■スポンサードリンク


(短編集)

イン・ザ・プール



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
イン・ザ・プール
イン・ザ・プール (文春文庫)

イン・ザ・プールの評価: 4.36/5点 レビュー 354件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.36pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全35件 21~35 2/2ページ
<<12
No.15:
(3pt)

肩の力抜ける〜

神経科の伊良部先生がいろいろな精神疾患の患者を治していく(?)短編集です。伊良部先生のマイぺース&マザコン&オタクキャラも良いけど、患者は先生の才能によって意図的に回復に導かれるのか、患者の日常に先生が首を突っ込み絡んでいるうちにたまたま治るのか、微妙な書き方なところも面白い。こういう奇妙な小説もアリか?
物事を深刻に考える性格の人は(私みたいに)、先生に癒され脱力すること間違いなし!
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.14:
(3pt)

空中ブランコからすぐ読んでみた

空中ブランコより症例が過激(笑)。こちらの方が幾分、伊良部が精神科医らしいセリフを吐いてる。笑ったのは、こちらも同じ。でも空中ブランコの方が、話の粒が揃っている気がする。この本の中では、「イン・ザ・プール」が一番好き。なんだか無性に泳ぎたくなった。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.13:
(3pt)

型破りだけれど本質を突いている

とある精神科で繰り広げられる、患者と医師のお話。
一話完結で読みやすいです。
「型破りなようでいて、実は物事の本質を突いている」
これは、私が”先生”という立場にある人に対して抱く理想像ですが
本作に登場する精神科医 伊良部一郎は
まさにこれに当て嵌ま・・・いや、”ほど近い”人物だと思います。
現代的な悩み--症状--を持つ患者の訴えを
右から左へ受け流す伊良部医師。
「え?不眠で困ってる?・・・でもそんなの関係ねぇ!」な伊良部医師。
そんな破天荒な伊良部医師だけど、みんな振り回されているうちに
症状が不思議と治っちゃうんですよね〜これが。
「周りの目なんて気にならないよ。ありのままの自分でべつにOKじゃん!」
なーんて本気で思えたら、どんなに楽だろう。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.12:
(3pt)

面白かったですけど…

 故・米原万里が書評集『打ちのめされるようなすごい本』の中で本書を褒めていたので、読んでみた。米原の書評の検証、という意味合いの方が強かったかもしれない。で、そこで初めて、結構な人気作家だと知った。そして結論から言えば、ま、暇つぶしにはなるだろうと思った(ただし私はあんまり暇でもないのだが…)。
 この作家と筒井康隆の類似に言及した評をチラホラ見かけたが、私も同じことを感じた。間違いなく趣味で精神科医をやっている伊良部の設定に『富豪刑事』を連想する方もおられたようだが、そもそも神経症的な右往左往の滑稽さに着目しているところが筒井的だと思える。本書所収の5編中では「コンパニオン」なんか特に筒井っぽいと感じたけれど、「勃ちっ放し」や「いてもたっても」も同様。ただし筒井には神経症を超えて精神病的領域(…?)にまで突き抜けようとする神経症的拘泥があるけれど、この作家にその種の過剰さはあんまり感じない。
 表題作「イン・ザ・プール」では伊良部に会うために夜の体育館プールへ出かける場面で、和雄が思わず泳ぎの支度をしてしまう…という件りの描写などは、人間の深層心理とドタバタなギャグのどちらを優先させたいのか曖昧で、やや無理な展開だった。「フレンズ」なんかは斎藤環の『若者のすべて−ひきこもり系vsじぶん探し系』(01)でも参考にしたのかナー、という気がした。
 もう一つ、あちこちに「旬の固有名詞」が紛れ込んでいるのも、「別に後世の人間に読んでもらいたくて作家になった訳じゃねェ」というフテブテシサというか…しかし「どこかの元教祖のようにソファで胡坐をかいている」(p247)は、そろそろ通じませんからお気をつけください。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.11:
(3pt)

軽い読み物としては良いんじゃないでしょうか。

JRのローカル線やら田舎バスやらを乗り継いで待ち時間やなんかを含めると4時間かかってしまう実家への帰省の時に
何か時間つぶしになるもの、と、思って本書を連れてゆきました。
さまざまな偏執狂、依存症、強迫観念を訴える患者をへんてこりんな精神科医が治療してゆく短編集。
大爆笑というほどでもない、笑わせるキャラと思わしき精神科医もどちらかというと平凡ありきたり。
ただ、全部が一応ハッピーエンドだったのが、待ち時間つぶす身としては救われた感じ。
それと私個人の話として、以前プールにはまったことがあって、やはり泳ぎはじめは苦痛でしかないのが、
一キロほど泳ぐと(作中人物とは数字は異なるが)体がふっと軽くなって2キロ目は天国、
3キロすぎるともう、プールを出る理由が見つからなくなるという、
非常に危ない日々を送り、怖くなってやめたことがあるので、
多分他の症状への描写はそこそこリアルだと言えると思いました。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.10:
(3pt)

さらり一気読み。

笑えるという煽り文句に期待して読みました…。笑う所がいまいち分かりませんでした。
ストーリーはあっさりしてますね。読みやすいです。
伊良部は確かに自分に正直に振舞っていて医者としては変なかんじがします。ただ文章が淡々としているせいかキャラクターが濃い感じはあまり伝わってきません。あっさりです。
患者それぞれは近代人にありがちな悩み(問題)を抱えています、なんとなく解決して終わりです。
深みが無く、後に残らないというのが正直な感想です。
気楽に読みたいときにはいいかもしれません。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.9:
(3pt)

笑ってしまうその裏にひそむモノこそ実は…

あまり評判とか受賞とか、そういうことを知らずに本を読んでいるので、たまにはこういうのも、と思い手にした一冊。 まさに、ぐふふ、である。ぐふふ、と笑いたくなる。くすくすとかうふふじゃない、ぐふふである。登場人物のすべてがいとおしくなるような錯覚を覚える。
本でこういう笑いを味わえるのはなんとも嬉しい。
イン・ザ・プールAmazon書評・レビュー:イン・ザ・プールより
416320900X
No.8:
(3pt)

私も精神科かかってるんだけど。

おかしな精神科医の話。短編。
どっかで見た事のある表紙(プールに裸の赤ちゃん)だが…。
被害妄想のキャンギャルの話と、外出すると自宅の煙草の火が気になってしまうビョーキの男の話がおもしろかった。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.7:
(3pt)

笑いたいひとにオススメの一冊。

読んで思ったのは、やっぱり僕は奥田英朗はちょっと苦手だな…ということだった。
面白いことは確かに面白い。けど、それで終わりだ。くだらないといえばくだらないし、これを読んだからどうなるという訳でも無い。エンターテイメントとしては良くできているかもしれないけれど、少し親父臭い香りがする。
いつも感じるのは、コピーライターを経験しているひとが書くものは、設定はすごく巧いけれど、中身が薄いなぁと言うこと。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.6:
(3pt)

おもしろいけど

おもしろいけど、伊良部のいつもの行動、言動から考えて時折患者に言うナイスなアイデアには違和感を感じる。そこの場面だけ違う人物に見えてしまうのは、やっぱり筆者が自分の頭で考えたナイスなアイデアを読者に見せびらかしたいと思っているような気が自分はしてしまう。
全体的には気軽に読めていい。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.5:
(3pt)

伊良部、巨体の功績

奥田英朗の作品では登場人物たちが息切れしている。連作集『ララピポ』ではゼイゼイいいながら生きる人たちの日常を連鎖させ、本作の登場人物たちはうまく呼吸できない苦しさゆえに精神科医を訪れる。彼らを迎える精神科医・伊良部一郎はデブで幼稚で注射フェチ、つまりどこからとっても風変わり。肝心の治療はといえば、〈フレンズ〉で携帯電話依存症の高校生にくだらない内容のメールを送り、〈いてもたっても〉で火の不始末に怯える男の不安を煽るようなことをいう。伊良部は、患者と一緒に走っているのだ。けれど太っているから、あっという間に息切れする。自分以上に呼吸の荒い伊良部を見ているうちに患者はいつしか冷静さを取り戻す。そして、同じステージに乗ってくれた伊良部に親しみを抱く。大長編『邪魔』『最悪』ではストーリー自体が息切れしていた。巨体の伊良部が走るには、短編が限界。小説がほどよくまとまっているのも、伊良部の功績といったところか。
イン・ザ・プール (文春文庫)Amazon書評・レビュー:イン・ザ・プール (文春文庫)より
416771101X
No.4:
(3pt)

本当は名医?

一体この医者は何だ?精神科医・伊良部の元に訪れる患者も患者だけど、伊良部の治療(?)もまったくもって突拍子もない。いや、そもそも治す気なんてあるのか?とさえ思える。一日2キロは泳がないとおかしくなっちゃう会社員、ケータイがないと手が震えちゃう高校生・・病状もいろいろだけど、真剣に悩む患者に対して伊良部は無責任なコメントばかり。でも患者は話を聞いてほしいから通ってくる。終いには患者自身の力で立ち直っていくんだけど。真剣にこういう医者がいたら、どうしようかって思うけど、でもなんだか「そんなに力入れて生きなくたっていいじゃん」って思わされるおおらかさ。ほんとは名医?
イン・ザ・プールAmazon書評・レビュー:イン・ザ・プールより
416320900X
No.3:
(3pt)

ちょっと引いた・・・

まじめなのか、冗談なのか?治療なのか、単なる思いつきなのか?訪れた患者は、伊良部の言動に面食らう。自分自身、おかしいのではないかと悩み訪れた病院に、明らかに自分よりおかしいと思われる人間が医者として存在している。その現実に直面しただけで、病気がなおってしまいそうだ。この本には5つの話がおさめられているが、最初の、本の題名にもなっている「イン・ザ・プール」が一番よかった。2つ目以降話が進むにつれて、伊良部の人柄が歪んでいくような感じがした。おもちゃで子供と張り合ったり、マザコンだったり・・。読んでいてちょっと引いてしまった。そこが残念だった。
イン・ザ・プールAmazon書評・レビュー:イン・ザ・プールより
416320900X
No.2:
(3pt)

面白い

「最悪」、「邪魔」に通じるようなディティールで読ませる部分はありませんが、軽妙で次の展開が気になるところはさすがです。1話完結のシリーズなので、読みやすいでしょう。奥田さんの登場人物はきれいな人が多いのですが、このイラブ医師はかなり異色!どう、異色かは是非読んでご確認ください。読みきり漫画のような軽さ故、★3個としました!
イン・ザ・プールAmazon書評・レビュー:イン・ザ・プールより
416320900X
No.1:
(3pt)

ふぅむ

正直、イイとおもいました。ただそれだけ。そういう人にはお勧めできます。
イン・ザ・プールAmazon書評・レビュー:イン・ザ・プールより
416320900X

スポンサードリンク

  



<<12
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!