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交番相談員 百目鬼巴
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交番相談員 百目鬼巴の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.64pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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町の交番を舞台に、現場に赴くことなく 与えられた情報だけで真相を見抜いていく初老の女性というミスマープルのような交番相談員を主役とする掌編小説集。手練れの長岡弘樹の作だけに、どの話も きちんとまとまっていて それなりにおもしろい。しかし、なんか読後感が良くないんだよな。まず、安易に人を殺しすぎ。自殺する警官、殺される警官、警官に見殺しにされる人、事故死する警官、警官にひき逃げされて死亡する中学生、警官に殺される人、と交番を舞台にするにしては人が死にすぎ。そのほかにも自殺未遂の警官や、溺れて意識の戻らない警官も登場する。交番や駐在所を舞台にした警察小説はハートウォーミングなものが多いが、この本は陰惨な話ばかり。また、人を見殺しにしたり、ひき逃げしたり、殺人をしたり、薬物に手を出したり、パワハラをしたり、登場する警官もヤバいやつが多すぎる。 それから、第一話では パワハラの先輩警官を殺したことが正義のように扱われ、主人公も見なかったことにして終わるのがとても気持ち悪いし不快だ。パワハラは良くないことだろうが、殺すことが肯定されるのだろうか?その警官にだって親がいて、もしかすると小さな子供もいるかもしれない。パワハラはやめてくださいと口にすることもなく、同僚がイジメられるのを見て見ぬふりをしていたくせに、同僚が自殺したのはパワハラのせいだと殺してしまうのは とても正義とは思えない。見て見ぬふりをしていた自分も同罪でしょ。これを正義だと思って作品を書いた長岡氏の良識もうたがわざるをえない。 そんなこんなで、非常に読後感が悪い。 | ||||
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交番ないし駐在所勤務者の一人称で語られ、そこにふらっと交番相談員が登場して謎解きをする短編集。ヒントが甘すぎるのやら動機が短絡的すぎるのやら、シリーズ化を狙う意思が見えすぎているのやらで、あっというまに読了したものの、お値段に見合う満足感は得られませんでした。「教場」もそうだったけど、警察官が読んだら、さぞ頭にくるだろうなあ。 | ||||
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面白いんだが、ヒロインの冴えより各章の人物の愚かさや卑しさの方が 印象として上に来てしまうのが何とも イヤミスとはまた違う後味悪さは癖にもなるが 個人的にはラスト2編の並び順逆にしてくれればなー。と | ||||
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