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光のとこにいてね
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光のとこにいてねの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全69件 1~20 1/4ページ
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繊細な2人の女の子の人生がくるくる回りながら交差します。文章は読みやすく、次の展開が気になります。 個人的には…私にはない絶妙な控えめさをもつキャラクターが新鮮で、絶対に見ることのできないきれいな景色に憧れさえ抱きました。 | ||||
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短い時間だけれど誰よりも深く心を通わせる存在だった主人公たちの心情が鮮やかに描かれた物語だと思います。ただ終盤は風呂敷を大雑把に畳んでしまった感が拭えません。せっかく長く紡いできたプロセスなのに最後になんでそうなる?と思ってしまいました。 audibleで聴いたのですが、主人公2人の目線の切り替わりが分かりにくかったです。ほぼ同じトーンで読まれていたので混乱してしまいそうになりました。切り替わり時にもう少し間を取ってほしかったです。 | ||||
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前半は退屈で小刻みに読みました。串本編から読む速度が上がり、弟登場後は更に加速しました。ラストに向かうほど、ストーリーは常識から逸脱し、暴走列車のように突っ走ります。これ程不合理でリアリティのない結末も珍しいけど、そこに引きずり込まれて一瞬場面が脳裏に浮かびました。作者の勝ち。 | ||||
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果遠の生き様が、まっすぐ過ぎて、結珠を信じて疑わず、自分がどうなってでも結珠に尽くしてしまいそうな感じで、しかも人生の邪魔にならないようにどこかに行ってしまうのは、例えは悪いけど忠犬みたいで切なすぎました。すごく痛たまれなくなるよ。 | ||||
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正確には違う文章だったかもしれない。 でも、これがこの小説の主題だ。 二人の少女は大きな傷を抱えて生きて来ていた。 それは私よりも不幸な人生だったと思う。 だけど、私は、二人の抱きしめて来たお守りに何故か強烈に嫉妬してしまう。なんて、強い、なんて確かなお守りなんだろう。 どんな苦しみの時にも、そのお守りは暗闇で密かな光を放ち、崩れ落ちそうになる膝を支えてくれる。 それは普通の幸せとは表裏一体だ。優しい、信じられる夫が支えてくれるようになっても、自分の身体を通して生まれて来た子供を得ても、どこか半身を求めて完全には満たされない思いを抱えてしまう。 この愛はなんなのだろう。 性欲では無い、 友情でも無い、 もっと切実な物… これに勝てる愛なんてない。 だから、二人を愛する夫たちは 白旗を上げざるを得ない。 8歳の結珠と果遠が、 団地の公園で育んだ、どこか切実な叫びのような光にかなう輝きなんて、 絶対に与える事はできないから。 多分、この先もハッピーエンドはあり得ない。 ただ、この二人はハッピーになることより、手を繋ぎあって生きることを選ぶのだろうな、と思った。 新しい心を体験できた小説だった。 | ||||
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めちゃくちゃ面白かったです。 7才時のかのんちゃんに感情移入してはまってしまいました | ||||
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レビューの評価が高かったので期待して読み始めましたが、序盤の小学生時代に果遠の境遇に心が痛くなり、結珠の病的なまでの閉鎖的な性格に腹立たしさをおぼえるようになりました。串本での再開の場面では、その『怒り』も頂点に達し、イライラして読み進めるのがキツかったです。私には全く合いませんでした。 | ||||
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痛くて鮮烈で生々しくて。これは友達じゃない、愛、なのか?形容し難い希求性を持った何か。高校生の頃に好きだった女の子をずっと思い出していました。 | ||||
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こんな本気の友達なんて羨ましい。友達とは言わないものなんだろうか、相棒、分身…。やはり人生の醍醐味は人との出会いにあるなあ。 | ||||
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時間が流れて行く物語をあっという間に読み切りました。 不器用だけど、優しい人たちのストーリー。 一気に読んだので、もう一度、読み返します。 | ||||
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私は1番仲の良い友人に常々、友達って大事よね、と言われ、 本当に思う。 血の繋がりもない、一緒にいようという契約もない だけど平凡なことをたくさん一緒にしたいし、悩みを打ち明けたいし聞いてやりたい。 時にその関係は一生。簡単に切れそうで、だけどお互いに大切に思う気持ちさえあれば、血縁よりも契約よりも切れない関係、、、 この本は、そんな大切な関係があることを証明してくれる。 | ||||
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「光のとこにいてね」に込められた愛と人生が美しくてひたむきで心が痛くなった。 結珠から貰った全てを人生のお守りにしたカノンちゃんも、カノンちゃんの存在を心の奥底に秘めていた結珠も。 結珠に向けた最後の夫の言葉が良すぎる。 希望のような絶望のような、白い光が見えるようなラストシーンが美しかった。 | ||||
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ちょっと内容の割に長すぎるかも。長編少女漫画みたいな感じ。高校編くらいまでで十分だったなあ。 大人になってからは、二人がいつまでも自分たちの悲劇に酔っている感じがして、取り残される周囲の人々…特に水人や瀬々が気の毒に思えてしまった。 | ||||
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本書の、次巻へ続く、的な終わり方は賛否両論があると思う。 それもこの物語の魅力の一つ。 女性2人の関係が友情なのか、それとももっと深い絆なのか、読者自身の解釈に委ねられている。 感情豊かなキャラクターたちが織りなす、この複雑で美しい物語は心に残る。 | ||||
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主人公の女性2人は正反対の2人のはずなのに地の文のリズムや思想が作者の手癖でとても似ているので、どちらの独白なのかだんだんわからなくなる。またじっくりと言葉を重ねているのは情景描写ばかりで、登場人物一人一人何かしら問題を与えてはいるものの内的なリアリティーがない。記号化された意地悪なモブ、性の匂いが薄い男、物分りの良い幼児はBL出身者が多用しがちな3点セットなので経歴を読んで納得した。 | ||||
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迅速な対応ありがとうございました | ||||
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結珠と果遠は7才で出会う。会った瞬間に惹かれ合う。1度目の『光のとこにいてね』は、戻って来るからどこにも行かないで。の意味だった。再開したのは高校の入学式。果遠は家庭の事情から退学するが別れが辛いから2度目の『光のとこにいてね』はこっちに来ないでの意味だった。結珠を大切に思うがゆえの辛さ。幸せになって欲しいとの願いだ。 29歳で偶然再開する。お互いに家庭を持っているが幸せな日々だった。良かったね~。ふたりはソウルメイトだね。これからは安心だねと読者も幸せだったのに運命は再びふたりを裂こうとする。なんで!どうして! 別れの場面。3度目の『光のとこにいてね』は手紙。果遠が乗った電車を結珠は必死で車で追いかける。離れたくない。一緒に居たい。何か方法はあるはずだ。絶対に。方法は分らないけど車に飛び乗って追いかけた。思いがビンビン伝わってくる。 なんて綺麗で、切ない物語。このあと出会えたのかな。そうあって欲しいと祈りを込めて。 最後に香遠が結珠のお母さんに復讐する場面は痛快でした。声を出して笑いました。 | ||||
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2人の心理描写などが繊細に描かれているのですが、ストーリー展開に若干無理があり現実味がなさすぎました。特に最後の方は離婚理由や愛する子供を簡単に手放したりには??となりました。 | ||||
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読み進めてしばらくは面白いそうと感じたが、終盤に何故こうなる? 話の展開がはちゃめちゃ、突然弟が登場してからどんどんおかしくなる 最後は何故離婚なのかもわからない | ||||
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それぞれにダメな母親の、傷ついた娘同士が運命的に惹かれ合うお話。この作者さんのBL小説を読んだことがあり、以前からその繊細な文章が好きでした。和歌山県や三重県の海沿いをドライブ旅行したことがあるのですが、本作でも後半で描かれるその土地の描写では、相変わらず空気の湿度や空模様など雰囲気を描くのが上手な作家さんだなぁ、と感心しました。しかしとても期待していただけに、物語としては不完全燃焼…星4つとしました。 なぜなのか。女が主人公なのに、女性が魅力的でない、これに尽きると思います。あきらかに母親失格な母や祖母も深みがありませんし、のみならず主人公の女の子2人も、最後までいまいち共感できず読んでいて苦しかったです。周りの心優しい男性たちが魅力的だからかもしれません。彼女たちの弱さや身勝手さが、彼らに誠実でない気がしてジワジワといやーな感情が呼び起こされました。 以下、あらすじネタバレ含みます。 小学生の時に団地の階段下で出会い、すぐに仲良くなった2人の女の子。天真爛漫で野生児みたいなカノン、優等生で感情を抑圧したユズ。それぞれに歪な家庭で育つ彼女たちには、お互いの存在が本当に大切だった。 高校一年。カトリックの女子校と理想を押し付ける母のいる家庭との息が詰まるような生活の中で、また再会した2人は惹かれ合う。野生児だったカノンは自由で美しい少女に成長していた。主人公は母親からの一方的な期待に押しつぶされそうになっている。医者ではなく教師になりたい。家庭教師をしてくれた兄の同級生、藤野は頼りなさげに見えて、そんな主人公の気持ちを支えてくれる。 さらに十年後本州の南の端、潮岬に近い海辺の街で、2人が再び巡りあったとき、カノンは寂れたスナックのカウンターに立っていた。相変わらず美しかったけれど、彼女には夫がいた。夫は森の中の大樹のような物静かな人で、愛すべき娘もいた。主人公が母親と対決を決意した日、一緒に行って欲しいと願ったのは夫ではなくカノンだった…。 | ||||
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