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(短編集)
花杖記
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花杖記の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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毛色の変わった処女作がここに収められているのは、不思議だが、他の9篇は、流石と思わせる創りである。謎めいたところや、現実離れした筋が、ここでは味を添えている、如何にも周五郎、と云える作品が多い。 | ||||
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GOOD | ||||
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武家もの中心とした短編集。表題作「花杖記」は藩主に諫言しようとして抹殺された父の無念を晴たすべく息子が真相を追及する物語。生前は厳格な父に反発していた息子与四郎の父に対する思いの変化が読みどころ。終始緊迫感あり表題作に相応しい一品。個人的に最も感動したのは「小指」です。おっとりとした性格の武家の一人息子平三郎が小間使の八重に求婚する物語。八重のいじらしさが涙を誘います。面白さでは「似而非物語」がお勧め。剣術の名人と生涯怠け者の老人が入れ替わるお話です。最後に収録されている「須磨寺附近」は著者が純文学を志していた頃の作品。人妻と青年の間の揺れ動く描写は新人の域を超えたものを感じました。 | ||||
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なかなか、面白くよみました。いい本です。 | ||||
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武家物作品9編と現代物1編の短編集だが、やはり、表題作品の花杖記が、一番面白い。 | ||||
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ここでは武家社会に生きづく武士道とそれを負って生きる人々を描いた作品を集めている。「武道無門」は、武士でありながらきわめて臆病な主人公がその臆病さ故に主君を救うはなしで昭和17年に発表された。当時の時代背景を考えると大胆な発想に驚く。「小指」は、婦道記シリーズにつながる作品で寓話的な味を持つ。似而非物語は、武士道を逆接して見せた面白さがある。「逃亡記」は武家社会に生きる姉妹の恋愛と姉妹の愛情をいかにも周五郎らしい設定で読ませる。一番楽しく読めた。最後の「須磨寺付近」は、大正15年に文藝春秋にて発表された著者22歳の文壇デビュー作。現代物で純文学指向の作品である。 | ||||
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