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スモールワールズ



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【この小説が収録されている参考書籍】
スモールワールズ
スモールワールズ (講談社文庫)

スモールワールズの評価: 4.22/5点 レビュー 72件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(2pt)

犯罪を矮小化して描く恋愛は素敵ではない

陳腐ではあるが全体的にはまあまあ面白い。
ガテン系の姉の話はキャラが立っていて面白かった。
しかし、過失致死を犯した男と被害者の妹が恋愛する話だけは、陳腐に描いてはいけないことを陳腐に描いていて、薄ら気持ち悪く、不快だった。
両者間に横たわるはずの問題を真摯に描く気が感じられず、矮小化して簡単に解決しようとしているのが「素敵な恋愛の前では人が死んだことなど大した問題ではない」と言っているかのように感じた。

加害者の描き方も、自分本位で軽率に暴力を振るう人間が抱える「共感性と思考力の低さ」という問題が軽視されている。
最初だけそのように描写しているが、すぐに消え去ってしまい、自分の犯した罪の大きさに怯える素直な少年のような描写になる。彼の書く手紙の文章は表面だけたどたどしさを装っているが、自分の状況をきちんと認知できていて、安易に過失致死を犯す人間が書く文には見えない。

一番気持ち悪いのは被害者遺族の会の下りで、「同じ被害者でも悲しむ権利に大小がある」と言われているかのようで不快だったと主人公が怒るシーンなのだが、このあとには死んだ兄はろくでもない人間だったし両親は既に他界しているという話が出てくる。そのような説明が何のために必要なのかと考えれば「同じ殺人ではあっても被害は小さいものである」と暗に言っているとしか思えない。であれば読者が感じるべきなのは作者のデリカシーの無さに対する怒りであろう。

現実の至る所にある深刻な問題を過小に描いた上で描かれる物語は、不快になるだけで感動することは出来ない。
他の短編も、描かれている問題を自分の身近に感じる人にとっては不快に映ったのかもしれない。
それを面白いと感じてしまったのは、私もこの作者と同じくらいデリカシーが無いからかもしれないと反省した。
スモールワールズAmazon書評・レビュー:スモールワールズより
4065222699
No.6:
(1pt)

カバーに汚れがあり

注文して 届くのは早かったが、本表紙に汚れあり 拭いても取れないシミになってる。新品を買ったのに凄く気分が悪い
スモールワールズAmazon書評・レビュー:スモールワールズより
4065222699
No.5:
(2pt)

全て読み終わってもスッキリしない

6編の短編小説を収めた一冊。いずれの物語も人間の心の暗く汚れた部分にスポットを当てており、なかなか気持ちよく読み進めることができなかった。全て読み終わってもスッキリしない。
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4065222699
No.4:
(1pt)

好き嫌いが分かれる

端的に言って、自分には合いませんでした。久しぶりに途中(「花うた」まで)で読むのを諦めた本。

短編のどの話についても言えますが、物語の設定も展開もインパクト重視で独りよがりだし、人物の描写は雑だし、奇をてらった表現はホントに奇妙で…そんな意味不明な言い回しでドヤ顔されても…と感じました。
人によっては、設定や展開が絶妙だしスリリング、淡白な描写は読み進めるのに楽、今までに見たことのない文章表現が斬新で秀逸!…と感じる人もいるでしょう。

ただ、わたしには合いませんでしたし、わたし同様に合わないと感じる人は一定数いると思います。
スモールワールズAmazon書評・レビュー:スモールワールズより
4065222699
No.3:
(1pt)

本屋大賞ノミネートは信じられないです

2022年本屋大賞ノミネートなので購読しましたが、最初の短編から不快でした。
その後は流し読みで読みましたが、残念な小説です。このような小説が本屋大賞の上位になるので、本屋大賞への信頼がなくなるのだと思います。
2022年の本屋大賞受賞の『同志少女よ、敵を撃て』は本当に素晴らしい大傑作でしたので納得ですが。

『スモールワールズ』はタイトル通り矮小化された世界の身勝手な人間達の物語で、読者として響くものがありません。

購読した事を後悔しました。
文章も引き込まれる事なく、登場人物に魅力がありません。全ては他人事のような残念な短編集でした。

過度な期待で購読されると後悔する小説です。内容にリアリティーがありません。
具体的な漫画の作品名などが作品内に登場しますが、時代背景へのミステリーとしての伏線なのでしょうか。必然性を感じません。文章も読み辛いです。

本屋大賞ノミネートが信頼出来ない事を改めて思い知らされました。
スモールワールズAmazon書評・レビュー:スモールワールズより
4065222699
No.2:
(1pt)

嫌悪感が強い作品でした

人を選ぶ話だと思います。特に登場人物と同じような悩みを持つ方は、読むと傷付いてしまうかも。「他人に敬意のない登場人物たち」「Webコミックみたいな陳腐な衝撃展開」に嫌悪感を持たない方であれば楽しめるかもしれません。自分は嫌悪感が強く、二つ目の短編の最初の方で読むのを辞めました。

▼以下個人的な感想です。ネタバレあり
一つ目の短編「ネオンテトラ」ですが、登場人物たちの言動や展開が気持ち悪く感じました。登場人物たちは利己的で幼稚。展開は陳腐。「不妊・夫の浮気・虐待されてる少年・子供の性交・若者の死・ペットを殺す」…まるで衝撃をネタにしてアクセス数を稼ぐWebコミックのような展開でがっかりしてしまいました。

衝撃盛りまくりの展開に対し、人物の心情描写が薄いです。良い小説はありふれた生活の中にも豊かな人間観察があるものだと思いますが、この作品は真逆。小説としてあまり良い出来ではないと感じてしまいました。人物にも展開にも品がなく、読み進めるのが苦痛でした。
スモールワールズAmazon書評・レビュー:スモールワールズより
4065222699
No.1:
(1pt)

過剰な広告に騙されないように

どこかで見たことのある表現がいたるところに散見される。また、気の利いた言い回しをしたい部分の日本語が変だったり、月並みな文句の仰々しい羅列で、なんとも嫌な気分のまま読んだ。
過剰な広告で本屋大賞を狙うつまらない本が最近本当に多いですが、これもそのひとつだと思います。
本屋大賞系の本で残念な経験をしたことがある方にはおすすめしません。
スモールワールズAmazon書評・レビュー:スモールワールズより
4065222699

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