぁ・・なオヤジなんだけど、良いとか悪いの善悪とか道徳とかを超越したさわやかさがある。と思います。
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021
No.49:
(4pt)

面白かった

漫画みたいに続きが気になってどんどん読みたいと思えた。主人公がまっすぐで、多少いい子すぎる気もするけれど、そして実はお母さんがはちゃめちゃすぎるけど、家族の物語としては面白かった。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.48:
(5pt)

おもろ!!

主人公は子供なんですけど自分が子供になった気分で、面白すぎる!!!
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.47:
(5pt)

子どもと一緒に読みました。

小6、中2の息子たちも読みました。父親の破天荒なところが面白かったです。
サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 上 (角川文庫 お 56-1)より
4043860013
No.46:
(4pt)

まずまずでした

上巻は良かったですが、いきなり沖縄離島移住は飛び過ぎでした。
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021
No.45:
(5pt)

痛快活劇の傑作

手放しに面白かった。
奥田英朗氏の本は、変人の精神科医伊良部を主人公にしたシリーズ物をこれまでに何冊か読んだ。
それらもそこそこ面白かったけど、本作の面白さに比べたら極端に言えば同じ著者の作品とは思えないほどの開きを感じた。

主人公は小学6年生の上原二郎。彼自身はどこにでもいそうな小学生だが、その父親である上原一郎は世の中でなかなかお目にかかれないタイプ。
元は過激な活動家でアナーキストである父親を中心に痛快な物語が展開していく。
はじめは東京で大人しくしていた上原一郎という台風の目が徐々に周囲の人間を巻き込みながら強風化していき、舞台を西表島に移してからはそれが暴風雨を呼び、最後は抜けるような晴天と爽快感を人々に残して南の海に去って行く。全体の雰囲気を言い表すとそんな感じだ。

主人公が西表島から東京のクラスメートに送った手紙に書いた何気ない言葉が光る。
「人間は、欲ばりでなければ法りつも武きもいらないと思います。」
上原一郎という異端のキャラクターを通して著者が一番伝えたかったのはこの事なのかもしれない。

久しぶりに読書の楽しさを満喫させてくれた傑作。
サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)Amazon書評・レビュー:サウスバウンド 下 (角川文庫 お 56-2)より
4043860021

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!