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(短編集)
イン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プールイン・ザ・プール
イン・ザ・プール
イン・ザ・プール
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イン・ザ・プール
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イン・ザ・プールの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全305件 201~220 11/16ページ
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軽くさくさくと読めて、読後感は爽快。 心に問題を抱えている自分を作中の登場人物に投影し、彼らと一緒になって伊良部に癒されているのかもしれない。 携帯依存症の高校生にはさすがにジェネレーションギャップを感じたが、こういう子って実際今の高校生には多そうで大変だな。 | ||||
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ストレスのたまる現代社会。人々の抱える悩みが迷医伊良部先生のところに集結する。 言いたい事を言えないストレス、携帯電話依存症、自意識過剰女、依存症・・・ 医者に通うレベルでなくても、彼らの症状の多くは私の中にもある。 孤独を恐れ人とのつながりを無理にしてまで持とうとする人が殆どの中、人とのつながりを無理に求めず、わが道を行く伊良部先生の生き方、読んでいるだけでストレス解消になります。 すごく面白くって、心が軽くなる本です。 | ||||
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読みやすくて一気に読める内容でありながら、読んだ後に現代社会の抱える問題について考えさせられる本です。各章に登場する患者さんは、少し一線は越えてしまっているけれど、リアルで身近にいそうな人ばかり。対する精神科医、伊良部の対応は、現実にあっては困る!っていうぐらい常軌を逸しているけれど、患者さん達は何故か癒されていきます。というより、患者さんたちが自分で立ち上がっていくのを、伊良部が彼なりの(妙な)やり方で手伝っている、と言った方が正確ですが。彼のやり方は大胆ですが、実際精神科医療に関わっている私から見ると、一概にでたらめとは言えないところがまた憎いです。読み進めていくうちに、「ああ、そう来るの!なるほどね・・・」とにやっとしてしまったこともしばしば。続きが読みたくなった1冊です。 | ||||
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ありえないくらい子供っぽい神経科医と、 こちらは一見まともそうな 患者の織り成すドタバタ劇です。 ただひたすらにバカバカしい、 素敵なエンターテインメント。 久しぶりに、こういう本に出会いました。 | ||||
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この一言に尽きる一冊! 一体どっちが医者で患者なのか?さあ、あなたもワンダーランドなプールの中にドボンと飛び込みましょう!我らが伊良部先生が癒してくれるはずです! …これで治療されてしまうんだから、不思議な限りです…。 | ||||
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5本の短編小説で、各小説は独立している。 でも1人だけ共通して出てくる登場人物がいて、それが精神科医。 なんて、愛すべき人なのだろう。 私はこの本に恋をした、と思う。 | ||||
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変な精神科医の話。 テンポがよく、読みやすい。 普通に面白かった。 それだけ。 この続編『空中ブランコ』が直木賞を受賞したわけだが、こんな感じのままで受賞したなら、直木賞を疑う。 | ||||
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結局のところ、心身症の原因なんてなんだか分からないってこともあると思う。 しかし、世の中にあふれるその手のお話は、だいたい原因を探ろうとするところから始めて、原因が分かれば半分解決!みたいな作りになっていたので、これは私のごく個人的な意見だと思ってきたのだが、そういうのを全く意に介さない作品を見つけた。 イン・ザ・プール。 精神の治療で、こんな形容詞は言葉が違うかもしれませんが、なんだか、妙にすがすがしいんですよ。 | ||||
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伊良部医師の物語を「町長選挙」→「空中ブランコ」→「プール」と 書いた順番と反対に読んで来ました。 そこで実感。 順番って関係ないってすごいなあと 改めて関心しています。 5つの話が収録されています。 相変わらずのテンションで物語が動いていきます。 気持ちまったり系のものが多いかな。 でも読む時間をホントに楽しませてくれます。 大変気持ちのいいエンターテイメント作品です。 | ||||
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すっごくくだらない短編小説です。 本当に、あまりにもくだらなくて笑えます! でも、読んだあとものすごーく前向きになれるんですよ!! 変わった精神科医と、そこに通ってくる患者。 なにかしら後ろ向きな彼らと向き合うその医師の、笑えるほどの楽観的な発想。 笑えるし、人ってこんなに前向きに考えることができたら、もっとハッピーな生活が送れるんだろうなぁと羨ましくも感じます。 人の中にある倫理観とか常識とか、そんなものを取り外して「自分のやりたいようにする」ということで、こんなにもすっきりするものか、、、と考えるほどです。 気持ちが軽くなる1冊ですよ。 短編の好きじゃない私でも、なんだか心が軽くなって読んでよかったと思いました! | ||||
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今さらながら読んでみたのですが、伊良部センセーがいい味出しています。総合病院の道楽ムスコで精神科医、しかも注射フェチ。でも、笑えるだけでなく、センセーの言うこと(=治療方法?)には一理も二里もあり、ナットクです。「こんな生き方ができたらいいな」って思います。心に半ズボンならぬ、半ズボンで白衣を着ているような伊良部先生とお友達になりたいくらいです(笑)。実にうらやましい。 | ||||
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奥田さんはズバリ「非常に観察力がありするどい」そして「軽い」 人じゃないですか? この作品の魅力もその二つのような気がします。 ここに出てくるいくつかのお話、みんな着地点が心地良いのです。 ふわっと着地?ってな感じです。ある種水戸黄門的なお決まりのパターン とも言えるけどそこが良い。結局はどんなに悩んでもしょうがないじゃんって 事ですよね?そうですよね? そして奥田診療所にやってくる読者達はみんな癒されちゃうんですね〜。 | ||||
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最初、表紙の青さが気になって手に取りましたが、一気に読んでしまうくらい面白かったです。患者にあそこまでフランクになれる伊良部は迷医です(笑)落ち込んでる時に読んだら、少し救われた気になりますよ! | ||||
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1話1話簡潔で通勤時間にさらっと読めてしまうのがまず良い。 世の中の社会病理を面白ろおかしくサラッと文章が流れてゆく。 主人公の先生のキャラクターはちょっと気持ち悪いけど、チャーミングで引き込まれていきます。 | ||||
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五篇の短編集。 変な患者に変な伊良部精神科医師が対応する。 それぞれの内容は、表れている症状は変だけれど、変な治療法が妙に功を奏する。 なかなか、含蓄のある作品でもある。 プール依存症のランナーズ・ハイ同様の気分の高揚は十分に理解出来る。 むしろ、その様な状態に陥った理由が問題だが、後半の伊良部医師の行動はハチャメチャだ。 自意識過剰のモデルに対する伊良部医師の対応は、変態的だったりするし、 携帯依存症の高校生に、メールを送り続ける伊良部医師も変過ぎる。 伊良部医師の一連のハチャメチャな行動により、最終的には治療効果が得られているのが、面白い。 案外、伊良部医師は迷医、否、名医なのかも?? 変には変で対抗するという事か? 変だけど、それなりに共感を得られる部分は多いし、 何より、伊良部医師の変人ぶりが傑作だ。 | ||||
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総合病院の地下にある神経科に、とんでもない医者がいた… 色白で牛のように太ったマザコンの注射フェチ。 5篇からなる短篇連作集。 1話、伊良部医師は本能のままに行動します。 普通なら理性が押さえるようなことも、やりたい放題です。 プール依存症になった和雄にも、害がないからいいじゃない、とむしろ奨励します。 医師が患者と同じ立場に立ち、和雄が「やってみたいけどいけないことだ」と思っていることをあっさりやらかします。 たとえば仕事を休んでプール、真夜中のプールに潜入… 本当にむちゃくちゃですw 2話、伊良部医師は、離婚した奥さんと大いに言い争って、哲也に盛大に罵ることをうらやましいと思わせます。 そして離婚の際に、自分が怒りを爆発させずにいたから、息子が代わりに怒っているんだ、と解釈します。 その思い込みにより、またもや一見落着につながる事件が起きます。 けっこう爽快感がありましたw 5話、カウンセリングをしないのかと問う義雄に対し伊良部が言ったセリフが凄い。 伊良部「えー、カウンセリング?」 伊良部「無駄だって。そういうの」 義雄『無駄?』 伊良部「生い立ちがどうだとか、性格がどうだとか、そういうやつでしょ。生い立ちも性格も治らないんだから、聞いてもしょうがないじゃん」 義雄『そんな…』 伊良部「それとも、なんか告白したいことある?」 義雄『いいえ』 伊良部「だったら、いいじゃん」 伊良部「気にしちゃいけないって思うこと自体が気にしてることで、どうせ堂々巡りなのよ」 そして、治療と称し、ライバルの病院に向かって投石させます(T∀T) 義雄『誰かに当たったらどうするんですか』 伊良部「当たらない可能性の方が高いよ」 義雄『そんな──』 伊良部「地球は、人のいるところより人のいないところの方がはるかに広いの。だから目をつぶって石を投げても、当たらないことの方が多いの」 どんな理屈なんでしょう(汗) が、この義雄の性格が吉と出て、いろんな事件を解決してしまいますv この本を読み終えると、肩の力が抜けますよv 文庫本も出ましたので、興味のある方は是非どうぞ(^∀^)ノ 私も伊良部医師に診察してもらいたいかもw | ||||
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この人は本当に精神科医なのか? 本当に治療する気があるのか? マジで患者と張り合っているのか? まったく先の読めない展開に、久々引き込まれました。 特に被害妄想のOLなど、よく作者は女の心理を理解していると感心。 そして表題のプール依存症はもちろん面白いが、ケータイ依存症もまた実に現代的でおもしろいテーマだ。 実はケータイでしか他人と関わり合いの持てない現代の子供。依存症とは、実は孤独な人間の心が作り出す病なのだと解き明かしてみせる。 いや〜関わり合いにはなりたくないけど、現実にいたらさぞ楽しい人(伊良部)だろうなぁと思わせる一冊でした。 | ||||
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たまーーにプールに泳ぎに行く。 けれど、めんどくさがりだから、1ヶ月に2・3回しか行かない。 そんな僕なのだが、ここ最近は、週に4・5回ペースで通っている。 特に理由はない。 けど、もしかしたら、この前読んだこの小説のせいかもしれない。 これは、後の直木賞受賞作「空中ブランコ」に続く、トンデモ精神科医・伊良部先生シリーズの第一作で、まあ色んな症状の患者を治す話。 で、その症例の1つに「プール依存症」っていうのがあって、出勤中もプールで泳ぐことばっかり考えちゃう。 そんなストーリー。 それで、奥田英朗さんの文章は、読みやすくて、かつ観察眼が鋭くて、日常の何気ない物事にもうまく説明をつけてくれる。 なので、いつも泳ぎに行くプールも少し違って見えてくるし、プール狂の気持ちも少しだけ分かってくるのだ。 | ||||
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本著は、問題児だけど、憎めない、いわゆるキモカワ系に属すると思われる 精神科医伊良部が活躍する短編集です。 治療らしき治療は何もしてくれなくても、患者の内面を写す鏡として 本人たちの悩みに真剣に向き合ってくれるところが彼の魅力ではないでしょうか。 一番、アブナイ人は、心を病んでいる患者じゃなくて、伊良部先生ってところがミソですね。 個人的には、たちっぱなしが、非常に笑えました。短編小説で腹を抱えてこれほど笑ったのは ユーモア小説の神様、筒井康隆の作品を読んだ時、以来でした。 個々のエピソードは、どれも非常に水準が高く、読み手に対して、心に響くメッセージが様々に込められています。 社会の様々なストレスで疲れているお父さんたちに、特に読んで欲しいと思いました。 | ||||
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この精神科医、とにかくおかしい。 伊良部のところに尋ねてくる患者ごとに違うストーリーが描かれる短編集なのに、 どうかんがえても登場人物の中でいちばんおかしいのは伊良部だ。 マイペースでハチャメチャで、自己中でワガママで。 でも人を深刻にさせないことにかけては天下一品!! ということはやっぱり名医なのかも?? 重い話が読みたくないとき、なんとなく気分が落ち込んだとき、 この本を読めば、あきれつつも、思わず笑ってしまうこと請け合いだ。 | ||||
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