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(短編集)
ブランケット・キャッツ
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ブランケット・キャッツの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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NHKのドラマになるというので早速読んでみたが、愛猫家の方たちなら読まないことをお薦めします。 散歩だと外へと連れ出され、ねずみを咥えてきたらそれを理由に嫌われ返品しようとしたり、犯罪者と遠出のドライブへとつき合わされ挙句の果てには化け猫みたいな扱いを受けている。 猫と一緒に居ることで本心を知り、やがては救われるという物語らしいが、ファンタジーとして楽しむならそれでいいと思います。 | ||||
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猫をレンタルする商売、という無神経な設定にまず違和感。 選りすぐりのずば抜けて賢い猫だから殺処分よりましな待遇を受けている、とのことだが勝手極まりない。 しかもレンタルを依頼する人間は問題を抱えた人間ばかり。 レンタル先で猫は案の定、人間のエゴで禁止されている食べ物を与えられたり、時に八つ当たりをされたりする。それなのに、結果オーライ(人間にとって)というオチ。 さらに、この作家の他の作品にも共通することだが、子供がいない夫婦や一人っ子家庭、離婚歴のある者やステップファミリーなどへの偏った価値観が毎度ひっかかる。この作家にとっては人間も猫も、しょせん作品のネタにすぎないだけなのだろうが。 子供や女性の話し言葉も、実際そんな話し方をする子供や女性はいないだろう、とそこかしこでむずがゆくなる。 一見、読む人によっては涙を誘うような彼の作品には、他人や生き物への温かい目線とは真逆のものが根底にあるのだなと、嫌な気持ちになる。作者は猫好きでもなければ人間好きでもないのだ。 この作品はドラマ化になるとのこと、映像化はこれらの問題をうまく解消した出来になるのかが気になるところだ。 | ||||
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ドラマになるということで読んでみましたが、愛猫家としては苦痛極まりない作品でした。 猫を2泊3日でレンタルする動物愛護的に かなり問題あるビジネスへの違和感から始まり レンタル猫をリードなしに散歩させたり 禁止されてるマグロを食べさせる描写に眉をひそめる 物語の各章でレンタルする人間は皆ロクでもなくて 人生に迷ったり、トラブルに見舞われてるけど 問題を先送りしながらモンモンと生きながら どこか他人や社会の被害者づらしつつ 問題解決力、決断力そして責任感の欠如してる人間しかない 著者にしたら「こういう時もあるよね」と やさしく困った人の背を押したいのカモ? しれないけど、欠落した各章の主人公のメンタルは 結局、自己中心的でまーったく肌に合わず どうしたら「読後ほんわかしました」 なんて感想をもてる人がいるのか理解不能な作品です。 NHKでのドラマ化ですので、設定はレンタルじゃなくて譲渡というのも 原作そのままじゃ動物愛護の団体からぜったいクレーム来るからの事でしょう。 各章に出るダメ客たちと主人公、西島秀俊と物語をどう展開させていくのか? ドラマ脚本化は試行錯誤することでしょう。 それにしても、動物モノはある一定の数字が取れるとは言え 重松清は今後気安く猫を題材に小説は書かないでほしいものです。 | ||||
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ネット上におすすめの猫小説として紹介されていたので購入しましたが、私の期待していたものとは違いました。 タイトルにキャットと入っていながら、猫が登場する必然性が全くありません。 この内容なら犬でも亀でもなんでもいいと思います。 また、肝心のストーリー構成や文章そのものが、まるで中学生が授業をサボるついでに書きなぐったような稚拙なもので、読んでいて退屈どころか不愉快になってしまいました。 直木賞作家ということで、そこまでひどくはないだろうと思って購入したのですが、まったくのお金の無駄でした。 夏への扉、ジェニィ、猫語の教科書と、そうそうたる名作の後にこれを読んでしまったのも悪かったと思いますが、こんな作家が賞を取れるだなんて、日本の文学界はひどい状況になっているんだなぁと悲しくなってしまいました。 | ||||
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うーん。これが新人作家のデビュー作であれば、上手い作家が現れたなあと感心するところだが、天下の重松清の作品だとすると、少々つらい。ああまたこんな話かと、途中で読むのをやめようとさえ思った。手抜きのルーティンワークのような作品は、もう結構です。数々の素晴らしい作品を持つ人だけに、残念です。気合いの入った作品を熱望します。 | ||||
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