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脅迫者
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脅迫者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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過去に起きた自殺案件を掘り返していたら、 警察内部の人間と思われる人物に沖田刑事が尾行される事態に。 調べは進んでいくものの、内部の情報提供者となり得た人物は、情報提供直前に交通事故に遭う悲劇に見舞われ、大切なつながりが断たれてしまいます。。 と同時に、家庭の事情がひっかかり、いつもの鋭敏な捜査ができずにいる、西川刑事のことも読者としては気になって。。。 もう、なかなか本を読む手を止めることができません。 ほぼ一気読みでした。 プラス、終わりの方で、他のシリーズのメインメンバーがぞくぞくと出てきて、なんて豪華な巻なんだろうと思いました。 事件は一応決着。 なんだか含みのある終わり方でしたが、多分、これでよかったんだよね。 | ||||
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私の理解不足でしょうか? ピンときませんでした。 まず、犯人側の動機です。 これで殺人依頼? そして、刑事側の動きや懸念にも共感出来ませんでした。 上司指示に従う? ホントに、こうなる? といった感じです。 イマイチだと思いました。 | ||||
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西川と沖田両氏の刑事としての考え方や方法論の違いは、それぞれ曲げないのだけれど捜査の段階で双方を信頼協力していく姿が読者を心地よい気分にさせる。言いたいことを言い合いながらお互いを大切に思い、結局は好きなんだなあと、ひねくれた男の友情が、絶妙でこのシリーズは好きです。 | ||||
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二十年前の自殺と処理された案件に疑問を持ち再捜査する追跡捜査係の沖田と西川は当時の警察による隠蔽を推測する。なかなか真相にたどり着けない理由のひとつに家庭の事情がそうさせていると認識するが、他人には打ち明けられない。また、真相の向こうには大きな権力が働いていることも掴む。沖田と西川はお互いの家庭の事情をうちわけ、少しスッキリしたことで大きな賭けに出る。心の不安があると良い仕事はできないとつくづく考えさせられる。 | ||||
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殺人を依頼し、それが決行されても依頼者は何の罪にも問われることなく生き延びる。その実行者のみが代償を払うために獄に繋がられる。その一方、十数年前に、そして今日なっても隠蔽を図って暗躍する者たちもまた何の咎を問われることもなくのうのうと生きてゆく。 これって実話報道ならあり得そうですが、わざわざ数百円を支払って本を手にした読者にとって気分の悪くなる結末でした。カタルシスを得ることは出来ず、社会に対するより深い不満が積み上げられてしまう。 | ||||
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「追跡捜査係」シリーズは、結構好きなのだが、本作は書類があまり残っていない案件のため、西川さん活躍の場面が少なくちょっと物足りなかった。 あと、尾行されたり、情報提供者が危ない目にあったりするところは、あまりストーリー上のリアリティがない感じ。逆に、証人の家族とのやりとりは、実際にもこういうことがありそうで、面白かった。 | ||||
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追跡捜査係の沖田の頭にふと蘇った、20年前の記憶。 それは刑事になりたての頃、多摩川の河川敷で死体が発見された事件。 非番であったためか、新米刑事だったためか、何も知らされず、 聞いても誰も答えてくれないまま、早々に自殺と認定された。 疑念を抱えたまま過ぎ去った20年に、沖田は今、改めて向き合う。 現代は今更のように「隠蔽」や「改竄」「でっち上げ」の話に満ち 溢れているが、実は日本に限らず人間社会にはつきものの、必然的 行動なのかもしれない。 分かっていながら事を荒立てないのは日本人の美徳であるとも云う 人もいる。 しかし、そんな美徳と正義や真実との狭間に立って決然と立ち上がる 沖田には拍手を送りたくなる。 著者はその両極端を上手にコントロールし、見事に収斂させている。 | ||||
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んー、正直、ストーリーそのものが、いまひとつ面白くなかったです。 | ||||
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いつも通りのテンポでのストーリー展開 非常に楽しく読みました。 | ||||
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この著者、最近また一皮剝けたように感じられる。 アナザーフェイスの最新刊(そしてシリーズ最終巻)こそ設定のミスで??な出来だったが、その後の「零れた明日」(一之瀬拓真シリーズ)で本領を発揮、この「脅迫者」も大変すばらしい出来だと思う。 警視庁の警部補レベルの刑事が、ごく一部の同志(アナザーフェイスシリーズの大友とか、失踪課シリーズの高城とか、一之瀬拓真とかww)の協力だけを頼りに、与党の大物政治家や先輩刑事と対決し、幹部警察官が絡む20年前に隠蔽された殺人事件を探り出し、実行犯の逮捕→起訴にまで漕ぎ着ける というストーリー運びの上手には脱帽。 沖田、西川の私生活上の問題も上手くストーリーに取り込まれており、小説に潤いと幅を与えていると思う。 中には与党の大物政治家や警察中枢の幹部にま捜査ので手が及んでいないことを欠点というか不満に思う向きもあるかもしれないが、逆にそれがこの小説にリアリティを与えている。 凡百の警察小説の書き手の中には、読者のカタルシス(あるいは作者自身の鬱憤晴らし?)を優先して、首謀者である警察のトップや大物政治家の犯罪或いは犯罪への関与まで暴くというストーリーを展開する者もいるが、どれも同工異曲でしかもリアリティというか説得力が致命的に欠ける。中には小学生の作文かよ思うほど非現実的で、金返せと言いたくなるほど酷いものもある。 フィクションの世界で巨悪を暴くというカタルシスを求めるなら、それこそテレビの遠山の金さんとか暴れん坊将軍とか水戸のご老公とかの荒唐無稽な時代劇でも見てる方がまだマシだろう。 主人公の置かれた立場や権限という限界を踏まえ、リアリティを喪うことなくギリギリのところまで迫ってみせた佳作だと思う。 この画像を表示 | ||||
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