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スモールワールズ
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スモールワールズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全72件 1~20 1/4ページ
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人物、展開が作り物っぽいです これの前に読んだ「砂嵐に星屑」は、いま思えばその点がかなり改善されてます | ||||
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短篇集『スモールワールズ』(一穂ミチ著、講談社文庫)に収められている『魔王の帰還』には、途轍もない女性が登場します。 鉄二の姉は、身長188cm、スニーカーのサイズ28cm、総合格闘技(地下プロレスだったかも)からスカウトされたことのある、岡山弁丸出しの27歳。名前は真央だが、あだ名は「魔王」。 その魔王がトラックドライバーを止め、突然、離婚すると出戻ってきたのです。 魔王のおかげで、高校2年だが、教師や同級生たちから遠巻きにされている鉄二は、なぜかクラスの中で浮いていて仲間がいない菜々子と言葉を交わす機会に恵まれます。 読み進めていくうちに、鉄二が教師や同級生たちから遠巻きにされている理由、菜々子がクラスの中で浮いている理由、そして、魔王が出戻ってきた理由が明らかになってきます。 読み終わった瞬間、本当に、久しぶりに、涙が滲んでしまいました。 これぞ、読書の醍醐味と言うべきでしょう。魔王に出会えた幸運に感謝! | ||||
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直木賞をとった直後に購入。 読んでみたが、主題も文章も合わなかった。 | ||||
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なんというか、正直、自分の身の周りでは起きて欲しくないことを扱った短編集です。 周りからは見えてこない家庭内の苦悩、葛藤が描かれています。多少エグい展開となっている分、現実感が弱まり読みやすくなっている感じです。 それぞれの話は独立していますが、ちらっと登場人物が被っていたりして、もしかしたらこの人は、と推測する楽しみもあります。あとづけ代わりの「スモールスパークス」の繋がりはみつけられませでしたが、、、。 不妊、家族の死、DV 等を扱っているので合う、合わないがあると思います。私も「パラソルでパラシュート」の印象がよかったので、本作を読んでみたのですが重く感じました。 | ||||
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コピーライターが書いたような文章でサクサクと読みやすい。しかし、誰かが死んだり、不治の病などで話を盛り上げようとする姑息な手口に興醒めた。漫画の原作にはちょうどいいんじゃないかな。 | ||||
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全編を通して、心の琴線に触れるような素晴らしい作品集でした。 是非「人間交差点」を描かれた弘兼憲史さんあたりにコミカライズしてもらいたいものです。 | ||||
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陳腐ではあるが全体的にはまあまあ面白い。 ガテン系の姉の話はキャラが立っていて面白かった。 しかし、過失致死を犯した男と被害者の妹が恋愛する話だけは、陳腐に描いてはいけないことを陳腐に描いていて、薄ら気持ち悪く、不快だった。 両者間に横たわるはずの問題を真摯に描く気が感じられず、矮小化して簡単に解決しようとしているのが「素敵な恋愛の前では人が死んだことなど大した問題ではない」と言っているかのように感じた。 加害者の描き方も、自分本位で軽率に暴力を振るう人間が抱える「共感性と思考力の低さ」という問題が軽視されている。 最初だけそのように描写しているが、すぐに消え去ってしまい、自分の犯した罪の大きさに怯える素直な少年のような描写になる。彼の書く手紙の文章は表面だけたどたどしさを装っているが、自分の状況をきちんと認知できていて、安易に過失致死を犯す人間が書く文には見えない。 一番気持ち悪いのは被害者遺族の会の下りで、「同じ被害者でも悲しむ権利に大小がある」と言われているかのようで不快だったと主人公が怒るシーンなのだが、このあとには死んだ兄はろくでもない人間だったし両親は既に他界しているという話が出てくる。そのような説明が何のために必要なのかと考えれば「同じ殺人ではあっても被害は小さいものである」と暗に言っているとしか思えない。であれば読者が感じるべきなのは作者のデリカシーの無さに対する怒りであろう。 現実の至る所にある深刻な問題を過小に描いた上で描かれる物語は、不快になるだけで感動することは出来ない。 他の短編も、描かれている問題を自分の身近に感じる人にとっては不快に映ったのかもしれない。 それを面白いと感じてしまったのは、私もこの作者と同じくらいデリカシーが無いからかもしれないと反省した。 | ||||
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短編集。どのエピソードも好き。数ページ読んで暗い本だなーとびっくりしたけど、もう最高でした。最後まで読み切るのがお勧め。 自分が今あんまり幸せを感じられないときに読むのがベストタイミングです。登場人物たちに心を沿わせて読めるから。そんなこと言ったら、けっこう誰でもベストタイミングになるんじゃないかな。 不妊、浮気、燃え尽き症候群、LGBT、家庭内暴力、育児ノイローゼ、冤罪。幸せな家族の裏側にある不幸な現実。ありふれたこと。今自分は幸せを感じられないことに悩んでいるけれど、どの人生を進んでも この感じはあるのね、と。 教師のエピソードは、とても切ない。 誰かのために己の時間体力金を犠牲にして頑張っているときに感じる充実感や恍惚感。自己実現感。気持ちいいんだよねー。相手が迷惑に感じてたなんて後から気づいた日にはもう、立ち直れないよね。 私だけじゃない。この手の体験した人。四十過ぎれば大勢いるでしょ。 | ||||
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面白い本でした。 | ||||
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魔王のお姉さん、シリーズ化してほしいです。 セリフの言い回しが、とても楽しく、還暦間近の私は、若い人と、話しているような気持ちになります。 初めての作家さんでしたが、もっと他の作品も読みたいと思っています。 | ||||
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魔王のお姉さんのインパクトが強烈で好感が持てました。 すごく魅力的でした。 刑務所の話が一番面白くて二人の心情に共感が持てました。ありえないと思いながらも結果がすごく自然。 特別な心理描写に心惹かれました。 | ||||
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思っていたより印象に残らなかった。 | ||||
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本屋大賞ノミネート作品。短編集だがバラエティに富む。抑えどころはあり、最低限楽しめる。 | ||||
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話題になっている本なので、読者の評価の「感動した」「泣ける 」という言葉に惹かれて手に取った。6つの短編、どれも劇的な展開や予想外のオチがある。胸を打つ 作品であるのは間違いない。でも気をつけないとかなり揺さぶられる。昨今流行りのほんわかした癒し系の作品でも、読者にエールを送る作品でもない。だからこそページが進むのだ。読者を時にうるうると泣かせ、時にスパッと小気味よく裏切り、「こんなこともあるのですよ、人生は」と、ほくそ笑んでいる作者が垣間見える。上手い人だ。 6話の「式日」の中に、昭和の人気女流作家、向田邦子さんが実名で登場したのには驚いた。美しい 作家だった。 私はタイムリー で向田さんの仕事ぶりを見ていた世代だ。向田さんへのオマージュとも批難とも取れる内容だが、向田邦子に心酔していた私なので あえて伝えるが、向田邦子さんは黒しか着ないわけでもなく、 殴る父親だけ書いていた作家でもない。向田邦子を知らない 読者に誤解がないように‥。 ともあれ このスモールワールズという作品は、夫婦、親子、兄弟、友人‥という当たり前の関係の中の“傷口”を、静かに、大胆に手当てしていく作品である。時に、“適量”を超えながら‥。 | ||||
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期待以上に面白かった。 タイトルから、生活の中のささやかな一場面を丁寧に描くような短編集かなと思ってたけれど(それはまあある意味そうなんだけど)、その中には人間の怖さや悲しさにヒリヒリしたりゾッとさせられたり、驚くようなプロット(話の仕掛け)があったり、実験的な文体もあったりして、読み飽きない。ちょっとドラマチック過ぎるかなと思うところもあるけれど、文章力とストーリーの面白さがそれを上回った。驚きました。 | ||||
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注文して 届くのは早かったが、本表紙に汚れあり 拭いても取れないシミになってる。新品を買ったのに凄く気分が悪い | ||||
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一穂 ミチの短編集です。 小品のどれもが秀作で引き出しの多さに驚きます。 秋の夜長におすすめの一冊です。 | ||||
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本購入 記載コメントでは 焼けあり とありましたが新品のようにキレイでした | ||||
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一穂ミチさんの本は初めて読みましたが、すごく面白かったです! どの話も面白い切り口で始まり、展開が楽しくなってきます。 どの話も最後は少しモヤッとした感じで終わってしまうのですが、イヤミスというわけではなく、書かれていない話の先を想像を巡らせてしまいます。 よくある短編小説だと、物語の世界に入り込む前に終わってしまいますが、本著は1話が割と長いので、その物語の正解にしっかり入り込むことができました。 一穂さんの他の小説も読んでみたくなりました。 | ||||
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6編の短編小説を収めた一冊。いずれの物語も人間の心の暗く汚れた部分にスポットを当てており、なかなか気持ちよく読み進めることができなかった。全て読み終わってもスッキリしない。 | ||||
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