■スポンサードリンク


(短編小説)

カザリとヨーコ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ZOO
ZOO〈1〉 (集英社文庫)

カザリとヨーコの評価: 3.82/5点 レビュー 171件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.82pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全112件 81~100 5/6ページ
No.32:
(5pt)

とにかく驚きの連発。

「え!うそ?!」っと言いたくなります。私のお気に入りは『そ・ふぁー』と『陽だまりの詩』です。『そ・ふぁー』のほうは、一回「そうなんだ」と悲しくなり目が潤んでしまいました。ですが二回「え~」といってしまいそうでした。『陽だまりの詩』はとってもすきです。まずはあの人の生きている時間で驚きました。そんなに動いていたんだなぁと。主人公(?)の女の人がだんだん人間らしい行動と意識を持っているのに感動しつつ、ラストは思わず涙が出てきてしまいました。「カザリとヨーコ」ではカザリの思考に思わず笑ってしまい、最後まで読むと「明日も頑張ろう」って思えたのが不思議です。気分転換に一度よんでみてはいかがでしょうか?
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.31:
(5pt)

またしても騙された!!

乙一さんのファンになって読んだ2冊目の本。やっぱ乙一さんってすごい!と実感した本でした。私が一番好きなのは「Closet」です。だってまさかあの人が犯人だとわね。。思いませんよ!もっともっと乙一さんの本を読んでいきたいです!!
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.30:
(4pt)

乙一的、ZOO

乙一ワールド全開といった感のある、短編、中篇の作品集。相変わらず彼独特の、ある種異世界、また限りなく現実と、入り乱れる迷宮を堪能出来ます。一体彼の頭の中にはどんな脳細胞が納まっているのでしょうか? ただしすべての読者層に受ける作品では無いのでその点はわかって読みましょう。これが面白くないなと思ったら彼の世界へは入れません。あきらめて退場しましょう。 しかし、この作品は不運な名作になるような気がします。というのも彼はこの本の前に例の「GOTH」を出しているのです。あの作品のインパクトたるや、デビュー作である「夏の花火と私の死体」以来の鳥肌ものでした。 いやがおうにも次回作には期待が高まります。イコール、過度の期待。前作と比べてあまり良い評価をしない人が多いと思います。仕方ないことですけどね。 只これで乙一ファンは絞られると言うことで多少ニンマリです(笑)。誰だって自分だけの楽しみは取っておきたい。彼の小説は自分だけが秘めておきたい、って人多いんじゃないでしょうか。そんな魅力を持つのが彼の作品です。今回は彼自身による著者略歴がありませんでした。これが少し残念。毎回楽しみにしていたのに(笑)。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.29:
(4pt)

異色

乙一さんの作品は暗くて、外界とは離れている。GOTHを読んだときに、「人殺したことあるのかな?」と思いました。ZOOものめり込むように読みました。グリナウェイの映画とは少し(だいぶ)違って安心しました。乙一さんの作品たちは読者のストライクゾーンが狭いけど、ミットに入れば体も突き抜けます。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.28:
(5pt)

粒よりの中篇集

中篇がぎっしり。粒よりの傑作揃いだ。乙一のは、気持悪くて怖いのが大半だけど、これは例外。すっきりしている。特にZOOでは、女の子が元気が良くていい。たいていのミステリーでは心ならずも殺すとかあって、殺した後はびくついたり、悔やんだりしているが、乙一の殺人者にはそれがない。イケシャアシャアというか実に堂々としている。実際はそうじゃないのかな?殺したくて殺すのだから、成功して嬉しいはずだ。殺人者にだって少しは嬉しいことがあっていいと思う。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.27:
(5pt)

大切にしなくてはいけないものを教えてくれる不思議なホラー

前から乙一サンの作品は気になっていましたが、初めて読みました。ホラー小説に分類される、と知り、びっくりしてしまいました。後ろの著者紹介を読むまでは、人の心をいろんな方面から掘り下げた、人の心の暗い部分に焦点を当てた、奥行きのある純文学だと思っていたのです。どちらがいいというわけではないのですが、最初は、こんなに大事な気持ちに気づかせてくれるのに、なぜこんなに残酷なんだろう、と思っていたのです。確かに残虐なテーマを扱っているのだけれど、どの作品にも共通して、人間の、人間ゆえの愛を求める気持ちとか、愛する気持ちとか、大事なことを忘れてはいけないよ、と教えてくれているような気がします。だから、小説の主人公にとっては絶望的なラストでも、読んでいるこちらが励まされるような感じになり、読んだあと、切ないのだけれど、ホッと気持ちが温かくなるような気がします。そこに書いてあることはとても悲惨なのに、読んでいるこちらは、打ちのめされずにすむような、パンドラの箱の最後の「希望」のような仕掛けがどの作品にもあるのです。逆にこれらの小説の中にあるような極限の状況にならないと、大切にしなくてはいけないことに気がつかないのかな、なんて思ってしまいました。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.26:
(5pt)

乙一だからこそ書ける本。

乙一だからこそ書ける本、これはその代表だと思います。乙一氏は社会問題などを、それぞれの話で提起しています。しかし、その描かれ方が怖い、私はそう思います。出来事自体は生々しく、残酷なものなんですが、それが乙一のあの文章タッチによって消えています。いや、消えるという表現は正確ではないかもしれません。隠されています。中にはブラックユーモアをも使って、滑稽なものとして仕上がってる作品もあります。だからこそこの「ZOO」はある意味乙一の新しい試みかもしれません。読んで実感してください。「ZOO」の輪郭のつかめない恐ろしさを。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.25:
(5pt)

乙一は紙一重の人間だと思う。

「ZOO」は私が初めて乙一と出会った本だ。私のホラー好きの友人に借りて読んでみたのだが、初めの「カザリとヨーコ」の一行目を読んだ時点ではまってしまった。彼は紙一重の人間だと思う。最後の最後まで話の中で乙一が私達に言いたいことが伝わらない、理解しにくい話もあるが、オチというものがあって面白い。「so・far」が特に好きだ。現代の家族関係について言いたいことがよく伝わってきた。その問題提起をそのまま文章にするのではなく、ホラーとして書けるところが凄いと思った。簡単に言えば、「世にも奇妙な物語」みたいな話だ。最後の「落ちる飛行機の中で」の展開も予想外で、乙一の世界がまた更に遠く感じられた気がした。ミステリー、ホラー、ファンタジーなどが好きな人にとっては乙一の存在は大切だと思う。これからは更に彼に期待している。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.24:
(4pt)

横溢

『GOTH』でミステリファンの認知度&人気も急上昇した乙一さん。今作は、純粋なミステリの短編集、ではありませんが、多彩な芸風の振幅を誇るエンタテイメント作家、乙一さんの魅力が一杯に詰まった好短編集となっております。一筋縄ではいかない捻った本格ミステリから、『GOTH』を思わせる人の心が呼ぶダークなお話、せつない結末を迎えるスプラッタホラーなど、癖になる読後感が後を引く、味わい深い短編ばかりです。『GOTH』を読んでファンになったという人にとっては、最初はちょっと薄味に感じるかも知れませんが、でも最後まで読めば、やっぱり乙一さんにハマっている自分に気付く事でしょう。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.23:
(4pt)

アイデアの豊かさに感服

ある時はコメディ、ある時は寂寥感ただよう詩的な寓話、またある時はホラーと、次々と顔を変えていく為、常に新鮮な気持ちでページを捲ることが出来ました。また、一口にホラーと言っても、一般的な分類の概念から微妙に外れているようないないような。どれか1作品だけ取り上げてみても分類不能な印象があります。序盤は、まるでコントの台本を読んでいるような、スラップスティックなコメディタッチの作品から始まって、そこから徐々にミステリー感が強くなり、ついにはホラーへ。最後はシュールなコメディタッチの書き下ろしで締めとなります。各編の書かれた時期も、発表された誌面も違うので、どこまで意図されたものかわかりませんが、一枚の音楽CDのようなコンセプトを感じるのは深読みし過ぎでしょうか。とある雑誌の「プロットの作り方」というお題に、乙一氏は、技術を身に付ければ誰でも小説は書けます、ということを書かれていましたが、確かにこの作品からも技術とセンスを感じます。一見すると稚拙な文章のようにも見えますが、実は高度な技術に裏打ちされた、乙一オリジナルの世界を紡ぎ出す手法であり、乙一の自信の表れとも言えると思います。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.22:
(5pt)

発想が奇抜ですね。

短編集なので軽く読める割に、内容は頭に残って離れない、そんな感じです。すべてのストーリーが私にとっては想像もできない奇抜さに満ちています。特に「血液を探せ!」は、この短編集の中で一番発想が奇抜だと思います。内容も本当は重い話だと思うのですが、読者にそんなことは少しも感じさせない書かれ方をされています。私がこの短編集の中で一番好きな作品は、「陽だまりの詩」です。乙一著書らしい、切なさに溢れたストーリーです。もちろんその他の作品もとても面白かったです。普段あまり本を読まない方でも、この短編集ならどれを読んでも退屈されないと思いますよ。お勧めの一冊です。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.21:
(4pt)

読書はエンターテイメント

確かにありがちな題材かもしれませんが、読み出したらやめられなくなるのは事実。そのなかでも、「陽だまりの詩」は特に美しい作品。読後、素直にもう一度よみたくなった佳作です。映像化されたらイイなー、って思えるのは、乙一のヴィジュアライズされた作風ならでは。残虐性がチラホラと出てくる…どころではないのが多少心配ですが。難解なだけでチヤホヤされるような、そんな作家にはならず、もっともっと楽しめる作品を生み出してほしいところです。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.20:
(5pt)

なんなんだこれは(by 北上次郎)

腰巻きは北上次郎氏で「なんなんだこれは!」著者の乙一(おつ・いち)は、1978年、福岡生まれ。17歳のとき「夏と花火と私の死体」で第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞を受賞しデビュー。その後は、角川スニーカー文庫を中心に「切なさ」の作家として活躍していたが、2002年、『GOTH-リストカット事件』で「切なさ」を越えて大ブレークした。この『ZOO』も「切なさ」を越えた名作。 ハイジャックされた飛行機の中で、安楽死の薬を売ろうとする男と、買おうか迷う女。「墜落して苦しむよりは安らかに死んだほうが良い」「ハイジャックが未遂に終わったら損をする」やがてハイジャック犯も交えたやり取りが続き、最後に女が選んだ道は…「落ちる飛行機の中で」また、世界の終わりを見つめるロボットの切ない孤独を描いた「陽だまりの詩」、自分の声に秘められた力で次々に生物を意のままに支配する「神の声」、などなど、奇抜な展開の佳作が続く。その中で、人は簡単に殺され、血は流れ、肉は切り裂かれる。それを残虐と言えば言えるのだが、不思議とそうした読後感はない。読み終わって思うのは、「やっぱり、人間って、いい」という感覚。人が無残に殺されて、この感想。果たしてそれはどうしてか…? 実は、仕掛けは奇抜だが、小説としては実に正統的な一冊のようだ。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.19:
(4pt)

目のつけ所と衝撃

この本を読んで、作者の視点というか、着眼点の非凡さに驚いた。何でこんな話を思いつくのか。彼の頭の中を覗かなければ解かるまい。……いや、覗いてもわからないかもわからない。こちらとしてもこの本に出会って混乱した。でもとても面白かった。短編集とはいえ、同一の作者が綴るのだから、似たような話が多い、という本は数ある。しかし乙一の「ZOO」は話の数だけ新たな衝撃と面白さがあった。私の中では「SEVENROOMS」が一番印象深い話だった。グロテスクで吐き気を催したが、それでもこの話が一番気に入っているのが自分でも不思議である。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.18:
(5pt)

面白い☆

乙一さんの作品大好きです☆特に陽だまりの詩とカザリとヨーコがお気に入りです(゚ー゚☆本当にはまってすぐに読み終えてしまいました☆
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.17:
(4pt)

不思議小説

死や人間のココロの闇を描いているウエットな内容にもかかわらず、どれも淡々と軽快に語られています。ところどころにあるブラックジョークにプッと笑ってしまうこともあり、自分の中にも隠されたブラックな部分を見つけてしまい、ドキッとしました。言葉の使い方も新鮮で、面白かったです。読みやすいです。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.16:
(5pt)

最高!

もう本当乙一さん最高です。大好きです。私はこの本の中の「血液を探せ!」が好きだったりしますが全てにおいてオススメです。切なさ+αみたいな感じで(αって何)
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.15:
(4pt)

世にも奇妙な・・・

待ちに待った乙一の最新短編集。「毒のある星新一」みたいな感じだった。(中には少々グロテスク過ぎる小説もあったが)悲劇的で救いのないものから、ブラックユーモア的なものまで、かなりバラエティにとんだラインナップ。どこか映像を意識した作りになっている。乙一の趣味が「映画を見ること」という事実と無縁ではないかもしれない。しかし「GOTH」の、なにが飛び出すのか、どこに着地するのか全くわからないドキドキ感は少し陰をひそめ、良くも悪くも作風が安定したのかな?という印象。このまままとまってしまわず、多いに驚かしてもらいたい。またそれができる作家だと思うから。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.14:
(5pt)

新感覚のミステリー?

奇妙に簡潔な文体。思わず考え込んでしまう衝撃の結末。グロテスクではあるが、垣間見える人間心理のアヤについつい惹きこまれる。著者の本ははじめてだが、なんともカテゴリ分けのしにくい小説だと感じた。ただ、小説である事は確かで、面白い事も確か。全ての短編それぞれの味があるので、ぜひ一読して欲しい。個人的には、著者が何か遊んでいるような感さえある最後の短編に一番好感を持った。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341
No.13:
(5pt)

宝石箱ーZOO

まさに動物園。ZOO。様々なジャンルの彼しかかけない物語(動物)がたくさんちりばめられている。特によかったのは、so-farの衝撃的な結末である。僕のお気に入りの本です。
ZOOAmazon書評・レビュー:ZOOより
4087745341

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!