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(短編集)

Rのつく月には気をつけよう



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Rのつく月には気をつけようの評価: 4.18/5点 レビュー 17件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(4pt)

賢者すごい!

読切形式でさっさっと読めるので、移動時などに読むのに最適かも。
お酒が飲みたくなる一冊!
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.16:
(3pt)

軽くよめるが謎解きは強引

出張の新幹線の中で読了。一話完結で読みやすい。しかし、仲間内の飲み会のほんの一言から、推理を始め、ちょっとのヒントで背景心理まで読み取るのはかなり強引。しかも、それを長江とういう登場人物一人がやってしまうのと、種明しがほぼ長江の長台詞による説明。その長江については、「悪魔的な頭脳を持つ」の説明で済ませてしまうところがお粗末。語り部の湯浅が魅力なく、なぜそんな頭の良い長江と仲間なのかは伝わらない。登場人物のうちちょっと魅力があるのは熊井くらいか。ただお酒好きにはいいかも。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.15:
(4pt)

食べ物にまつわるショートミステリー

一話完結のショートミステリーです

レギュラーの登場人物4人に各回のゲストという構成で、
毎回食べ物にまつわる謎解きがされます。

小気味よしテンポで進み読後感がよかったです
案外ドラマむけなのかもですね
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.14:
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

一人酒の時にでもいかがでしょうか

これは単純に面白かった。
寝る前に一話読むというスタイルで読むのにうってつけの小説。
なぜなら、たぶんお話のあとで、登場人物たちも寝るだろうから。

構成としては金太郎飴的短編集で、どの話を読んでも一緒だから、気に入ったタイトルから読むのも手だけれど、最終話だけは主旨が少しズレルので、それは最後の楽しみにとって置く事をすすめる。
また、その最終話もきちんとこの物語を締めていて、「良い本を読んだなあ〜」という気持ちにさせてくれる。

繰り返しになるけれど、単純に読んで面白いので、細かい事は言わないが、おおまかなお話の構成としては、社会人の男(長江)と女二人の計三人の飲み会に、毎回ゲストが来て、そのゲストがする話を探偵役の長江が別角度から解き明かすと言うもの。いわゆる日常系ミステリー。
話によって変わるのは、酒と肴とゲストだけ。
だが、それが良い。
作中にもあるけど、この「時代劇」的ワンパターンが、心地よい。
一話が短く、通勤電車でも読めるし、会社帰りの疲れた頭でも、心地よく入って来る。

もちろん、帰宅してからこの本を肴に酒を飲むのも、一興だ。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.13:
(4pt)

肝心の謎については、やっぱりこじつけかなと言う印象が強いかもしれないな

長江の家で、3人(長江、熊井、夏美)とゲスト一人でパーティーを行う。各短編ともゲストが話した話から、あれこれ推理をするのである。パーティーの様子や食材がいいなあと思ってしまいます。肝心の謎については、やっぱりこじつけかなと言う印象が強いかもしれないな。そういう風に考えられるといったところか。メンバー全員が結果的にはハッピーになって何かほほえましくなる「煙は美人のほうへ」が一番よかったかも。


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No.12:
(5pt)

お洒落で楽しい

この本で初めて石持浅海さんを知りました。こういった軽い感じの作風だと思い、「BG、あるいは死せるカイニス」を読んだら凄かったですが、私はその重さ(?)の方が好みでした。でも、ちょっと軽めに読みたい時にピッタリなので時々読んでます。軽めと言っても"薄い"訳ではないので。
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No.11:
(4pt)

「酒を飲みながら」ミステリーの秀作

お酒を飲みながら、毎晩1編ずつ楽しむミステリーの短編集としては、鯨統一郎『邪馬台国はどこですか』『新・世界の七不思議』『九つの殺人メルヘン』、北森鴻『花の下にて春死なむ』がありますが、これに本書が加わりました。
北村薫さんの円紫シリーズのような日常推理でもありますが、探偵役の長江くんの人物像が、ただ「頭がいい」だけで、あまり深まっていないのが残念。
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No.10:
(4pt)

おいしい日常ミステリー

大学同期の男女3人が、卒業後も仲良く家飲みするお話。それぞれの回でゲストを呼び、「悪魔的な頭脳」を持つ長江の推理が冴えわたる。話として強引なところもあるが、プチ・ミステリーの成立が前提なのでそこはそれ。それぞれのキャラクターがはっきりしていて楽しい。最後のオチも気分よく、読後感が爽やかだ。
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No.9:
(5pt)

類まれなれなる傑作

『月の扉』の石持によるグルメミステリの短編連作集。
結論を先に書いてしまおう。類まれなれなる傑作。興味があるならすぐ買って読みましょう。
これまで読んだ限りの石持作品は、なんらかの特殊な前提の状況をうまくひねった作品に妙があると思っていたが、これは全然前提をひねってない。ぱっと見、ごく普通の日常の謎系ミステリにみえる。しかし各短篇ごとに凝った構成がたいそう面白い。
もちろん、グルメミステリなので毎回うまそうな食べ物が出てくるわけだが、北森の某シリーズとか、スタウトの名作とかとは、明らかに一線を画しているのだ。それは、手間をあんまりかけていない一品物が一作品に一つしかでてこない、ということ。表題作に当然のように出てくる生牡蠣とか(しかもスーパで買ったパック品に、塩とかポン酢とか付けるだけ)、ギンナンを炒っただけとか、果てはチキンラーメンを砕いただけとか、もしデヴィッドソンあたりが読んだら肝をつぶすだろう。でもでも、読んでいてこれが実にうまそうなわけです。この辺はもう筆の力か、はたまた酒の力か(笑)。
・・・と、読者が幸せに包まれつつ最終話に突入すると、とんでもない仕掛けが待ち構えている。これがまた、きれいに騙されました感があって、すごくいいんですよ。まあこの手の作品ではありがちな仕掛けなんですが、ぜんぜん想像もしませんでしたね。でも、思い返してみればまったくフェアで、騙されてそれでいて爽やか。某歌野作品とは格段の差です。
というわけで読者は惜しみつつ本を閉じる。いや、これは幸せですね。
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No.8:
(4pt)

軽いお酒だと思うと

 石持浅海さんには珍しい軽い雰囲気の短編集。
 酒の肴とそれに合うお酒、ゲストのちょっとした恋愛話。ちょっと強引な安楽椅子探偵ですが、テイストはかなり軽めでつい「飲みすぎて」しまいそうです。
 最後の人間燻製のお話で、ストンと落ちをつけられて軽いお酒だと思っていたら、きちんと酔わされる気分です。実に美味しかったです。
 ……でも、長江くんのことを「ようすこう」というニックネームをつけることは普通ないでしょ(笑)?
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No.7:
(4pt)

最高の酒の肴は楽しい会話

大学時代からの飲み仲間、夏美・長江・熊井の3人は長江のアパートで定期的に集まって飲んでいる。最近は毎回誰かがゲストを招くという趣向。もちろん美味しいお酒と肴ありき。
装丁からお酒の話かな?思っていた。食事会というのではなく飲み会という設定が良かったです。
毎回迎えるゲストの恋愛話が実は酒の肴となっているのでしょう。
ゲストとの会話から悪魔的頭脳をもつ長江が隠れた真実を解き明かしていきます。
短編7本の中盤はちょっと設定が甘かったような気がしますが
最終話の「煙は美人の方へ」はとてもよかったです。
わたしが描いていた熊井さん像が
嬉しいくらいの裏切られようで
「やられた」感と幸わせな気持ちで読み終えられた作品でした。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.6:
(4pt)

あまりの「美味しそうさ」にクラクラ

本を読んでいて、無性にその中に出てくるものを食べたくなる時が良くあります。
例えば、村上春樹さんの本もそれにあたりますが、今回読んだこの短編集は、出てくるもの
すべてが美味しそうで、読んでいてたまりませんでした。
石持 浅海さんの『Rのつく月には気をつけよう』です。
主人公は、湯浅夏美。
お酒の銘柄などには詳しくはないけれど、ものすごいザル。「一升瓶を一気飲みできる」と
いうキャッチコピーを付けられてしまうくらいの酒豪です。
そして、もちろん、その友人たちも飲めて当たり前。社会人になってからも、大学時代からの
飲み仲間長江高明と熊井渚と、不定期に飲み会をセッティングしています。
お話は、その飲み会に参加したゲストたちの恋愛話にまつわるちょっとした謎解きです。
しかも美味しいお酒に美味しい肴付き。
その内容は、
 ・牡蠣のアブナイ話「Rのつく月には気をつけよう」
 ・恋人との喧嘩の原因は、ビールのつまみのチキンラーメン「夢のかけら 麺のかけら」
 ・チーズフォンデュとバレンタインの苦い思い出「火傷をしないように」
 ・失敗作の豚の角煮に込められた意味は?「のんびりと時間をかけて」
 ・ぎんなんでマリッジブルー「身体によくても、ほどほどに」
 ・海老アレルギーで浮気疑惑「悪魔のキス」
 ・人間燻製の思い出は特別「煙は美人の方へ」
 
の7つのお話からなる連作短編集。
それぞれのお話に出てくる料理が美味しそうなのはもちろん、飲めない体質の自分を呪って
しまいたくなるくらい、料理に合わせてセレクトされたお酒が美味しそうです。
そして、ちょっとした謎解き。
軽〜く・サラリと読める点も良かったデス。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.5:
(5pt)

いい気分で読み終えることのできる作品集

薄いと云われようが、軽いと云われようが
連作短編すべてが同じパターンだろうが
会話だけで推理なんてこじつけだと云われようが
この作品集は良い/好いんです。
まず手に取った時の装丁から洒脱で
登場する酒やツマミが本当に美味しそうで
一話一話さらりと読む進むことができて
いい気分で読み終える作品集は
そうあるわけではありません。
謎解きに至る過程は巧みでビジュアルが想像でき、
このまま舞台作品やテレビドラマに出来そうなところも魅力。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.4:
(4pt)

石持作品には珍しい軽妙・洒脱な連作短編集

’05年から’07年にかけて『小説NON』に掲載された7編からなる、おいしい酒と肴、そして恋にまつわるミステリー連作短編集である。
生ガキにはスコットランド・アイラ島のシングルモルトウイスキー、チーズフォンデュにはオレゴンの白ワイン、豚の角煮には沖縄の泡盛と、各ストーリーに登場するとびきりの旬の料理と酒の組み合わせはまさに垂涎モノ。
メインの登場人物は、大学時代からの飲み仲間である湯浅夏美、長江高明、熊井渚の3人。いつもの仲間が長江のワンルームマンションにワイワイ集えば、気の置けない美食パーティーの始まりだ。また、毎回誰かが連れてくるゲストは、飲み会のアクセントになって、酔いもまわり口が軽くなったところで謎が披露され、さらに恋愛話も盛り上がっていくのである。
真相への伏線の連続に読者が一瞬たりも気が抜けないのは他の石持作品と同じだが、本書はちょっと趣が違って、謎解き役の長江の最後の話まであくまで会話の中で無駄なく進む。良い結果ばかりではないが、それでもなんかこうココロがじんわりとする。
『月の扉』や『扉は閉ざされたまま』などで有名な、本格ミステリーの俊英、石持浅海がこんな軽妙で洒脱な作品を書くとはオドロキだ。装丁画も綺麗でなかなかオシャレである。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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No.3:
(4pt)

最後にニヤリとする

食(主として酒の肴)と恋を絡めた日常ミステリー。
推理にやや大胆な飛躍がある部分もあり、また、淡々と進められる物語のせいか中盤が少し冗長に感じられましたが、最後の最後に、実に推理小説的な驚きが仕掛けられています。
すべてを読み終えたとき、ほんのり幸せな気分になれる、そんな良作です。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
4396336055
No.2:
(3pt)

この値段は装丁代?

この内容では値段が高いな〜〜。
装丁はカッコいい!これだけで読んだようなものです。
内容は、大学時代の呑み助友人3人が毎回一人ゲストを呼んで飲み会をする。
そのゲストが抱える悩みなり問題なりを飲んだ席の話の中から推理してしまうというもの。
脱力感がいいのかな?正直食べ物と酒の話だけのほうがよっぽどおもしろいと感じた。
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
4396336055
No.1:
(5pt)

ちょっとオシャレに謎を解く粋さ

酒と肴を頂きながら毎回、新たなゲストを招きれ恋愛ネタを元に盛り上がるお話です。恋愛ネタを謎解きする形式の本なんですが、これがなかなかシンプルながらに面白い♪
恋愛ネタだからこそ恋は盲目で当人には、見えないことってあるはず…。だからこそ、第3者の謎解き必要なのかな(^m^)
ラスト、熊さんと長江の関係には素直にやられましたわ〜!!
Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)Amazon書評・レビュー:Rのつく月には気をつけよう (祥伝社文庫)より
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