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異能機関



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【この小説が収録されている参考書籍】
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異能機関の評価: 3.81/5点 レビュー 16件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(2pt)

『アキラ』のパクりじゃん…

テツオの暴れっぷりや、キヨコ・タカシ・マサルの活躍のほうが、もっと爽快だったぞ!
異能機関 上Amazon書評・レビュー:異能機関 上より
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No.15:
(3pt)

下巻の終わりまでは最高に面白い

久しぶりにのめり込んで読みました。上下巻一気読み。

初めの警察の関係のシーンや下巻の警察署のシーンは過去のスティーブンキングに似たようなところがあったような気がするのですが、主役の少年のところは最高です。

ただ、下巻のラストが納得いきません。ハシゴを外されたような感じでとてもがっかりしています。

ネタバレあり。
多少の犠牲は出ても大半の子供が助からなければ何のために主人公が逃げ出したのかよくわかりません。死んだ子供たちも建物を飛ばせる力があるのなら逃げられたのでは。意外な結末にしたかっただけ、という感じがします。
また主人公の天才ぶりで助かったというにはエピソードが弱すぎる。

というわけで最後の最後で突然残念な本になりました。
異能機関 上Amazon書評・レビュー:異能機関 上より
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No.14:
(1pt)

ラスト以外ははちゃめちゃに面白いのに

久しぶりにのめり込んで読みました。上下巻一気読み。

初めの警察の関係のシーンや下巻の警察署のシーンは過去のスティーブンキングに似たようなところがあったような気がするのですが、主役の少年のところは最高です。

ただ、下巻のラストが納得いきません。ハシゴを外されたような感じでとてもがっかりしています。

ネタバレあり。
多少の犠牲は出ても大半の子供が助からなければ何のために主人公が逃げ出したのかよくわかりません。死んだ子供たちも建物を飛ばせる力があるのなら逃げられたのでは。意外な結末にしたかっただけ、という感じがします。
また主人公の天才ぶりで助かったというにはエピソードが弱すぎる。

というわけで最後の最後で突然残念な本になりました。
異能機関 下Amazon書評・レビュー:異能機関 下より
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No.13:
(5pt)

泣いた

子供の頃からキング愛読者で、様々な作品に琴線を揺さぶられてきたけど、この作品は(ストーリーは勿論のこと)キングの謝辞に更なる涙が止まらなかった

訳者の白石朗さん、いつも素晴らしい翻訳をありがとうございます
あなたが居てくれて本当に良かった
間違いなく、私の人生を豊かにしてくれたひとりです
異能機関 下Amazon書評・レビュー:異能機関 下より
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No.12:
(4pt)

やっぱり面白い。。。

久しぶりにスティーヴン・キングを読みました。

新作がとても面白い!

最近の作品をもっと読みたくなるニ冊です。
異能機関 上Amazon書評・レビュー:異能機関 上より
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No.11:
(5pt)

精緻な描写、恐るべし作家!! ネタバレあり、注意!!

キングは善と悪という一見、単純構造だが、キングの核心は自分の中や外に巣食うモンスターとの戦い。自分はキングがホラー作家と思ったことはない。映画「シャイニング」は名作ではあるが、小説の「シャイニング」を読めば、キングは自分の中に巣食う恐怖との戦いを続ける作家であ理、それが自分を引き付けてやまない。ルークの脱出劇は、いっきに読ませ、手に汗握り、その鼓動や、息遣い、痛み、怒り、悔しさ、その異常なまでに精緻な描写に引き摺り込まれ、自分もその暗い森にいるようだ。
流れ者の男の話から始まり(「呪われた街」の男と少年)、各々の子供たちの描写、だから、最後にコト切れる瞬間、....良かった、と思う瞬間、涙する。

ただ、キングの映像化は最近、ポリコレのせいか、白人女性なのに、わざわざ黒人女性に変えたりと、自分達も有色人種だが、余計なコトだと思う。
異能機関 下Amazon書評・レビュー:異能機関 下より
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No.10:
(5pt)

全く色褪せず

全巻読み、新刊が出れば、必ず買うのはキングだけです。キングは一貫して、日本で言えば、日本のアニメや漫画のエンタメ性や深さといった面白さがある唯一の作家だからです。気がつけば、夢中になって読み終わってしまう。少年の脱走劇も、リアルにその息遣いさえ、感じる描写、筆致。日本の小説家にこれほど夢中になれる作家が存在するだろうか。悪と善といった単純な構図も、キングはいつも困難や、内面や外に巣食う恐怖に打ち勝とうとする、戦い挑もうとする作家。ホラー作家と思ったことはない。あのシャイニングも父親の内面の不安、恐怖、焦燥、が作り上げたモンスター。つくづくキングは本当に物語を描くのが好きで、書き続け、小説を完結させるパワーの凄さは圧巻。そして、キングの翻訳者さんがすごくキングが好きで藤田さんの表紙の不穏な感じが良い。
最初に流れ者の男が『氷と炎の歌』で、ティリオン•ラニスターが好きだと。残念だが『氷と炎の歌』は自分も全巻読んだが、後半につれ、主要人物からどんどん離れ、これは未完だな、と思った。最初はドラマと同じ流れだったが、自分は『氷と炎』の小説では徐々に出番がなくなっていくアリア•スタークが好きなので、ドラマの完成度に満足でしたが。
これだけ多くの、しかも沢山の小説を完成させてきたキングという作家に改めて偉大さを感じる。
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No.9:
(4pt)

万人受け

上下巻合わせて約700ページという長編も、万人受けする鉄板設定と一気読みできるストーリー。すぐにでも映画化されそうな作品。
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No.8:
(4pt)

万人受け

上下巻合わせて約700ページという長編も、万人受けする鉄板設定と一気読みできるストーリー。すぐにでも映画化されそうな作品。
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No.7:
(3pt)

楽しく読みました・ネタバレあります

うん。王道。王道中の王道
勢いで久々にファイアスターター読み返したくもなった

組織としての在り方に、何が何でもやりたいならもうちょっとやりようあるんじゃね?と思わんでもないんだが
資質を見出された子どもを選抜して養成する前提と体裁くらい繕えそうなもんだろうに
時代に即した穏当な方法ってのが幾らでも取れる気がするんだがな
一番「カッケー」と思ったのは「あんたらはいま南部にいるんだからね」の辺り。何で一般家庭に3丁もおいてるんだよ。銃声聞こえて家に籠るんじゃなくて銃持って現場に駆け付けるって自警の精神は現在でも健在なんだろうか
楽しく読みました
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No.6:
(3pt)

楽しく読みました

ここ数作スキップしてたが、岡田斗司夫氏が「面白い」と仰ってたんで手を出してみた
読み手としての自分がいい歳になっちゃうと超能力モノはキツイかなー…って思いながらも、読み進んでる内にするっと入れた。てか、戻れた感じ
うん。王道。
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No.5:
(4pt)

格差社会と「トロッコ問題」と「走り出したら止まらない公共事業」

面白かったです。しかし、「アウトサイダー」「ドクタースリープ」「11/22/63」より面白かったかと問われると・・・
「格差社会」と走り出したら止まらない公共事業と「トロッコ問題」が妙な読後感を残しました。

いつもそうなのですが、今回はなぜか特に「実在のミュージシャン」「実在のアニメ・漫画キャラ」「実在の人物」が(良い意味で)色々引っかかりました。すぐにネットで調べて、「ああコイツかぁ・・・」と。そういう意味ではいい時代になったものです。
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No.4:
(5pt)

天才少年 VS 謎の国家機関"研究所"

主人公ルークは12歳の少年。TK(念動)能力を持っている。ある日、彼は”研究所”と呼ばれる謎の組織に拉致され、両親は惨殺される。政府の秘密機関と思われる”研究所”はルークのようなTKやTP(テレパシー)といった超能力を持つ子供たちを監禁し、ナチの人体実験のような処置を彼らに施して能力を増強して非合法の目的に使用していたのだ。ルークは研究所で知り合った子供たちとともに研究所を脱走しようとするのだが・・・。
こう書くといかにも『ファイアスターター』や『シャイニング』を連想させるキング得意の超能力少年少女ものかと思わせるが、本作の主人公ルークにはこれまでの作品とは違う特徴がある。
実は彼のTK能力は力も小さく、自分でコントロールもできないようなもので、彼自身にとってさえ大した意味を持たない。彼は弱冠12歳にして現在所属するエリート校ですら教えることがなくなるほどの知性を有し、文系・理系両方の最高学府へ同時に入学を予定されている天才少年なのだ。

”研究所”にとってはルークはTK能力の素材として消耗可能な”ピンク”にすぎず、制限を受けない知性が彼の脱走のカギとなるわけだ。

キング作品の愛読者なら著者の少年少女たちの友情の描き方の見事さはよくご存知でしょう。本作でもそのあたりは堪能できます。
冒頭ではかなり長く「ひどく運の悪い優秀な元警官」ティムの物語が描かれ、上巻ではルークの物語とは全く無関係に進行しますが、下巻でふたりが出会うことで新しい展開になるのが充分予想できるので気にはなりません。

ひとつだけ気になったのは”研究所”がかなり間抜けに感じられること。いくら「どうせ子供だ」とたかをくくっているとは言え、ルークの天才ぶりを認識しているなら彼の自由行動を放任しているのはどうなんだろう、ということですね。
上巻はある人物の協力を得てルークが脱走するまで。下巻はアクション主体になるはずなので楽しみ。
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No.3:
(4pt)

超能力少年少女たちの反撃が始まる

下巻はルークの脱走に気づいた”研究所”の追撃と、上巻の冒頭で描かれたティムたちの協力を得たルークが仲間たちの解放を求めて逆襲に転じるアクション編。研究所に残されたエイヴァリーたちも彼らなりに反撃を始め・・・・

キングの映画ファンぶりが存分に発揮されている。ルークの逃亡行は『北国の帝王』を思わせるし、警察署襲撃のくだりなど気分は往年の傑作西部劇『リオ・ブラボー』である。
「とても優秀だがひどく運の悪い男」ティムや「みなしごアニー」など、キング親父アレをやってるなと想像しながら読むと本当に楽しい。

一方で”研究所”サイドのアホさ加減(笑)も磨きがかかっている。施設内で所員の死体が発見されたのに点呼確認も行わず脱走者に何時間も先行を許すわ、警察署襲撃では機密情報の宝庫のはずの組織のトップや実験を主導した医者まで参加させて「みんなまとめて殺しちまえ!」と叫んで突入するわ・・・オマエら本当に情報秘匿と事後処理を常に考えなければならない秘密機関の人間か?と聞きたくなる(笑)。
そのへんでアタマを使わずに楽しむ、というのが正解でしょうね。

なお、『デッド・ゾーン』のファンの方は必読です。ラストで”あの能力”に関するキングの最終見解と言える考えが披露されています。
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No.2:
(5pt)

キング版、約束のネバーランド?

ルーク少年が脱出する際に自分の耳を切り取るシーンの描写が凄まじい。
約ネバでは、そこはあっさりと描かれていたけど、考えてみると、自分の耳を切り取るって大変な作業だよ。

スティーヴン・キングの未訳の長編はまだまだこれから。
Billy Summers
Later
Gwendy's Final Task
Fairy Tale
そして、来月(2023年8月)Hollyが出版される。
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No.1:
(4pt)

ラウンドアップキャンディシガレット、父さんみたいに一服しよう!

未開発の能力を持つ少年・少女らを隔離して潜在的な危険性を持つ薬物を投与し、その能力を実用に供する計画を持つ組織の存在、と聞くと、キング初期の大傑作『ファイアスターター』を思い出します。
 『ファイアスターター』では闇の組織を「店(ショップ)」と呼んでいましたが、本書ではストレートに「研究所」と呼ばれています。
 本書の原タイトルは『THE INSTITUTE』なので、日本語タイトルも本文中で使われているとおりストレートに『研究所』で良かったように思いますが、それだと味気ないと思ったのか、超能力が絡んでくるという意味をこめて『異能機関』とのタイトルにしたのでしょう。
 さて、本書、強制的に誘拐され「研究所」に監禁された少年らの待遇があまりにも酷いです。
 子どもたちが理不尽な酷い目に会うという描写は、これまでもキングのいくつかの作品でも見られましたが、本書では徹底的に子どもたちを追い詰めていきます。
 そして研究所で働く大人たちは徹底的に悪く描かれています。
 それだけに、耐えに耐えた後に自分たちを虐げてきた悪い大人たちを痛い目に会わせてやれ!と祈りながら読み進めることになります。
 読者はそこにカタルシスを期待するでしょう。
 ただ、本書、中盤以降「研究所」の存在に、ある大義があることが明らかになってきます。
 なぜ少年たちは誘拐され、何が目的で監禁されているのか。
 何が正義なのか。

 さて、映画でも小説でも「刑務所脱走もの」が好きな私にとって、本書最大のハラハラドキドキは、やはり主人公ルークの研究所からの大逃亡場面。
 上巻の後半から下巻前半部分にかけてじっくりと描かれるこの逃亡シーンでも、痛々しい場面が描かれ、キング、またしても徹底的に子どもを痛めつけます。
 しかし、ルーク逃亡の一助となったのが、永く続く組織にありがちな「あいまいさ、想像、思い込み」のはびこりである点、組織のあげるべき成果や組織の存続を考えるうえでとても大切なことです。
 本書カバーの絵はこのルーク逃亡の一場面ですが、藤田新策さんの装画をみるたび、キングの新作を読むワクワク感が沸きあがってきます。本書の中のこの場面を切り取ったのも良いですね。
異能機関 上Amazon書評・レビュー:異能機関 上より
4163917179

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