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目には目を



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【この小説が収録されている参考書籍】
目には目を

目には目をの評価: 3.93/5点 レビュー 14件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.93pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(2pt)

少年Xって誰ですか?

自分の読み方が悪いのか、少年Aが殺した子供の性別が分かりません。序章では美雪は少年Xの母親とのことですが、途中から10歳の少女の母親になっています。懸賞金の文面でも少女となっているので、少年Xとは何なのでしょう。
誰か教えて下さい。
目には目をAmazon書評・レビュー:目には目をより
4041133807
No.2:
(2pt)

傾向が変わりました

新川氏の作品は楽しくすらすら読めて,かつ弁護士さんの仕事などを垣間見ることができるのが好きだったのですが,今作は違いました。
少年院の教官が,そんなにルポライターに話すかなと思ったり,少年たちの言動が世間が非行少年に持つイメージ通りだったりで途中で少し飽きてしまいました。
半分ぐらい読んだところで後半が察せられてしまったのも残念です。
結論がわかっていても楽しく読後感が良ければ嬉しかったのですが,私にとっては作者の傾向が変わって残念な作品でした。
目には目をAmazon書評・レビュー:目には目をより
4041133807
No.1:
(2pt)

非ミステリー

ミステリーをいいかげんに書いているという印象。

「少年Aは別の少年Xに暴行を加え、死に至らしめた」
いや、Aが殺したのは10歳の少女では?

Aの死後。
「田村美雪という女性が自首したのだ」「美雪は少年Xの母だった」
殺されたのは美雪の娘「有海」。情報を集める文書にもしっかり書かれている。

Aの死体発見の経緯。
美雪の手紙によれば、午後4時半にAの部屋に行き殺した。そして「近くの交番に自首した」。
ところが冒頭、Aの死体発見について、
欠勤が続き理由も言わず、電話にも出ないので、「雇用主は腹を立てながら、寮の部屋を訪ねた」
そこでAの死体を発見し、警察に通報した。
警察への通報と、美雪の自首の時系列はどうなっているのか。
美雪が部屋に行ったのは午後4時半。殺して自首したのはせいぜい午後5時すぎと考えられる。

美雪が殺して部屋を出て、自首するまでのわずかな時間に、偶然雇用主が部屋を訪れた。
しかも美雪が部屋を出るところや近くにいるところは見られていない(このとき美雪は血まみれで目立つはず)
都合よすぎませんか。

しかも、雇用主が無断欠勤に腹をたて電話をして、出ないから訪問しているのだが、それが午後5時近くというのはおかしくないか。
普通、朝出勤してないのを確認し、すぐに電話して出ないので訪問という流れになるだろう。それがなぜ午後5時。
(午後5時と明確に書かれているわけではない。作者は時間について、詳細を書いていない。これもずるい)

雇い主の発見がもっとあと、あるいは翌朝などということなら、もっとおかしいことになる。なぜなら美雪はとっくに自首して、事件は発覚しているから。
したがって、美雪の自首と雇い主の通報は短時間のあいだということになる。冒頭の事件発覚の経過を読むと、どう考えても通報が先で自首がそのあとということになる。
「通報を受けた地元の警察は殺気立った」つまりこの時点で美雪は自首していないということ。
「容疑者はすぐに見つかった」「田村美雪という女性が自首したのだ」。
美雪が部屋を出た時刻、自首した時刻、雇い主が電話した時刻、部屋を訪れた時刻、通報した時刻、これらがまったくあいまい。時間経過を書け、と言いたい。
このへんも実にいいかげん。

そして最大のアンフェアが、仮谷とAとの対談の部分。
この二人の関係がわかってみると、ここの文章はミステリーとしてアンフェアなのだが、そういうことに出版社は気づかなかったのか。
この手記は最終的に美雪に読ませることになっている。とすれば仮谷とAの関係をきちんと書かなければならない。
そこをあえて隠すのは、読者をだますためだけが目的になっている。

そもそもこの手記は誰に向けて書いているのかも不明。仮谷は手記の中で「本書は・・」という表現をしているが、これは書籍として出版されなければ使わない言い方だろう。
出版されてもいない手記を「本書」とよぶ不自然さ。結局は美雪に読ませてるだけ。
しかもAとの関係を最初は隠している。Aとの関係を美雪に伝えた状態で手記を送っているのだから、隠す必要は一切ない。

ミステリとして読まなければ我慢できるということか。
目には目をAmazon書評・レビュー:目には目をより
4041133807

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