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未明の家
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未明の家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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W大学の院生が建築にまつわる謎を解くシリーズ第一弾。 館モノというジャンルがミステリにおける一大ジャンルとして存在するからこそ、館にまつわる謎を解くことを専門とした探偵が登場するのはある種当然の帰結……と言えるかもしれないミステリ(とはいえ、初出はもう二十余年前だが)。まさにその売り文句に相違ない作品に仕上がっている。ただシチュエーションとしては決して嵐の山荘に陥ったり、クローズドサークルで殺人劇の幕が上がったりはせず、そもそも探偵たちは死体に直面することすらなく(一応人は殺されるが)、真相を射貫く推理にしても、それほどロジックに凝っているわけでもなく、あくまで蓋然性から想像できる範囲に収まる程度なので、その点ではちと不満。ただ文章は端正で、引っかかりもなくすらすら読めた。 | ||||
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普通でした。 | ||||
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なんのご縁か、読むことになりましたが、連続ドラマを見終わった気分です。凝りに凝ったトリックが使われる本格派ミステリというよりは、キャラクターの魅力とドラマ仕立てのストーリーテリングで引っ張っていくサスペンス劇場のようです。 '94発行なので古い言い回しはありますが、全体的に読みやすい文体です。 個人的には蒼が好きなので、次巻も読んでみたいですね。 | ||||
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小説の登場人物一人一人の特徴が良く判り、前半と後半の展開が全く異なっていくのでとても面白いです。 犯人はこの人?と登場人物の中でも印象が薄いですが我儘な性格が良く描かれて居ます。 | ||||
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有栖川有栖氏の著作で紹介されていたので、興味をもって読み始めました。 謎めいた館、語られざる過去、豊富な蘊蓄…とミステリとしての雰囲気はかなりのもの。登場人物のキャラクターも立っていて、面白く読めます。 ただ、肝心の事件がどうにもしょぼい。主人公は事件を全て伝聞によって知るだけで、発生現場には立ち会いません。それが事件の生々しさを消してしまっています。しかも謎解きはありきたりで目新しさもなし。裏表紙に「衝撃の真実」(うろ覚え)と書いてあるのには思わず苦笑です。 ミステリの雰囲気は充分にまとっていますが、雰囲気だけに留まっているといったところでしょう。 シリーズ一作目ということですが、それならなおさら読者のハートを鷲掴みにするような魅力的な事件を描くべきだったのでは…と思います。 | ||||
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イケメンの大学院生がどうやら建築探偵ということらしい。 それから、世界中を旅している男やら、なにやらいわくありげな少年など、探偵サイドだけでも色々なキャラクターが居る。 更に、容疑者側というか、そちらの方も、強烈な個性を持った方々が続々と登場して、賑やかなエンタテイメントになっている。 ただ、どのキャラも立ってはいるが、どこかで見たような・・という感は拭えない。 更に、こうした賑やかさから少し離れて、推理小説としてみると、これは少々ガッカリもの。また、肝心の建築探偵たる所以も今ひとつ説明されていない気がする。建築と犯罪の関係がクリアになっていないと思う。 とはいえ、読んで楽しめる物語には仕上がっているし、今後の展開も楽しみになる。 | ||||
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建築探偵・桜井京介の館シリーズ第一弾。篠田作品は初読。 冒頭から、かなり軽めのタッチで話が展開してゆく。そもそも文章自体が全般に軽い印象なのと、主たる登場人物が学生(院生)ばかりのせいか彼らの行動がやたらふわふわして見えるのがあいまっているためかも。ちょっとこのノリについて行きづらい感じ。山村美沙とか赤川次郎と同類、といえばわかりやすいだろうか。美男美女がじゃんじゃん登場し、それをことさら強調する描写も鼻につく。別にそんな属性、どうだっていいじゃないですか、テレビドラマじゃなくてミステリなんだから(…と思うが、もしかしたら作者の狙いはテレビドラマなのか?)。 さーて最後の謎解きシーンです。お約束の関係者を集めての名探偵の独壇場、に期待はいやおうもなく膨らむのですが、、、、えぇーこうきますかぁー??? なんとぜんぜん意外じゃないし、結局物証無しだし、季節によってその事象は起きないし、って、もうつっこみまくり。 作者には悪いが、わたし的にはぜんぜん駄目でした。合掌。 | ||||
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ご所有の《西洋館》の鑑定承ります アルバイト半分研究半分のこのチラシを見て桜井京介のいる研究室にやってきた遊馬理緒。 彼女は祖父の残した黎明荘を母親が取り壊そうとしていることに不満を抱き、なんとかしてほしいと依頼してくる。 だが理緒の頼みはそれだけではなくて…… キャラクターはなかなか魅力的ですが、それほど真新しい感じもしなかったかな…… 一目見たものをなんでも覚えてしまう理由ありっぽい少年蒼。 長い前髪を上げればものすごい美貌が顔を出す京介。 女性じみた名前のくせに熊のような容貌を持つ深春。 シリーズが進めば愛着がわくんでしょうが、一巻目はキャラクターの個性がなんだか無理矢理取ってつけたもののように感じてしまいました。 肝心の「館」の魅力も今ひとつ。 大げさな舞台設定なのにあの結末ってどうなの……。 特にブルーサファイアが出てくるあたりでは、あまりのありきたりさにちょっと笑ってしまいました。 作者にだまされた! という要素がほとんどないし、思わせぶりだった伏線がそのままスルーされたりもしてちょっと物足りない。 ただ退屈するほどではなかったのと、これからどんな風にキャラクター達が動いていくんだろう、という興味は多少湧いたので次も買ってみようかなと思います。 | ||||
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ありがちなストーリー、謎解きの部分も奥行きがいまひとつ。なーーんてことはさておいて、この建築探偵シリーズはキャラクターが命です。京介、深春、蒼に張り巡らされた伏線に興味深々ではやく次シリーズが読みたーい。 | ||||
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作者の希望というか、願望というか、理想というか、妄想というかを、押し売りされている感じ。美青年(何をもってして美青年・美少女と判断するのさ?)キャラが大好き! という人なら読んでもいいのだろうが、その手のキャラに少なくとも苦笑せずにはいられない、という人は避けた方が賢明。綿密に組み立てられたミステリを読みたい! という人も避けた方が賢明。 | ||||
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噂でなんとなく聞いていましたが、読んでびっくり、本当に面白かったです。一見ムク犬の如き容貌、実は・・・の桜井京介。蒼、と呼ばれる、いわくありげな少年。みはる、という名の・・・。癖のある人々の、まだまだ伏せられている設定は、それだけでも次を期待してしまいます。探偵役にされる桜井京介の、逃げ腰同然の謙虚さ。そのくせ最後には、建物と諸々の話や断片から、ジグソウ・パズルのピースを集めて一つの絵を復元するように、今はもういない人を物語り、残された家族を思い込みの沼から救い出します。どこか優しい結末。寧ろ、ミステリーは苦手、謎解きせずに話追っちゃって邪道かな、という私のような人に良いかもしれません。 | ||||
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第一作はイマイチ派手さも無く淡々と進んで行きます。読み終わった後もイマイチ記憶に残るものも無く。しかしこれから始まるシリーズの一作目でもあり、これからどんどん面白くなっていきます。がんばって読んでみてください。内容は館を全面に押し出しているので、本格が好きな人にもそれなりに楽しめる作品です。 | ||||
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始めにこのネーミングを見て、変なの、怪しい、とか思われる方も多いでしょう。そういう偏見はとっぱらってみてください。 ここでの探偵役は、建築にしか興味を示さなさそうな、探偵と言うには何だか片手落ちな気もする、そんな人物・桜井京介。ところが、本を読みすすめていく度に、彼は建築を見る前に、建築物に宿った“人”を見、そのロマンに浸っているのではないか、と思い直すことになります。 未明の家は、そんな建築探偵シリーズの中の1つ。日の当たらないパティオ。その悲壮な雰囲気に秘められた、人々の思いが、京介を振り回します。 | ||||
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