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司法戦争
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司法戦争の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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わくわくしつづけたし、今まで知らなかった司法、検察、政府等の立場や関係もわかり、読んでよかった♪ | ||||
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法廷の場面があるからこそリーガルサスペンスと言うんだと思い込んでいました。裁判官・検察・弁護士が登場すればリーガルサスペンスなんですね。了解。最高裁判事の部屋に簡単に出入りできるのが不思議。犯人の動機、そのラストは多いに不満。 | ||||
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とても面白かった さすがだなと今日この頃想う いい本に出会った。 | ||||
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これだけの長編ながらとても読み易い作品で、法曹界に暗い私でも文章が頭の中で映像化されスイスイ読めてしまいました。著者の博識さと知性が文章に表れていて、恥ずかしながら普段ほとんど文章を読まずにきた私は感激してしまいました。他の作品も読破してみたいです。 | ||||
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楽しく読ませて頂きました。 最高裁判事の死亡の真相を追ってドキドキしながら読んで行きましたが、最後の最後でちょっと。。。 ネタばれになるといけないので書けませんが、このような理由で殺すのかな?っていう疑問が抜けず、☆を二つマイナスします。 なんか惜しい感じです。 | ||||
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検察、弁護士、そして判事と三部作を読んだ。いずれも力作で素晴らしいが、この司法戦争はスケールが壮大で凄かった。 | ||||
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時間つぶしにはおもしろい。2時間ドラマでなぜやらないのか。鉄道ミステリーよりずっとよい。 | ||||
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中嶋氏の長編作品は、一つの事件と裁判ではなく、「法曹界」そのものを舞台に展開していく。現役弁護士が、法律家たちの、「世界」を描く。その時点で長編三部作はどれも魅力的なのだが、その中でも本書はずば抜けて面白い。次々と動的に変化していくストーリーは、読者を飽きさせることを知らない。実際、私は700ページの大作を一気に読み切ってしまった。 ストーリー構成でも最も魅力的な点は、多角的な視点で進んでいく点にあるだろう。裁判所、検察、弁護士ら法曹三者から、法務省、内閣情報室、警察まで様々な組織が、最高裁判事の殺害事件に関わっていく。ところが、各々には個別の利益・目的があり、お互いに協力関係にはなく情報を完全に共有していない。そのため、ある点では事件の核心に近づき、ある点では見当はずれな推理を展開していくことになる。これは非常に上手い技法で、推理小説における読者へのヒント提供とミスリードという二つの役割を同時に、かつ自然にこなしているのだ。ある程度先が読めたとしても、ストーリーが展開すると再考を迫られる。これこそが、大長編を一気に読ませる原動力となっていたのだろう。 執筆時と比べて、日本の司法制度と取り巻く世界・経済状況は変化した。しかし、当時と変わらぬ問題を抱えている現状もある。現在でも全く同じ様な問題意識が通用するわけではないものの、普段馴染みのない法律家たちの世界、「法曹界」が如何様な悩みを抱えていたか、あるいは今も抱えているかを知ることには意義があるだろう。善き市民として、裁判に関わる機会が存在している今だからこそ、余計にオススメしたい作品である。 | ||||
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アマゾンのレビューですごく評価が高かったので、読んでみましたが、さすが弁護士、知らない世界を教えてもらえましたが、主人公含め、登場人物の個性や容姿の設定・記述がイマイチで僕は感情移入が難しかった。 | ||||
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長い話でしたが、面白く読めたので長くは感じられませんでした。 少し前の話なので、小説で書かれているテーマは現在は実際に決行されることですので、陪審制が採用されるのとされない場合と決まる前に読んでいたら感想も少し違うのかなと思います。司法関係の話なので、時々分かり難いこともあったり、登場人物が読んでいて一致しなかったり私はしましたが、最後まで結末が分からず読ませるという点でも面白い小説だと思います。実際陪審制が始まったら、少し怖いような気もします。米国で実際に行われている制度のようになったら、小説でも書かれていたような裁判や判決が実際に起こりえるかもしれない、そう思って読んでいると勉強不足の一市民が陪審制で人を裁くということを、もっと真剣に向き合わなければならないと考えさせられました。 | ||||
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中嶋博行の法曹3部作のラストを飾る作品。 検察、弁護士と来て、今作の主役は、最高裁調査官の真樹加奈子であり、物語の背景にも司法の世界の危機が横たわっている。が、そのベースは分かっていながらも、主人公の真樹、沖縄県警の2人、内閣調査室、最高裁、弁護士、検察庁…と、様々な思惑が重なり、スリリングな展開が続き、どんでん返しは見事である。 が、一方で、その様々な思惑というのがクセモノであり、それらが次々と出てくる辺りで関係を整理するのが大変で、しかも本編とはあまり関係の無い、内部抗争に多くのページが割かれているため、序盤にちょっともたつくのが残念である。それさえ乗り切れば中盤以降は一気のスピード感で進むのだが。 | ||||
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法曹三者の最後、裁判所をテーマにしたリーガル・サスペンス。スケールを大きくしなければ…という使命感ゆえなのか、今度は“戦争”です。じっさい拳銃での殺人事件なんて序の口で、爆弾で事務所が全滅したり…。謀略のほうもちょっとここまで来るとリアリティを損ねるかな…という気もしないではないですが…。教科書的な部分が面白いだけに、フィクションとのギャップが浮き彫りになっている気もします。また、裁判所、裁判所監察局、法務省、内閣調査室、検察、警察、弁護士事務所など、多様な勢力の権力闘争が描かれるせいか、長大になり、なおかつキャラクター描写が甘くなっているのも、“状況”そのものを楽しめる人は問題ないかもしれませんが、小説としては問題かも…。最大の欠点は主人公である真樹加奈子に感情移入できないこと。途中で大きな危機が訪れるのですが、「別にそうなってもいいやん」と思ってしまうのです。それだけスケールが大きいということなのですが、主人公に読者が視点を据えられないというのはいかがなものか…。ラストで明かされる陰謀(?)は、六年後の現在では現実のものになりかけている、というのは予言性があったということでしょう。ネタそのものは傑作法廷ミステリにして本格ミステリである『十三番目の陪審員』で結構勉強したせいか、私は衝撃度は少なかったです。それでも充分面白い作品であることは間違いありません。改善の余地は多々ありますが…。色々指摘したのも、数々の面白い要素故に贅沢を言ってしまうのかも。 | ||||
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現役弁護士たる中嶋博行氏の長編小説3部作の1冊。主人公は女性裁判官、それも検察官が「最高裁判所調査官」に出向しているという設定。わが国では法律上「陪審員制度」が存在し、「停止」されていだけで、現に一時期「陪審員制度」が行われていた。その「陪審員制度」を主題にしている。主人公が仕える最高裁判所判事が殺された。検察庁、法務省、内閣情報室、警視庁がそれぞれの思惑で調査する。判事はなぜ殺されたのか?3部作中もっともスケールが大きく、和久峻三著「権力の朝」を読んだときのような興奮を覚えた。小説としての完成度は高い。おまけに、「司法行政」や「判検交流」の実態、国会による「弾劾裁判所」の方法、陪審員制度の功罪などについて教えてくれる。憲法「統治機構」の参考書としても読める。「裁判員」制度の導入を見越して執筆された、著者渾身の一作だ。 | ||||
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全体の構成がとにかく魅せる。冒頭からひきつけられる展開で読者の目を離さない。随時、映画、「ターミネーター」を見ている時に味わう緊張感が生み出される。また、普段、なかなか知ることのできない最高裁判所や調査官の現状、裁判の問題点について詳細に記述されており興味深い。法曹関係を目指す人は特に必見? | ||||
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日本の司法を舞台にして、これほどの作品が書ける人は、なかなかいないと思う。一般の人は、日本の裁判についてあまり知らない。しかし著者は弁護士だ。弁護士ならではの知識とアイデアが、緊張感あふれる文章で描かれ、読者を飽きさせない。ハリウッドの法廷モノのかっこよさに感動した後は、本書で日本の裁判モノも負けてないことを実感してほしい。 | ||||
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