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スモールワールズ
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スモールワールズの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 1~20 1/3ページ
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短篇集『スモールワールズ』(一穂ミチ著、講談社文庫)に収められている『魔王の帰還』には、途轍もない女性が登場します。 鉄二の姉は、身長188cm、スニーカーのサイズ28cm、総合格闘技(地下プロレスだったかも)からスカウトされたことのある、岡山弁丸出しの27歳。名前は真央だが、あだ名は「魔王」。 その魔王がトラックドライバーを止め、突然、離婚すると出戻ってきたのです。 魔王のおかげで、高校2年だが、教師や同級生たちから遠巻きにされている鉄二は、なぜかクラスの中で浮いていて仲間がいない菜々子と言葉を交わす機会に恵まれます。 読み進めていくうちに、鉄二が教師や同級生たちから遠巻きにされている理由、菜々子がクラスの中で浮いている理由、そして、魔王が出戻ってきた理由が明らかになってきます。 読み終わった瞬間、本当に、久しぶりに、涙が滲んでしまいました。 これぞ、読書の醍醐味と言うべきでしょう。魔王に出会えた幸運に感謝! | ||||
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なんというか、正直、自分の身の周りでは起きて欲しくないことを扱った短編集です。 周りからは見えてこない家庭内の苦悩、葛藤が描かれています。多少エグい展開となっている分、現実感が弱まり読みやすくなっている感じです。 それぞれの話は独立していますが、ちらっと登場人物が被っていたりして、もしかしたらこの人は、と推測する楽しみもあります。あとづけ代わりの「スモールスパークス」の繋がりはみつけられませでしたが、、、。 不妊、家族の死、DV 等を扱っているので合う、合わないがあると思います。私も「パラソルでパラシュート」の印象がよかったので、本作を読んでみたのですが重く感じました。 | ||||
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全編を通して、心の琴線に触れるような素晴らしい作品集でした。 是非「人間交差点」を描かれた弘兼憲史さんあたりにコミカライズしてもらいたいものです。 | ||||
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短編集。どのエピソードも好き。数ページ読んで暗い本だなーとびっくりしたけど、もう最高でした。最後まで読み切るのがお勧め。 自分が今あんまり幸せを感じられないときに読むのがベストタイミングです。登場人物たちに心を沿わせて読めるから。そんなこと言ったら、けっこう誰でもベストタイミングになるんじゃないかな。 不妊、浮気、燃え尽き症候群、LGBT、家庭内暴力、育児ノイローゼ、冤罪。幸せな家族の裏側にある不幸な現実。ありふれたこと。今自分は幸せを感じられないことに悩んでいるけれど、どの人生を進んでも この感じはあるのね、と。 教師のエピソードは、とても切ない。 誰かのために己の時間体力金を犠牲にして頑張っているときに感じる充実感や恍惚感。自己実現感。気持ちいいんだよねー。相手が迷惑に感じてたなんて後から気づいた日にはもう、立ち直れないよね。 私だけじゃない。この手の体験した人。四十過ぎれば大勢いるでしょ。 | ||||
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面白い本でした。 | ||||
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魔王のお姉さん、シリーズ化してほしいです。 セリフの言い回しが、とても楽しく、還暦間近の私は、若い人と、話しているような気持ちになります。 初めての作家さんでしたが、もっと他の作品も読みたいと思っています。 | ||||
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魔王のお姉さんのインパクトが強烈で好感が持てました。 すごく魅力的でした。 刑務所の話が一番面白くて二人の心情に共感が持てました。ありえないと思いながらも結果がすごく自然。 特別な心理描写に心惹かれました。 | ||||
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本屋大賞ノミネート作品。短編集だがバラエティに富む。抑えどころはあり、最低限楽しめる。 | ||||
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話題になっている本なので、読者の評価の「感動した」「泣ける 」という言葉に惹かれて手に取った。6つの短編、どれも劇的な展開や予想外のオチがある。胸を打つ 作品であるのは間違いない。でも気をつけないとかなり揺さぶられる。昨今流行りのほんわかした癒し系の作品でも、読者にエールを送る作品でもない。だからこそページが進むのだ。読者を時にうるうると泣かせ、時にスパッと小気味よく裏切り、「こんなこともあるのですよ、人生は」と、ほくそ笑んでいる作者が垣間見える。上手い人だ。 6話の「式日」の中に、昭和の人気女流作家、向田邦子さんが実名で登場したのには驚いた。美しい 作家だった。 私はタイムリー で向田さんの仕事ぶりを見ていた世代だ。向田さんへのオマージュとも批難とも取れる内容だが、向田邦子に心酔していた私なので あえて伝えるが、向田邦子さんは黒しか着ないわけでもなく、 殴る父親だけ書いていた作家でもない。向田邦子を知らない 読者に誤解がないように‥。 ともあれ このスモールワールズという作品は、夫婦、親子、兄弟、友人‥という当たり前の関係の中の“傷口”を、静かに、大胆に手当てしていく作品である。時に、“適量”を超えながら‥。 | ||||
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期待以上に面白かった。 タイトルから、生活の中のささやかな一場面を丁寧に描くような短編集かなと思ってたけれど(それはまあある意味そうなんだけど)、その中には人間の怖さや悲しさにヒリヒリしたりゾッとさせられたり、驚くようなプロット(話の仕掛け)があったり、実験的な文体もあったりして、読み飽きない。ちょっとドラマチック過ぎるかなと思うところもあるけれど、文章力とストーリーの面白さがそれを上回った。驚きました。 | ||||
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一穂 ミチの短編集です。 小品のどれもが秀作で引き出しの多さに驚きます。 秋の夜長におすすめの一冊です。 | ||||
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本購入 記載コメントでは 焼けあり とありましたが新品のようにキレイでした | ||||
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一穂ミチさんの本は初めて読みましたが、すごく面白かったです! どの話も面白い切り口で始まり、展開が楽しくなってきます。 どの話も最後は少しモヤッとした感じで終わってしまうのですが、イヤミスというわけではなく、書かれていない話の先を想像を巡らせてしまいます。 よくある短編小説だと、物語の世界に入り込む前に終わってしまいますが、本著は1話が割と長いので、その物語の正解にしっかり入り込むことができました。 一穂さんの他の小説も読んでみたくなりました。 | ||||
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短編でそれぞれにワールドがあって、題名そのまんまに楽しめました。 一番目の物語が一番気に入りました。星3.5といった印象でした。 | ||||
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当方にとって、一穂ミチさんの作品を手にとるのは初めてです。本屋大賞の上位にランクされていたことで読み通しました。直木賞候補作になっていたのも最近知りました。とにかくうまくまとまっています。 登場人物の背景や心情がどれも上手く描かれており、それぞれの風合いの違いを楽しみながら読了しました。 人の人生を追体験できるわけもなく、小説を読む醍醐味の一つとして、それを疑似体験できるところにあると思っています。それぞれの主人公は心に悲しみを秘めており、ままならぬ世の中の生き方にもがき苦しんでいました。勿論、その解消法や救いはあるのですが、読後感としては、重いものが心の中に滓として沈んでいくのを感じ取っていました。 一見、幸せそうに見えても、人々は心に深い悲しみを背負いながら生き抜いています。必ずしもハッピーエンドにはなっていく手、どこかに怖さすら存在させているストーリーが多いわけですが、未来は分からないという言葉が痛切に刺さりました。 素敵な書き手ですし、見事な短編の名手だと評価しています。自作もまた読むのを楽しみにしています。 | ||||
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短編小説で読みやすく、一つ一つのお話が面白い | ||||
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話題作ということで購入! 短編集が6個くらいあり、どれも50ページくらいですが、著作の世界観を楽しめ、すらっと読めます! 初めて、この著作の本を読みましたが、読んでいて、途中で、最後の展開が予想出来そうなものが多いですが、この短編集は、最後まで楽しませてもらいました! ただ、どの短編集も似ているところがあり、4つ目以降からは、なんとなく同じ文章を読んでいるような気分になり、残念でした・・・ この著作の入門書としてはおすすめです! | ||||
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全6話で構成されており、1話辺りは40〜50ページ程度です。 どの話もとても心が惹かれる話で、途中で読むのをやめられませんでした。 1話あたりのページ数が少ないので、読み切りやすく、とても良かったです。 | ||||
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初めての一穂ミチさん、素晴らしかった。いつの間にかどんどん引き込まれていく。強引さや違和感のない、優しい文章。読んでいくうちに明らかになる真実の重さ。このギャップがすごい。 | ||||
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全作品、面白かったけれど、特に「ピクニック」が素晴らしかったし、怖かった。 | ||||
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