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シャーロック・ホームズの凱旋
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シャーロック・ホームズの凱旋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 1~20 1/3ページ
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読み出し少しもんもんとしましたが、やはりやはりの展開で。本当にこういう多次元なセカイがどこかに存在すると思う。 いつも楽しませてもらっています♥ | ||||
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シャーロック・ホームズの凱旋 Kindle版 森見登美彦 (著) 形式: Kindle版 - 感動した部分 四畳半から世界へ広がったこと。お話が完結していること。スッキリとしてしまったこと。 メタになる。1度は通るのか、そもそも怪談も、こじつけも、モヤモヤも得意だったすべてが統合されているところ。 - 強み 乙女と大学生と、四畳半と京都。メタ - 推薦する読者層とその理由 帰還ではなくて、凱旋。次回作に期待する人。 | ||||
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たくさん森見登美彦の本は読んできたが、この作品は、結論から言って時間の無駄。シャーロックホームズと、京都を合わせるのはいいアイデアだと最初は思った。だが、京都である必要はなかった。そして長い。読むのが苦痛になった森見作品は初めてである。延々と同じよう物事を繰り返している。原作のホームズに比べて普通の庶民的なホームズがスランプでワトソンのメンヘラ鬱彼氏みたいになっている。ネタバレになるのであまり多くは書かないが、最後の無理やり感もすごい。(急に訳知り風の女王など)これが綺麗に終わったという味方をできる人もいるようだが…… マルチバースが好きな人かワトソンファンなら少しはマシかもしれない。 森見登美彦の凱旋、成らず。非常に残念。 本当に時間の無駄です。最後の数ページ読めば終わるので。 | ||||
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ネタバレありの感想です。 行方不明事件の真相が森見登美彦お得意のメタ的構造なのはまあ良いのですが、メタの仕掛けがうまく生かされておらず夢オチ的な虚しさを感じてしまう展開でした。 主人公たちの生きる世界がフィクションであり、それを主人公自身が気づいてしまうという葛藤や複雑な構造が殆ど描かれておらず、膨らみ切ったミステリーを一気に回収する強引で単純な手法にとどまっていました。 夜は短しや四畳半のように、地の文が面白ければまだ楽しく読むことができたのですが、文体もストーリーも特に面白みがなく残念でした。 | ||||
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独特の世界観と文体でデビューして人気作家になった森見先生ですがあの文体と京都を舞台にしたわちゃわちゃした物語のスタイルを書き続けることに対して葛藤があったんだと思います ペンギンハイウェイを読んだ時「なんか春樹っぽくね?」とおもったのは僕だけでしょうか ずっとデビュー当時のスタイルを待ち望んでいるファンがいることと、作家、表現者として書かねばならないものの間での齟齬が大きくなってそれがタヌキの最終巻が出ない一番の理由ではないかと僕は思っています AIに小説を書かせることがすぐそこの未来に来ている昨今、かといって何か新しく面白いムーブメントが起きる気配もない今現在、なぜ熱帯では千夜一夜物語を土台にして小説とは物語とは何ぞやという大きな問題に取り組み、今作ではシャーロックホームズという古典娯楽小説の王道を題材に取り上げそして登場人物たちのいる場所を京都に設定するという無茶な試みをしているのか 多分物語というものそのものや自身の作家性をできるだけ鑑みて2024年に刊行される小説を小説家として真摯に物語と向き合った結果なんだと思う マルチバースやらなんやらのさらに先のもはや物語に未来なんてなく描く物語も残されていない2020年代で唯一残された最後の糸である古典小説を使い自分の武器である京都というものを題材に無理矢理小説を書き上げた生真面目すぎる作家の叫びが見えるのは考え過ぎだろうか この最前線から引かないことを決めた作家の戦いをわからないとかで片付けるのはもったいなさすぎる レイディオヘッドですら逃げたもはや誰が残っているかわからないその場所から森見先生は自分がその先を見せてやるから待ってろと言っているようにこの作品からは感じられる それでもなお娯楽小説の形をとろうとするその姿勢に感動すらしてしまうのですが | ||||
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**ジョン・H・ワトソンの悔恨** この小説はシャーロック・ホームズが主人公ではありません。ワトソンの物語であり、ワトソンの冒険です。考えてみれば、ホームズ物のほとんどはワトソンの一人称で書かれているのだから、実はホームズの物語はホームズが主人公ではないとも言えるのかもしれません。 複雑な設定でミステリーでもないし、SFでもないです。ほホームズ物の世界を力をかけて歪めて形を変えた感じです。同じような作品としてはホームズのクトゥルー物があります。あちらは物語が成立していますが、この本は物語よりも構成がポイントとなっています。 この本は「ビクトリア朝京都のワトソン」がロンドンのホームズを書いています(京都→ロンドン)が、創作世界のパラレルワールドは本来矛盾していると思います(我々の中でホームズがリアルを侵食しているのかもしれませんが)。そうであったとしても実はこの本は、ロンドン→(京都→ロンドン)ではないかと思います。ロンドンのワトソンが何故ビクトリア朝京都を書いたのかは本書に書かれています。ワトソンは創作の世界に消えたのでしょう。そんな気がします。 | ||||
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ヴィクトリア朝京都という世界でホームズ作品の登場人物が躍動する。途中からメタフィクションが入り混じり大団円へ と言う流れだけど、ホームズパロディとしても半端、メタ作品としても竹本健治の「匣の中の失楽」と比べると小説としても半端すぎてつまらなかった | ||||
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つまらない その一言に尽きる 有頂天家族に代表される、作者特有のコミカルさが無い 表紙からそのような内容だと期待されるにも関わらず それはこちらが一方的に期待したものなので、良いとしても、 舞台が京都である必要性を全く感じない むしろ違和感しかない さらに後半急にロンドンが出てきたり、 再度舞台が京都に戻ったり、 何が書きたいのか分からない | ||||
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私は、最近本を読むようになり、有名な作家さんの本を手に取っています。 多くの本は次のページを早く読みたいと思わせる作りになっていますが、この方が書く本は、有頂天〜もですが、何が伝えたいのかさっぱりわからない。グダグダと日記が続く感じ。 読書初心者にはレベルが高すぎますね。もうこの作家の本を手に取ることはないです。 | ||||
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ホームズが好きで、森見登美彦氏の作品はあまり触れてこなかったので、なおさらかなぁと思いますが、読んでいて違和感が拭えず、ずーっと「これは、こういうことだから」と自分に言い聞かせながら読むのが、ちょっとストレスでした。 「ヴィクトリア朝京都」「寺町通り221B」など、そういうもの、と受け入れて読むにもだんだんとしんどくなってくるというか… 京都の街や嵐山の竹林の雰囲気はとても素敵な描写で、それに助けられてなんとか読めたかな、と思います。 途中、ロンドンに舞台が移りようやく馴染んだ雰囲気になったなぁと思ったのも束の間…という感じで、飲み込むのに時間がかかるなぁという印象でした。 読み終えてから表紙をみると、なるほど、と思えて、装丁の妙には感心しました。 結局、狐につままれた感覚を抱きながら読んでいたので、幻想奇譚小説という意味ではよくできているのかもしれません。 ホームズとワトソンの軽快なやりとりや事件解決を見たい人には物足りないかな、と思います。 | ||||
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作者の方をよくご存知の方であれば、読まずとも薄々勘づくとは思いますが、架空の世界を舞台とし、ホームズと因縁のある人物を異なる関係性で登場させたファンタジー小説となっています。 しかし、探偵小説では無いからと言って読まないのは非常に勿体ない作品だと感じます。 パラレルワールドである事を上手く利用した小説となっていて、後半は怒涛の展開でページをめくる手が止まりませんでした。 原作や映画を知る方こそ、手に取って欲しい作品です。 そして読み終わったあなたはこう感じるでしょう。 これは「ジョン・ワトソンの凱旋」でもあると。 | ||||
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表紙の良かったですこと。 | ||||
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シャーロックの名前に惹かれて読み出したら、ファンタジー小説で自分には合いませんでした | ||||
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(a) この本の舞台は「ヴィクトリア朝京都」という不思議な設定。その舞台に、シャーロックホームズ、ワトソン、ハドソン婦人、モリアーティ教授などなどお馴染みの人物が登場します。 (b) しかし、登場人物の人物像や置かれた境遇は原作とは大きく異なります(特にホームズとモリアーティは、原作とはかなり異なるキャラクター)。つまり本作品は、シャーロックホームズの続編的な物語では全然なくて、ホームズ作品を下敷きに全く異なる世界観や物語を紡いでいます。 (c) 読んでいると、夢幻的とさえ思える世界観に引き入れられて、不思議な読書体験があります。ユニークで唯一無二の「森見登美彦ワールド」が体験できる本です。 (d) 比較的小さな文字でびっしりと書かれた体裁で約450ページ。5章から成るこの物語を、私は毎夜1章ずつ読みましたが、読み終えたときに「物語世界から帰ってきた」という感慨を持ちました。没入して楽しめる本です。 (e) 最初は少し物語に入り込むのに慣れが必要かもしれませんが、私の場合、「第二章 アイリーン・アドラーの挑戦」でアドラーの魅力を楽しみ、「第三章 レイチェル・マスグレーヴの失踪」で「こんな展開!」と驚き、そのあとはどんどん惹きこまれていきました。(反面、独特の本なので、人によって好き嫌いがあるかもしれませんが・・・・) (f) 唯一無二の貴重な世界観の本。読書の愉しみが感じられるステキな本です。お薦めします。 PS)なお、本書は、1章1章が完結しているような趣きがあるストーリーなので、「毎夜1話ずつ」の読み方をお勧めします。 | ||||
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本作は森見さんらしからぬ落ち着いた文章で構成され、コナンドイル原作のシャーロックホームズの雰囲気を忠実に再現しているなという印象だった。 個人的には舞台を京都にしたことの説明をもっと驚かせるかたちで説明して欲しかった。 終始森見節が抑えられていて地名を京都にしただけのシャーロックホームズという感じだったが、唯一「ドン底に落ちた人間に正論なんて通じる訳ないだろ!」と熱弁するところには森見さんの矜持のようなものを感じた。 ただ、シャーロックホームズなのに推理をする場面がほとんど登場せず、結局物語の謎が魔法によって全てが説明されてしまったのにはガッカリしてしまった。 原作をリスペクトするのならホームズの魔法を覆してしまう徹底的な推理を期待していた。 | ||||
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シャーロック・ホームズが好きなので、パロディのひとつだと思い、読んでみました。うーん、ホームズが好きで、60作の登場人物、名台詞だいたい分かるというファン(シャーロッキアンとまでは言いませんが)なら、一応最後まで読み通せると思いますが、ホームズに詳しくない人だと、ストーリーのだらだら過ぎに、途中で挫折するのでは。 一説に「ミステリー」「SF」「ファンタジー」のファンはある程度重なるそうですが、いちばん厳密に論理性が必要とされるのがミステリー、SFは科学的でない科学でごまかせる(あり得ないタイムマシンとか、ワープとか)、でもって魔法を使えばすべてアリなのがファンタジー。この作者はファンタジー作家だそうで、これはファンタジー。ミステリーを愛するホームズファンにはお薦めしません。 | ||||
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正直言うと今作品は肌に合いませんでした。 シャーロック・ホームズという題材にワクワクしたし、ヴィクトリア朝京都という舞台に心躍らせて読んだのですが、どっちもその意味がどれだけあったかな?という感じです。 ・人物のスランプの様子は著者自身の苦悩にしか見えませんし、そのおかげでずっとどこかパッとしませんでした。辛気臭さすらありました。 ・5章に入る時にはワクワクしましたが、他作品を匂わせるようなネタで少し飽きてしまいました。その作品でのネタはとても驚いたのですが。この章は原作ありきじゃないですかね。 ・人物名と京都の舞台名とロンドンの舞台名がごっちゃごちゃで訳が分からなくなりました。これだったら全部メロスみたいに日本名にしてしまった方がわかりやすかったです。 やはり元ネタを少し勉強した方が良かったなと思いました。映像にすると面白そうな予感もありますが。もうちょっとカタルシスが欲しかったですね。 | ||||
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ホームズものを愛読して来たファンには、この作品でワトソンが独白する隔靴掻痒のホームズに対する愛憎が、何とも微笑ましく感じるはずです。過去の作品の登場人物へのオマージュが、ぶっちゃけたワトソンの独白をバランス良く彩ってます。ドイルではない他の作者の色々なホームズものがありますが、本作品は科学に基づいたロジックではなく、ファンタジーとエモーションに彩られた従来のホームズものとは異色の作品です。是非手に取って頂き、ワトソンの悶々を一緒に感じてあげて下さい。オススメです! | ||||
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友人に薦められて読みました。京都とホームズを掛け合わせるなんて、京都を知る作者だからこそ出来た。と、思いました。シャーロッキアンならずとも、一読の価値がある。と、思います。 | ||||
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好きな作家、面白いだろうと思って読み始めた。しばらく仕事の事が気がかりで進まなかった。それが終わったから読んでみた。驚くほどの超大作、ワトソンといっしょに目まぐるしく変わる冒険に振り回された。いっしょに疲れ切り、いっしょに笑い、いっしょに泣いた。 楽しい時間をありがとう。 | ||||
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