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ファラオの密室



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ファラオの密室の評価: 3.65/5点 レビュー 72件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.65pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全45件 1~20 1/3ページ
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No.45:
(4pt)

欠けた心臓を盗んだ犯人とその理由は?

古代エジプト版のミステリー・推理小説。
聞きなれない人名が多いけど登場人物紹介ページがあるので誰だっけ?にはならずに済みました。エジプトの死生観、宗教の思想が知れて面白かった。
ファラオの密室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:ファラオの密室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.44:
(4pt)

ファラ王が好きな方に。

チラッと感じた違和感が、最後に伏線回収。
当時のエジプトの人々の宗教感が学べばました。
ファラオの密室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:ファラオの密室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.43:
(4pt)

斬新な設定!

古代エジプトの知識はなくても存分に楽しめた。斬新な設定でとても新鮮だった。
ファラオの密室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:ファラオの密室 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)より
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No.42:
(4pt)

「ムー」なロー・ファンタジー

巻末まで充分に楽しめる「ムー」な作品。キャラクタの描写は抜群に上手いが、なろう系であればありがちな知ったか全部載せで、話の筋や内容はデタラメ、考古学的にはウソ八百、推理小説としてもボツネタで見どころはなく、ミステリーとしてオススメはできない

純粋に、ミステリー風のロー・ファンタジーとして楽しんで欲しい、その意味でなら引き込まれる

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例えば、クフ王のピラミッドがつくられた古王国とはちがい、アクエンアテンやツタンカーメンの新王国の初期(第18王朝)は、王たちの肉体はいわゆる「王家の谷」に埋葬されるようになり、舞台となるようなピラミッドが存在しない

ピラミッドに代わり葬祭神殿がつくられ民衆が参加する「祭り」に変わっていったからだ、当然のことだが、ピラミッド建設で働く奴隷などいなかった

なぜなら、この時代の奴隷は戦争奴隷だからだ、滅ぼされた王国の上流階級で、その多くは「王侯貴族、あるいはカナン人(※1) 」で占められていた

さらに、ファラオだけでなく魂の復活を民衆も信じた時代なので、その精神性(例えるなら地獄に落ちる感覚)から、民衆に「人身売買」は行えなかった

つまり、商人の娘が親から捨てられピラミッド建設で働くなどありえない時代だったといえる

白い肌に青い目だった奴隷カリは、エジプトであれば時代がことなり1,000年以上前を生きた女性である、探偵役を果たすことも登場することも決してない

最後に、ピラミッドに通気孔があった事実がない、(クフ王の)大ピラミッドの「王の間」と「女王の間」のみ、それぞれ南北に20cm角ほどの「通気孔」と呼ばれる細い斜坑はあるが、途中は銅製の杭と石板で塞がれており、完成時には外部から化粧石で覆われていたとされる

いわゆる、ピラミッドミステリーにありがちなボツネタのひとつである

あえて日本でいえば、卑弥呼が江戸時代に西郷隆盛と地下迷宮で出会うような、時代考証を無視してエジプト2,000年の民たちの生活を同時期として描いたデタラメな構成だった、としかいえない

したがって、キャラクタの描写が抜群に上手く、なろう系であればありがちな知ったか全部載せで、ジュブナイル向けとすれば面白いのだが、視野を変えると民族性のセンシティブな部分に土足で踏み込んでいて国際的に好評を得ることは考えられないこともあって、ミステリー風のロー・ファンタジーとして楽しむ作品なのだろう

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※1:ここでのカナン人とは蔑称であって、王命による簒奪者、いわゆる「おかかえ商人」のこと、聖書に登場し約束の地を与えられたカナンの地の人びと、少なくとも後の時代でいう市井の商人たちのことではない、エジプト以北の商人とは「狩られる側でなく狩る側」であって実態は「軍隊」に近い存在だった
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No.41:
(4pt)

プレゼント用なので

感想がもらえてないけど返されないからまあそれなりに気に入ってもらえたと思います。
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No.40:
(5pt)

古代エジプトを舞台にした傑作

古代エジプトに興味がある人にはおすすめ。ある程度の予備知識は必要なので、古代エジプトに全く興味無い人には受け入れがたい。
一応いわゆる密室ものの形をなしているが、死者が生き返ったりしている時点で「何でもあり」なんで、あまり読者が現実世界の常識で推理するような要素はあまり無い。
最後の展開はとにかく泣ける。
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No.39:
(4pt)

古代エジプトの世界

世界観が良かったですね。当時ならそのようだったのかと思います。
カリの奴隷生活編はきつかったな。
スピンアウトしてその後のカリの物語もできるような気がします。
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No.38:
(4pt)

欲しい本

Amazonプライムに入ってので送料無料で凄くお得感ありました。
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No.37:
(5pt)

秀逸な舞台設定と、先を読ませる展開はエンタメ性抜群

舞台設定が好みで、以前から気になっており、購入。
推理物はある程度読んで来たが、古代エジプト舞台というものは読んだことがなく設定が非常に斬新で心惹かれた。

冒頭冥界のシーンが秀逸。審判のシーンも、マアト神の容姿が鮮明に描写されていて、後のエンタメ性をこれでもか!と引き上げる大きな役割を担っている。

序盤は読みにくい文章も若干あるが、中盤にかけて大人版ライトノベルといった感じになるので文章に苦慮することはない。(だが、文章に数か所意味が取りづらいところがあり、今後改善されたい)キャラクターも取っつきやすく、電撃文庫系キャラ造形を彷彿とさせるところがある。
文体や出来事もさらりとしており、ともすれば中国史など重厚な読み口が好みの読者には、薄口に感じる恐れもあり。

太陽の描写や、死に戻り設定(周囲の受け入れ方)、どこかふわふわとした非現実的要素には若干ミステリとしては?と思ったが、それが今舞台の持ち味であって、エキゾチックな部分ということで納得。

トリックに関しては、良くも悪くもかなりわかりやすい。石運び部分を含め自分で解けてしまった謎もあったので、マニアの方は全謎解明が可能な作品として頑張ってほしい。

キャラクターは取っつきやすいが、魅力が深まっていく部分があまりなく、成長していくキャラクターが少ない(ように感じる)部分が気になる。人物造形をテンプレートな性格ではなく、奥深く調整出来れば、もっと深みが出るのではないかと感じた。紋切型ではないキャラクターを、好きにならせて欲しい。
文体のせいか起こる出来事もそれなりに大きいはずが、心の底から絶望や希望を感じることがなく、心理に迫った文章であればもっとハラハラ出来たかと惜しい気持ち。

意外性という部分をかなり大事にしているようで、序盤にも中盤にも終盤にも驚きを散りばめられ、非常にサービス精神が旺盛。
ただ、終盤シーン最後のセティについての謎の必要性は、甚だ疑問。信じて来たもののちゃぶ台返しにもなってしまい、エピローグまでであれば、文句ない★5をつけたい。

以前話題になったこのミス賞作品は、印象として相当退屈だったので、エンターテイメント性に振り切った今作品は、よくぞ見つけてくれたと出版社に御礼を言いたい。好みもあるが、字数があるのに1~2日で読み切ってしまえるテンポの良さは昨今貴重。次作が出れば購入候補に上がる作家の一人となった。
娯楽溢れる現状、映画やアニメ、動画や配信よりもこの本を先に読もうと強く思える1冊。

欲張るとすれば、舞台設定の所為か、机上の空論と感じるようなリアリティに掛ける部分がある。
読者が現実世界に立ち帰る際に持って帰れるものが、もう少しあれば屈指の名作になったと考える。
単なる歴史的知識ではなく、「魂(バー)」や「生命力(カー)」の真髄を備え、三次元世界でエネルギーとなる元(お土産)があれば、僭越ながら巨匠と呼ばれる作家になれるだろうと感じた。

次作品もぜひこのレベルを維持、それ以上の作品を読ませていただきたいと願う。
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No.36:
(5pt)

神とミステリ

神々の国で当然のように復活があり、何でもありの世界のようで神話に基づく制約の中で起きる歴史的事件とミステリ。
非常にバランス良く構成されたミステリでした。
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No.35:
(5pt)

日本では多くは触れられない舞台

まず、古代エジプトでもオーソドックスな多神教ではなく、唯一神を崇め奉ろうとする時代の節目に翻弄されていく設定が大変新鮮である。

また、登場人物の中には奴隷という立場で主人公たちに協力する少女がいる。彼女はエジプト人ではないため、現代の私たちと似た疑問をもっている。これがまた本書を進めていく上で大事な視点であると感じた。
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No.34:
(5pt)

古代エジプトの壮大なパノラマが広がっていく。

異色のミステリ。
その斬新な切り口にアッパレ。
約3400年前の古代エジプト、新王国時代が舞台。
太陽神アテンだけを崇拝したファラオ。
その神官が主人公。
真相とは。
そしてドッキリの真実とは。
古代の死生観を垣間見る珠玉の物語。
読後の吉村作治氏の解説も素晴らしい。
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No.33:
(4pt)

時代の選び方が新鮮

古代エジプトを舞台としています。これが新鮮。
江戸時代を舞台とした時代小説は多くありますが、飽きてきた時のお口直し。

時代考証も一応されてはいますが、何しろミイラが蘇ることで始まるので、
込み入った描写はありません。ライトノベル風。異世界もの風とも言える。

多くの人が書かれているように、主人公の行動の動機がぶれていて、説得力がイマイチである。
細かいことは気にせず、読みやすさに身を任せるのがよろしいかと。

最後の謎解きの一部、主人公の嘘、についても、別になくても良かった。
逆に養父との関係に矛盾を感じてしまう。

総じて、楽しく読めました。
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No.32:
(5pt)

なるほどミステリー大賞受賞作だけの事はある

日本人作家によるエジプトを舞台にした本格ミステリー小説です。ピラミッドの崩落に巻き込まれて命を落とした主人公が冥界で死の審判を受けるが、心臓の一部に欠けがある為審判を受ける資格無しとされ、自分の心臓を探す為に現世に戻る事になる。但し猶予は3日間の厳しい期限が有る。ワクワクしながらストーリーにのめり込んでしまう程の面白い作品です。
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No.31:
(4pt)

選考委員には歴史風小説と歴史小説の違いの言葉遣いは明確にして欲しいところ

第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作、作者は東大出のエリートIT企業実業家、との話題作。Amazonレビュー数48、読書メーターの感想895あり、情報はあふれているため、紹介の必要のない作品。私からいいたいことは本書の内容ではなく巻末の選評に関する一つだけ。巻末の大賞選考委員の一人著名編集者兼評論家兼翻訳者でもある有名業界人大森望氏にして、選評で本書を「歴史小説」と書いてるところ。彼のような大物でさえ歴史風小説と歴史小説の見分けがつかないところに(あるいは区別はついていても用字に反映しないところに)、21世紀にもなってなんでいまだにこんななの、、、、、、と思わざるを得ません。選考委員や編集者、評論家といった人たちには歴史風小説と歴史小説の違いの言葉遣いは明確にして欲しいところです。内容は面白く読めました。☆の数も内容に対しての星数です。
【2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】ファラオの密室 (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】ファラオの密室 (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.30:
(5pt)

一気に読み終えました。

エジプトで当時の様子を想像しながら読むことができ最高でした。
時代背景も想像できたので良かったです。
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No.29:
(5pt)

面白く読みやすい

登場人物の名前、しかも慣れない国の名前となると非常に覚えづらい時があるのだが、頻繁に人物紹介ページに戻ることなく読めたのはとても良かった。
内容も面白くどんどん読み進めてしまい、読み終える勿体無さをかんじた。
歴史物の背景もとても新鮮で最後の最後まで読み進めた
【2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】ファラオの密室 (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】ファラオの密室 (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.28:
(4pt)

エジプトやその時代背景に興味なくても読めますよ。

良かった良かった。
最後まで読んでよかった。(満足)
更に、解説文と同じ感想でよけいに嬉しかった!?
【2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】ファラオの密室 (『このミス』大賞シリーズ)Amazon書評・レビュー:【2024年・第22回『このミステリーがすごい!』大賞受賞作】ファラオの密室 (『このミス』大賞シリーズ)より
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No.27:
(4pt)

一気読み

飛んだ設定とストーリーで一気読みでした。令和の走れメロスです。
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No.26:
(4pt)

古代エジプトを舞台にた個性的な物語

(a) この本は、古代エジプトを舞台にした物語で、しかも神が登場したり、ミイラとなった死者がよみがえるというような独特の舞台設定で話が展開します。私は最初、このような世界観に驚きましたが、筆者の筆運びは達者であり、読み進めるほどに、違和感なく物語に引き入れられていきます。
(b) 独特の物語の舞台を設定し、主な登場人物は3人もおり、いくつもの謎を提示したりで、最初、私は「これだけ盛りだくさんの内容を展開して、物語が回収できるのか」と思いましたが、300ページ余りの本なのに、ちゃんと話が収まり、しかも読後感も良い本です。
(c) ただ、「密室」とか、「謎解き」、「推理」のような要素については、いまひとつと思われ、そのような期待を持って読まれる方にとっては、肩透かしの本かもしれません。「ミステリ」というよりも、話の展開を愉しむタイプの本です。ファンタジーノベル系の本と言っても良いかもしれません。
(d) とても良く書かれた本であり、他では読めない斬新な世界観とストーリーの本ですので、読む価値は十分にある本と思います。
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