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ロブスター
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ロブスターの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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| 篠田節子『ロブスター』読了。 これは、著者の守備範囲ではあるが、決した作品が多いわけではないSFジャンルに属する。 それも、近未来ディストピアSFである。 舞台はオーストラリアの砂漠の中で、鉱山から捨てられたボタ山に希土類が含まれていることが分かり、それを再度掘り出すプラントが稼働している。 そのプラントにアメリカ出身の博士が幽閉されており、妻は彼の帰還を望んでいるということで、日本人女性の駆け出しジャーナリストが連れ帰ることを任務としてプラントに潜入する。 温暖化が加速し、気温は60℃の世界である。 日本は没落して久しい。 幽閉されているはずの、プラントのオペレーターたちは、なぜか変わり者ばかりだが、ここが居心地よく、自分の意志でここにとどまっている。博士もしかり。 そして、砂漠で蛇を釣って、それを餌にしてサソリを釣る。そのサソリを焼いて食べるのだ。 味がロブスターに似ているという。 まあ、そんな未来のディストピアが描かれているのだが、篠田節子らしい描写力で迫ってくるところが、本作の読みどころ。 ただ、トランプを彷彿させるアメリカの福音主義の大統領は任期が1期だけで終わったとされている。トランプ再選前に出版されているのだから、そう思ったのも無理はないのだけれど、そこだけはちょっと「あれっ?」と感じてしまったw | ||||
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