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小路の奥の死
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小路の奥の死の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 『見知らぬ人』、『窓辺の愛書家』に続く刑事ハービンダー・カーの第三作。ものすごく丁寧に書かれた作品で読みやすい。今作ではハービンダー刑事がロンドンに転勤し、同窓会がらみの殺人事件に巻き込まれる。途中でなんとなく犯人が分かったけど、その語り口が軽やかかつ論理的で読むものを飽きさせない。前二作と比べ、主人公の性格描写があっさりとしていて、その分、ロンドンでの新居や新たな職場に対する不安や順応の過程に多くの描写が割かれている。同性愛に関するエピソードは控えめだが、ゲイである(アン・クリーヴスの)マシュー・ヴェン警部より、レスビアンのハービンダー警部がもっと客観的で感情に流されない、強い存在として描かれていて、比較として興味深い。いずれにせよ、LGBTQ+の主人公を奇をてらうことなく真正面から描いた作品として、相変わらず秀逸である。翻訳は原書に忠実なのだろうが、物語の進行に現在形が多用されていてちょっと感覚的に戸惑うところがあった。 | ||||
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