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(短編集)
ブランケット・キャッツ
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ブランケット・キャッツの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.48pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全27件 21~27 2/2ページ
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うーん。これが新人作家のデビュー作であれば、上手い作家が現れたなあと感心するところだが、天下の重松清の作品だとすると、少々つらい。ああまたこんな話かと、途中で読むのをやめようとさえ思った。手抜きのルーティンワークのような作品は、もう結構です。数々の素晴らしい作品を持つ人だけに、残念です。気合いの入った作品を熱望します。 | ||||
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家族をテーマに創作を続ける重松氏が、「猫」という動物を介在させて改めて「家族」を見つめた7編の小説集。 人の人生に起こりうる、さまざまな試練。それらを乗り越えていくとき、「家族」の存在がいかにかけがえのないものなのか、物語は教えてくれます。2泊3日で飼われる「ブランケットキャッツ」も短い間とはいえ、「家族」としてともすれば後ろ向きになりそうな家族の背中をすっと押してくれるのです。 人間に忠実な「犬」ではなく、わがままのイメージの強い「猫」というところもいいですね。 | ||||
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2泊3日で毛布と共にレンタルされる猫たち、ブランケット・キャット。 貸し出された人々は、それぞれに重い悩みを抱えています。 たったの2泊3日で解決できるわけは無いけれど、少しだけ前に踏み出す7つの物語。 重松さん大好きの私の期待通りの物語でした。 年齢的なものもあると思いますが、『身代わりのブランケット・キャット』に号泣してしまいました。 asahi.com2003年3月〜9月までの連載。 | ||||
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子供のできない夫婦、ガン、いじめ、フリーター、 老人介護、リストラなど 猫を借りに来る人々は今の日本で大きく問題視されているような 悩みをそれぞれに抱えています。 猫との数日間によって「気づき」や「発見」を得る人たち。 あくまで猫は脇役だけど、 猫という存在が家庭にプラスされることによって、 家族は自分たちに欠けているものに気づく。 レンタル猫ちゃんたちは借り主に 「自分だけの心のブランケット」を教えてくれるのです。 猫ちゃんたちの毛布に値するようなものを私も見つけたい。 それを知ってる人こそが強くなれるような気がします。 | ||||
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7つの短編。 レンタルキャッツも7匹。 そんな猫目線から見た、様々な家族模様と、その橋渡しになっているレンタルキャッツの存在があるため、文章がヒジョーに『丸い』です。 『ゆるい感動』 しかし、「猫でなくても話が成立するんじゃないのか?」とフト思う。極端に言えば突然扉を開けたら『河童』がいた。 これでもストーリーはせいする。 もし、若干ネタばれだが『猫の行く末』について、現実を見つめるのであれば、『ドリームボックス』という本の方がどれだけの感動と生き物から受ける『生とは』について考えさせられるかと。 猫好きだけに、タイトルだけで買ってしまった。 良くもあり、そうでなくもあり。 | ||||
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猫を借りる人は様々。 その理由も様々。 だけど、猫を借りることで、何かを変えようと 必死になっている。 夫婦や親子、 その絆を猫の姿を通して、我々に見せてくれている。 重松さんらしく、 重かったり、切なかったり、哀しかったり・・・。 どれも楽しい、と言うことができない短編集でしたが、 でも、みんな楽しいばかりの毎日を送っているわけではないし、 こういう弱さというか、脆さなんかを みんな抱えているわけで。 その中で 先に何か光を見つけられると 人生ってそれだけでまた違ってくるんだ、 なんてことを思い起こさせてくれますね。 | ||||
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二泊三日のレンタル猫が、必ず必要なのは生まれながらに離した事がないどこにでもあるような毛布だから『ブランケット・キャッツ』。借り手の状況次第でレンタル猫は、いろんな経験をすることになる。7話の短編集。★子供のいない夫婦の絆を深めたり、不幸のどん底の女性の命を救ったり、鬱屈した家庭環境からいじめの加害者になってしまった男の気持ちを和ませたり、亡き飼い猫の身代わりをして縁をとりもったり、さびしい偏屈な年寄りの過去をかいま見せたり、逃亡して飼い猫になったり、リストラされてしまった崩壊寸前の家庭をくいとめたりと…。猫の眼を通してかいま見る人間の人生は、ちょっと複雑で欠けているものがある。けれども、ラストにはどこかでそれに気付きほんかわとさせられる作品に仕上がっていると思う。 | ||||
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